1) 仕事のプレッシャーで、体調不良になる
仕事自体に対する不安が大きすぎるワケですから、ここはまず「失敗して困るのは自分ぐらいで、失敗した後の会社の損害はそもそも人事の仕事なので、余計な事は考えなくてもいい」となる筈です。あるいはその仕事に抜擢した上司の責任になるのですから、心配しすぎは「あなたはいつから上司になったの?」という言葉で返してみましょう。
そもそもこういった事は「何でも上手に出来て当たり前」の評判が何らかの理由で必要になってる事が原因ですから、そこに着眼して過去を振り返ってみましょう
「なんであの時あんなに頑張ったのか、よく考えたらありゃ変だ」と思えれば、今の仕事のプレッシャーのそもそもの原因が解決する事があります。 |
2)対人関係で、自分だけが浮いてしまって疲れる
対人関係が一般的に良好なように見えますが、多かれ少なかれみんな「あーあ」とか言いながら外見を整えている事が大半です。逆説ですが、『自分だけ浮いている』との判断には「みんなすごくいい関係を築けている」との過剰な思い込みがあります。
その原因は「人と人はすごく密着して仲が良いといいのに」が無いと、考えられません。さて、本気でそう思っていますか?他人のいいところは「違う事を考えている」ところで、違ってこそ多様な関係が生まれます。つまり同じだったら大変です、そして違うということはギクシャクするって事で、そこを円滑にするために言葉があり論議があります。
「自分はこんな人間で、あなたとは違うのです」と言えたら『浮いてしまっている』とはいいませんからね。
この背景には、人の気持ちがわからない(実は不安から人の気持ちを「こうじゃないか、ああじゃないか」と詮索しすぎでワケがわからないだけ)ので、怖くて近づけない。という気持ちがあります。
考えられる一因は、家族の誰かに「きっとあーにきまってる」と(確かめていない)決め付けて拒絶している人物がいます。ここを起点に人の気持ちを考えるとどうしても冷静でいられなくなるのです。 |
3)出社拒否気味だ
ここには家族の投影が不可欠です。つまり「学校」「成績」「親が口を出す」の連想の延長があるからで、会社で上手く行かない事があると「これじゃ良い成績が上げられない」と不快になり、まるでやる気を失ってしまうのです。そもそも、「その仕事をして飯を食いたいのはあなたなのに」です。不思議ですね。
「自分は誰にも干渉されない自由な存在だ」と思えない理由を探してみましょう。
何やかにやと人生に口を出す人物との関係や、それとなく「こんな風に成功すると嬉しい」と囁いている人物がいるでしょう、この人物との関係を「もう大人=他人なんだから違うんだってば」と違う段階へ移行させなければなりません。 |
4)周りの人間が極端に意地悪く感じる
これは「周囲の誰々は私の事を悪く考えているにきまっている」的な余談が無いことには有り得ません。
ところが皮肉な事に「それじゃその周囲の人物を間接的にかばっている」のと同じなんです。
対象人物に問題があるのではなく「私に文句があるのだろう」と話をすり代えているのと同じですから。 ですからその人物を「あの人物は(私とは関係無く)嫌な奴なのだろう」と思えれば解消の方向を向けます。 コツは「なんであんな嫌な奴になったのかしら」とその人物の人生を振り返って考えて見ることです
(「嫌な奴」とは一概に悪評ではないと思ってください。誰にでもそこに至る過程があるんですから。)
つまり自分とその人物との関係を切り離して考えればいいワケで、関係性で見るから話がややこやしくなっているだけなんです。 |
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