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二子山部屋について詳しい訳ではありませんが、
元藤島(二子山)親方は、旧若乃花二子山親方から年寄株を高額で買い取るなど、「部屋の維持」につていは随分と苦労があるようで、実際(現在は貴乃花部屋)相撲部屋の維持は大変な苦労でしょう。
さて、貴乃花が兄弟である若乃花と両横綱であった時期から、二人には明快な違いがあります。藤島親方は憲子夫人と離婚し(その後憲子夫人はヘアヌード等で、マスコミを賑わします)彼の死をみとったのは愛人で、且つ仮面夫婦であったのは有名だそうで、実際二人の子供の兄若乃花は、藤島親方の兄二子山親方の子供という説もあり(今でも、現在花田勝治が、若乃花の後見人になっている事もありあながちゴシップとも言えないでしょう)、あろう事か貴乃花も藤島親方の実子ではないという説もあります。
肝心の兄若乃花は、アメフト挑戦など今は完全な日本テレビの色物芸人に堕落していますが、早々に相撲を捨てました。
その中で貴乃花は相撲部屋を一身に背負っているのが現状です。
実際、貴乃花はなにやら怪しげなオカルト系の気合の先生に従事した時期がありますが、それも上記の事情が「そこそこほんとう」ならわからない話でもないでしょう。
彼と二子山親方が、晩年上手くいっていなかったという話もあり、この話の登場人物を繋ぐのは『相撲』だけです。
さて(彼が実子だという前提でも)、「親子は基本的に他人」で、家族のコアが夫婦(他人)であるのと同じように、昔から「後継ぎ」とは家にとっての後継者の側面が強く(武士が子育てにおいて乳母を使ったのは15歳の元服時に立派な大人に育てるためで)、次男以降は(長男を盛り立てるために)早々に家を出るものです。
実際「同僚の死」や「友人の死」でも号泣する人はいるのであり、「号泣しない人は親友ではない」なんて見方は何処の世界にもありません。人の悲しみ方は様々で、実際「貴乃花の人生」はテレビ媒体を見るだけでそう簡単に語れるものではないでしょう。
◆ある意味
『この人の人生を語る』のが葬儀で、
号泣することでは無いでしょう
『この人の人生を語る』というものは、亡くなった人物の「その人物(個人の人生の深みを)をどれだけ尊重しているのか」にかかっているのであり、
尊重を悲しみ(悲しいのは自分であり「私事」です、葬儀は「公的」なものです、ですから「私事として密葬を希望する有名人もいます」)と感じる人
尊重を「その人物の人生を誇らしく語る」人もいるでしょう
殊更先代貴乃花は土俵の鬼と知られた人物です、
その彼の葬儀で泣く事と、彼が人生をかけた相撲部屋を継ぐこととは比較にならないような気がします。
で、貴乃花は大丈夫なのか?「彼の表情から無意識に何かあると感じないか?」と尋ねられたら、
「感じます」そりゃいろりろあるでしょう。 |