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Kagewari　精神分析相談事務所　 HP 　BLOG 　過去ログ 　有料メール相談　

「掲示板での相談、閲覧・有料メールカウンセリング」の過程では、自我の防衛反応による混乱（興奮）が現れます。精神分析的アプローチによる「自我構造（こころ）の揺れ」です。その点に同意の上入室してください。


838 返信 嫉妬について 冬 2007/11/08 14:34
私は境界例と診断され、現在はほぼ、症状は軽減しております。通院はしておりません。
私はかなり嫉妬深く、旦那が女性を見るたびに、激しい憎悪が沸いてきます。
そのために旦那と一緒にいることが苦痛で外出を楽しめません。

この嫉妬についての自己分析は
母親自身も自分の旦那に対して嫉妬深く（母親は分裂病だと思われます）私に対しても競争心（父に対して）があります。母親という役割を果たしてもらったというより、一人のライバルであったと思います。
母親は未熟で現在も少女のように父に依存しております。
私自身、６つ下の弟がいて、弟に対しての嫉妬心も抑圧していたように思います。
いい子でなくてはいけない、という観念があり、昔から母に代わり、世話をしていたと周囲からも聞き、自分も記憶はあります。
弟に対しても「よい姉」でいたい、とつよく願っています。

旦那は片親で強烈な母親依存があり、母親が第１優先で私は2番目といった感じです。（この母親は摂食障害など薬物依存があり）
母よりよい妻ではいけない、と私と母親を比べ、私が劣っていたら安心する、ようなそぶりがあります。しかし、旦那は母親が周囲より年老いており、それに対してコンプレックスがあり、綺麗な母親代わり、を求め、美人に執着し、恋焦がれるにも関わらず、自分の自信のなさから行動はおこさず、結局、自分の彼女に対しては不満ばかりある、といった恋愛を繰り返しています。

こういったことから、
「愛してくれない人に惹かれ、その人を振り向かせることに必死になる」
ことになりますが何度か繰り返しています。

母親に代わる美人を追い求める旦那に嫉妬して苦しい、状態になっています。
自分に満足できない、自信がないことが根本にあるかと思います。
その背景には母親との関係を投影しているように思いますが、
この先どう考えて見つめていけば嫉妬が軽減するのか教えてください
840 返信 まず重要な事ですが kagewari 2007/11/09 00:50
環境そのものに無理があります。
お話伺って、冬さんには連想キーワードとして「父・母・夫・女・彼・彼女」的なものに、自我構造的に認知の偏り（感情的興奮）があるので、同状況下で正確な事実認定は厳しい（感情的興奮によって）状況で、
それは個別にに冬さん自身固有の問題でもあり、同時にその夫にも多分に強迫傾向があるんですよね。
そもそもこの（極度に強迫的な連想のある）人間関係（結婚や嫁姑）で、通例考えられる結婚や恋愛はまず人間関係における形として”現実”にはなり得ません。

「”現実”にはなり得ません」の言葉の意味をを補足解説しますが、
つまり意識的偏向で、『それがあるがままに事実関係を認知できない（実際のスケールを超える興奮）』→自我による各人の現実認知の脳内イメージが甚だしく現実から乖離する。という意味です。
言い換えれば「現実世界に実存していない」に近いものですよ、

ちょっとわかりにくい表現になっているので、経済で考えてみましょう。
「それいくら？」
「5千円です、」
「そんなもんが5千円！ありえないだろう」
「ありえるも何も値段が5千円ですよ」
「俺には売る商品ネーってか」
「品物はここにありますよ」
（渋々5千円の買い物をし）
「酷い店だよ、二度とあの店とは取引できない」
取引になってないですよね？
取引は実存していないんです、
商取引って現実でもない。
そこにあったのは、「感情的に興奮させられる”ネタ”」です。

一番わかりにくいのは、
>旦那は片親で強烈な母親依存があり、母親が第１優先で私は2番目といった感じです。（この母親は摂食障害など薬物依存があり）
>母よりよい妻ではいけない、と私と母親を比べ、私が劣っていたら安心する、ようなそぶりがあります。しかし、旦那は母親が周囲より年老いており、それに対してコンプレックスがあり、綺麗な母親代わり、を求め、美人に執着し、恋焦がれるにも関わらず、自分の自信のなさから行動はおこさず、>結局、自分の彼女に対しては不満ばかりある、といった恋愛を繰り返しています。
>母親に代わる美人を追い求める旦那に嫉妬して苦しい、状態になっています。
>自分に満足できない、自信がないことが根本にあるかと思います。

何故この人物と”結婚”したのですか？

たとえばですよ、
彼の個人的事情はこの際別として、
彼が有名なサッカー選手で、冬さんが彼の絶大なファンで何かのきっかけで彼と同棲する事になったとしましょう。
この場合、特別に結婚の形である必然性はどこにもありませんよね？
その彼がサッカー日本代表の中田選手だとしましょう。
彼の言葉ですが
「結婚って意味がよくわからないし、制度としてもその必要性があるとは思えない」
当然中田選手とは結婚しません、
こうなると、「夫が」という理由をトリガーにする（冬さんの背景には「母親自身も自分の旦那に対して嫉妬深く（母親は分裂病だと思われます）私に対しても･･･」な感情的になるリスクがあるのですから）興奮レベルは幾分でも低い筈なんです。

極端に言えば、感情的な興奮や自分自身の自我の問題に一定の解決があるまで「結婚とかは考えないでおこう」（そもそも晩婚化や非婚等昨今の世の中では特別結婚は重要視されていませんし、中田選手じゃないですが結婚しなければいけない必然性はどこにも存在しません。あくまで個人の自己責任による選択です。）、であってもおかしくないですし、

今回の場合も、「これは疲れるから離婚しよう」と考えても全然アリですよ？
お話のどこを読んでも「夫が彼でなければならない理由」と「結婚を選択し続けなければならない理由」が語られていないんですよ。
私、読み取る事もできませんした、
『この夫と、この結婚環境』これがパッケージのように公然の常識であるかのような流れになっています。
ここの個所も
　↓
>この先どう考えて見つめていけば嫉妬が軽減するのか教えてください
「この砂漠という環境でどうやって水を確保したらいいのか教えてください」
に近い文章になっています。
前提条件が固定的に過ぎます。
本来その前提となる環境に「どうしたらいいだろうか？こうなっあらこうなるがその時は？」のような方向に優先的に考えが及ぶ方が自然なのです。
■そして、その理由（彼を選んだ理由や結婚を選択した理由）の中に「嫉妬」に纏わる”鍵”が隠れている筈です。
841 返信 Re:まず重要な事ですが 冬 2007/11/09 14:11
自分でも驚くほど核心をつくお返事で・・・・
なんとなくそうかな、と思っていたところはありますが、
はっきり直視したような気分です。
ふわふわしているような・・・これなのかな？と気付こうとしていますが、周りの淵がぼやけているような感じです。


> お話伺って、冬さんには連想キーワードとして「父・母・夫・女・彼・彼女」的なものに、自我構造的に認知の偏り（感情的興奮）があるので、同状況下で正確な事実認定は厳しい（感情的興奮によって）状況で、
> それは個別にに冬さん自身固有の問題でもあり、同時にその夫にも多分に強迫傾向があるんですよね。
> そもそもこの（極度に強迫的な連想のある）人間関係（結婚や嫁姑）で、通例考えられる結婚や恋愛はまず人間関係における形として”現実”にはなり得ません。

すいません、はっきりとはわからないですが、
「父、母とはこうでなければならない」という断定的に決め付けていて
もっと曖昧なものであるのに、「本当は、普通は、こうである」と思い込んでいる（理想をあてはめている）ということのように考えました。

> 何故この人物と”結婚”したのですか？

この部分が私には核心をつくところに思います。

元々彼から「結婚を前提に」という強い彼の言葉で付き合いだした仲で（今思えば私が仕向けていた気がします）付き合って間も無く子供を授かり、その「今すぐにでも結婚したい」という言葉は本心ではないことに直面し、かなり理想化していて（彼自身も自分を理想化していた）彼の現実の姿に徐々に直面するに従って失望と喪失を繰り返し、私自身、妄想（思い込み）と現実の間をしばらくさまよっていたように思います。

本当は私を愛しているはず→夫となる人は私を愛していなければならない→愛してくれないと幸せになれない（一般的に）、と思い込みがありました。
とにかく現実を直視したくない、認めたくない、というのはありました。

Kageさんに指摘されて気付いたのは
「私は親から自立できるのなら（実際はできていないのですが）結婚という形で経済的にも精神的にも開放されたい」
「とにかく親から離れればいい、世間体にも結婚というかたちに納まればよい」
「結婚できるなら誰でもいい」
「結婚＝世間的によいことで認められている」
「結婚すれば親から良い娘と認められる」
「親と一緒に暮らすのは耐え難いから経済的に依存できる相手がほしい」
という偏りがあり、実際、自分の「子供のままで甘えたい」という問題であるあらゆる事を旦那の責任にして自分を正当化したい、という自意識が隠れていたと思います。
私の今までの人生はいわゆる「全て他人のせいにしたい」が占めていたと思います。（これはうすうす気付いてはいました）

「結婚」そのものの状況に意義があり、本来は「結婚できた」だけでも感謝すべき状態であるのに、
まさか「結婚」に強い思念があるとは思っていなかったです。

もうひとつ気付いたのは
「自分で自活する能力がない」
「自活できるわけがない」
「自活したくない」
「依存したい、子供のように無条件にかくまってほしい」という思念があり、
また、「お前には社会生活できないだろう」という父親の言葉を理由に「父が言ったから」と自分で働くことを止めていたということも気付きました。

都合よく甘えられる環境が「結婚」であり、
「仕事をしたくない」「お金を稼がずに生きて生きたい」という
未熟な考えが潜んでいたと思います。

母は祖母に「不憫な娘を早く嫁に出したい」と思われていたこともあり、お見合いを繰り返しやっと父に出会えたこともあり、父に対して下僕のように従っており、（これはまさしく子供のように依存したいという私の思念のヴェールを外した本能のような）
「こんな母親や愛されていない結婚は嫌だ」と思っていながら、同じような人（父も早くに祖父を亡くし母子家庭です）を選び、「これじゃいけない！」と反発しながらも「結婚がなくなり親の元に帰るのは耐え難い」という葛藤があったと思います。
この反発しながらも「同じような人を選択した」のは「自分が劣っている」という信念を証明してもらえ、劣っている自分に責任をとって無条件にかくまってほしい、といった意識なんでしょうか。

でしたらば、「自分は劣ったままでいれば、他人に責任をとってもらえる。」
「苦労せず楽して生きて行ける」「劣っていなければ楽して依存して生きていけない」「子供のままで劣っていることが快」ことになるような気がします。
ですから夫に「怒鳴られる」ことが快なような気がします。

夫に嫉妬をする＝自分以外の子供をかくまうことをゆるさない＝生存競争に勝たねばならない　　　ということになるような・・・・


> 今回の場合も、「これは疲れるから離婚しよう」と考えても全然アリですよ？

実際に考えました。
旦那に病的な義母に対して、この義母に逆らうことは「結婚生活の破談」につながると思い、がむしゃらに尽くしていまして私の娘（妊娠中も振り回されていました）にまで被害が及ぶようなら義母に逆らおうと（＝離婚を意味すると思っていました。実際義母から「やっていけないわ」と脅し文句は言われていました）
そこから旦那を変えようと必死になりました。
つまり、義母と離れなければ離婚という選択を迫った＝邪魔者（義母）を排除したい＝結婚を邪魔する恐れを無くしたい＝破談になるような女性（嫉妬の対象）を無くしたい、と考えたように思います。と同時に
「早く見切りをつけて次の対象者を探したい」ということも考えました。


> 『この夫と、この結婚環境』これがパッケージのように公然の常識であるかのような流れになっています。

まさしくその通りです。


> 本来その前提となる環境に「どうしたらいいだろうか？こうなっあらこうなるがその時は？」のような方向に優先的に考えが及ぶ方が自然なのです。
> ■そして、その理由（彼を選んだ理由や結婚を選択した理由）の中に「嫉妬」に纏わる”鍵”が隠れている筈です。

自分自身に直面した気分です

今の状態（旦那の義母と私や娘は絶縁状態）であり、すこぶる幸せでありますが、「失う不安」が強く、我儘な自我がでてきているのかな、と思います。
844 返信 補足しますね kagewari 2007/11/11 16:05
>周りの淵がぼやけているような感じです。
>はっきりとはわからないですが、

最初に伺った昔の家族時代のお話で、十分に家族的意識の強迫がある事は明白です、
家族的強迫があるという事は、家族的属性＝言葉で言えば「夫、妻、子供、姑、兄弟、姉妹」等の家族階級呼称が関わる人間関係に強迫的なロジックが介在して感情的興奮（自意識を抑圧するための処罰的道徳意識）を伴ってしまうために、現実に発生している現象に見合った認識を保てないのです。

>旦那が女性を見るたびに、激しい憎悪が沸いてきます。
　↑
これが
　↓
脳内の現実認知では「自分の無意識領域の”あるべき世界（後述します）”の破壊」と同格となっている。

このような過剰な認知（主に自分が被害者になる前提がキーとなる過剰な現実のデフォルメ）は、家族的属性全てのキーワードで連想すると考えておいて大きく外れる事は無いでしょう。
つまり
　↓
>今の状態（旦那の義母と私や娘は絶縁状態）であり、すこぶる幸せであります

同一視されている”娘”は、”＝私”なのでカウント外、
問題が起きている家族属性呼称は「夫（父親）」だけです。

今起きているのは、
>「とにかく親から離れればいい、世間体にも結婚というかたちに納まればよい」
>「結婚できるなら誰でもいい」
>「結婚＝世間的によいことで認められている」
>「結婚すれば親から良い娘と認められる」
>「自活したくない」
>「依存したい、子供のように無条件にかくまってほしい」

つまり自分の無意識に隠れている、家族の強迫構造の内向的な小世界（深層心理における現実から乖離した現実）は、当然その当時の現実（昔所属していた家族）の現実からも乖離しストレスなので、それ（デフォルメされた幻想）を「現実の形になぞらえよう」という意図が『私の結婚』であり、これは全て私の設計による空想（強迫的理想）の実現でなければならず、『現実ではあってはいけない』のです。
一見矛盾するようですが、矛盾しているから強迫なんですよね。
こんな台詞がありますね
「夢の実現」
ここまでのお話読んでいたあだければ、この言葉の持っている妙な意味合いに気が付いてもらえると思います。
「実現したら現実」ですよね、それはもう夢じゃない
つまり夢の実現とは夢の終わりを意味するので、未来永劫実現する夢など無いのです。
本来的な意味は「夢ぐらい（到底実現しないだろうと身の程を知る的謙虚さで）に考えているが実はリアルな目標の実現」があるだけです。
「夢でしかないと思っていた」のは嘘で「本心ではその可能性があるとリアルに信じている」
本音はやはり「リアルにその可能性に賭けている”目標”だから実現する」夢という表現は照れ隠しの意味である場合もあります。
しかし、「夢の実現」という言葉は広く好んで使われます。
一種のパラドックスなんですが、そういった矛盾をロジックとして自我が取り込み保有し得る証明のひとつです。
その言葉に本当に”そのままの意味”で足元をすくわれるリスクだってあるんです、

>とにかく現実を直視したくない、認めたくない、
おそらくここでいう「現実」は→自立して生きる自分でしょう。
無力で劣っているテーマに成功すれば、相対的に相手は誰でも「夫は飛びぬけた権威者」になるんですから。
同時に劣っている自分には保護される権利が発生します。

話は戻りますが、この”企画（夢想）家族”の最大のボトルネックは「現実（本物）の夫がいること」です。
彼が現実世界に実存する事を実感するのが、他者との関係であり（自分だけのと関係であれば内向的世界は壊れない）、「他人の女を見ただけ」で十分破壊力があるのだとなります。
極論以前所属していた家族の世界の中で、その強迫により自意識は抑圧と言う形で強烈なストレスにあったのであって、

その本音は「家族はもうこりごり」なんですよ。
抑圧されている自意識の本音は、「とっとと独立し、自立する大人になりたい」です。
ところが、そんな”自意識”の本音を抑圧しているものは「自分を子供のように無条件にかくまってくれる象徴化された（現実には存在しない）家族」です。→「今の家族には不都合があるから、結婚によって乗り換えたい」
この象徴化された雛型には、無理のある両親を誇大に正当化した結果（この権威性が自意識を抑圧する根拠となります）、誇大に正当化された両親の子供（私）は、それはそれはとても恵まれた身分と待遇を受けるだろう、そしてそれが”あるべき姿”となる。
>父に対して下僕のように従っており
ここで母親を正当化しようとすると、相対的に「父親はとんでもない権威の体現者」でなければなりません。
>「お前には社会生活できないだろう」という父親の言葉を理由に「父が言ったから」と自分で働くことを止めていた

ここには二重性があります。
>母は祖母に「不憫な娘を早く嫁に出したい」と思われていた
　↓
その母親（祖母）を正当化するためには、できそこないの女でなければならず
　↑
>父に対して下僕のように従って
彼女は自分を「不憫な娘」と呼ぶ母親を正当化した。

その母親の強迫的行動を（現実の姿は「その家族の在り方の首謀者は母親」であり父親はスカウティングされている→その裏にいるのが祖母）
　↓
>「こんな母親や愛されていない結婚は嫌だ」
とすっかり誤解し、
（ここの不快認知の背後には、自分が劣っている事を証明する必要すら無い権威者との間の結婚への夢が隠れているのでしょう）

と考えると、母親世代の裏側も見えてきます。
そもそも
「お見合いを繰り返しやっと父に出会えた」→「単に押し付けられた」
「父に対して下僕のように従って」→「母親（祖母）の正当化のため強迫的に従った」
父親を愛していないのは母親であり、母親の強迫構造を保守した結果守られたのは「自分の子供を不憫な娘と呼ぶ母親（祖母）の正当性」です。
抑圧されていたのは不憫等と蔑まれた彼女（母親）の尊厳（自意識）でしょう。
自立性を抑圧する事は「幼児性」と同義ですし、母親（祖母）を意識し続ければ自分の属性は子供であり時制がズレます。

>「自分が劣っている」という信念を証明してもらえ
　↑
『不憫な娘』の証明
そのご褒美が「母親は未熟で現在も少女のように父に依存しております。」
　↓
>この義母に逆らうことは「結婚生活の破談」につながると思い、がむしゃらに尽くしていまして
母親の強迫との相似

しかし、この夢想の最大のボトルネックは「現実」です。
そもそも人間は平等なので自分が劣っているとか、その延長で保護してらえる権利がある等という発想はナンセンスですっかり現実から乖離しているのですから、他人がこの空間に介在（夫がよその女性を視界に入れる）するだけで（そもそもナンセンスなので）この空想は容易に破綻するのであって、
同様に今回の家族の首謀者も母親（冬さん）です。
　↓
>元々彼から「結婚を前提に」という強い彼の言葉で付き合いだした
（スカウティング）
彼に強圧的な母親が存在する事は、彼の象徴的権威性の裏付け（正当性）になっているかも知れません。

つまり結婚というのは、その強迫を実現する夢想のための「道具」なんであって、必然の要素でもある。
本来「お金を稼がずに生きて生きたい」等という人はいません（福祉等で保護が必要なのは別ですが、これも事実上権利として自らの力で手に入れた収入である事は同格です）。何故なら「リスクが高すぎますから」
「無一文の世界旅行に挑戦」するようなものです。
よっぽど自分で稼ぐより大変ですし、度胸や力量優れた能力を必要とします（挑戦なんですからね）。
或いはお金が全てスポンサー頼みなら「所謂ひも付き」なんですから、自由にお金を使う喜び自体を感じる事もできません。「かっぱらっても自分の稼ぎでお金が欲しい（原始時代なら食料を確保したい）」と考えるのは普遍的原則でしょう。
「結婚という形のビジネス（収入源を確保する）」も確かに結婚詐欺として存在しますが、このケースも詐欺の力量はやはり自分で稼いだという実感として残るのですし、動機は「お金を稼ぎたい（原始時代なら食料を確保したい）」です。生存権に関わる事ですから、

「お金を稼がずに生きて生きたい」という言葉に集約されているのは
>「自分が劣っている」という信念
稼いでしまえば、「劣っている」という純度が低下しますからね。

そもそも言葉としてもおかしいですよね、
■「自分が劣っている」という信念
信念ならばそれは外交性ポジティヴの形である筈で、その目的が「自分が劣っている」なんですから。
答えは簡単です「自分が劣っている」事の証明がポジティブな目標なんですよ（本来劣っている等在り得ないので）、
そうでなければならない→「いい子でなくてはいけない」＝「自分が劣っていなければならない」
誰のために？

ここは「劣るポーズにより父親に依存する母親と、調子にのって母親を下僕のように従わせる抜けた父親」という夫婦関係（両親の権威）そのものを守る（正当化）ためなんじゃないでしょうか。
それが、
>母親という役割を果たしてもらったというより、、
の「在るべき母親の役割」のように認識されている。
「母親の役割」
なんかおかしいですよね。
「母親の責任」ならわかりますが、”役割”なんですよ。
逆から見れば役割を果たす事が期待されている
一体どんな役割なんでしょう？
理想の家族（自分を特別扱いし擁護する環境）のための機能（脇役）としてなのか？

ですから（自分が劣っている等100％本音じゃ思っていやしないので）、
>あらゆる事を旦那の責任にして自分を正当化したい、という自意識
■これは違うと思います。
「あらゆる事を旦那の権限と見なして、それに従う事で自分が劣っている事を正当化したいという無意識」でしょう。
自分が劣っている等思っていないので、『正当化する必要性がある』
旦那に叱られる事は、快感でもあるが同時に不快（叱られる快感は虚偽なので）でもある。

ですから
>今の状態、すこぶる幸せであります
これは非常に危険ですね、
冬さんにではなく、『お嬢さんに』です。
今彼女が擬似的に見ている世界は「あらゆる事を旦那の権限と見なして、それに従う事で自分が劣っている事を正当化したいという無意識」の夢です。彼女にとってそれは（現実から乖離した）現実の雛型になる。
強迫は再生産され、デフォルメの過程を二重に踏む事で食物連鎖のように強迫は拡大します。

先ず間違い無く、彼女がちょっと女らしく見え始めれば
>私自身、６つ下の弟がいて、弟に対しての嫉妬心も抑圧していた
同様、彼女は現在の冬さんの嫉妬の悩みのテーマでもある「他人の女」として頭角を現します。
>母親自身も自分の旦那に対して嫉妬深く私に対しても競争心があります。
再生産です。

さて、長い話になっていますが、話はかなり複雑で、
グラフィック関係の用語の”レイヤー”ってご存知ですか？
セル画じゃないですが、何枚ものDATAを重ねてひとつの絵にするものです。
どうにも何パターンかの強迫が、複数のレイヤーのように重なりあっていて、
一連のストーリーとして、どうも繋がらない部分がある。
断層というか、
ちょっとおかしな言葉で恐縮ですが、「ひとつひとつの強迫の間に”けじめ”のような境目があって、分断されている」ような感じです。
これは、冬さんの母親の態度の曖昧さや一貫性の無さが強迫構造を薄く幾重にも重ねるような形に形成してしまった結果なのかもしれません。

ともかく、冬さんにおける強迫構造の認知とお嬢さんの現実世界の回復は「同一線上」にありますから、
現在置かれている認知の偏向については、可能であればお嬢さんにもオープンにする形で考えていく事を薦めます。ぶっちゃけ情報公開して相談する形でそのまま語りかけてもいいのじゃないでしょうか、
今いきなり「離婚すべきだ」というのは動きとして甚だ過激過ぎる部分ありますから、ひとまず現在の結婚は脇へ置いて、構造全体を俯瞰で見る思考が必要に思います。
強迫構造の開放を確認するバロメーターは「劣ってなければならない」や「自ら自立する欲求が無い」等の矛盾するロジックの変化によってとなるでしょう。
846 返信 Re:補足しますね 冬 2007/11/12 14:43
初めは「わからない」感覚でしたが、だんだんはっきりとした輪郭が見えてきました。

> >旦那が女性を見るたびに、激しい憎悪が沸いてきます。
> 　↑
> これが
> 　↓
> 脳内の現実認知では「自分の無意識領域の”あるべき世界（後述します）”の破壊」と同格となっている。

つまり、「私、そこに（思い込んでいる現実）いなきゃいけないのよ！邪魔しないで」と意識に訴えるために、嫌悪、拒絶がおこるのかと。（曖昧です）


> 本来的な意味は「夢ぐらい（到底実現しないだろうと身の程を知る的謙虚さで）に考えているが実はリアルな目標の実現」があるだけです。
> 「夢でしかないと思っていた」のは嘘で「本心ではその可能性があるとリアルに信じている」

無意識はそれを叶えようと必死になっている、といったことととります。

> とにかく現実を直視したくない、認めたくない、
> おそらくここでいう「現実」は→自立して生きる自分でしょう。

驚いています。私、自立したいんですね〜
自立やればできるんだと思います。（実際前から思っていました）
それに言い訳に言い訳を重ねていることになりますね。

でもまだなにかもやのような違和感があります。
脳が反発して認めたくないのでしょうか・・・・。

> 話は戻りますが、この”企画（夢想）家族”の最大のボトルネックは「現実（本物）の夫がいること」です。
> 彼が現実世界に実存する事を実感するのが、他者との関係であり（自分だけのと関係であれば内向的世界は壊れない）、「他人の女を見ただけ」で十分破壊力があるのだとなります。

「ああ、この人の妻なんだ・・」と実感させられる苦痛。
本当はこの人の妻でいたくない。
自分の世界に浸りたい。ということですね。

> 極論以前所属していた家族の世界の中で、その強迫により自意識は抑圧と言う形で強烈なストレスにあったのであって、
> その本音は「家族はもうこりごり」なんですよ。
> 抑圧されている自意識の本音は、「とっとと独立し、自立する大人になりたい」です。

これこそ、「呆然」といったところです。。。

「家族はこりごり」少し違和感があります。
本当にそう思っているのか、と反発している気がします。

「家族をもちたい」というこの「家族」は「夢の家族」であって現実にはない「家族」なので、ないものを求めようとする「強迫」がある、といったところですね。
つまりないものを探す。本当はほしくない。
「家族をもちたくない」という反道徳的意識を
なんとか道徳的意識に変えて、（実は叶わないようにしたい）実現しようとしている、ということでしょうか。

> 誇大に正当化された両親の子供（私）は、それはそれはとても恵まれた身分と待遇を受けるだろう、そしてそれが”あるべき姿”となる。
> ここで母親を正当化しようとすると、相対的に「父親はとんでもない権威の体現者」でなければなりません。
> その母親の強迫的行動を（現実の姿は「その家族の在り方の首謀者は母親」であり父親はスカウティングされている→その裏にいるのが祖母）

うすうすは勘付いておりました。
私の人生は母親の思うとおりにきたと思います。
実際、母親が強迫観念になっていると思います。

> と考えると、母親世代の裏側も見えてきます。
> >「自分が劣っている」という信念を証明してもらえ
> 　↑
> 『不憫な娘』の証明
> そのご褒美が「母親は未熟で現在も少女のように父に依存しております。」
> 　↓
> >この義母に逆らうことは「結婚生活の破談」につながると思い、がむしゃらに尽くしていまして
> 母親の強迫との相似

その通りです。
祖母と過ごす機会がありまして実際この祖母と母親の関係性を直視することがありました。
この直視が私自身、「違和感」を感じるきっかけとなりました
「なんとかしなければ！」と強迫的に感じました。（何か隠れている気がします。）

そのとき感じたのは
「母は祖母の前だとできない子供を演じなければならない」
「母は祖母の前だと結婚して幸せである、と思われてはならない（父とうまくいってないと思われたい）」
「父の悪口を言って安心させている」
「私がいるのに母は私の母親ではいけない、祖母の子供でいなければならない」（私は母親でいてほしかった）
「祖母は威圧的である。母は反抗したことが数回しかない。（一回もないかもしれません）」「母のこと（身なりなど）をとにかく注意する」
「私は祖母が立派であると思っていたが、祖母は威圧的で権力者のように感じた」
「祖父は分裂病で母は祖父が嫌いである（祖母に嫌われたくないために嫌っていたと思う）」
「祖母が祖父と結婚した理由わからなかったが、祖父があまりに駄目な人間であったからだと思う。」（祖母は自分が被害者でいたかったから）

とこの母子関係の異常さを感じました。
「よく私は気付いたな、よかった」という安心感もあります。
同時に「よく生きてこられた」とも感じます。

> しかし、この夢想の最大のボトルネックは「現実」です。
> そもそも人間は平等なので自分が劣っているとか、その延長で保護してらえる権利がある等という発想はナンセンスですっかり現実から乖離しているのですから、他人がこの空間に介在（夫がよその女性を視界に入れる）するだけで（そもそもナンセンスなので）この空想は容易に破綻するのであって、
> 同様に今回の家族の首謀者も母親（冬さん）です。
> つまり結婚というのは、その強迫を実現する夢想のための「道具」なんであって、必然の要素でもある。

私が旦那をスカウトしたわけですね。
自分が加害者でした。加害者でいたくなかったのですね。

> 答えは簡単です「自分が劣っている」事の証明がポジティブな目標なんですよ（本来劣っている等在り得ないので）、
> ここは「劣るポーズにより父親に依存する母親と、調子にのって母親を下僕のように従わせる抜けた父親」という夫婦関係（両親の権威）そのものを守る（正当化）ためなんじゃないでしょうか。
> ですから（自分が劣っている等100％本音じゃ思っていやしないので）、
> 自分が劣っている等思っていないので、『正当化する必要性がある』

はっとします。
自分が自意識過剰で「自分は特別だ」と思っていて
それを表には出せない（恥ですから）何かしら特別に見てもらいたい、と思っていて
それを自発的に外に向けられず、「被害者」という形をとって注目してもらいたい。「悲劇のヒロイン」でいたい。ということですね。
母に「自分を見てほしい」、という欲求があったのでしょう。

自己表現をする場所＝被害者であり、それで快感を得ていたのですね。
びっくりです。。。。。

> これは非常に危険ですね、
> 冬さんにではなく、『お嬢さんに』です。
> 今彼女が擬似的に見ている世界は「あらゆる事を旦那の権限と見なして、それに従う事で自分が劣っている事を正当化したいという無意識」の夢です。彼女にとってそれは（現実から乖離した）現実の雛型になる。
> 強迫は再生産され、デフォルメの過程を二重に踏む事で食物連鎖のように強迫は拡大します。

これは祖母と母を見ていて思いました。

> 先ず間違い無く、彼女がちょっと女らしく見え始めれば
> >私自身、６つ下の弟がいて、弟に対しての嫉妬心も抑圧していた
> 同様、彼女は現在の冬さんの嫉妬の悩みのテーマでもある「他人の女」として頭角を現します。
> >母親自身も自分の旦那に対して嫉妬深く私に対しても競争心があります。
> 再生産です。

納得です。娘が幼い今でも感じます。


> これは、冬さんの母親の態度の曖昧さや一貫性の無さが強迫構造を薄く幾重にも重ねるような形に形成してしまった結果なのかもしれません。
> ともかく、冬さんにおける強迫構造の認知とお嬢さんの現実世界の回復は「同一線上」にありますから、
> 現在置かれている認知の偏向については、可能であればお嬢さんにもオープンにする形で考えていく事を薦めます。ぶっちゃけ情報公開して相談する形でそのまま語りかけてもいいのじゃないでしょうか、

レイヤーはわかりやすい例です。
娘は幼く、乳幼児です。
どう育てていくかが一番課題でありまして、自分でも本を何冊も読み、できるだけ改善して（連鎖を断ちたい）いきたいと努力しております。
現在、かわいい、心から愛しい、と思っておりますが同時に「申し訳ない」という気持ちがこみあげております。
「ごめんなさい」と気が付けば言っています。気付いて「ありがとう」と言っています。このアンバランスな感情が再燃なのでしょうか。

「産んでごめんなさい、被害にあってしまってごめんね」
と感じ、
「生まれてきてくれてありがとう、あなたのおかげで気付けたよ」
「今まで生きていてよかった」「愛されるって気持ちいい」「自分が好きだ」と自分の自信が回復しているのも感じます。

「私っていい母親だな」と最近は思ったりします。

> 今いきなり「離婚すべきだ」というのは動きとして甚だ過激過ぎる部分ありますから、ひとまず現在の結婚は脇へ置いて、構造全体を俯瞰で見る思考が必要に思います。
> 強迫構造の開放を確認するバロメーターは「劣ってなければならない」や「自ら自立する欲求が無い」等の矛盾するロジックの変化によってとなるでしょう。


多分自分は「自分で自分を好き」なんです。
でも「好いてはいけない」と教えられ、「劣っていたら生きていける」「注目される」と教わったのかのしれません。
徐々に自分を好きになりかけているきがします。
847 返信 Re:補足しますね 冬 2007/11/12 15:34
いま、気付きました。。。

「自分を大事に優先的に考えたい」です
「自分を大事に自分の為に生きて生きたい」です。

自分を大事にできない状況になると嫌悪感がでてきます。
850 返信 何か構造に符合しない”隙間”があります。 kagewari 2007/11/14 09:39
若干読み違え的な部分もあるんですが、そこは瑣末な事なのであえて説明の必要無いと思います。
ポイントになるところは、
「軽さのようなもの」です、
ここは前回も触れいるところなんですが、やはり最も重要な部分に思います。
強迫構造が幾重にもなっている（一枚一枚は軽い）ところが、そうさせているのかもしれませんが、話のテーマとして語られる雰囲気というか、
流れが

そもそも「どこか軽い」
各個に断裂していて、局面局面で次に干渉しないような隙間があるようです。

薄く容易に形を変える防衛ラインのようになっていて、局面では真剣に考えた事でもその場その場（各個撃破的というか局地戦的というか）の現場対応の中で「右や左に流れている」感じがします。
”認識”と”知識”の開きのような、というか、
トータルで深部に関わりが無いように（保守）幾重にもラインがあるようです。
言い換えるなら、「軽くなるように何点か強迫の分断ラインができている」んです。
私は、前回最初書き込まれた相談内容の全体像の拡散性を意図して、かなり長文でレスをしました。
これはその全てに認識の整理を行う事で、ひとつの方向性に修練される（共通するキーワードへ転じる）必要性を感じたからです。
しかしその返信を読んで「これは’レイヤー構造”的な分散化傾向そのもに意味がある」と考えて間違い無いでしょう。

ここは「修練されていく方向」というパターンの構造じゃないですね。
論点を明確化するためにはむしろ『選択的に絞る』方が適切です。
ここ一点に
　↓
>「私っていい母親だな」と最近は思ったりします。
>徐々に自分を好きになりかけているきがします。
>「自分を大事に優先的に考えたい」です「自分を大事に自分の為に生きて生きたい」です。
>自分を大事にできない状況になると嫌悪感がでてきます。
　↑
これは全て同じ意味です。

そこに語られる内容は”特権階級意識（特別に大事にされるべきだ的な）”ですね。
主体的に生きるという事は（大事なのは公然の事実なので与件）『いかに当事者意識や自己責任を肯定的（ポジティブ）に認識できるのか』にかかってきますが、『夢想的環境を保守しこれの継続のために手を尽くす事』が『大事にする』って言葉を意味しているんだと思います。
「好きになりかけている」の言葉の意味は「今の状態、すこぶる幸せであります」が満足度（むしろその妄想の実現が問題）として認知されている事の証明で、
前回も触れていますが「劣っている」という言葉の論理矛盾は（前回説明しましたが「劣っている」という言葉の意味がポジティブになっている点）”特別”に近いキーワードだからこそポジティブな意味に成りえるんでしょう。

本来強迫が一貫性のある流れがあるなら「こんなに頑張っている」だとか「自分だけがこういう」等の”特別扱いされるための有資格”がもっと明快なんですが、そこで「劣っている」という言葉が選ばれる。
ここに”隙間”があるんです。ですから、劣っているという言葉が選ばれている事に力点を置くと余計に振り回されてしまいます。

「自分は特別扱いされるべきだ」→「それができない状況になると不快感が出てきます（嫉妬）」
「すこぶる幸せな状態」→「自分を好きになります（満足）」
■一番やっかいなのは、強迫的妄想の実現に「形の上では結婚という装置を利用してほぼ成功している」事でしょう。
これは同時進行でレスが続いているnakaさんへの返信に書きましたが、激しい不快な症状や強い不安感は確かにそれ自体が問題に見えますが、実体は強迫構造のストレスに抵抗する自意識が発現しているからこそ起きるもので、その自意識には強迫の実体を認識する事はできませんが、不快なストレスとしてこれを意識する事はできる。
しかし、形の上で一時的に強迫的妄想の実現に成功すると（あくまで一時的なもので必ず破綻します）その間は問題の本質を自意識が感覚として容易に捕めない。察知できてもその『印象が軽い』んです。


前回のレスから拾うなら、
>私が旦那をスカウトしたわけですね。自分が加害者でした。加害者でいたくなかったのですね。
彼を巻き込んだ事への、心情（共依存的話なので謝罪や罪の意識はどうかと思いますが）、
彼に対する心情が全く語られませんね。
それがあれば、”夫婦という立場を離れて”率直に彼と話し合うって考えもその延長に浮かぶ筈です。
>娘は幼く、乳幼児です。どう育てていくかが一番課題でありまして、自分でも本を何冊も読み、
私は今の問題のある結婚の構造そのものが環境としてお嬢さんを強迫的な傾向に追い込む確立が非常に高いという話で、これは冬さんご夫婦の問題であり、厳しいようですが「どう育てていくか」ってレベルじゃありませんよ。
親は無くても子は育ちます（如何に強迫的な家族意識の環境から子供を守れるかであって）、
お嬢さんに謝ったりする必要はありません。彼女は勝手に「あなたの子供として生まれてきた」のですからね。
ここへの対処としては、先ず自分自身の心情を彼女に対してもオープンにして、問題を直視し、お子さんを「他人の独立した人格」としてその独立する個人の部分を尊重できるのか、という事です。どうやって共依存関係の中に巻き込まないようにするか（変な”役割”を与えない）なんです。
自分の問題の解決こそ子育てにおける最も重要な部分であるのは確かなのですから。

ご主人と真剣に語り、自分自身の生き方なるものを見つめ、お嬢さんが言葉を話すようになれば「ここはちょっと普通のお家とは違うかも知れないね、でも大丈夫あなたも立派なひとりの人間だから。私は親じゃないかも知れないけれど個人としてね、ひとりの女とてあなたにできる事はしてあげたいと思う。だから話したい事があったら何でも話して欲しい」のような会話ができるだろうかって話しです。
確かにその時に、ご主人とこれまでとは全く別の関係が構築できればいいですが、
そうでなければ長期的は今の婚姻関係は何らかの形で見直すべきでしょう。

現在の問題に対して、俯瞰で見て認識を明快にしていくには、
「今の状態には偶然や無理を強いる事によって擬似的に強迫的妄想の実現になっている部分があり、これ（一部強迫構造が満足している）が不快感の一貫性の無さの正体であって、強迫構造がレイヤードに見える原因に思います。
その隙間を見てしまうととどうしても認識が軽くなってしまいます。ここには十分注意してください。

この立ち位置から自分自身を見つめれば、一番最初の相談「嫉妬」というレベルの問題は、その結果としての現象に過ぎない事も認識されてくる筈です。


最後に個別的な部分のレスとして一点のみ説明します。
>「愛されるって気持ちいい」
この掲示板では再三『被（こうむる）』といいう言葉で、受動系表現の内向性や強迫性に触れて説明してきました。
特に女性解放や社会進出はまだ完全とは言えません。その結果以前の封建主義的性差別の影響で、普遍的とも言える強迫が女性一般にかかっているのは確かで（随分と改善していると思いますが）、今もって「愛”される”」という言葉が頻繁に使われます。本来はこの「愛される」は以前の封建社会下で明快に身分が低かった女性の立場から来ている発想で（寵愛を受ける）、人間関係が平等であれば一種の差別表現なんです。
「自分から愛するって事があっても、愛されるって現象は存在しません」
「愛される」って言葉が表現しているのもは、「（愛するを動機に）自分には何ができるか」を発端に行われる自発的自立的行動の確認（自信）であり、その認識の共有（信頼）の結果、個人的に感じる感情でつまり”主観”ですが、本来これは言葉になりません。
社会的は「彼は仲間に愛されているね〜」等ありますが、これは「人気者」って意味ですからね。
問われるのは、自分の意志で何がしたいかで、何をされるかって事ではないのです。
855 返信 Re:何か構造に符合しない”隙間”があります。 冬 2007/11/15 14:30
> 主体的に生きるという事は（大事なのは公然の事実なので与件）『いかに当事者意識や自己責任を肯定的（ポジティブ）に認識できるのか』にかかってきますが、『夢想的環境を保守しこれの継続のために手を尽くす事』が『大事にする』って言葉を意味しているんだと思います。

この夢想的環境というのは「自立できないことを正当化する環境ですね。」

> 本来強迫が一貫性のある流れがあるなら「こんなに頑張っている」だとか「自分だけがこういう」等の”特別扱いされるための有資格”がもっと明快なんですが、そこで「劣っている」という言葉が選ばれる。
> ここに”隙間”があるんです。ですから、劣っているという言葉が選ばれている事に力点を置くと余計に振り回されてしまいます。

じっくり考えました。
苦しくなって頭が強い拒絶反応がおこり、脳が疲労するような頭痛、
きっと抑圧してきたものを、自意識がでないように、脳が抵抗するために戦っているような感じです。

そうやって考えていくうちに
「女であることの劣等感」に出会い、まさしく「男になりたい」と思った感覚が起こってきました。
「あ、そうだった！」と記憶が再現し、これで一時、すきっとした感覚になり
ましたが、これだけではない気がします。

> ■一番やっかいなのは、強迫的妄想の実現に「形の上では結婚という装置を利用してほぼ成功している」事でしょう。
> 彼に対する心情が全く語られませんね。
> それがあれば、”夫婦という立場を離れて”率直に彼と話し合うって考えもその延長に浮かぶ筈です。

おっしゃるとおりで、私は旦那を「愛してはいません」それに気付き、
旦那が喜ぶようなことに遭遇すると嫌悪感になります。（自分が大事にされるべき）
「嫌いな人と結婚なんてしてまでわざわざ一緒にいるのに（これだけで苦痛）、相手の利益になることを提供している、なんでこんな奴に、もっと優遇されるべきだろう私」というような。。。
これで嫉妬＝嫌いな奴のために自己犠牲になっている状態といえるのかな、とおもいます。

過去ログを見返していて、はっと気付いたのは
「理想的な父親」を求めている自分です。
「理想的な父親」＝旦那ではないし、理想的な父親＝現在の父親ではなく
それに直視すると嫌悪感が沸いてくるのかと。。。
夢は夢でなければならなく、実現したら夢ではなくなるから、ということでしょうか。
今までの連鎖を完成させて、母を正当化させなければならないといったことでしょうか。

> 私は今の問題のある結婚の構造そのものが環境としてお嬢さんを強迫的な傾向に追い込む確立が非常に高いという話で、これは冬さんご夫婦の問題であり、厳しいようですが「どう育てていくか」ってレベルじゃありませんよ。

はい、嫌いな人と結婚をし、嫌悪感を旦那（娘の父親）に持ち、娘を妬み、再生していくということになります。自己犠牲を娘にもさせることになります。
本当にその通りです。

> ここへの対処としては、先ず自分自身の心情を彼女に対してもオープンにして、問題を直視し、お子さんを「他人の独立した人格」としてその独立する個人の部分を尊重できるのか、という事です。どうやって共依存関係の中に巻き込まないようにするか（変な”役割”を与えない）なんです。
> 自分の問題の解決こそ子育てにおける最も重要な部分であるのは確かなのですから。

娘を見ていると母がどうおもって葛藤してきたのかがわかり、涙が出ます。
娘は私が泣くと自分が悪いとおもっています。
その姿を見ると、「ごめんね」という気持ちがこみ上げてきます。
母が強迫に駆られていた時に、私は「不安」でいっぱいでした。
与えてほしいときに与えてくれず、生きていく為の処置が適切に与えられなかった気がします。
その母を正当化しなければならない（生きていくためには）ので言い訳を重ねる必要があったということでしょうか。

> ご主人と真剣に語り、自分自身の生き方なるものを見つめ、お嬢さんが言葉を話すようになれば「ここはちょっと普通のお家とは違うかも知れないね、でも大丈夫あなたも立派なひとりの人間だから。私は親じゃないかも知れないけれど個人としてね、ひとりの女とてあなたにできる事はしてあげたいと思う。だから話したい事があったら何でも話して欲しい」のような会話ができるだろうかって話しです。
> 確かにその時に、ご主人とこれまでとは全く別の関係が構築できればいいですが、
> そうでなければ長期的は今の婚姻関係は何らかの形で見直すべきでしょう。

主人のことを赤の他人と見れるようになりましたが、
私の両親との問題があまりに複雑で、これは大変だぞ、と呆然としております。


> 現在の問題に対して、俯瞰で見て認識を明快にしていくには、
> 「今の状態には偶然や無理を強いる事によって擬似的に強迫的妄想の実現になっている部分があり、これ（一部強迫構造が満足している）が不快感の一貫性の無さの正体であって、強迫構造がレイヤードに見える原因に思います。
> その隙間を見てしまうととどうしても認識が軽くなってしまいます。ここには十分注意してください。
胎内に帰化したい、ということはありえるのでしょうか。
母が妊娠中はひどく不安定で、その不安定さに身をおいていると安心といったことはありえますか？

母はきっと男の子になりたい、と思っていたと思います。
祖母が叔父（母にとっては兄）を溺愛しております。
この叔父は世間からも人間的にも優秀な人でこの叔父に強い劣等感を抱いていた可能性がつよいです。
この母もブラザーコンプレックスを持っていて、兄のような男性に惹かれやすい傾向はあったと思います（兄と大学名が同じだけで惹かれた）
祖父は分裂病で父親は「いない」同然で、兄が父代わりであったと思います。

私を妊娠中、母は「男であればいい」と強く思っていたと思います。
私がそうであったからです。娘が「男である」と思い込んでいて、「女」とわかったときに「失望」といった感覚を覚えています。涙も流しました。
ですから娘も同じような感覚を胎内で感じている可能性があり、このひどく敏感な娘に申し訳ない気持ちと同情が沸いてきます。

旦那といると自分が女であることに直面し、嫌悪感があるといったこともありえると考えられます。

父は中学の頃に実父を病死で亡くしており、父親=男を美化し、女を軽蔑している（実母を恨んでいた可能性があります）ところがあります。
実際、弟には甘く、私や母を軽蔑しています。

母は女を軽蔑する男性を選んだといってもいいような気がします。

この「父不在」は旦那にも一致しており、女を馬鹿にしているところも女に恨みがあるというところも一致しています。
857 返信 そうですね〜”性（ジェンダー）”が強迫のコアなのかもしれません。 kagewari 2007/11/16 01:28
強権的祖母にスカウトされた父親と、その祖母（母親に）できそこないの娘とよばれた母親
ここで造られた奇妙な世界は、確かに男性より女性にとって強く影響を与える環境でしょう。
その冬さんのお子さんもお嬢さんであるところにも強い象徴化（その偶然を運命のように勝手に解釈してしまうような）の背景があるのかもしれません。

最も象徴的な部分は、女性の性を家族属性の定義でしか認知できない。
男になりたいんじゃありません。
この強迫だと、女性の性は家族属性の一部でしかなく、そのアンチテーゼが男性と仮定されるからです。
そこにあるのは、女性という性に対する矛盾する葛藤なんだと思います。

この「女性の存在そのものが家族属性の一部でしかない」的な強迫は、その正当化の形として「劣っている」や「働かなくてもいい」の様な様々の派生を生んで、強迫の正面が強く個人に特定（親のどちらか）されるコンプレックスというより、かなり初期に「性（ジェンダー）に対するコンプレックス」となっているため、それぞれの強迫に一貫性や関連性が無い現象となっているんだと思います。
ですから、派生している「劣っている」や「働かなくてもいい」には単一個人に対する強迫のような強硬な拒絶が無い（右や左に流れる）。
理想の父親像も、「性（ジェンダー）に対するコンプレックス：女性の性を家族属性の定義でしか認知できない」から考えれば納得いきます。
　↓
>祖母が叔父（母にとっては兄）を溺愛しております。
女性という性に対するコンプレックスがあるから、その反動として「男になりたい（象徴なので具体的なイメージが無い）」という鏡象を生むんであって、強迫の正面は『女性』でしょう、
母親のブラコンも、結果論的なもので強く特定個人に対する強迫では無いと思います。
強迫的に貶められその存在意義がとてもわかりにくくなっている（強迫はわかりにくさを発端とします）のは”女性という性”です。

ですから、「結婚や夫（父親）、妻、子供（母親）」等のキーワードに連想される部分に強い認知の偏りや、ありえないような矛盾する思考が関わり自分の想定を超える感情的興奮に戸惑う結果となる。

ここは反復になりますが、
今家族に所属する事は非常に強いリスクです、これは確かですが現実問題として「離婚して子供は施設に」は選択肢ではあっても極端に過ぎますし実際そんな過激な事をすれば、結果としてそのストレスの方が問題となるでしょう（冬さんが二次的ストレスで飛んでしまう事は結果として夫やお嬢さんにとって多大な不利益になるんですし）、いくらなんでも無茶ですしそうすべきでも無いでしょう。
心理学的にも問題なのは「現実の認知」なんですからね、
■血縁者の共同生活には必ず家族意識の成立は必要なんて事は”決してありません”。
■血縁者の共同生活に無理に強迫的な家族意識を成立させようと関係が矛盾する事が大問題なのです。
重要な事は「いかに家族意識や性差による認識の違いを排除するか」、です。
「何の因果か知らないが、こんな面子でちょっとおかしな”共同生活”が始まったのでした」をスタートにするって事です、

そして、性差や家族的な属性意識を軽くする意味でも、『仕事をする』とか『女性である前に私は私だ』という『個人としての自分』を強く認識すべきです。自分の性別なんてものは”自分は自分”の後ろに続く下層属性なんだと考えてしまうって手もあります。
ここで一本線を引いて（家族意識や自分の性は脇へ置いて）、冷静に自分の過去や登場人物（当時の母親や父親になったつもりで「歴史的に何があったのか」振り返ってみる）の認識を「全て一から新たに考え直しみる」ような作業を続けて強迫構造を自意識のテーブルに載せていけば、
「その後数年経って」ぐらいのレベルで、
根本的に今の結婚の在り方等を（そのもそも「人類にとって結婚とは何か」のように）自然に考えられる筈です。

だとするなら
　↓
>私は旦那を「愛してはいません」
実際現実世界の結婚というようなものは「最初からこの人を愛していたから」なんてものじゃ始まりませんよ（笑
恋愛結婚したなんて実体の大半は”ほんとうは友達程度”だったり、”好き（これは投影）に始まった（後日誤解とわかる）縁”だったりで、
「その人を私は愛してるのだ」って実存は、その後自分が主体的にその人にどう関わってきたかって証をもって確認されるものです。
そんな信頼関係の基本は”自己紹介”になりますから、少なくとも強迫的な人格のままだとその自己紹介ができないんですよね（無意識の強迫は認識できないので）。
自分の中にある強迫構造を自意識のテーブルに乗せて初めて最初の自己紹介ができる「こんなことやあんなことがあって、こんなコンプレックスのある私です」とね。その強迫が解消していけば、次の自己紹介の言葉は又変わります。
全ての始まりは、「事実認識」と「強迫的思考の切り分け」なんです。
858 返信 Re:そうですね〜”性（ジェンダー）”が強迫のコアなのかもしれません。 やっと私の歴史がひとつの線でつながったという気分です 2007/11/16 15:28
> 強権的祖母にスカウトされた父親と、その祖母（母親に）できそこないの娘とよばれた母親
> ここで造られた奇妙な世界は、確かに男性より女性にとって強く影響を与える環境でしょう。
> その冬さんのお子さんもお嬢さんであるところにも強い象徴化（その偶然を運命のように勝手に解釈してしまうような）の背景があるのかもしれません。

私より母親のほうが異常な空間だったかもしれません。
私はその強迫空間が当たり前になってしまったため、それ以外は知りません。
今の空間でさえ「まし」「幸せ」と感じてしまうほどです。（娘にとっては危険ですね）

祖母は3姉妹の末っ子できっと胎内にいるあいだ、「男であってほしい」と願った曾祖母がいたのかもしれません。
「男でない自分」に劣等感を持つ、を３世代に渡って再現したのだと思います。娘に渡ったら4世代ですね。
祖母は戦争に対して強い敵意があります。
きっと「男のせいだ」と思っていたのかもしれません。男のせいでこんな目に遭わされていると。

ずっとなぜあんなに未熟な祖父と恋愛結婚をしたのかが私は理解ができませんでしたが、祖父は戦争にも参加しておりませんし（分裂病ですし教師だったため）戦争にも行かない弱い男を馬鹿にしながら生きることで復讐を果たそうと試みたのかもしれません。（現在祖父は痴呆で施設に入所しており、廃人同様です）
祖父は母親を同じく分裂病による自殺で亡くしております。
この祖父の父親（祖母の舅）は威圧的で、祖母を散々利用し、ひどい扱いをしてきたらしく、祖母は強い憎しみをもっております。
しかも義理の妹の息子をひきとらなければならない環境でして、
母親、叔父、義理の息子、祖父、舅を養っていく大黒柱のようであったと思います。（祖母は母を出産してすぐ祖父が分裂病を発症し、舅に働かされた、と申しておりました）
母親にすれば、生まれてすぐ祖母が不在、しばらくして（半年して仕事を辞めたと聞いております）叔父が可愛がられ、義理の兄まで侵入してき、（祖母はこの義理の息子を非常に腫れ物にさわるように気を遣っていたと聞いております）「見捨てられた」と思ってもしょうがないであろう環境であったと思います。

祖母は一人目を妊娠したときに祖父に「子供をおろしてくれ」と言われたらしく、（私と酷似しております）祖母も結婚に早く収まりたかった背景がわかります。働かされたあげく、重い荷物を持たされ流産した、と聞いておりますが、きっと祖母が出産を望まなかったであろう、と思えてなりません。（妊娠中に普通なら重い荷物なぞ持たないと思います）

そう思っていますと、母親がなぜ「男がほしかったか」がわかりますし、
妊娠中に自分が胎内でいた気持ちが再生されたことを思えば
私が胎内にいたころ
「男であればよかった」
「子供なんか産みたくない、私は女で収まりたくない」
「主人の子供なんてほしくない」「男に性的に利用された」
といった感情が沸きおごったと思います。

生まれて4ヶ月で分裂病を発症、私は半年間ほど母から引き離された状態であります。
母乳で育てられなかったという劣等感も強く、私が母乳でありますので早く乳離れさせたいと娘に無理やり食事を食べさせる姿を見ると鬼気迫るものがあり、強い敵意を感じました。

その4ヶ月はきっと異常であったと思います。
分析でもしないと記憶はおこらないと思いますが、怖いです。

私は胎内ですでに「女であるから生存の危機にさらされた」状態であったと思います。
同様「男に利用された」といった感覚があります。（母の胸の内なのかもしれません）
ですから「女」を自覚させられる状況（つきつめると、女でいる為に利用させられた状態）がたまらなく嫌悪感が襲ってきます。

> 女性という性に対するコンプレックスがあるから、その反動として「男になりたい（象徴なので具体的なイメージが無い）」という鏡象を生むんであって、強迫の正面は『女性』でしょう、

> 心理学的にも問題なのは「現実の認知」なんですからね、
> ■血縁者の共同生活には必ず家族意識の成立は必要なんて事は”決してありません”。
> ■血縁者の共同生活に無理に強迫的な家族意識を成立させようと関係が矛盾する事が大問題なのです。
> 重要な事は「いかに家族意識や性差による認識の違いを排除するか」、です。
> 「何の因果か知らないが、こんな面子でちょっとおかしな”共同生活”が始まったのでした」をスタートにするって事です、

実際、やってみました。
娘と主人が一緒に笑い合っているのを見ると、
主人に「自分が勝った」のような敵意を感じてしまいます。
（実際主人にも競争心はもたれているのは間違いないと思います）
ですが「一組の他人の仲のよい親子」としてみると少し楽になった自分がいます。これが一線を置く、といったことでしょうか。まだ抑圧はあるかと思いますが。

私にはかなりはなれた弟がおります。
私はこの弟を溺愛しております。現在この弟は非常に優秀で大学院に行っております。
自分が母親のような恋人のような気分でいたといって間違いないです。
実際弟世代の男性が大好きで、年下好きであります。
この弟が私の「理想の父親」「理想の旦那」であると思います。
この弟に嫌われることを非常に恐れておりました。（現在は旦那に投影されているとおもいます）
母の前で溺愛はなかなかできなくて幼いながらも、母が放棄している間を見計らって「溺愛」していた記憶もあります。

実際、娘が弟に見えます。
そっくり、とも思えるのです。ですからその幸せな記憶の中で養育している気がします。
怖いのは娘が女性になってきたときです。
主人に対して間違いなく「私のものなのに！」といった敵意や嫌悪感がわいてきて、「あんな奴の為に娘を譲りたくない！」と思うと思います。
（母に対しても「弟は私のほうがなついている」といった感情は今でもあります）3歳までは弟のように可愛がりたいと思う自分です。これは危険ですよね。。。
娘を利用して再現する世代間伝達が成り立つわけですよね。

娘にはどうしても強い所有力をもってしまいます。
母や祖母にも敵意を感じます。

> そして、性差や家族的な属性意識を軽くする意味でも、『仕事をする』とか『女性である前に私は私だ』という『個人としての自分』を強く認識すべきです。自分の性別なんてものは”自分は自分”の後ろに続く下層属性なんだと考えてしまうって手もあります。

勉強、で消化されますでしょうか。。。
私は能力がないと思っております。娘となるべく共にいたい、とも思います。

> 自分の中にある強迫構造を自意識のテーブルに乗せて初めて最初の自己紹介ができる「こんなことやあんなことがあって、こんなコンプレックスのある私です」とね。その強迫が解消していけば、次の自己紹介の言葉は又変わります。

旦那に優越感を味わわせたくないと感じてしまいます。
実際話したことは何回もあります。彼は「自分の家庭のが上だ」（彼自身、家庭にコンプレックスがある、これも複雑）と喜ぶだけです。
861 返信 すいません、混乱しております。過去をなぐり書きさせてください。 冬 2007/11/17 14:55
祖母、母が育った背景と私が聞いていた養育状況がようやく線でつながったのはいいのですが、怒り、憎しみ、悲しみ、諦め、否認などがいったりきたりして、落ち着きません。

祖母が「あなたを両親（私の）から引き離したことがあった。両親の不仲をなんとかよくさせようと両親に気を遣ったつもりだったけど、一番悔いている。ごめんね。」と言われたことがありました。
祖母が私の娘を世話する状況を見ても、祖母は「父に私をとられたくなかった」気持ちがあったのではと思います。（実際父を私の娘によせつけないようなところがあり、違和感がありました）
となると、事の現況はこの祖母であり、私を母に代わって養育中、父を寄せ付けなかった可能性があり、私の今の心境「旦那に取られたくない」といった感情と一致します。
私は祖母の意向を遂げるために幼い私を利用したことになります。


また、こみあげてくる思いとしては「父への憎しみ」です
父=男を憎んでいるところが確かに私にはあります。
父＝旦那であり、良く似た男をスカウトし、復讐しようとしているのか、とも感じます。
これは祖母が遂げたかった願いであったと思います。旦那に対しても異様な解釈（旦那は悪人だ）を私に吹き込んでいたところがあり、私は偉大な祖母に間違いなく洗脳されたところはあります。
「男はみんなそうだ」とよく祖母は言っておりました。


話は飛びます。
私を妊娠中に父は母との喧嘩の最中におなかを蹴ったことがあったみたいです。
私は母の胎内で生命的危機を感じ、父への憎しみを持ったのかもしれません。
記憶にあるのは母との喧嘩で怒鳴っている父、泣いている私へ八つ当たりをし、「泣くな！」と怒鳴ったこともありました。
父に物差しで勉強ができなくて殴られたこともありました。
3歳ころ、父が母にキスをするのを嫌悪感を抱きながら見ていたこともありました。母も嫌悪を抱きながらキスから逃げているのも覚えています。
「なぜこんな男と？？」「父より私を優先しろ！」
といった感情が今でもあります。

私が中学の頃、担任の教師に父を投影し、依存していた時期がありました。
そのときに母は分裂病を発症し
「担任に殺される！」「お前の保険を奴は狙っている！」「風呂釜が爆発する！」「薬は毒薬だ！」「郵便物に爆発物が」「２階にお前と奴がいて弟を殺す！」といった妄想がおこり、その時初めて母が異常であることを目の当たりにし、かなりのショックを受けたのを覚えています。
そのとき、私は弟を世話しようとしたら、憎しみをこめて奪い取られた記憶があります。
「母は私が憎いんだ」といったトラウマがあります。
母は担任が訪問に来たとき、異常なまで拒絶し、私はこの担任とよい関係を永遠に築くことはできませんでした。母のためと思っておりました。

このとき以来、母との関係は最悪で（毎晩喧嘩）
母は父に私の悪口を毎晩はなし、私は今でも苦しみがこみあげてきます。
そのときは「母が嫌い、父は私の味方をしてくれない」と思っておりましたが「憎い父に私の陰口をたたく母」の嫌悪感だったのかなと思います。
「世の中で味方はだれもいない」という信念がこのあたりで出来上がったのだと思いますが今でも私の陰口を私が寝静まったときに毎晩父に話す心境は理解できません。（ここがかなりトラウマでキーポイントではないかと思います）
「父を味方に私を攻撃したい」といったことだと思いますが、
もしかして私と祖母を投影していたのでしょうか。それとも私と父を投影して、父=祖母になり、祖母に告げ口するといったことなのでしょうか。

母は私の前では「弱い母」を演じ、父の前では「父に吹き込み、娘に敵意を示す母」になり、なぜ憎い男を味方につけたのか、思うだけで気持ちが落ち着きません。
この父を味方に私に「弱い母」を演じ、私に一方的に攻撃されるという「ネタ」をつくり、父に守ってもらおうとする心理は
私を祖母に投影し、私を攻撃することで解消しようとしたのでしょうか。

実際、私に攻撃されている間は両親の夫婦関係はうまくいっていたとおもいます。
必ず家庭で事件が起これば（私の受験時、中学の担任、小学一年の弟の登校拒否時）には妄想が起こって、母が祖母を呼んで母の代わりに一家の世話をしてもらうといったことがあったにも関わらず、
私が境界例を発症し、自殺や家庭内暴力を繰り返すといった一大状況には祖母にも話さなかったことが不思議でなりません。
今思えば、私が死ぬことを望んでいたのじゃないかとも思えます。
やはり、母は私に祖母を投影し、かわいそうな自分を男に守られることで昇華しようとしたのでしょうか。
母=私、祖母=母で攻撃する状況を完成させたのでしょうか。


今でも私が旦那や嫁姑の確執をネタにおもしろおかしく父に話し、
私は母に「憎しみ」をもっています。
この憎しみは「信じていたのに裏切られた」といった絶望に近く、
「やはりこの世には味方がいない」「世の中みんな敵だ」といった信念が強固になっていったといえます。

旦那には母親、父親、両方を投影していると思います。
となると、男、女に関わらず、私は「利用された」状況に陥ると激しい嫌悪が沸いてきます。

「犠牲」という立場でなければ生命の危機にさらされて、
「犠牲」になりたくない！という気持ちが強いです。
863 返信 「わかりにくさ」と「わかりやすさ」に着眼してください。 kagewari 2007/11/17 23:30
強迫を発生させる最大の要件は『わかりにくさ』です、
これは自我発生間もない幼児にとって、事実関係や環境（幼児にとっては全世界と仮想）勝手な想像や誇張の可能性となるためです。ベタにわかりやすい問題は、相当過酷な状況であっても「幼児にとっても問題と認知」され、正当化するべきだのような勘違いが発生しないので、強迫的ロジックが自我の深層（道徳と関連する超自我や動機形成の初期的認知部分の振り分け判定等）に発生する確率は下がります。

乱暴な言い方をすると、「強迫構造が、そもそもロジックが矛盾していたり合理的根拠が無いので分析でもしない事にはわかりにくいものである」→「それを自分の自意識にも”なんだこういう強迫か”とわかるように（認知）すると強迫の解消が始まる」、
「わかりにくさ」と「わかりやすさ」の構造はその後も変化が無いワケです。

ざっくばらんに言うと、強迫はわかりやすいアプローチを容易にはね返します。
「わかりやすいようで難解なような、読んでいくとわかってしまうような形」強迫とは直線的なロジックへの対抗（リアクション）する防御を非常に強い優先順位で保有します。それは限りなく一個人にとっての道徳レベルです、
私、何を言っているのかと申しますと（笑
話を「自意識マター」とする事で、強迫的拒絶を回避できるんです。
この「自意識マター（どうにも自意識の集中力を必要とする状況）」を呼び出すキーは、「難解さと合理性の両者を担保する事」です。
もうちょっとわかりやすく言い換えると「パッと斜め読みできない内容」か「あまりにも抽象的で、一瞬どういう意味か考えさせられる言葉」です。
そいうアプローチがあると、『無意識的強迫の抵抗の反応にきっかけを与えない』条件に成功します。

>勉強、で消化されますでしょうか。。。
上記を踏まえて（わかりやすくするために極端に）答えますと、
『現代結婚制度とその社会的意味についての概論』『近代以降の結婚制度と女性史』『女性の権利回復と社会学的意味』『子供の人権と家族制度』『結婚離婚そしてオルタナティブ』『幼児の自我”新人というだけで立派な大人です”』『子供認知における幼児の人権侵害』『母子と社会、現代社会の仕事環境』『男女雇用機会均等法下における男性の心理』・・・全て400字詰め原稿用紙200枚程度で述べよ。
　↑
研究論文のテーマと考えて（実際に書く必要ありまっせんよ）、そんな論文を書く事を前提に資料や書物を集めて（研究者の立場で書籍を選ぶ）徹底的に研究するんですよ。
これ、自分にとって興味のあるテーマだと思わないで下さい（後から猛烈に興味が出るのはOKです）。
こういう行為に強迫は手を出せないんです。
”自分の事じゃ無いですし”、”リアクションするにも誰からもアクションされていない”、”読みたくて買った本が一冊も無いので投影や余談による誤読が少ない”、”常に反対論の本も読むので道徳的思考が介入できない”、

自意識は強烈な理論武装を手に入れる事ができます。
極論ですが、無意識的強迫を100％論駁可能に自意識が理論武装すれば「自意識マターだよ」の引導を渡す事もできるでしょう。
現実問題、凄まじい読み違えや読む事自体の抵抗等でそれが「まんま目論見どおり」成功するなんて事を期待するのは無理ですが、有効な刺激になりますし、その仮定で偶然解消される（この方が不快感も少ないです）強迫もぽつぽつ出てくるものです。

えらく話を拡大して言うならそういう意味ですよ、
（以下の話って）
　↓
「『仕事をする』とか『女性である前に私は私だ』という『個人としての自分』を強く認識すべきです。自分の性別なんてものは”自分は自分”の後ろに続く下層属性なんだと考えてしまうって手もあります。」って、


それから胎児に与える心理的影響ですが、男性女性のようなロジカルなものは伝達しませんよっ
そもそも自我の確率は言葉の習得と非常に強い関連性があるので、胎児に与える影響を考えるなら母体が感じる不安感が「そのまま伝わってしまうかも知れない」という範囲のものでしょう。
体内回帰的欲求とは、極めて象徴的なもので退行化（大人になる方位への抵抗から逆の時制→過去へ欲求が志向する）の一種です、
「小学生が不安感からおねしょする」とか「マザコン系男性の性風俗における”オムツプレイ”とか」前の時制（より大人になる方位）に不安感や挫折があると、退行的反射がおきるんです。
これは大人の自我の中核たる自意識が強迫されて抑圧される自我構造的在り方が行動的な現実として表現（動機形成）されているもので、自意識の不安感やぶっちゃけ力不足（抑圧による一部機能低下＝8気筒V型エンジンの4発が不完全燃焼しているようなもの）を証明しているもので、現象自体には大きな意味はありません。

>旦那に優越感を味わわせたくないと感じてしまいます。
>実際話したことは何回もあります。彼は「自分の家庭のが上だ」（彼自身、家庭にコンプレックスがある、これも複雑）と喜ぶだけです。

自己紹介ですから、
これも極端な表現で言うなら
「大笑いしながら自慢話として話す」んですよ。
「マジでおかしいんだって、ちょっと聞いて。こうなってあーなって、こんなことがあって、もうありえないでしょう、この環境はさ異常だよね。そーーんな背景があるから、これほど個性的なんだっあたしって存在わ〜。人によってはこりゃ大問題でしょうけどね、これだけの環境で育ったってだけでも誰とも比較しようのない潜在的ポテンシャルの持ち主とも言えようー。私なんかに比べたらあんたの家ってけっこうマトモ（普通でつまらないという意味）だよね」

『自己の尊厳を守る（←問題があったとしても私にはお茶の子さいさいだ）』
そういう意味です。

>娘にはどうしても強い所有力をもってしまいます。
非常に危険です、
過去ログ等で何度も登場する話ですが「強迫の発生する典型的環境」とは
１）家族が社会から孤立している（親に地位との社会性が無い）
２）幼児期に溺愛→反抗期以降手のひらを返すように子供に対する拒絶や虐待や過干渉等幼児に理解不能の支離滅裂な言動
３）両親の強迫（幼児化）による、見当違いの道徳（ほとんどが親が自分のナンセンスな行為の正当化で発言した内容）の導入
４）「何々になりなさい」的将来の社会適応のアドバイスがどうしようもないぐらいナンセンスである
５）親が一見容易に批判できそうな破綻（万引きによる検挙やわかりやすいアル中）が無い「一見そつが無い」
６）加害者は被害者の偽装、被害者は加害者の妄想のような逆転がある
概ねこの辺ですから、逆さまに言えば各個撃破で『その関係が成立しないように意識』してください
それが今冬さんのお嬢さんに対する最大の貢献になりますし、育児における最も重視すべき政策（ポリシー）です。
各条件が成立さえしなければ、「情報公開されている、問題あれどもわかりやすい」という形の認知を進める事ができます。

たとえばですが（単なるアイデアですよ）
１）少なくともバザーとか古物市とか地域共同体の活動に参加してみる
２）幼児期の溺愛を抑止するため子供の呼称に敬称をつける（上流階級の真似）「○○さん」と呼ぶ
３）自分の行為の正当化を子供に対して行わず、ダメな時はなすがままに「私ってダメね（笑」とか「うわ〜やっぱ私がゴメン」等と見せる
４）「あなたは将来どんなお嬢さんになるのかしらね？」問いかける事にして、何か職業や結婚等具体的な将来像を一切薦めない。
５）バタバタとする様子を子供に見せる事を決して恥ずかしいと思わない。
６）とにかく、自分が被害者であるような認識や「私がダメなのね」等の自己嫌悪的ナルチシズムを子供に見せない
他には、第三者の関与による家族意識の拡散という意味で、早い時期から家庭教師を雇って「勉強はいいから家族以外の大人として話し相手になってくれないか」と要請するとか、その家庭教師に誕生会に参加してくれとお願いする（この時ご主人にもあえて参加を促した方がいいかもですね）等、家族環境そのものが孤立したり内向化しないように注意する事で、相当リスクのある関係を非成立にできると思います。

このですね、お嬢さんの人権を守るってアプローチって、そのまま冬さんの強迫構造の解消にとっても同じように効果を持つと思うんです。
現在の家庭を強迫のための道具的キャラクターを緩和するのですから（当然欲求不満も発生させますが）、
想定される二次的ストレス（欲求不満）に備えて、上記のようなアプローチを始めたら、身体を動かすような教室（合気道やダンス等）に通うとか、私の定番になりつつありますが「腕立て腹筋」ですよ。ここまで予め考えておけば、突発的な不安等の動揺も緩和される筈です。

さて、話は戻りますが、「所有欲」じゃありませんよ。
「自己の投影」です。自分と子供の区別が無いんです（子供を他者と認知できないので、同時にその子供固有の人権を認知できない）。
「既に私物」であるとか「お気に入りの人形」或いは「もうひとりのわたし」「自分の幼児期の幻影を見ている白日夢（ノスタルジー）」のような存在が、強迫のフィルター（検閲）を通過して「強い所有欲」って言葉で認知されているんです。

とにかく、目の前のお嬢さんとお隣のOLさんは全く同列の他人であり同一の人権があるという認知を徹底してください。
これは「家族問題でなはく人権問題」だからです。
又、認識として大事な事のひとつは「現代社会で最も人権侵害が発生しているのは家族社会である」ぐらいの勢い（これ極端な方が効果的なので）でそれを一般常識であると徹底してください（一本線を引く）。

今のご主人には申し訳無いのですが（彼にだって自主的に判断するチャンスは在った筈なので）、この際彼にとっての実損を考えても仕方が無いので「主婦である」という「所得や考える時間の確保等の有利性」を最大限利用して、各種のアプローチで強迫性を解消していく事です。
そんなプロセスで、過去の検証も同時進行します。
事、強迫が特定個人的エディプスとは言えない状況なので、「哲学的」「社会学的」「文化人類学的」「人道主義的」「人権主義的」なタイプの第三者性を優先させる事が有効だと思います。


事を急ぐ事はありません、
無理は禁物です。
上記全てを踏まえて「いっちょやったるか（何をするのかはひとまず後回し）」と思えたらスタートラインに立てます。

================================================================

後からの書き込みへのレスですが、

前にも一度触れていますが（過去ログにも散見される筈です）
こういう前提で物事見直してください、
＠あえてナンセンスなぐらい誇張して説明しますね。
　↓
「そもそも家族ってのは必要悪で、一般社会における暴力団と大きな違いの無い組織である」
これに似ているたとえ話もあります。
「そもそも学校なるものは、社会に必要な戦力へ子供を洗脳する人権無視の組織である」
（教師：洗脳教官の子息って条件が強いリスクとなるのも事実です）
導き出される結論は

「だから大人になって独立する救済策を社会は担保している」
「だから卒業して、俺は違うと反旗を翻す権利がある」

一体どの時代から「家族」が普遍的に「いいもので、子供のための楽しい場所」を意味する事になったのかさっぱりわかりませんが、家族なるものの負の機能ってものは、強迫を助長し所属する人の神経をいやってほど追い込む典型的な人権侵害の牙城だと見てもちっともおかしくないんです。
しかし幼児の養育権を親権という形で法律があるのですから、この国の法律は「そこの馬の骨ともわからない人間に、自己の権利を守る力を持たない幼児の生命すら預けるとっぴょうしも無い無責任な存在」なんです、実際は児童相談所等の組織を持っちゃいますが、親役をやった人間を告発する言葉を話せない子供専門の国選弁護人が予め準備されているのでもありませんし、

つまり、親の役職でも、兄弟の役職でも、子供の役職でも、娘の役職でも、祖父母の役職でも、人間が家族に所属する事は個人の人格にとってリスクなんです。各役職に国選弁護人がいてもいいぐらいです。
で、ですね、これを正当化する社会の側からのロジックが『共同幻想』ってもので、
その共同幻想は、文明化の進行によって構造的に破綻するのは心理学的には自明なんですね、

この極端な見方を前提にすれば（繰り返しますが極端な場合ですよ）
「そりゃ結婚なんてしたら、”誰”だって、正常な感覚を失う」
「親にもなったら、マトモな判断力を維持するには相当な精神力が必要だ」
「兄弟ができた子供役の人物の精神状態をモニターするのはとても困難だ」

繰返しますが、極論ですよ、
極論「家族なんて組織で、偏向しない自我を維持するのは”誰にだって”至難の技で、おおよそ大半の人類はこの家族という組織制によって歪んだ自我を持っている」→これが社会適応の形に落ち着くと、これを世論は（歪んでいあようが歪んでいまいが）正常と定義する
2000年前の倫理的哲学の巨人にして天才にイエスって男がいますが、彼はこの悲惨な状況を前にして「家族愛は悪、人が求めるべきは隣人愛」と高らかに宣言するワケですよ。日曜日には家族で話を聞きにきなさい（親が勝手な事を言わないように）。
もっと前のインドの哲学者は「人間ごときが道徳を語るな、それは仏にしかわからない、慈悲（全ての命に）の心を持て」と説きました。
極論「親孝行等悪徳である（”他人と同様”に慈悲の心で接するのが当たり前なので）」と、
イデアを求めるなら出家（家族組織は害なので）しなさい。とも言ってます、

もう一度繰り返しますが極論ですよ（笑
口をすっぱく言いますが、極論です極論
「家族組織なんて社会に生まれてしまう悲劇は、間違って北朝鮮に亡命してしまったようなものだ」

なんて言いますかね、血縁者間の愛情ってものは
「はいゃーーー大変だったね〜あの時代（笑、家族時代ってのはほんとイロイロあったね〜」と、同じとんでもない組織で生き延びた戦友としてお互いの労を認め合うようなものなんですよ。『お互い個人の立場として』です。

■社会が変われば心理も変わる。

典型例ですが、

昨今「私ね東京で就職するの」と言えば、
「よかったね〜、いいなぁ東京かー」なんて話になりますが、
つい40年前には？
「東京だよおっかさん」「ああ上野駅」東京で就職する事自体が悲劇でした。
（まだ中卒の集団就職って背景があったにしろ）
この時代、東京行きがいい話になるのは「六大学進学」等のエリートだけの話でね、

「家族社会等本来根絶した方がいい」のかも知れません（極論なのでナンセンスですがね）
しかし、なにゃかにやいっても、夫婦間のSEXで子供が生まれるって背景が多数である現在（むしろシングルマザーの方がリスクは低いって見方もあり得ます）、「家族社会法人を企画してこれを運営する」のはこれ否応無くやむを得ないところがある。法的にも、社会的にもです。

　　↓

ここぐらいまでの背景を前提に、祖母、母、祖父、父、子供であった自分の姿を見ていくんです。
彼らは大騒ぎしていますね、
間違いやら、勘違いやら、どうかしちゃっているとしか思えませんよね。
先ず、最初にですね
この物語の書きだしを「不幸にもここの登場人物は全員”家族”を構成しているのだった」から始めるんです。
次の一行は「そして全ての人が、その家族でそれぞれの強迫的な妄想を実現できると信じていた。誰ひとりその妄想を共有するものもいなかった」、

>私を祖母に投影し、私を攻撃することで解消しようとしたのでしょうか。

大人になリ始めた子供は、投影対象になりません。
キャラは『部外者（早晩独立する）他人』です。
ここで過干渉により獲り込みが行われるケースもありますが、これは「自分の親属性を維持するための子役の確保」が動機となるので、都合のいい子役のイメージが投影される事があっても（その子役が誰かの投影イメージである場合もありますが）、その投影は二次的なものです。

つまり、母親から見てあなたは「自分だけの妄想社会の破壊者」だったんですよ。

基本的に「個人のこころの中のパーソナルな妄想」ですから、理想の強迫的妄想社会にとって現実の登場人物の存在は邪魔な存在です。
ある意味、鬱構造のようにそれが内向化していれば、それは人の自我の内部にだけ滞留するもので「家族」という現実の装置を利用する事にはならないでしょう。しかし、ここに強い社会適応の意識があり迷いも無く彼らが結婚し家族を構成することが”公然の事実”だったら？
彼らは、それぞれ各人全く違う妄想をその『家族』って火の中に持ち込んで自分自身すら焼き尽くすんですよ、
冬さんの場合、見ると女系家族っぽい世界が連続していますね。
むしろ男はその共犯としてスカウティングされている傾向がある、
（心理学的一般論として、性の権限で強迫されるのは男性で性に対する不安を武器に自由に操作されやすいのは男性の側なんです）

一番最初の「戦争に行けない男」もです。

彼を正当化する方法は？
『反戦』
（ここには”容易に操る事ができるへタレ”というスカウティング評価と、幻想のための主人公のひとりとして”絶対に正当化しなければならない存在”のアンヴィバレントな二面性がある）

こう考えられませんか、
本来鬱傾向として、各個人の意識の奥で本人を苦しみ続ける筈の強迫意識を無理やり社会適応する方便は？
「女性の性を家族属性の定義でしか認知できない」
「女性の性とは家族社会に適応させるための道具である」
再びその悪夢を再現させる担い手としてね、
最後の一行は”偶然”です、
心理学的に言うところの、母子間における女の子特有の”母親の同一化（ママゴト幻想）”

本来の「家族組織法人」なるものは、二人の”大人”がそれぞれの「夢（本来目標だと思っているものを恥隠しでそう呼ぶ＝本当の意味の夢ではなく実は大真面目な目標）を持ち寄って」公開情報を前提に討議して、「ひとつやってみましょうか」という合意の元で立ち上げるもので、
そこに隠された秘密の狙いなんてものがある事自体ルール違反なんです。
それもです、まだ意図的に隠しているなら「何か怪しい」とか周囲にも違和感ありますが、これが強迫構造となると「本人にも完全に自覚が無い（無意識なので）」事になりますから、それはそれはえらい事になってしまうんです。
それでもまだ、「家族って共同幻想ではなく、（ちょっと左翼的ですが）コンミューンのような緩やかな組織で」なら幾分リスクは現象しますが、この強迫構造は「より家族らしい家族」を望みますからね。
そして、その家族に「子供役のルーキー」が登場した場合、事の発端である”二人の大人”は「あなたが登場したこの家族法人はこんな企画意図に基くこんな組織なのよ」とこれを説明する義務があるんです。そして、そのルーキーに「はじめまして」と自己紹介をして、この新人の人権を犯さない不文律を持つ。
ところが、ここで「私の子供が産まれた」的な内向的認知があると（本来は初めて会う親愛なる他人へ寄せる言葉のように「こんには赤ちゃん」であるべき）、「家族組織法人」に求められる秩序ってものは、もう収拾がつかないワケです。

当然ですが「家族組織法人」には、コンプライアンスやガバナンスが求められ、理想は外部取締役（第三者の経営関与）と透明性や公開性も必要になります。それ無しには法人格としての体を成さないんです。
欧米的に結婚（戦後日本の結婚のモデル）とは、『契約』の事ですからね。
その背景には社会契約説やら、国家感や共同体意識的なコモンセンスがあるんであって、
なんかですね「若い人がどうぞご自由にSEXしてください」みたいな代物じゃない。当然「強迫構造の夢花開かせてください」なんてものであっていい筈が無い。


>「犠牲」という立場でなければ生命の危機にさらされて、
無力な幼児であり続けるという子役（既に自我の萌芽が見られる年齢に達すると不適格→家族社会に適応させるための道具としての性）
ここが「そんな役、身に覚えが無い（志願した覚えが無い）」と自覚されているのでしょう。

>「犠牲」になりたくない！という気持ちが強いです。

自立して、家族組織から独立して、こんな幻想を振り払い、
「オイラはとんでもないところに生まれちまったぜ」と、
自由に生きたいって事ですよ。
865 返信 Re:「わかりにくさ」と「わかりやすさ」に着眼してください。 冬 2007/11/20 15:41
ここ何日か、いろいろ考えてみました。夜寝付けない日が何日もあり、過去ログやテキストも読み返してみました。
旦那ともぶっちゃけ話もしてみました。

> 強迫を発生させる最大の要件は『わかりにくさ』です、
> これは自我発生間もない幼児にとって、事実関係や環境（幼児にとっては全世界と仮想）勝手な想像や誇張の可能性となるためです。

よくわかります。まさしくその通りです。
思えば「わかりにくい」ことばかりでした。思い出すと怒りがこみあげてきます。でも母の人生や歴史的背景を考えれば、母に対して同情心が沸いてきます。

> 自意識は強烈な理論武装を手に入れる事ができます。
> 極論ですが、無意識的強迫を100％論駁可能に自意識が理論武装すれば「自意識マターだよ」の引導を渡す事もできるでしょう。
> 現実問題、凄まじい読み違えや読む事自体の抵抗等でそれが「まんま目論見どおり」成功するなんて事を期待するのは無理ですが、有効な刺激になりますし、その仮定で偶然解消される（この方が不快感も少ないです）強迫もぽつぽつ出てくるものです。

「なにかわかりにくい」ことを理論武装で「こうこうこうだから」と家族的な嫌悪感がわいてくる状況を回避する、ということでしょうか。なんとなくわかります。

> 「『仕事をする』とか『女性である前に私は私だ』という『個人としての自分』を強く認識すべきです。自分の性別なんてものは”自分は自分”の後ろに続く下層属性なんだと考えてしまうって手もあります。」って、

ありがとうございます。取り入れます。

> 自己紹介ですから、
> これも極端な表現で言うなら
> 「大笑いしながら自慢話として話す」んですよ。

実際、旦那と夜を徹して話してみました。
自分は異常な「家族」の中で、当たり前のように生活していたこと。
「家族だから」という言葉に異様に嫌悪感が沸くこと。
娘は一人の独立した他人として育てていきたいこと。
私は「家族だから」といったことの道徳で善悪を判断したくないこと。

旦那も初めは不快感を示して聞いていましたが、
「だからといって愛情がない、というわけじゃない」
「愛情は自然にわくものだから」と結局喧嘩が面倒で嘘を言ってしまいました。
でもこの先、「家族だろ！」といった旦那の発言を撤回することができるだけでも大きい進歩だと思います。この先「母親だろ！妻だろ！」といった言葉を回避できるきっかけとなると思います。


> １）家族が社会から孤立している（親に地位との社会性が無い）
> ２）幼児期に溺愛→反抗期以降手のひらを返すように子供に対する拒絶や虐待や過干渉等幼児に理解不能の支離滅裂な言動
> ３）両親の強迫（幼児化）による、見当違いの道徳（ほとんどが親が自分のナンセンスな行為の正当化で発言した内容）の導入
> ４）「何々になりなさい」的将来の社会適応のアドバイスがどうしようもないぐらいナンセンスである
> ５）親が一見容易に批判できそうな破綻（万引きによる検挙やわかりやすいアル中）が無い「一見そつが無い」
> ６）加害者は被害者の偽装、被害者は加害者の妄想のような逆転がある
> 概ねこの辺ですから、逆さまに言えば各個撃破で『その関係が成立しないように意識』してください

自分の両親のことを言っているようです。驚きです。

> このですね、お嬢さんの人権を守るってアプローチって、そのまま冬さんの強迫構造の解消にとっても同じように効果を持つと思うんです。
> 現在の家庭を強迫のための道具的キャラクターを緩和するのですから（当然欲求不満も発生させますが）、
> 想定される二次的ストレス（欲求不満）に備えて、上記のようなアプローチを始めたら、身体を動かすような教室（合気道やダンス等）に通うとか、私の定番になりつつありますが「腕立て腹筋」ですよ。ここまで予め考えておけば、突発的な不安等の動揺も緩和される筈です。
歌が好きなので、娘と一緒に歌でも習おうかと思います。

> 事、強迫が特定個人的エディプスとは言えない状況なので、「哲学的」「社会学的」「文化人類学的」「人道主義的」「人権主義的」なタイプの第三者性を優先させる事が有効だと思います。
> 後からの書き込みへのレスですが、

> つまり、親の役職でも、兄弟の役職でも、子供の役職でも、娘の役職でも、祖父母の役職でも、人間が家族に所属する事は個人の人格にとってリスクなんです。各役職に国選弁護人がいてもいいぐらいです。
> で、ですね、これを正当化する社会の側からのロジックが『共同幻想』ってもので、
> その共同幻想は、文明化の進行によって構造的に破綻するのは心理学的には自明なんですね、

過去ログやテキストを何回も読み、私が背負っていた錘が取れた気がします。
私にとって大きな収穫でした。

> つまり、母親から見てあなたは「自分だけの妄想社会の破壊者」だったんですよ。

母親の妄想としては
「権威的旦那に尽くす可哀想な母親」「女性は家族属性に従わなければならない弱い存在である」といったところでしょうか。

> 自立して、家族組織から独立して、こんな幻想を振り払い、
> 「オイラはとんでもないところに生まれちまったぜ」と、
> 自由に生きたいって事ですよ。

本当にそうです。すきっとします。

話が変わりますが、最近また思い出してというか、「やっぱり異常なのか？」「いや、みんなそうだ」「いや、私がおかしいんだ」といった考えが浮かぶことがありまして
父のことなんですが、
父は特に？性欲が強かったとおもうのですが、ロリコンのようなところがありまして、私は物心ついたときから（小学生くらいから）父に「性的に利用されているのでは」といった漠然とした嫌悪感をもっておりました。
こんな親子なのにありえない、倫理的にないであろう、と頭から消そう、としていたのですが、今思うと、意識する私がおかしいのでは、といったところはあったと思います。
父と小学校高学年までお風呂に一緒に入っていて、世の中的には「ありえない」のかもしれないですが、「うちは特別仲良しなんだ」といった言い訳を自分の中でしていたと思います。
私は父がやらしい目でみているのでは、とすぐ気付いたのですが、
「こんなこと思っている自分がおかしい」
「こんなこと意識していることを父や家族に知れては大変だ」
「父はやらしい目で見ていない」と思うようにしていました。
実際嫌で嫌でたまらない、どうやってか父に嫌であることを気付かせたい、と
反抗的な態度で対応したり、何回かわかりやすい行動を起こして
父か母に「もう年頃だから入るのやめなさいよ」と言ってくれるのをずっと待っていたのです。
実際、父はわかっていたと思います。わかっていて嫌がっているのを楽しんでいた、と思います。
母も今思えば黙認していたと思います。
母は義理の兄と同居していたときがあります。祖母に「母のお風呂を覗いた事があった」と聞いていましたので、私に「お前も嫌な思いをしろ」といった気持ちがあったのではと思います。（あれだけ敏感なので父の気持ちをわかっていないわけはないと思います）

この父親の心理がよくわかりません。
父はお風呂に入ったあとに私が嫌がっているのにもかかわらず裸で歩き回ります。（嫌だといった覚えは無いですが嫌がっている態度はしていました）
私の部屋をノックなしで入ってきたりします。嫌がる娘を前にそれでもごり押しをし、そういう行動をするのは「父親だからいいだろ」的な心理があって、
親だからやらしくないだろ、と正当化しようとしているのでしょうか。
露出狂のようなSのような性的な偏りもあるようにも・・・・

携帯の履歴を勝手に調べたり、PCも履歴やメールをチェックします。（PCは共同でした）
着替えているのがわかっているのに気付いていないフリして入ってきたりします。
私は家庭に父がいるだけでなるべく女を匂わせないように行動し、がさつな男勝りな態度をし、女らしさに欠けていったのもこれらが原因と思います。
母は気付いていたんじゃないかと思うとなおさら気付かないフリをする真理がわかりません。
「家族」を壊さないように、というのはわかるのですが、あの嫉妬深い母が黙認していたのは、母も同じような体験があったからでしょうか。
母はいまだに「私のスタイルがいい」とか「おっぱいはってる、おっきい」とか父が喜びそうな言葉をあからさまに父の前で話します。
そんな母に憎しみを感じます。

父に＝男に嫌悪感がわくのは、性的な目で見ている時、といえます。
すごく嫌悪がわいてきます。

「性的に利用された」と思うと激しい憎悪がわいてきます。
867 返信 「なんとなくわかります」でいいのです。 kagewari 2007/11/21 14:13
>と家族的な嫌悪感がわいてくる状況を回避する、ということでしょうか。なんとなくわかります。

ま、細かい部分の齟齬はありますが、そういうところはたいした問題では無いので（私の投げかけはあくまで分析による投げかけであって何か殊更「こうしなくちゃいけない」かのような”回答”じゃありません）、冬さんなりの個性で「なんとなくわかる」って事の方が重要ですから。何か妙に具体的なメッセージのように捉えられる（むしろその方が象徴化の可能性もある）より本質的なものだと思います。
精神分析の基本はデ・コードで、実際私の話の本質は冬さん自身の内面の分析によるものですから、「元々自分自身に潜在的にあったアイデアだ」と言えばそういう事なんです（私の個人的な意見についてはそう付け加えてコメントしますので）。
本人にとって、それが「なんとなくわかる」のは当面の着陸点としていい線だと思います。

又、
>と結局喧嘩が面倒で嘘を言ってしまいました。

これも「アリアリ」です、
嘘も方便じゃないですが自覚的な確信犯的嘘は、まー言うなれば表現方法の一種ですから
そういう戦術を自意識が使うってのは、むしろ自意識マター的には評価していもいい部分ですよ。


さて、話は
>話が変わりますが、
以降の「父親の性欲関係の話」になりますが、
ここは切り分け論的説明が必要です。

先ず一点目
欧米の心理系の統計には性的幼児虐待についてとんでもない数値が出たりしますが、昨今の論議だとカウンセラーからの誘導尋問的な投げかけによる虚偽の記憶も多数含まれているのじゃないか的な論調も耳にします。
これ何かと言いますと、キリスト教圏（特に性行為への戒律の厳しいカソリック）での性行為に対する各種タブーはかなり厳しくて、分析者の側から見て「家族内で大変な人権侵害があった」との前提で考える時に、彼らの文化世界の最もおぞましい行為を分析者の側が憶測してしまう危険性があるんですね、これ。

二点目
欧米の場合、確かに報道されるような幼児への性的虐待があるのは確かです。
これは欧米の性的（退行化）倒錯の性行為のジャンルとして欧米特有の幼児への躾行為が「ひとつの性行為に認知されている」等、彼らにとってはえーなんて言いましょうか、これエロティックなジャンルになるワケです。ここにはキリスト教圏特有の『避妊の禁止』や『出産を前提とした”家庭内”夫婦のSEX以外を禁ずる』等の戒律が関わっています（これ王権神授説と合わせて西欧の権力的ヒエラルキーの代表的拘束力のひとつです）。
ここの掲示板でもこの点以前から説明してきているんですが、フロイド当時の男性の性的な方面の心理相談の事例には「射精恐怖」があったぐらいです（出産を前提として非避妊のSEXしか許されない戒律があるため）。
つまり欧米世界には、性行為への不安があった時の一段階目の退行として「家庭内に対象者を求める」って構造が社会構造的にあるんですよ、これ一種のリスクとしてですね、
つまり欧米特有の現象としてです。

三点目
そこで日本はどうかと言うと、基本的にこの国は伝統的にフリーSEXの文化を持ちます（伝統的なお祭りの時には若い人がそれは大騒ぎみたいな伝統ある地域もあります）。そして浮世絵や春画等性風俗グラビアなんかも江戸時代から寛容で、同性愛含めて元から大らかな国民性が伝統です。昭和の軍備拡大等の軍国主義ファシズム時代や、戦後の「いいカッコしい的成り上がり者サラリーマンドリーム」の中であたかも性行為にも厳格な国だと勘違いされている向きもありますが、日活ロマンポルノが当時の前衛映画監督の登竜門であったように性に関しては『習俗の一部』なぐらい寛容です。
つまりですね、一気に実子である（再婚による連れ子は別ですよ）幼児への性的虐待へと繋がる構造は基本的に存在しないんです。
ペドフェリア（小児性愛者）は存在しますが、一般に彼らの考える対象者は家族以外の他者（他者への不安が→年少者へと退行）である場合が大半で血縁関係者に向けられる事はあってもまんま「家族に対して」には起り難いんです。
兄弟関係の性的関心を拡大する向きのありますが、これは「妹」等のキーワードが性的キャッチとして社会的（コマーシャル的）にも象徴化されているという面も大きい。つまりですね、日本の家庭内の性的関心のメインストリームは「スケベ」的な部分止まり（日本は基本的にフリーSEXの国なので家庭内での性的悪ふざけや”下ネタ”は習俗的にアリアリな文化的伝統があります）であるのが大半なワケです。（ちなみに父親が全裸で家族の間を歩く等の行為は性欲的表現と無関係です：後述）

四点目
そもそも『性欲論』的にですが、
人間の性とは、本能の破壊とこれの延長の自我による補完って世界を生きるようになって、「ズバリ性欲でしょう」という本能表現的な性ってものは既に壊れていて存在しないのです。
動物にとってそのモチベーション（強迫的なまでのストレス信号）の拡散と継続こそが人類の文明化における原動力となってまして、
そもそもが、本来年数回でいい筈の繁殖期をですね、年中無休にSEX可能に女性がサルから進化し、男性を（年一でもそのストレスは動物にとって致命的ともいえる大変な刺激なのに）挑発し続ける身体的変化及び化粧含めてその刺激が恒常化していますが、
これの背景は、既に性欲は様々のモチベーションの原型となっていて、それは文明を操る人類の人類たる所以に深く関わっているんだと。
飛躍的な比喩ですが「米国大統領の性的シンボルはICBMである」と言ってもいいワケです、
つまり軍事や政治、宗教や経済からスポーツに至るまで人間の強い（コミュニケーション関係の）モチベーションの背景には『解体された性欲』がそのコアとなっていると、
これをフロイドは”リビドー”と呼んでいるのであって、彼は「まんまSEXしたい的性欲」とは捉えていない筈なんですよ。

■即ち上記全部の背景からですね、
特に日本の場合になりますが、「それほど性的悩みが家族に対する性的欲求という形で発現するのは非常にレアケース」です。
ほとんど無いと言ってもいいでしょう。
（家族に対する身体的暴力の背景に性的興奮が存在する事は連想としてありますが、これも暴力止まりである事が大半）

しかしですね、
一時期反抗期の少女達の間で「お父さんの後に入浴するのは汚いから嫌だ」等の報道が目立った事がありますが、その背景には日本の女性特有の「封建主義的女性差別の時代」や「女性の自我形成に深く関わる”母親との同一化（ママゴト幻想）”」これが関わっています。又日本で言うところの男性におけるマザコンも、べったりの関係が目立つにせよ母親と年中SEXしているなんて騒ぎはそう耳にしませんよね、まーこれほとんど無いからです。心理学的にも説明に無理ありますから（欧米社会とファンダメンタルが違う）。
つまりここには「自分自身の思春期における性的不安が→そのまま性的な成長そのものを抑圧し→潜在的な性欲を背景にするが→それが歪んだ形で幼児化として→家族内に内向化する場合がある」という構造になるんです。
日本の場合には「他者への性行為への不安の反動として、性行為そのものを抑圧的にする幼児化的退行があってのー”家庭内”だと」

確かにですね、日本は家庭内で下ネタありの国ですから、
発達途中の男性や女性を性的に家人がからかうとか覗くなんてのは、元来アリであって特別その背景には性的倒錯や虐待意図は無いんです。

しーかーしー、当事者である子供に「思春期特有の性的不安からの退行的幼児化」が見られる場合、自分自身の性的キャラクターを指摘される事はそれ自体”不快因子”になるますよね？
当然そこに意識過剰にもなるんです。
そして又同時にです、「本人の心理が自分が大人になる事への不安や、家庭に対する幼児化的依存があると、家人に対して象徴的な意味でも道徳観や倫理観を強く（誇大に）求めるのは構造的に必然」になります。
そして、男性の場合射精行為を含めて性行為そのものがかなり直線的な快感がコアになりますが、女性は恋愛ドラマ好きに見られるように多聞に情緒的象徴化がありますね。（ダイレクトな性行為を忌避するというか）この情緒性ってのは「現在の人類の現況は”むしろ性的アピールで挑発するのは女性の側”」なんであって、性的関心にダイレクトに反応する側ではありません。女性の側の方がダイレクトに性行為をその”性意識”が連想するものじゃないので、”異性愛””人類愛””家族愛””親子愛”じゃないですが、その連想として男性以上に「女性の場合ダイレクトに性行為を意図しない分家庭内に内向化しやすい」のも事実なんです。

故に「お父さんの後に入浴するのは汚いから嫌だ」的な反抗期としての感情は”当事するその女性の自分が大人になる事への不安からくる一時的な性的退行が結果として性欲の家族内への内向となりやすいから”なんですよ。

ここ、やややこやしいんでもう一度説明しますが、
女性にとっての性行為は多聞に情緒的象徴化されやすくダイレクトにSEXに直線的に連想しない（極論性行為でなくても良い・或いは性的関係の幅が行為としても非常に広い）、通常日本では性欲がそのまんま行為として家庭内に（退行として）内向する事は無いが、女性の場合性行為がダイレクトにSEXでは無いので、情緒的な解釈の延長でこれが思春期の不安として家庭内に内向する事がある。
（ママゴト幻想のように、性的未発達の状態でも知識は無くても性対象を前提とした”遊び”もある）

つまり、
『日本の場合女性はビヘイビアーとして、男性以上に強く家族内部の血縁者が（性的倒錯無しに）性的対象者に見える事がある』のです。

裸族であれば裸でウロウロしても全く問題ありませんが、日本の昭和の男性なんかになると「お仕着せでスーツ着ている」的なストレスもあって、リラックスの形のひとつとして「自分の家では自由にしていい」な意識があります。
元来彼らの幼児期にには、かなりの世帯が銭湯に通う等、近所の人同士もお風呂じゃ裸同士なんて常識でしたし、それが地域との文化的な親和性を担保していた一面もあります。
（※男性の場合銭湯で身体の一部を隠すような動作は「むしろ恥ずかしい行為：男性らしくないと揶揄される→極端に言えば”オカマ野郎”」。ですからマチズモ的な男性誇示に繋がっている側面はありますが、これ当事者としては「隠す方が男性として恥」であるのも事実です）
冬さんの側に、これを嫌がる形で強く意識する環境にあったのが事実なんです。
確かに、男性家人のだらしのない態度に女性家人が立腹するのはこれも「アリ」ですが、
現象単体で言うなら「恥ずかしいからちょっとやめてよお父さん（馬鹿ね〜）」等のようなレベルで、
微笑ましい家庭の場合「嫌ねーお父さん、みっともないものブラブラさせないで」のような笑い話になっていてもおかしくありません。

一連の性的嫌悪感は、強迫傾向を持つ幼児に広範に見られる傾向のひとつである『早熟』が冬さんにも見られ、強迫的傾向を前に大人になる事への過剰な不安や抑圧傾向の結果として、性的な欲求の家庭内への内向（理想の父親像のような象徴化）があったため、当然日本では家族に対する性的欲求がエキゾチックと解釈されうような余地はほとんど”無い”ので（概ね反抗期がらみで不快だったりする）、そのまんま嫌悪感として認知されていた。と見るべきでしょう、
当時から自身に明快な強迫傾向があった証明と考えるのが筋だと思います。
（当然彼にも問題行動があった筈ですが、これは”切り分けて”彼個人単体の行動として見ていかないとなんとも言えません。ただ、今の段階でのお話からするとこれを彼自身の性的問題として見るのは適当では無いと思います。）
870 返信 Re:「なんとなくわかります」でいいのです。 冬 2007/11/22 14:51
> これも「アリアリ」です、
> 嘘も方便じゃないですが自覚的な確信犯的嘘は、まー言うなれば表現方法の一種ですから
> そういう戦術を自意識が使うってのは、むしろ自意識マター的には評価していもいい部分ですよ。

そういっていただけると安心します。(笑)

> つまり欧米世界には、性行為への不安があった時の一段階目の退行として「家庭内に対象者を求める」って構造が社会構造的にあるんですよ、

ここが気になったのですが、父は学生のころ、菌を野球のユニホームから移されたらしくて、（つまりインキンです）薬をずっと塗っていて（ずっと理解できなかったときは不思議でした）子供ができにくい、といったコンプレックスはあったと思います。実は旦那も包茎でして、性に関して非常に強いコンプレックスがあります。私とは性行為が成立できたので結婚したといってもよい、「自分にとっては重要なことだからこれを理由に結婚する、のは理由として大きくアリだ」と高らかに言っておりました。以前付き合っていた女性らとは成り立つか不安でなかなか出来なかった、らしいです。（私とデキたこともあり、万能感にひたるきっかけになったらしいですが。。。
他人事なので関係ないのかもしれませんが・・・・

私はそのことを後から知って「旦那に利用された」と強く感じたのです。

> ペドフェリア（小児性愛者）は存在しますが、一般に彼らの考える対象者は家族以外の他者（他者への不安が→年少者へと退行）である場合が大半で血縁関係者に向けられる事はあってもまんま「家族に対して」には起り難いんです。
> 動物にとってそのモチベーション（強迫的なまでのストレス信号）の拡散と継続こそが人類の文明化における原動力となってまして、

父は夜中に堂々（本人は隠れているつもり）インターネットでエロサイトを観ていまして、そうこういった理由からストレスの発散であることは間違いないと思います。
ネットが無いときに、私に対して度スケベ親父になっていたと考えれば、なるほど〜といったところです。
かなり無責任な父であったのは間違いないです。


> 一連の性的嫌悪感は、強迫傾向を持つ幼児に広範に見られる傾向のひとつである『早熟』が冬さんにも見られ、強迫的傾向を前に大人になる事への過剰な不安や抑圧傾向の結果として、性的な欲求の家庭内への内向（理想の父親像のような象徴化）があったため、当然日本では家族に対する性的欲求がエキゾチックと解釈されうような余地はほとんど”無い”ので（概ね反抗期がらみで不快だったりする）、そのまんま嫌悪感として認知されていた。と見るべきでしょう、

思えば3歳のころからあったかもしれないです。
朝起きたら、父がベッドで嫌々眠たそうな母にキスをしている。母は起きたら胸がはだけていて、子供ながらに不思議な現象であったと思います。
子供の前でそんなことをする無責任な父親であったため、早熟であったのは間違いないと思います。私は「かまってほしい」とつよく思っていて、「邪魔したい」、と思いながら「邪魔をしてはいけない気がする」（禁忌のような）感覚があったと思います。
反抗期、と子供への退行したい欲求があったと考えれば納得です。
強迫がずっとあったと思えばなおさら強い嫌悪だった気がします。
ということはここは「無責任で度スケベな父親だった」と解釈します。（安心しました）

ここまた見逃していた過去ログを旦那が寝静まった後、隠れてみていたりしたのですが（普段は子供に不安定な姿をみせたくなくて子供が寝静まるわずかしかネットで閲覧できません（涙）

今までのお返事から、母の背景を考えても、
「こんなになんとなくひどいめにあっているのはなんでだ？」
「母親が悪いのか？親がわるいのか？」
「そのような気がする・・・・」
「いや、そんなことを考えては生命の危機に陥る！」
「では自分がこうあるのが駄目なのか？」
「いや、私は悪くない！」
「いや、でも理由がない！」
「自分に満足してはいけないんだ！」
「そうだ〜・・・・なんだ！」
のような、幼少期に逢った究極な状況で逢った生命の危機に対する「なんかわからない状況」に対しての答えを何層にも重ねて無理やり理由を探している。ということになりますね。
「何かわからない」→「理由を探さなきゃ生命の危機に」という強迫があって
最後の最後は「自分が悪いんだ〜」となって自意識となるコアが抑圧されてしまう、といったところでしょうか。

「こんなにひどい目にあっているんだから」
「こんなに犠牲に逢っているのだから」
「こんなに苦しいのだから」
↓↓↓
「異常な環境であったはずだ」
「異常な家族であったはずだ」
と思わなければならないのであって

結局は自分の「自意識過剰」が原因なのですよね。。。
強迫＝自意識過剰であって
祖母や母を見ても、
「こんなに苦しいのは〜がいけない」
と騒ぎまくっていて、本来、そんなに騒がなくてもいいこと（グレーですから）を
一生懸命、自分が犠牲になったかわいそうな状況を証明するために代々繰り返している、ことですよね。。。
祖母も母も
「こんなに可哀想であったからには普通であってはいけない！」
「こんなに犠牲になっているからには何かしら他人の責任にしなければ許せない！」
「こんなに可哀想なの！どうだ！」と「普通」である状況が不満で「特別」でいたかったということですよね。

つまり私も生まれた状況から始まって
「なぜ自分がこのような目に！」
「自分がおかしいのか？いや、ちがう」「ん？？わからない！わかりにくい！」
「どうしよう！わからなければ！」
「そっか！母が悪い！父が悪い！あれが悪い！これが悪い！」
「やっぱ自分がおかしい！？」
「おかしいのは自分だ！」「自分は特別（おかしい）なんだ！」
とあらゆる理由をめぐりめぐって重ねていったということになります。
納得です〜が、コアは
「自立したい！」ですから
「過去の自分は特別おかしい環境だ、といった証明や呪縛から逃れて自由になりたい、自分を肯定できる環境でいたい」といったところでしょうか。

自分を特別によくみせたり、特別にかわいそうにみせたり、そんなみせる自分から特別をやめたい！ありのままでいたい！

となると特別傲慢な旦那がいることは嫌悪になりますし、
過去、父親に嫌悪を持っていたのは特別視しようとネタを探していたことになるんですね。

ここから難しいです。。。
どうやったら「特別」に陥らないようになるのか。。。
やはり、そのつど自覚、意識するしかないのでしょうね。
それにはどういった努力がいるのでしょうか・・・・
872 返信 個別に答えますね kagewari 2007/11/25 00:33
まず、冬さんも同意と思いますが
>私はそのことを後から知って「旦那に利用された」と強く感じたのです。
これはまずナンセンスですよね、
「それ（性）とこれ（結婚）とは話は別」ですから
>「自分にとっては重要なことだからこれを理由に結婚する、のは理由として大きくアリだ」
この言葉は「いかに嬉しかったのか」を現す強調表現ですから。
さて、男性事情に関して疑問がある場合にはその実体を別個の話として知るほうがむしろ近道でしょう。
切ない男性の事情なるものが切々と語られていいますから、閲覧してみてください
　↓
http://life8.2ch.net/test/read.cgi/body/1191100681/
（間違っても書き込んだりしないで下さい、スレが荒れますから）


それから
>となると特別傲慢な旦那がいることは嫌悪になりますし、
ここは随分先に考える事でしょう。
「私が強迫的な妄想を実現しようみたいな話で、本来自分には結婚の意志すら、ひょっとするとSEXの意志すらなかったあなたを結果的に巻き込んだ事は大変申し訳ないのだけれど、この結婚にはあなたも同意しての事なのだから謝罪するような話じゃないのかもなんだけれど。ズバリ離婚した方がいいと思う」
と、自分で言うべきだと腹が決まった時には結婚契約の解消も真剣に考える部分でしょう。

しかし物事を一気に進めようとしても無理もありますし、そもそも強迫抜きの判断ができるのかと言えばそうとも言えない筈ですから、これは先の話として（数年スケールで考える事だと思います）、「いつか考えるかもしれない」とこころに留めておきましょう。

さて、
>やはり、そのつど自覚、意識するしかないのでしょうね。
>それにはどういった努力がいるのでしょうか・・・・

この部分ですが、今回の相談では同時進行だった直下のnakaさんのスレッドのやりとりが大いに参考になる筈です。
何度も繰り返し閲覧してみてください。
重要なキーワードは私の造語ですが「自意識マター」です。
ここに関しては、その下の早恵さんのスレでも関係論議が語られています。
ざっくり「自意識マター」とは何かと言いますと、
「本来自由意志で判断や認識、決定しなければならなない局面」＝「自意識が自己責任の管理の元に意志の確認をしなければならない局面」の事です。

その本来「自意識マター」でなければならない局面が再三強迫的思考が→あたかも自動的に「（自分が被害者になる）結論ありきのような」思考や、思い込みとして発現する無意識的な判例（この前例の記憶は偏向し事実から乖離：誇大な印象）主義的な認識の分類されてしまう”与件化”が頻発する事で事実認識すらまるで認知障害のように偏向している傾向が構造化しているのです。
となるので（精神分析はその判例の事実認識の偏りをまず意識的に”歴史の再考”として見直すものです）、冷静に過去の認識の偏向を再確認によってリアルサイズに修正する事と同時に、「自意識マターの復元」が重要になります。

現象面としては、強迫的な思考の流れからそれを「自意識マター」に引き戻せばいいのですから、ここはそれほど難しく考える事は無いのです。
自意識の立ち上げ方法は様々ありますが、言葉にするなら
「あっ」
「えっ」
「あれれ」
「っだっけ？」
「かな〜」
「ちょっと待って」
等になります、
重要なのは「どんな事案にも即答しない」です。
一拍置くんです。
「うーん・・・」でもいいです。
ワザワザ時間の流れの腰を折って「審判タイム！」とプレーを中断させるんですよ。
こうすると「何か考えなくちゃバツが悪くなる」んです。
この仕事は”自意識にしかできない”んですね、
条件反射ほど確実な鍵とは言えませんが、簡単な方法としてゃ非常に有効です。

上記からわかる事は何かと言いますと。
「第一印象や、即断に近い非常に早い速度の感情的反射、結果として情緒的に不安定になるほどの感情」
　↑
これらは全て強迫的連想なのですから、100％全て”似非です”。
決して自意識の本音じゃありません。
口の悪い表現で言い換えるなら「必ず裏がある」んです。

なので、普段日常比較的冷静な時に徹底的にこういったもの全てに根拠等無いと全否定する意識付けをしてください。
　↓
「第一印象や、即断に近い非常に早い速度の感情的反射、結果として情緒的に不安定になるほどの感情」

方法論としては「必ず二度考えよう」でもいいでしょう。
或いは「判断するまで一日待とう」でもいいでしょう。
常に自意識で、裏取りをして自分の認識をチェックするんです。
これですね、何も損しません。
最初の判断が「何度も考えた結果あってたかもしんない」な時は、「偶然アタリもあったなー」と思えばいいんですからね。
コツとしては必ず時間を空ける事です、
その時（強迫真っ盛り）にあれこれ考えても、強迫的認識に足元掬われるだけですから。
とにっかく強迫の弱点は「その意識を長時間継続する事が難しい」のです。
「その意識が長時間継続するための秘訣」は、自意識を共犯に巻き込む事なんですね、
だからこそ、ここを「最初の判断は100％間違っている」事を信念といいますか哲学といいますか、何にもまして優先しなければならない盟約のように肝に命じておけば、共犯に巻き込まれるリスクを大幅に下げる事ができるんです。

これに成功すれば、強迫的思考の継続時間はそれに応じて短くなります。
「はっ」と気が付いて「いやいやこーーかもしれないな」と思いつけるチャンスが増えます。

これを普段の生活で繰り返していくに従って、それほど意識しなくても「自意識マター」が成立する構造が確立していくんですね。
確かに精神分析的に過去を内省的に歴史として再考していく事も重要ですが、そういった事を冷静に考えられる時間を確保する事もとても大事です。少なくともやっかいな勘違いの連鎖で辻褄の合わない不快感に巻き込まれる事例を数として減らしてく事は重要なんですね。

この「自意識マターの確立」というテーマに取り組む姿勢が質問の答えとなると思います。
※繰り返しになりますが「反復動作の運動」や「数をカウントする動作」そして「腕立て腹筋」「散歩や外出（1分でも）」これは基礎中の基礎として重要なので、「自意識が弱っているな」と思った時には迷わず”所構わず”実践してみてください。
873 返信 Re:個別に答えますね 冬 2007/11/26 13:07
> 「私が強迫的な妄想を実現しようみたいな話で、本来自分には結婚の意志すら、ひょっとするとSEXの意志すらなかったあなたを結果的に巻き込んだ事は大変申し訳ないのだけれど、この結婚にはあなたも同意しての事なのだから謝罪するような話じゃないのかもなんだけれど。ズバリ離婚した方がいいと思う」
> と、自分で言うべきだと腹が決まった時には結婚契約の解消も真剣に考える部分でしょう。

旦那とは実家から逃げるために結婚した。のでありますから、旦那に感謝すべきことはたくさんあり、kageさんのおっしゃるように何年もかけて考えていきたいと思います。
実際、「離婚できるネタとなる」、と考えれば旦那にひどく嫉妬『嫌悪』することもなくなってまいりました(笑)
こちらも結婚という立場をもって利用、スカウトさせてもらったので、という風に考えていけば、強迫的な不安感も減ってきたかと思います。
少しずつ自分で独学やらで自立できる土台を作っていきたいとおもいます。

実は「就職に強い資格とらなきゃ！」とまた不安から強迫的に思っているとことがあります(笑)


> 重要なのは「どんな事案にも即答しない」です。
> 一拍置くんです。

> これらは全て強迫的連想なのですから、100％全て”似非です”。
> 決して自意識の本音じゃありません。
> 口の悪い表現で言い換えるなら「必ず裏がある」んです。

そうなんですね〜〜！そう考えれば私が思ってきた現実や観念ってなんだったんだろう？？と悩んできたのが一瞬馬鹿みたいに思えます。（まだまだ自分のものにはなってないですが・・・・）

> なので、普段日常比較的冷静な時に徹底的にこういったもの全てに根拠等無いと全否定する意識付けをしてください。

> コツとしては必ず時間を空ける事です、
> その時（強迫真っ盛り）にあれこれ考えても、強迫的認識に足元掬われるだけですから。
> とにっかく強迫の弱点は「その意識を長時間継続する事が難しい」のです。
> 「その意識が長時間継続するための秘訣」は、自意識を共犯に巻き込む事なんですね、
> だからこそ、ここを「最初の判断は100％間違っている」事を信念といいますか哲学といいますか、何にもまして優先しなければならない盟約のように肝に命じておけば、共犯に巻き込まれるリスクを大幅に下げる事ができるんです。
>
> これに成功すれば、強迫的思考の継続時間はそれに応じて短くなります。
> 「はっ」と気が付いて「いやいやこーーかもしれないな」と思いつけるチャンスが増えます。

習慣化するには本当に意識していないと難しいですね・・・
これからまた過去の洗い直しをしたほうがいいですよね。。。
習慣をみつけるにも。

ありがとうございます。わかりやすい説明でした。
「あれ？」「う〜〜んちがうぞ。」「そっちじゃないよ〜」から入ります。
837 返信 頑張る頑張るってそんなに自分は大した人間かよ・・・頑張ったって無力なのは分かってるのに。 naka 2007/11/08 02:02
おひさしぶりです。

わたし、カウンセリングを受けているから、精神科になんて行かなくてもいいことは分かっているのです。でも、カウンセリングに疲れてつい精神科に行ってしまいました。
薬が効こうが効かまいががどうでもいいのです。
ただ、薬をもらっている自分という事実がないと、自分を責めて罪悪感に打たれて全部責任を負わなきゃと思ってしまう。
自分の中で自分を許す理由付けとして「薬をもらう」という事実を作っているだけなんです。
別に呼吸困難だろうが意識を失おうが頭痛だろうが、身体症状を云々言ったって無意味なのは分かってるんです。
だけど、病院に行っている自分という事実がないと自分を許せない。
ただ、私は病院に行っていることは家族にも誰にも内緒です。誰にもひけらかしてなんていないです。助けてなんて言っていないです。カウンセリングに行っていることも誰にも内緒です。自分の中の納得させる方法として「薬をもらっている事実」を使っているだけです。もしかしたらそうやって「私は自傷したり傷を見せびらかしたりするようなナルシストみたいなことはしない」っていう理屈で自分に酔ってるのかもしれません。
でも、薬をもらわなくなったら、また頑張らなきゃいけないと思うと、もう薬はいらないでしょうといわれるのが怖いです。
カウンセリングに行くことも、今私にとっては「頑張らなきゃいけないこと」です。
もう疲れてしまいました。別にどうでもいいです。なんでこんなに頑張って不快な状況から抜け出さなきゃいけないのでしょう。
カウンセラーが悪いわけじゃないんです。実際悪くなってない。むしろいろいろ分析して気付いたことが多いです。別に正論を押し付けたり奇麗事を言う人ではありません。客観的に第三者でいてくれる人です。ただ私が転移ってやつですかね、勝手にもうあんたのとこに行きたくないよって、勝手に頑張らされてるように感じてしまってるだけです。
大嫌いだった父親は、精神科に通っていていつも情緒不安定で母と私はおびえていました。結局私は父とそっくりっていうオチです。笑ってしまいます。
自分と似ていると気付いたら、父親を男として意識して好きになってしまったらどうしようと不安になりました。それが気持ち悪くて仕方ありません。バカみたいな話ですが。
839 返信 頑張る必要は全くありませんよ kagewari 2007/11/09 00:44
文脈通して言える事ですが。まず
>カウンセリングに疲れてつい精神科に行ってしまいました。
これはある種「息抜き」として明快な快感であると語られていますね
同時に、
>自分の中の納得させる方法として「薬をもらっている事実」を使っているだけです。
と、その理由が語られています。
悲劇性のナルチシズム的逃避ですね、
>薬が効こうが効かまいががどうでもいいのです。
少なくとも投薬を身体的苦痛への対処として利用するのはむしろアリな選択なので、これは効かなきゃダメですよね（処方されているのが身体的苦痛への対処的ものなのかって部分は別ですが）。
だとすると、「投薬を受けている事」それ自体に意味（快感）がある、
となり「効かなくてもいい」のですから、これは”いつでも使える手段のひとつ”でもあると。
「夫に隠れてキッチンでお酒を飲んでいます、でも私は○○や○○○なので苦しんでいる事を誰にも話していないし、自慢げに症状を訴える事もしていないんです。ですが問題の解決に頑張ってしまう事は、もう隠れてキッチンでお酒む必要は無いと言われるようで怖い」
　↓
>助けてなんて言っていないです。カウンセリングに行っていることも誰にも内緒です。自分の中の納得させる方法として「薬をもらっている事実」を使っているだけです。もしかしたらそうやって「私は自傷したり傷を見せびらかしたりするようなナルシストみたいなことはしない」っていう理屈で自分に酔ってるのかもしれません。でも、薬をもらわなくなったら、また頑張らなきゃいけないと思うと、もう薬はいらないでしょうといわれるのが怖いです。

そしてここですが
　↓
>だけど、病院に行っている自分という事実がないと自分を許せない。

翻訳すると「病気」なんだという理由の外部化によって、現在の自我構造を保守する事でしか（根本的に自己嫌悪を自力で停止できないので）形だけでも安定感を維持できない。
※そもそも保守される自我構造が自己嫌悪の原因
※不安定になっているのは、強迫的自我に対する自意識の反発による不安であり、これを安定させる事は強迫的自我を正当化する。
おそらくこの辺の理解がnakaさんには”既にある”ので、
言葉として「許せない」という表現が選択されているのでしょう。
ここの意味は自己嫌悪を許せないと・自我の（外部化による逃避的）保守（こちらが暗韻）と二重の意味で無意識に選択されているものに思います。

ってかですね、そもそも家族に精神科に通っている事やカウンセリングに通っている事は「むしろ言うべき」事で（その結果の彼らのリアクションも強迫構造解体の刺激になるでしょうし）、言わない事に罪悪感を感じて欲しいんです。
言わないのは個人的理由（背理となっているナルチシズム的快感）ですからね。
言えば言ったで（理解があるかないはここは無関係）「全体としての事実認定として、そりゃ仕事するのも無理あるわね」で、暫くのんびり静養すれば？という文脈になります。
繰返しますが、「家人の理解があるのか無いのか」はこの際”全く関係無い”のです。
通院自体を非難されたのだとしても、公開された情報には「それ自体に論証性がある」のですから、理解できないのならその当事者は”単なる馬鹿か無知”であり、これは自己嫌悪の原因とならないからです。

しかし、カウンセリングに通っている事を”そうそう自慢げに話す人もいない”でしょう。
（ここは上記の「話していないんです」との対比→むしろ誰だってそうそう話したくないのであり、話さない事の方が個人的利益であるケースが大半だって事です）
ここで、話さない選択をするなら「個人的理由で話すべき事だが話さなかった」という自己責任において、これは話せないのだと自分自身で確認すべきだと思います。
否が応でも話さなくちゃいけないって事もでもありませんから（完全に仕事ができなく福祉に相談が必要等のケースを除き）。話した方が楽だって事です（場合によっては福祉の支援で無理に働く必要も無くなりますし、公明正大に自宅で静養する時間も持てます）、

全体の流れで、もうなんとなくわかりますよね？
頑張っているのはnakaさん自身です。

別段頑張る必要はどこにも無いのです。
確かに「内省的に考える事によって」や、こうそればこうなるって過程を私も何回か説明してきましたが、他のスレを読んでいただければわかるとおり「無視しない範囲で」であり、「無理する事はむしろ良くない」と私は各スレで説明しています。

それを踏まえて「こりゃ話さないでおこう」と考えるなら、
その決断により発生する様々な部分は「まー自分で（自己責任）決めた事だし」と納得いきますから、それぞれ大変かもしれませんが特別頑張っているんだと肯定的表現で語らえる事は無いんです。「仕方ないな」→「本来言うべき事なんだよな」→言わない事による取引で得た自分の利益の明快化→トータルで考えれば楽な方を選んだんだからまっいっか、
これも選択のひとつです。
※しかしこういう無理は本来すべきでなく、自分の自我に問題ある事は公開情報としてオープンにして堂々と休養する方が懸命です。

>カウンセラーが悪いわけじゃないんです。
>勝手にもうあんたのとこに行きたくないよって、勝手に頑張らされてるように感じてしまってるだけです。

ですから、行かなきゃいいんですよ（笑
「あー、そろそろいってみるか」と思えば又行ってもいいでしょうし、「なんか面倒臭いな」と思えば一週間先でも一年先でもいいでしょう。無理する事無く自分のペースで行くなり、そもそもカウンセリングを止めたっていいんです。
構造全体が見えていれば、自己分析でいけるケースだって無い話じゃありませんから、

ポイントとしては「悲劇性の回避」「無理しない」「頑張るという言葉を言語として使用禁止する」事だけでも方向性の修正になると思いますよ。
842 返信 Re:お返事ありがとうございます。 naka 2007/11/09 16:43
> 翻訳すると「病気」なんだという理由の外部化によって、現在の自我構造を保守する事でしか（根本的に自己嫌悪を自力で停止できないので）形だけでも安定感を維持できない。

> ここの意味は自己嫌悪を許せないと・自我の（外部化による逃避的）保守（こちらが暗韻）と二重の意味で無意識に選択されているものに思います。

全くそのとおりです。

> ってかですね、そもそも家族に精神科に通っている事やカウンセリングに通っている事は「むしろ言うべき」事で（その結果の彼らのリアクションも強迫構造解体の刺激になるでしょうし）、言わない事に罪悪感を感じて欲しいんです。

家族の強迫構造が壊れたときの反応に対処することを考えると、あまりに面倒で言えません。今もよく「もしあなたが嫁に行って出て行ったら」云々の私にとっては「脅し」をかけられます。

> それを踏まえて「こりゃ話さないでおこう」と考えるなら、
> その決断により発生する様々な部分は「まー自分で（自己責任）決めた事だし」と納得いきますから、それぞれ大変かもしれませんが特別頑張っているんだと肯定的表現で語らえる事は無いんです。「仕方ないな」→「本来言うべき事なんだよな」→言わない事による取引で得た自分の利益の明快化→トータルで考えれば楽な方を選んだんだからまっいっか、
> これも選択のひとつです。

そのとおりです。

> 否が応でも話さなくちゃいけないって事もでもありませんから（完全に仕事ができなく福祉に相談が必要等のケースを除き）。話した方が楽だって事です（場合によっては福祉の支援で無理に働く必要も無くなりますし、公明正大に自宅で静養する時間も持てます）

> ※しかしこういう無理は本来すべきでなく、自分の自我に問題ある事は公開情報としてオープンにして堂々と休養する方が懸命です。

私は堂々と休養や静養をするほどの資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。
そもそも家に居ても落ち着かないのに休める場所などありません。
良く考えたら「リラックスする」という感覚が分かりません。

しばらく無職だったのですが1人暮らしするために働き始めました。
ところが1人暮らしするほど稼げない上に、仕事中も精神状態が不安定で自分でもどうすることも出来ず、薬でちょっとはマシな気もしますがあまり効果は認められません。

もっとお金になる仕事を選べばよかったのかもしれないので、結局は自我の保守を目的に自己責任で今の状況を選んでいるのでしょう。
1人暮らししたとたん自分の神経症が暴れだし、両親の状態もひどくなった（構成員が一人抜けて強迫構造が崩れかけたから）こともあるので、潜在的に避けているのかもしれません。そういう分析をカウンセリングで受けました。

しかしこれもまた自己責任・・・。自己責任→自己嫌悪→自己責任＝ループして止まることがありません。

自己抑圧してしっかり者のいい子で生きてきたので、頑張らないと無理しないと見捨てられる気がします。
そうしたら会社でも「しっかり者＝責任のある部署にまわされる」でも私は仕事中も今にも暴れだしそうで怒鳴り散らしそうで泣き出しそうで死にたくて。

そしてこれも自己責任です。
843 返信 整理して考える事です、構造自体は想像より複雑じゃありません。 kagewari 2007/11/11 16:02
先ず「私は堂々と休養や静養をするほどの資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」
これは完全な間違い、
無意識の狙いは、とても簡単です。
問題を問題と思わせないことで、解決する方向に意志が向かうのを阻止し現在の自我構造の保守を目論んでいる。

考え方の基本ですが、
常に第三者の立場で考える事です（自意識というのはある意味自分自身から見ても第三者とも言えるので）。

現在神経症傾向で、仕事が続けられずに問題のある家庭に引きこもっているケースは少なくない事は既に社会問題ですね。
そして現実、この公開掲示板に悩みとして書き込まれている各スレッドは同様な問題の線上にありますね、
nakaさんは、各スレに
「それぐらいの事で悩みだとか、休むとか言ってんじゃネーぞコラ」と書き込みたいと思っていますか？
実際そんなレスをnakaさんはしていませんよね。
つまり「資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」これは完全に”杞憂”です。
まんま”強迫”です、100％nakaさんの本音じゃありません、180度反対の考えです。
又、現実nakaさんはカウンセリングや精神分析の専門でもありませんし、医療系の有資格者でもありません。
資格を判断する資格がありませんよ（笑
断言しますが、
「休養や静養するべきです」、資格云々を論議する事事態むしろナンセンスだと言い切っていいでしょう。
申請が受理されればひとり暮らしした場合の家賃も住宅補助の適応になります。
　↑
ここまで第三者的に考えればごく自然に考えられるものなんです。
それが「資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」な”気がする”のはそういう考え方をされては困る（強迫的な自我を保守できない）からで、一種のトリックのようなこういった発想に支配されがちな部分をまず認識してください。
そして、自分を赤の他人だと思って「ひとりのアドバイザー」的に考えてみる。
これで相当状況を整理して考える事ができます。


そして自己責任って言葉の意味ですが、
まず”責任”って言葉の意味から。
こんな会話がありますね
「あのすいませんが、このスープにビニール入ってますよ」
「大変失礼しました直ぐに新しいものと」
「これは問題でしょう責任者の方に説明してもらえないですか」
つまり、責任の無い人＝権限の無い者（最高責任者は”オーナー”です）
『責任』と『権限』は非常に似通った言葉で、
「出世したい」と「責任者になりたい」は同義語ですね。
自己責任とは、自分に与えられている権利（自由）や生存権の証明の事で、これを放棄する事は＝隷属です。
その反対に自己責任を確認する事は自分に与えられている権利（自由）や生存権という資産の有資格者が自分である事の確認です。
極端に言いますと、それ自体『嬉しい事』であると、
なので、「これは私の自己責任だな」＝「自分でそれを主体的に判断（ハンドル）した」＝「自分にある”自由の幅”」を意味します。
　↓
そこを背景に考えると
>会社でも「しっかり者＝責任のある部署にまわされる」
本来嬉しい事ですよね、出世ですから（無理している部分はひとまず置いておいても）
ところが
　↓
>仕事中も今にも暴れだしそうで怒鳴り散らしそうで泣き出しそうで死にたくて。
と、自分が高く評価される事が死ぬほど不快なワケです。
ここで前提となる「無理しているので」というのは、名目上の理由になっていますがこれは「仕事自体を好き好んでやっえいるのではなく、頑張るという形を自己顕示するための”頑張り”」だから疲れるのであって、それが（強迫とは関係無く）望んだ仕事であれば本来「出世に喜ぶ」ところですよね。

随分話の整理がついてきました。
家庭内の共依存関係を維持するために、離脱（自立）する事を不快に感じる強迫がある、
>今もよく「もしあなたが嫁に行って出て行ったら」云々の私にとっては「脅し」
　↑
これは出て行かれると困る的なボヤキの事ですよね？
ここも「通院やカウンセリング」の話をすれば状況かわると思いますよ。
むしろそうあるべきなんです。
　↓
>1人暮らししたとたん･･･両親の状態もひどくなった
>家族の強迫構造が壊れたときの反応に対処することを考えると、あまりに面倒で言えません。
　↑
これって、慢性の糖尿病の患者に「飴でもどうですか？」と囁いているのと同じです。

精神的な問題の原因やきっかけや背景には家族関係を含む人間関係がありますが、基本的に自我の問題は『個人単体の問題』であり、各人が個人レベル（極端に言えば自意識の第三者的立場）に立って考えないか限り、強迫構造はより深刻になります。

もう一段話を整理してみましょう。
家族とは基本的に「赤の他人の寄り合い所帯」です。
100％赤の他人です、
そこに血縁という”縁”があるだけで、構造的には幼馴染（地域縁）と何ら違いはありません。
「互いに助け合う」とか「犠牲的献身」とかって、他人に対する尊厳を前提とする思いやりや個人的美意識が根拠でなければ成立しません。
その他人に対する配慮のきっかけが”血縁”であるため、「血縁という縁を大事にする他人の寄り合い所帯」が”家族”というクラス社会を成立させるのです。また社会的に”血縁”には”相続権”のような”共同責任”もありますが（共同幻想的社会である場合）、その構成要件も各個人の自立独立が前提となります。
そこに強迫的な共依存関係が成立し、互いに（強迫関係を）補完し合うという行為があるなら、それは加害以外の何ものでも無いのです。
その加害に関わる”個人的”な利害は「落ち込んだり不快感で興奮する等の”快感”」です、

これって、多重債務の相保証（債務者同士が互いの保証人になる）のようなもので、
ここに加担する事は、自分の利害を動機とする贔屓の引き倒しになってしまいます。
不安定になる（両親の状態もひどくなる）というのは、強迫構造の不安定化ですから→脱出した自意識の意志表示であり、この段階で各人が心療内科で相談する等初めて自分自身に直面する問題の構成の全体像を認識する事でもあります（保守ではなく）。
確かに不安定化は客観的に見れば悪化にも見えますし、ケースによっては緊急避難的に投薬を希望するのが適当である場合にもなるかも知れませんが、そんな局面無しに、各個人が自分を拾い上げるチャンスも無いワケです。

と、ここで全体像を見回すと。

「頑張らなければならない」この言葉の意味は、
「サラ金からの融資が止まらないように、私だけでも利子だけでも払わなければならない」的な話で、
当然日掛け金融や闇金に手を出し多重債務となっている時点で、これを延命させても債務は増えるばかりですよね。
頑張っているようで、問題の深刻さはより深まるワケで、
頑張る事は、加害責任が深まる事になります。
ですから「通院やカウンセリングの件を秘密にする事」は、他の家人のナンセンスな対応を（情報を秘匿する事で）幇助している結果にもなってしまうんですよ。

確かにどうにも全て情報を公開する必要はありません。
それこそ「家族とは赤の他人で、自分の通院はプライヴァシー」なんですからね。
しかし、それを想像させたりそれを感じ取れるような会話やニュアンスを伝えない事は、やはり問題でしょうし、
ここも「第三者の視点で」、この人たちこれでいいのか「あなた個人として」的発想で考えていけば新しい動機形成も見えてくる筈です。

だって、弁護士さんに相談して破産宣告すれば無罪放免なんですからね。
誰一人自意識の自己責任（自由意志）で強迫なんて好きでやっている人なんかいない（自分の意志で借金した人物がいない）んですから。
「これを保守したり先送りするのではなく、オープンにして各人個人的に考える余白をつくる」って事です。
実際にひとり暮らしを始めたら、それこそ自分が第一なのが自己責任（自己の尊厳）なのであって、
その後の彼らはそれぞれ各個人で対応する責任（権利）があるんですから。

「自己責任（自由意志）の認識は無いが、相保証的責任（権利）がある」なんて話は”無い”ですよ。
これじゃマルチまがい商法みたいな事になってしまいます、
それこそ「これは詐欺なんだ（まず自己責任の確認）」と誰かが言わないと。
「”頑張って”売りましょう」
「”頑張って”利子だけでも払って追い貸ししてもらおう」では無いんだと、
強迫から脱出しない限り「各個人の人生（自己責任＝自由意志＝自己の尊厳）」を取り戻す事はできないのですから。

現在見えている家族は「象徴化されているだけで、実存していません」
そこにあるのは「マルチまがい商法によくある”ファミリー会員制度”」なんだと、

■今何をするのか？
一足飛びに考える必要はありません。
そして何か「今言わなければ」と考える必要もありません。

一番重要なのは、まず「現実を整理して認識する」事です、
とにかく、冷静に状況を整理して認識する事です。
「感情的に興奮を伴ったロジック」これは完全無視してください、ほぼ100％判断に強迫的偏向のある証拠で、それは正確ではありません。
時間はかかるかも知れませんが、ひとつひとつ血縁人間関係の構成や役割を確認して、各人の自己責任（自由意志）の領域を切り分けして、今置かれている状況を全体像として把握する事です。

何をするにも、
「この血縁社会で一体何が起きているのか？」が確認されない限り、先に進む事はできませんから。
誰かを（自分を含めて）恨んだり、責めたり、道徳的判断を加えたりするような話では無いんです。
「なんでこうなっちゃうのか？一体何が起きているのか」という研究者のような視線です、
状況は想像より複雑じゃありませんが、
強迫によって、複雑で過剰に難題であるかのような（相保証と闇金融に対するような）不安に包まれています。
しかしこの強迫は霧のようなもので実体が無いのですから、
先ず冷静に、ゆっくり状況を整理して認識する事から始めるべきでしょう。

決して無理をする必要はありません、
そんな整理をする意味でも、休養して考える”時間”が必要なんです。
事は精神的な話であって、今の段階だと実際の行動や結果はそれほど重要ではないと考えてもいいでしょう（これは先の話なので）。むしろ重要なのは認知や認識なのです。
848 返信 Re:強迫構造に惑わされない落ち着ける避難所が欲しいです naka 2007/11/12 22:22
お返事ありがとうございます。

> 先ず「私は堂々と休養や静養をするほどの資格を得るには状況、症状、全てが不十分な気がします。」
> これは完全な間違い、
> 無意識の狙いは、とても簡単です。
> 問題を問題と思わせないことで、解決する方向に意志が向かうのを阻止し現在の自我構造の保守を目論んでいる。

そうですよね、そうやって考えていればずっと自我構造は解体されないままですもんね。

> >会社でも「しっかり者＝責任のある部署にまわされる」
> 本来嬉しい事ですよね、出世ですから（無理している部分はひとまず置いておいても）
> ところが
> 　↓
> >仕事中も今にも暴れだしそうで怒鳴り散らしそうで泣き出しそうで死にたくて。
> と、自分が高く評価される事が死ぬほど不快なワケです。
> ここで前提となる「無理しているので」というのは、名目上の理由になっていますがこれは「仕事自体を好き好んでやっえいるのではなく、頑張るという形を自己顕示するための”頑張り”」だから疲れるのであって、それが（強迫とは関係無く）望んだ仕事であれば本来「出世に喜ぶ」ところですよね。

そうです。前職も精神的な理由で辞めたのですが、辞めて家に居ても全く落ち着かないので、1人暮らししなきゃと思い、全く働く元気などなかったのですが、深く考えず、勢いで今の仕事に就きました。
仕事内容的にはまだ前職のほうが合っていたような気がしますし、収入もだいぶ下がって、自分がもっと精神的に安定していればこんなことにはならないのにと思うと情けないです。
だからしっかりやってくれて、とか言われても、全く嬉しくも何ともありません。
周りの評価なんてどうでもいいから、自分の人生を生きたいです。（自分探しとかではなく、メンタルヘルス分野でよく言われるところの自己実現的な）

> ですから「通院やカウンセリングの件を秘密にする事」は、他の家人のナンセンスな対応を（情報を秘匿する事で）幇助している結果にもなってしまうんですよ。

本当に仰るとおりだと思います。心から。でも、対処する気力がありません。一度一人暮らししたときのことを思い出すとあの状況に対処する元気がありません。
私が精神的に具合が悪く休日2日間ずっと睡眠薬を飲んで寝たきりになっていると、母が「息が苦しい」とかなんとか言って、さらに上をいこうとして（彼女としては無意識なのでしょうが）競争みたいになってきて、うんざりします。それなら私が起き上がって「どうしたの？大丈夫？」のほうが楽なのです。
あと、多分、今の私は自分自身が強迫構造内の役割を失うことが怖いという面もあります。

いつの間にか他人になっていてブツブツ独り言を言っていたらあっという間に数時間とか、家までどうやって帰ったか覚えていないとか、それこそ強迫性障害とか、そういう症状、胃痛や頭痛にどっぷりの頃のほうが楽でした。

カウンセリングを受けて自己分析をし始めたら、そういう症状が減少し、胃痛や頭痛も減少、その代わりに呼吸困難とか、面白いくらいに身体的症状も変化しました。

でも、分析し始めた今が一番辛いです。症状は別として、精神状態の不安定さは、ひどくなっているようにすら思えます。大人になって生まれた赤ん坊みたいで、本当に恐怖でパニックです。見知らぬ世界に放り出されたみたいな感覚で、衝動的に死にたくなってしまいます。
だから、強迫構造の中にいた方がまだマシだと思ってしまう部分があります。住み慣れた世界なので。

> そんな整理をする意味でも、休養して考える”時間”が必要なんです。
> 事は精神的な話であって、今の段階だと実際の行動や結果はそれほど重要ではないと考えてもいいでしょう（これは先の話なので）。むしろ重要なのは認知や認識なのです。

やはり1人にならないと休養も冷静な認知も難しいです。いずれにせよ、どこかから突破しなければなりません。勇気を出して、私が強迫構造を壊さないと。でも、どこから手をつけていいのか、どうやったらいいのか、さっぱりわからず、それを考える第三者的視点も、つい掻き乱してしまいます。
カウンセリングや精神科は避難所にはなり得るときもありますが、精神科はまず薬があまり効かないし、効いたから何だとも思いますし、カウンセリングは高額だし、行く事自体が怖くなりますし。

でも、ここに書き込んでお返事を頂き、ちょっと冷静になれました。相変わらず怖いですが・・・
851 返信 ここはシンプルにいきましょう kagewari 2007/11/14 19:50
今の所多くに手をつけると疲れちゃいますからね。
強迫構造が緩和するのには本当に数年掛かることもありますし、数年オーダーが決して長期と言う事もありません。
最初から「数年オーダーだな（その間全く仕事ができないとかそういう意味じゃ無いですよ）」と考えればカウンセリング等で無理すことも無かったと思うんですよね。
1回1回のペースって、その都度考えられるテーマが一区切り（自分なりの結果）ついたら→次でいいんです。
習い事とかレッスンとは違うんですからね、
（現在有料カウンセリングを回数券方式にしたのは同じ理由です）

確かに「ひとり暮らしする他無い」と考えてしまう気持ちもわかりますが、
結局家族もクラス社会ですから、
認識として「いかに”最初っから家族等の実体は無かった”」「本来この血縁者の集団は偽装家族だった」と考えて、見ず知らずの他人同士が即興家族芝居をしている感覚を保持する事です。
そうしていくと、『処世術』としての「戦術や戦略、理論武装」を営業マン的に考える事もできてきます、
面倒な話を持ちかけられた時には「あー今日も接待か」と考えればそれだけでも相当量の強迫は減少します。

私がよく書く話ですが、
体調的な問題や精神的なブレがあるときほど「腹筋・腕立て・スクワット」です。
リズムを持った反復運動を行う事で（貧乏ゆすりってあるじゃないですか）、幾分かの緊張状態は緩和します。
同時に、「不安感のある時に、即腹筋」等の習慣を手に入れる事は、自意識にとって強迫に対抗する上での具体的な武器になりますから「自意識主導で考える」という流れを促進します。

また「自己実現」は容易にパラドックスになるキーワードなので、使用禁止の措置を行ってください。
基本的に、頻繁にこの言葉を使う心理学”系”の話は”似非”です、
＠「自己というのもは、自意識が主体的に活動している事そのもの」で、既に実現しているのであって、
あたかも「実現を証明するための具体的なスキルやキャリアが必要である」と誤解される可能性が非常に高いのです。
「自意識が主体的に活動」＝「自分の自由選択で選んだ仕事しかなしない」→これは”これしかないので”とか”仕方が無く”でも十分な自由選択の結果です。それが現実なんですからね、自分で選んだ当事者意識が明瞭なら決して「仕事をさ”せられている”」かのような（希望して仕事しているのは自分なのに）『被』的に被害認知で現実がスっ飛んでしまいます（この状態の現実認知はほとんど妄想です）。

とにかく「状況（戦況）判断の明快化」、「無理をしない」、「主体性や当事者意識の回復」ここに優先順位をおきましょう。
852 返信 Re:とんでもなく厄介な接待ですが naka 2007/11/14 21:52
いろいろアドバイスありがとうございました。
とりあえず生きます。
854 返信 時間を置いてよく考えてみたのですが naka 2007/11/14 23:32
> ＠「自己というのもは、自意識が主体的に活動している事そのもの」で、既に実現しているのであって、
> あたかも「実現を証明するための具体的なスキルやキャリアが必要である」と誤解される可能性が非常に高いのです。
> 「自意識が主体的に活動」＝「自分の自由選択で選んだ仕事しかなしない」→これは”これしかないので”とか”仕方が無く”でも十分な自由選択の結果です。それが現実なんですからね、自分で選んだ当事者意識が明瞭なら決して「仕事をさ”せられている”」かのような（希望して仕事しているのは自分なのに）『被』的に被害認知で現実がスっ飛んでしまいます（この状態の現実認知はほとんど妄想です）。

なのですが、
理解が難しいので、もし私の捉え方が違っていたら教えてくださいね、

「自意識の主体的な活動」が無意識の強迫構造に影響されておかしな選択をしてしまうから苦痛になるわけですよね？
で、それに対しても「自分の自由選択の結果ということで自己責任です」となるわけですよね、だから被害妄想なしんどい状況になるんですよね。

もし無意識の強迫構造に惑わされず自意識として選択したことなら、れっきとした「自意識の自由選択の結果なので自己責任負います」は納得です。
でも、その「強迫構造に惑わされない自意識による主体的な自由選択」の仕方を知らないが故の結果も「自己責任負います」ってなることに、心情的に（？）納得がいかないという部分があります。

カウンセリングでもそういう風に思って前に進まず留まっている気がします。
それも拗ねなのでしょうか？

なので私は、心理学などで言われる自己実現は、「強迫構造に捉われない自意識で人生を選択する（＝自己実現）」という意味だと思っていたのですが・・・。

いくら内向的な興奮による代謝という快を得ることすら自分で望んだこととはいえ、理屈では分かるのですが、そうじゃない選択の仕方を知っていたら当然そんなおかしな「快」は求めないわけで、もう生まれつきでそういう構造になってしまっている以上は仕方ないのですが、そこは自分で変えていかないといけない、やはり自己選択の結果だから何とかしないと、というのは分かるのですが、なんだかやはり心情的に納得がいかないというか、、、

最近私は悲しむというより、情けないというか、怒っているようです。
856 返信 つまりこういう事です。 kagewari 2007/11/16 01:26
自己は自己です、
自分は自分、
俺は俺で、
「何をしているから」でもなく
「何ができるから」でもない
「何がしたいから」ですらない
つまり他人にそれを説明する必要は無いし
自分に説明する必要も無い

自己の尊厳とは、自衛権と同じ自然権であり何人もこれを侵してはならない。
「我思う故我在り」
これは主体的認知のあるところに初めてその人はいる→そこに自己があるって事です。
植物にも動物にも自己はある。
拾った狼の子に「お前は自己実現しているか？」と聞きますか？

「余計なお世話」だと思いませんか。

その台詞を誰かが言うなら、
横から「お前が彼の自己を定義するのか？」ってなるでしょう。
それは彼にしかわからないし、それを説明できるのだとしたら、
それは「尋ねることもできる」んですよ。「お前は自己を実現しているか？」と、
逆さまにしてみましょう
「自分には（五）実現すべき（七）自己がある（五）」
自分と自己が乖離してませんか。

ここにおける心理学的な問題というのは、
何を判断しても、そこに自己は在るんです。
しかしですよ、
「泥棒が私のバッグを盗んだ」と、怒っているとします。
真実は「兄弟が散らかっているのでバッグを片付けた」だとしたら？
そこに自己が成立しますか？
ある意味成立しているんです、「誤解する自己」が実現していますね。

>「強迫構造に惑わされない自意識による主体的な自由選択」の仕方を知らないが故の結果も「自己責任負います」ってなることに

言っていませんよ（笑
180度反対の誤読です、
強迫下における判断は「主体的な自由選択」じゃありませんからあるのは結果責任（存在した事実認定）だけです。

どうにも意味の取り違えが続くのでもう一回説明しますね。
「責任」という言葉の意味は「責（なすべきつとめ）」「任（果たすべき役目や仕事）」→「そこに当事者として存在し活動すること（何をするべきかの判断は状況で変わるのだから定義無し：別問題）」
「自己責任とは、そこ（当時）に自分が存在する事」って意味ですよ。
自己責任が無いって意味は「そこに自分はいません」って意味です。

つまり「kagewariさんという記号の責任者はここにいませんか？」と聞かれればそれは「私」の事で、
自己責任って言うのは、自分を三人称の呼称で呼ぶのもそりゃおかしでしょうから一人称として「自己責任」となるんです。
「私責任」でもいいんですが、それじゃ語呂が悪いですからね、

ですから強迫下にあれば、自意識が抑圧されているんですから「事実誤認を前提の誤解情報により事実上強制された行為」になるので、当事者として存在が無い事になる。
つまり、本来働く状況下に無いのに、強迫を前提に（働いている様子を強迫対象にプレゼンするために）仕事につき、そこで不快な思いをして自己嫌悪であったり被害者認知で落ち込むのだとすると「そこには仕事をしにきましたー」という責任（当事者）は無い（存在しない）ですよね。
説明するなら「強迫の言うままにきました、仕事発の不快感でこれから大変な事になります」という責任者である事になります。＝被害者、
ここで自意識に過失責任があるとするなら「強迫の言いなりに働こうなんで思ってしまった自分」ですね、
それに”自分”で気がつく事ができれば、そこに”自己責任（当事者）”が後から発生します、
「間違って働いてしまいました、研修してくれた社員の人スイマセン（即戦力じゃない場合数ヶ月程度仕事を継続しないと会社にとって赤字であり損益になる）」と判断できますから、スパッと爽やかに辞表を出せます。
わかります？
辞めた後もジリジリと落ち込む事（強迫構造の狙い）を、自意識の狡猾な判断で『阻止』できる。

現在、強迫的判断が常に付き纏うのですから
いつものとおりに考えるとそれは100％強迫（嘘）であると、
◎これを事前に予測する事で”強迫する無意識の裏をかいて”「意図的に、主体的に考えた場合の思考の流れやロジックを模倣することで」、強迫的な枠の流れの主導権を自意識に取り戻せるって話です。

無意識をパラドックスの罠にかけるんですよ。

強迫構造の特徴のひとつに「即時的特長」というのがあります。
強迫構造は自意識のようなハイレベルのロジックを持ちません、
その大半は「反射的」だったり「衝動的」だったり、「入念に自分を冤罪にひっかけるような罠を仕掛ける無意識」なんて滅多にいません（おおよそこのパターンは自意識が共犯関係にある）。
しかし自意識は？
あらゆる策謀陰謀を企てる力を持っています。
強迫構造にいっぱい食わすには、この手を使わないって事無いでしょう。
最大の武器になる、

『事前に予測する事』がです、

「自分は物事の前提条件を大幅に誤解しがちであって、その認識は強迫によって不正確だ」
その傾向予測を考える時には「強迫構造は干渉しない」んです。
これ構造的に無理なんです、
強迫っていうのは「パッシブ（被：こうむる）、受身、リアクション」だからです。
「さて仕事をしてみよう」強迫が始まってしまいます。
しかし
「そもそも今の状態の自分が仕事をするって事は何が強迫の狙いになるだろう？強迫は自分がどんな状態になって落ち込む事を意図するだろう？」ここには強迫構造は干渉できないんです。
”主体的に考えない限り『予測』って思考は不可能だから”です。

これを延々考えると、
「この仕事はヤバイぜ、」「この仕事にはこういうリスクがある」、
わかりますか？
客観的に自分を観るなら「強迫下にある人」って”個性”が存在するのは事実ですよ。
当然強迫が解消すれば、又別の個性にかわるんですが。

失敗が続けば、これは「大変な財産」です。
事前の予測の「何が間違ったのか？」「どんな作戦ならもうちょい長く仕事ができたのか？」予測の精度も高まるし、作戦の成功確率も上昇します。

で、その結論が？
「おっと、いけネー、まだ働くのにははぇーな」
この瞬間「仕事が辛くて続きません」って悩みを根本的に回避しましたね。
そして「働いてみたが、強迫にやられたぜ」であれば？
その瞬間「今度はもうちょっと別の角度も検討してみよう、今度はこういう業種で無意識の裏狙い」落ち込むどころか意欲的ですね。
主体的に考える流れの道筋をつけると、勝手に自己責任が発生します。
自己責任が成立すれば「パッシブ系リアクション（被：こうむる）」って”形”そのものを非成立にできるんですよ。


私が話した「何々だったら何々、何々だとすれば何々・・・と考えて仕事をしているだと事実認定を行えばそれは自己責任ですよね」とかの話って言うのは、まんまと強迫的な意識に流されてしまっている場合「いえいえい、自分にはこういう認識がちゃんとありますよ」と後付けであたかも事前にそんな予測が”成立していたかのような”話に展開する事で、その場の落ち込む構造を打破できるって意味です。
『強迫への対抗手段として、自己責任って武器を使う』って話ですよ。
自己責任のカードを何枚も持てば、強迫は打つ手を奪われます。
当然、強迫構造の構造そのものが消滅するのじゃないですから、「欲求不満」が残るでしょう。
しかし、この状態なら「今こそ根本的な部分も考える」という時間を作れます。
　↑
ここが
>強迫構造に惑わされない落ち着ける避難所
なんですよ。”自己責任の成立する場”の事です。
860 返信 また取り違えているかもしれませんが naka 2007/11/17 03:15
自己責任という言葉の解釈は、難しいですが、何となく分かったような気がします。被害者意識と罪悪感が強いので、強迫構造に惑わされた選択も、自分で選んだのだから自分で責任とらなきゃいけないんだ・・・やっぱり私が悪いんだ・・・という意味に捉えて、また悲観の悪循環にはまっていました。

強迫の言いなりになってしまった結果の事実認定をすること、もしくは強迫の言いなりにならないで自意識で事前に判断することで、当事者としての自己責任がやっと生まれるってことでいいのでしょうか。

今、「我思う故に我有り」が信用ならず、誰かの哲学者の「我思う、もしくは存在する」っていう方の感覚でしょうか、「強迫が思う故に我無し」→「強迫が思っていると認識できる故に我有り」ってことですか？

ただ、とにかく私は今まったく自分の選択や判断に自信が持てません。本当に私が思っていることなのだろうか？それとも強迫の思っていることなのだろうか？と考えても、さっぱり分かりません。分からないのと、また強迫の言いなりになってやしないかという恐怖で身動きが取れません。自分の意思がないです。何食べたい？何でもいい、どこ行きたい？どこでもいい、休みの日は？何していいか分からないから部屋で固まっている。（もしやこれも強迫の作戦？でもどうやって意思を持つのでしょう）

そんな状態で、強迫の言いなりにならずに作戦を立て、無意識の裏狙いをするなんて高度なことが出来るのでしょうか。

無意識の裏狙いをしたつもりが、やっぱり強迫の罠にはまってた・・・となりそうで、もう何を決めるのも怖くて仕方がありません。

どうやって強迫の言いなりにならない作戦を立てることが出来るようになるのでしょう？これは失敗を重ねながら身につけていくしかないのでしょうかね・・・。
862 返信 それほど高度なロジックじゃないんですよ（笑 kagewari 2007/11/17 23:25
一般社会でも結構見かける現象です。
「あれ〜こんなところにパチンコ屋あったっけ、へーー知らなかった。あれれれ、この店１発台あんじゃん。ヤバイヤバイ俺さ〜これあると吸い寄せられるっての、あらがえネーんだよ。ダメーもう許してー」
５万負けてもショックが無い訳ではないんですが、かなり軽いです。

「ごめんなさーい、ほんとにゴメン７時に映画始まっちゃうの、、さっき彼から電話もあって。この書類お願いしてもいかしら」
「ハイハイ、今日もデートですか〜。えーえー構いませんよ僕は仕事の鬼っていうの、色恋沙汰には縁無いっスからね〜」
「あれ、○○、又○○ちゃんの尻拭いしてんのかよ、いい加減止めとけって人良杉だろ」
「ダメなんだよな〜、○○ちゃん○○県の出身でさ、俺ネイティブネタには逆らえネーんだ（笑」
毎日仕事を押し付けられていると彼は考えませんし、同僚も（彼を）困った奴だなとしか思いません。

「あのちょっと〜、いい加減にしてくださらない、煙が私のところまで流れてきているじゃないですか」
「冗談じゃネーよ、ここは喫煙席だぜ。あっち、禁煙席に席空いているよっ」
「ニコチン中毒！」
席を立つ
「ウルセーなー中毒ってわかっているんじゃねーか、好きで吸ってるんじゃ・・・。ま、コーヒーとタバコこのコンビだけはベストマッチさ」
確信犯ですね、タバコを吸いつづけている行為には間違い無く中毒症状関係している筈ですが、愛煙家のアイデェンティティー取り戻していいますね。

苦し紛れの言い訳とか、往生際が悪いとかいろいろ表現ありますが、
この実例は全て本当は自意識で決めた事じゃ無い部分も含まれているのに、「冗談じゃネーよ、それは俺（自意識）が好きで自分で決めてやったのさ」と意地でも自分自身を肯定しているんです。
自意識が、「おいおいこれは自己責任だぜ、外野席は黙ってろや」と、ストーリーを完結させています。
自己責任の成立により、後付けであっても「主導権を取り戻している」

ここには全て共通項があります。
実際自意識は肝心なところで、無意識的志向（上記例は強迫ではありません）に逆らう事ができなく、敗者よろしく従ってしまっているんですが、「事前にこういう時に俺はやっちまうんだよな」な”予測”ができているんだと。

これが強迫だったら？
こっちの方が簡単なんですよ、
「落ち込んだり」「興奮したり」「激しい怒りを感じたり」「被害者意識を伴ったり」
全て100％強迫ですよね、
自意識は無関係→全部根拠は嘘同然（自意識が関与して自己責任が完結いればそんな事していない）
現在nakaさんの強迫って言うのは、日本語の単語の理解すら偏っているんです。

今回の事例で言うなら、あえて極端な事例で説明しますね。
自己責任みたいな自動車運転って言葉がこの世にあるとします、
「さーみなさん、わかりますかこれが”自動車運転”なんですね、”自動車運転”をしますと、」
「又私私私私！、どーせ私に運転しろって言っているんでしょっ！」
一同目が点、
現象としてはこれに近いんですね、
さて、強迫下にある事は予測の範囲内にあります。ここは鉄板予測ですね、
ですから「これから自動車運転にかかわる話で、強迫が1発やらかすな」と予測可能です。


肝心要のところですが、「その予測は外れていもいい」んです。
予測が外れるか当たるか？既に自己責任が担保されていますよね、
「なんだ間違えちゃった」で終わりです、後に尾を引く事は”できません”。
「こうすりゃよかったか」と修正なり反省すればいんですから、
強迫がおきるぞこりゃってそころ全てに防御ラインを引くんです。
さっきの話がヒントですよ
「本当は自意識で決めた事じゃ無い部分も含まれているのに、「冗談じゃネーよ、それは俺（自意識）が好きで自分で決めてやったのさ」と意地でも自分自身を肯定している」
「こういう状況（仕事等）弱いんだよね〜、必ず意味不明の誤解で在り得ない興奮するんですよ。ええ、それでも私を雇いますか？」
或いは
「コイツ（社員）には悪いが、こっちもビジネス金がいるんだよ、強迫が暴れだす前に精々稼いでおかなくちゃならないな、ヤバクなったら逃げ出すとするか。何がおきるって？こっちは経験長いからねぇ、面白くなさそうな顔しだしたらもうここは終わりって事さ（こころの中で舌ベロ出す）」
これぐらいふてぶてしさを身に付けるって事です。
強迫に振り回される状況から、少なくとも「シニカルで冷静な人」とか「ニヒリスト的厭世主義者」な状況に”世界は変わります”。

なんて言いましょうか、
強迫に振舞わされて不快の海に沈むぐらいなら、確信犯的な悪人の方がよっぽど自己責任を担保できる。
同時に、強迫の牙城は道徳ですから、この強迫に立ち向かうって時にいい悪いなんて奇麗事は通用しません。
例の道徳って奴にいいようにあしらわれる。
これの対抗軸は？反道徳的反抗（抗う：あらがう）です、
せめて「道徳なんてものは糞食らえだ」ぐらいの信念を持ってください。
この世の犯罪なんて自分を見失った時にしかおきません（確信犯的な反政府的哲学は別ですが）、
自意識が反抗的に自己を主張するって行為は、決して「人に被害を及ぼす行為」なんて思いつかないんです。
もうちょっと人間ってものを信用してください。
自意識だって、お年よりに席ゆずりますよ、
道徳なんてものは無くたって、私は論理的に生きる、私には理想だってある。
私は、私で、抑圧されてると思って「嘗めた口きくんじゃネーぞ。いつまでも黙っていると思ったら大間違いだ」って宣言ですよ。
わかりますか？「自己実現」→自己が抽象概念だと意味を成さないって話しましたね。
自己とは”自意識の判断”の事です。
自己実現とは自己責任の事ですよ、

しかし、この言葉でいう自己を、社会心理学的に「社会適応されるべきアイデェンティティ（社会階層への帰属）の確立」と考えている社会学的発想を前提にしている論議がやたらと多いんですよ。そういった意味で認知しても語彙として国語的に間違いってワケでも無いので性質（たち）が悪い。それを知ってて使っている心理学系の奴等も社会構造論的な市民であるとか文明社会におけるアイデンティティー（帰属）の確立を勝手な倫理観で勘違いしていたり、動物行動学のワトソン系って言うのかな、この辺の筋で「社会のヒエラルキーにおける所属をアイデェンティティーの確立」と誘導しようって考えもあるんですよ。一種の国粋主義的発想です、厚生省もそういうの好きそうだけれど、
本来アイデェンティティー（帰属意識）にしろ自己に帰属すればいいのであって、これを公然と社会に帰属（適応）すべしって発想は、これ特定の思想であったりイデオロギーを背景にしています。
ところが、そのバックボーンを不鮮明にして、普遍的な心理学の学説みたいに書いている人もいるんですよ（マズローとか）。
これ読んでると「そんなもんかな」って思っちゃいますよね。誤解や強迫を煽っているようなものです、
しかも”道徳を使う”強迫にとって、「自己実現」はエライ便利な言葉になります。自意識を抑圧するためのね、
心理的に悩んでいる人ほど、やたらと「社会適応主義者もまっ青なぐらい急進的な社会適応主義」的意識を持っている理由のひとつです。

ちょっと横道に逸れましたね。


現在頻発している問題からすると、「仕事」「家族との会話」にこれが発生しています。
ここで常に「強迫無しで、自意識マターなら俺何してただろう」を徹底的にシミュレートするんです。
「間違い失敗勘違い、俺関係無い、それは俺の誤解、間違い失敗、はいそれはあんたの強迫、え？何だって、あんたの本音を俺が代弁してあげるからマー聞けよ（デ・コード）」等
■問題の起きる前と、起きた後
ポイントは、その場の対応はひとまず捨てて（強迫に逆らえないと一時的に諦める）、「前と後」に徹底的に手を打つ。
自分の本職は「ボディガードや弁護士だ」ぐらいの勢いで考えるんです。

大幅に強迫の形は脆弱になります、
強迫正面を引きずり出すのは、その後でもいい。
戦闘開始の前に誰だってトレーニング必要でしょ、
『問題の起きる前と、起きた後』
ここにはやれる事が山ほどあるんです、この状況で自意識は強迫されません。
それこそ言葉の意味や、誤読って形で抑圧が恒常化しているだけで、
ここに足元を掬われなければ自意識は自由に活動できます、
「世界を言いくるめる達人」のような理論武装をするんですよ。
徹底的に”自己”を弁護するためにね、
世界を説得する勢いでです、

流れ的には
「強迫の誤解に起因する問題は全部予測の範囲内だ（ここは”はったり”で根拠無くていいです）」
「不快事例があった時に、いかにもあーあーこうなると思っていたと意地でも強弁する（嘘で可）」
「これは強迫だなと事例を切り分けする（山勘でいいです）」
「強迫事例における自分の対応を100％巻きこまれ方の無罪を主張、必ず根拠を述べる（嘘で可）」
　↓
「こういう事があると一発でやられちゃうんだよ、」
「出世って奴が大嫌いでね、俺は現場でバリバリやるのが好きなのさ（嘘で責任ある立場への忌避を消滅）」
「アイツが悪いのさ、俺を抜擢だって？出世させたら辞めるぞって俺言ったのにさ」

はい、鍵がみつかりましたね。
今度仕事する時には、
「仕事はハードにやりますが、出世だけはご勘弁ください。そういうの苦手なんです、昇進したら本当に辞めるかもしれません」
こういい切ればいんですよ、そんな哲学があるんだとばかりに。
自己責任を担保するためのいろんな台詞を集める事ができる筈です。
その台詞の数だけ「強迫構造に惑わされない落ち着ける避難所」が増えます。
本格的な戦いはそこから始めたらいんですから。
864 返信 なんとなく分かったような・・・ naka 2007/11/19 09:44
お返事ありがとうございます。

「自動車運転」の話、よく分かりました。自己責任という言葉の響きだけで被害者意識が湧いて過剰反応してました。

> せめて「道徳なんてものは糞食らえだ」ぐらいの信念を持ってください。

> 強迫に振舞わされて不快の海に沈むぐらいなら、確信犯的な悪人の方がよっぽど自己責任を担保できる。

そうですね・・・。十代の頃はベタベタな話ですが、やはりある種の反道徳的な音楽や文学に惹かれてましたから。もう自分は道徳とか奇麗事とか正論の範疇では生きていけないと思い、そんな時にそれらに触れるのは慰めにもなりました。
ちょっと前までものをつくる仕事をずっとしていたので、人から何度も社会不適合者だとか言われても、財産に思うくらいでした。
ただ、どうしても私の能力不足で「金にならない」という点で、ついつい社会適合に流されてしまいます。あと、やはりガッツリな強迫構造の家庭内で役割担ってると、そうなりがちなんですね・・・。

> 「コイツ（社員）には悪いが、こっちもビジネス金がいるんだよ、強迫が暴れだす前に精々稼いでおかなくちゃならないな、ヤバクなったら逃げ出すとするか。何がおきるって？こっちは経験長いからねぇ、面白くなさそうな顔しだしたらもうここは終わりって事さ（こころの中で舌ベロ出す）」
> これぐらいふてぶてしさを身に付けるって事です。

以前は人に認められたいがために、必要以上に犠牲的に働いていた頃もありました。今思えば客観的にみれば鬱陶しいイタい奴ですが。でも、会社の中で働くということは、会社が責任を半分背負うぶん、自由も半分奪われる、一定の範疇を超えて働いても自分にとって何の得にもならない、ということが分かって、幻滅しました。それ以来、会社の中で働く以上、駒がひとり辞めたくらいでどうにでもなるんだ、私が急に辞めたら迷惑かかるかな〜なんて思わなくなり、求められていること以上のことをやる気も失せました。周りから見たら無責任といわれるんでしょうが。頭ではそう思っても、一方スパッと辞められない、まだ道徳に誘惑される自分がいます。傷つくのは自分なのに。
「自己責任」という単語に過剰反応していますが、もともと小さい頃から（子供が神経症になるような）親のヤバい状況を何とかしなきゃ、その延長で「責任取らなきゃ」意識が強いせいか、会社に責任を半分取られて権利を奪われるなんて恐怖、それならもっと全部責任負ってもいいから、常に自分で清算できる状態でいたい、と思ってしまいます。矛盾するようですが。
話が一瞬飛びますが、親に対して何とかしなきゃと責任を感じてきたんだから、もっと私には強迫構造から抜け出す権利があるはずだなと今思いました。

しかしそうやって自分は会社で働くって事自体向いてないと思っても、いかんせん私ひとりでは「金にならない」ので。転職を繰り返し、一向に「社会的なスキルアップ」になりません。ホームレスになれるほど私は強靭な自立心も精神的強さもありません。
もっと自分の信念に自信を持って、会社では適当にぺろりと舌出しで働いて、自立できるような道を探したいですが・・・。全く自信も無いです。でも自信無いとか言ってても仕方ないです。

いままでやはり「道徳」「社会適合」に流されすぎていたかもしれません。

ちょっと何か決められそうな気がしてきました。また失敗ばっかりするかもしれませんが。もう今更それでもいいです。
866 返信 食う食えないですが、 kagewari 2007/11/20 19:52
実際私の知り合いには、音楽活動のための資金稼ぎとして「ヤバイ商売」に手を出している人間もいます。
（今は音信不通ですがその頃から「音楽よりそっちが正業になっちまうんじゃないか」なーんて話になったものです）
食うって事は、それ単体に意味があるのであって、
「食い扶持を何らかの方法で確保する」ってのは大事な事だし”とてつもない個人的利益”です、

>会社が責任を半分背負うぶん、自由も半分奪われる、一定の範疇を超えて働いても自分にとって何の得にもならない

労働の対価として給与を貰うって『契約』なのであって、
得もなにも、「ワリに合うのか合わないのか」ってそれだけですよ。
自由を奪われているのじゃなくて
労働と貨幣を交換する取引を自分から申し出て『契約』しているんであって、基本的に仕事って「金のため（食うため）」ですよ。
”給与がもらえる”なんて得るものは大きいですよー
なんせこの世には”タダ働き”だって、山ほどあります。
それに比べれば、自分の労働の対価がもらえるってのは大変嬉しい話ですよ。
ほとんどフリーランスに近い生活していると骨身に沁みますよ（笑

まさか24時間勤務中だなんて事無いですしね、
同時に、フリーターのようなスローワークであれば、気ままに転職もできる。
自分の個人的に狙っている業界関連の仕事にもぐりこむチャンスも多い、
五反田の駅前のティシュ配りだって、彼がどんな野望で（或いは特別考えなくても）その仕事をしているのかなんてわかりませんが、立派な仕事で大いに得るところもあるでしょう。
「給与がもらえる」んですから、

>転職を繰り返し、一向に「社会的なスキルアップ」になりません。

スキルアップになっているじゃないですか？
どうしてそう思うのか私にはさっぱりわからないんですよ、
山ほどいろんな会社や法人の在り方を知っているってのは、大変なノウハウですよ。
戦闘員として考えれば、「それだけ数々の戦場を知っている」って事なのだし、
どういった環境の労働があるんだろうって、いろんなケースを知っているんですから、
私の友人のデザイン事務所の社員募集要項は「やる気のある人（終わり）」ですよ、

探せば世の中やまほどいろんな仕事はあります。

現実そんな世界で、かれこれ私も大学卒業以来20年ほどになりますが、
「高学歴とか資格が必須な階層にはロクな人材がいない」これは私の確信です。
（まー高学歴でも「ほとんど何もしなくても進学してしまった」等の例外あると思いますから一律に言える事じゃ無いですが、、）

>ちょっと何か決められそうな気がしてきました。また失敗ばっかりするかもしれませんが。もう今更それでもいいです。

気楽に考える事ですよ、

食うための金を稼いで、しかも「気に入らない仕事はやりたかネー」と思ったら、
食っていけるだけでもそれはそれはドエライ大変な事なんですよ。
食えるだけ稼ぐってのが、どれほど大変か。
一番最初にですね、「どんぐらい低収入でも俺は生きていけるか」ってサバイバル能力から鍛えていかないと、
そりゃ私の昔々の知り合いには「1ヵ月食費2万でやりくりする」なんて兵（つわもの）だっていました、
生活費を安くあげるために、風呂無しアパートで「どうやって銭湯料金節約するか」みたいな。
それこそ本当の意味で生きるためのスキルとして最も重要な事だと思いますよ。
868 返信 Re:いろいろありがとうございます naka 2007/11/21 23:38
ちょっと何か決められそうな気がしましたとか言いましたが、次の日にはもう自信喪失で困ったものです。しばらく固まってるかもしれませんが、死にはしないでしょう。
お返事をいろいろいただき、やはりメンタルヘルスを扱う人（特に治療者とか）は、多数決の正しさとか世間体とかに捉われていたらだめなんだな、と実感しています。
精神科の医師が、奇麗事を押し付けてくるような言葉を言ってきて、本当に腹が立って、いつも表面上おとなしくしている私にしては珍しく食ってかかったばかりなので特に・・・。でも、食ってかかれるなんて、ちょっと進歩かもしれません。
やっぱり私はどう考えても社会不適合者ですから・・・それならもっと信念を持たないといけないな、と思いました。前のレスでおっしゃっていた「世界を言いくるめる達人」のような理論武装ってやつを。
でも、世の中の大多数が社会適応をよしとしていて、私の本性や本音を知ったらどうせ白い目で見るんだろうと思うと心が折れそうになります。ずっと働いているのにその会社で新人っていうだけで、ちょっとした事もやらせてもらえなかったりすると、これまた心が折れそうになります。すると「私が社会適応できず全て中途半端だからこうなるんだ」という考え方に流されそうになります。まだ人から認めてもらいたいという気持ちに捉われています。
ま、今は会社で暴れそうになったり泣きそうになったり情緒不安定を抑えるために必死で、昼も休憩室でみんなと食事ができないので、コソコソ公園に行ったりして、まずそっちのほうに心が折れそうですが。
なぜ昼休み逃げるように外に行くか説明して分かってくれる人なんてどうせいないでしょうから、適当に嘘ついてますが。辞める勇気も無く・・・
もっと自分に自信を持って強くなりたいです。
一人暮らしから、どうしても家族の強迫構造や役割から抜け切れず実家暮らしに戻ってしまって、最近の私はいい子ぶってばかりでした。
本当に、もっと自分に自信を持ちたいです。
いろいろとありがとうございます。
869 返信 もう一押しってとこです（笑 kagewari 2007/11/22 13:04
少なくとも私の周辺は圧倒的に『共同幻想無関係派』が圧倒的に多数です。
現実、私の食う方の職業である不動産の仕事関係やブログ含めての原稿書き関係の仕事では、仕事上の付き合いも顧客に関しても社会不適応型（インディペンデント系）の『共同幻想無関係派』が圧倒的に多数です。
「群れない」「滅多に会う事も無い」「お互いに友達とは認識しない」「やたらと語るが意見は違う」「意味もなく食事する事も無い」「顔見知りの顔見知りは、顔見知りじゃないし礼儀として知り合いを紹介する事は決してない（ビジネスは別ですが）」それも東京では特別な事じゃ無いですよ。
それは少数派として、いかにもカタギ社会適応型のクライアントもいますし、その人達との関係も良好ですがそもそも「パッと見」から私自身社会適応型の人物と誤解される事は無いので、
なんといいましょうか（彼らから見て私の立場を考えてみて）社会適応型のお誘いが私に対してだと”失礼にあたる”事、これ社会適応型の方からも意識してもらえるものですよ。
あうんの呼吸と言うか、それはお互い様でわかる事ですし、説明すれば（お互い少々の不平不満が残っても）誤解を生む事はありません。

>昼も休憩室でみんなと食事ができないので、コソコソ公園に行ったりして、まずそっちのほうに心が折れそうですが。

まずこれがわからない。
この辺、私、過去ログなんかで随分と触れていますが（nakaさんにもこの辺説明した事あるような気もします）、
まず動物行動学的にですね、本来「単独行動が基本」なんですよ。
で、天敵から身を守るとかの”必然性の結果”群れるって社会性を持つ哺乳類もいますが、概ね（サルで言えば毛づくろい）「嫌々集団でいる事自体がストレスなので、本能レベルでこれを沈静化させる行動パターンを習性として身に付ける」ものなんです。
実際食事は性的衝動との結びつきが強いので、文明化してしかも天敵に備える必然性も無いのに「群れで食事をする」なんて行為そのものは「昼休みに乱交SEX繰り広げる」に近い行為なワケです（あっても”気の合う者が自然に”が自然）。
つまり『共同幻想』というものは、”常識的に発生する集団ストレスをいかに回避するロジック（ホルモンバランスや脳内物質に関わるような）を織り込めるか”ってところに意義があるのであって、これは社会性が生産性含めて文明化に必須だった時代の名残ですが（極論『共同幻想ロジック』により「群れ行動麻薬」が出て脳内でハイになっているので平気なだけ）、そもそも先進国化して以降は特別必然性が無いんです。
※暴走族が何故地方にしか存在しないのかって、この理由は「群れる行為そのものは保守的倫理観があるから」で→保守的な共同幻想が残っているのは情報含めて文明化の進行（共同幻想の側から言えば伝統の破壊）にタイムラグがあり、同時に”地方”というネイティブな共同幻想が伝統として残る”地方特有”の保守性があるからです（東京でもネイティブ地域には暴走族的バンド（群れ）があります）。

消費行動から見てもそうです、
世の中ネコも杓子もチェーン店で”群れが食事をしている”なんてのは、これ先進国じゃ無いですから。
（そういう意味で私必ずしも文明化が優れている事だとも思っていませんよ、『共同幻想が伝統文化として』しっかり担保され、いたずらな文明化を拒否する事だって美しい事ですから。現在の日本の置かれてる文明社会の現実からみれば結果論としてそれが必然になるってだけですから）
個々人が独自の趣味性で動くので、都市文明には多数のヴァリエーションのある個性的な小規模店舗があり、そういった小規模店舗は当然コーヒー一杯にしてもチェーン店より高いワケですが、それが都市の豊かさの重要なポイントで。効率が悪いとしてもそこに評価できる趣味性が実存している分価格が高くでもいいってコンセンサスがあるワケでしょう。その趣味性は「”誰か”しか選ばない」という選択的排他性を根拠とするのですから、
趣味性の高い地域には面白い店も多いものです、
それが街選びって引越し動機の重要な部分を占めるのも事実です。
「この街は普通の連中ばかりだから俺には合わない」とかってお客さんもいますよそりゃ、

口には出さなくても「おいおい冗談だろうよ、なんでお前らと群れで昼飯食わないといけないの」ぐらいに思っている方が自然ですし、
実際の話、「昼飯食う時間がある」なんて、私から言わせれば羨ましい話ですよ（笑
これは個人的な意見ですが、私はここ10年近く昼飯の時間がこの世に存在するなんて思っていないです。

「昼休みぐらい自由時間として気ままに”ひとりで”ブラ〜っとしたいじゃないですか〜」とか言えば角も立ちません。

>コソコソ公園に行ったりして

■こういう時には「やっと馬鹿どもをまんまと撒いてひとりになれてホッとしたね〜」と上機嫌になるシーンでしょう。
違いますか？
ここであえて無理のあるぐらい極端な表現として”馬鹿ども”って台詞になっているのは、個人的意見と社会的認識とは別個のものであるべきだからです。何故って「単独行動を選択する自意識を肯定してナンボ（その力が自意識の面目なんですから）」なのであって、
たとえばですよ、
私がカレー好きで、ラーメン嫌いだとしましょうか。
こういう台詞は普通だと思いませんか？
　↓
「おいおいおーい、おまいら又ラーメンかよ、よくあんなもん食えるもんだな〜。とんだゲテモノ趣味だと思わんか（笑」
これ冗談の範囲になりますよね（個人的意見ですから）。
この状況でですよ、
「私はラーメンが苦手なので、ラーメンを逃れるように、、こころが折れそうです」って言いませんよ、
そもそも「何故に、無理してラーメン食べているの？」と不思議でしょうがないでしょう（笑

そして同時に「ラーメンゲテモノ論はそれはチミチミ僕のラーメンが苦手だって個人的事情（個人的意見）だからさ〜、当然社会的に食を考える上でラーメンが立派な日本独自に発展した有力な食事である事は認めてますよん」って事になります。
つまり「それは世の中『共同幻想的な人』も、当然生きているのだし社会的には、仲間と連れ立って食事に行く事は立派な日本独自の慣習だと認めていますよ」って意見と同時に持っていて自然なんですよ、自分が個人的意見として「群れで昼飯食う奴の気が知れん」と思う事と何ら矛盾しない。

”自意識が本気出す”ってそういう事です。
理論武装ってそういう話ですよ、
極端な話、
「おいおい俺さ〜いかに人が昼飯を集団で食うって事に無理があるのか、徹夜で話続けられるが”何か”？」ぐらいの迫力があんのかって事です。この時「自己責任」が成立すると思いませんか？
「いやちょっと待てよ、それほどオイラは単独行動肯定派だろうか？意外とみなさんとよろしくやる調整型の人間じゃまいか」と、自分で考える事になるでしょう。
どっちの道をいくのか自分で決める（自己責任）にしても、そんぐらいの考えがあれば強迫も糞も無いんですよ（笑
「冗談じゃネーぞ俺」ぐらいの勢い、

その立ち位置（落ち着ける避難所）を確保して初めて、厄介な問題に取り組める自力も付きます。
（ここぐらいになると顔や表情姿形でパッと見”違う人”って表現されるようになります）
その後どんな世界を選択しようが自由なのであって（共同幻想的な社会適応な人生を”個別の哲学として”選択する事だって可能でしょうし）、そこまで考えた事は、どっちの世界を選択するにせよ”立派なスキルになるでしょう”って話ですよ。
少々強迫残しつつ鬱な個性を「アタシはアンニュイでナイーブなのが自分だと思う」と、線を引いてそれを”肯定”する生き方だってあってもいい、

えー、ここまで行けば随分楽だと思いますよ。
これは一つの戦術論です、


さて、これはですね〜
　↓
>やはりメンタルヘルスを扱う人（特に治療者とか）は、・・・精神科の医師が、奇麗事を押し付けてくるような言葉を言ってきて

内心忸怩たる思いですが、どうにもこれ精神分析の世界から見る現在のメンタルへルス系の職業を選択する人物の人格傾向って奴を分析すると、そういう傾向があるのは確かなんですよ。
少なからず、彼らがこの職業選択における王道（医学部→医師）を疑問も無く選択している時点で大いに「社会適応に傾倒している疑い」は濃いワケです。（本来いかに中立的第三者であるのかが重要な時に）
ご存知のように、強迫傾向があると道徳と構造化した「社会適応な人も真っ青な社会適応的強迫」が関係しているのって鉄板なんですが、これが彼らには”認知できない”んです（同時に精神科を選択する顧客ニーズとして「余計な事まで言うなよお前」的なアイデアがあるのも事実）。
精神分析の世界ですら、同じ理由でフロイドから多数の派が割れているってのに、その先があるんですからね。

しかしこの点（精神科・診療内内科・内科・医療系カウンセリング・民間カウンセラー・文系精神分析の分化）、クライアントのニーズに応じて分化しているのも事実であって（精神科は専ら急性鬱等の対処や、生理学的な問題として投薬が必須な検査結果がある場合等に特化していて、「既に社会適応しちゃっている人物が、これの継続を効果的に求める」というニーズによって営業しているとも言える）、一概に否定もできないですし、精神分析そのものが「本人が不快と思うか思わないか」程度を尺度としている（正常なんて定義は無い）以上、お互いに補完しあっていると考えるのが妥当に思います。日本の場合精神分析的アプローチが（広報含めて）弱過ぎるって問題は個別にありますが、

個人的にはいろいろ意見もありますが、ここで話すのは適当ではない部分もあるのでこの辺関係の話はブログの方なんかでチェックしてみてください。
871 返信 Re:ここ3回くらいの頂いたレスを読むと自分がイキイキするのがわかります naka 2007/11/23 11:15
とても納得しました。

> 実際食事は性的衝動との結びつきが強いので、文明化してしかも天敵に備える必然性も無いのに「群れで食事をする」なんて行為そのものは「昼休みに乱交SEX繰り広げる」に近い行為なワケです（あっても”気の合う者が自然に”が自然）。

だからですかね、昔から人がもの食べてるところ見るのも、自分の食べてるところ見られるのも、自分はものを食べているって認識するのも嫌なんです。情緒が不安定だからとかもありますが、それよりそっちの理由でひとりで食事したいってとこです。

> 実際の話、「昼飯食う時間がある」なんて、私から言わせれば羨ましい話ですよ（笑

大変ですね。まぁ空腹でもないのに時間になったら無理やり食べる時間を当てがわれるのも嫌ですけど。

> つまり「それは世の中『共同幻想的な人』も、当然生きているのだし社会的には、仲間と連れ立って食事に行く事は立派な日本独自の慣習だと認めていますよ」って意見と同時に持っていて自然なんですよ、自分が個人的意見として「群れで昼飯食う奴の気が知れん」と思う事と何ら矛盾しない。

よく分かります。

> ”自意識が本気出す”ってそういう事です。

なるほどよくわかりました。そこのひと押しが足りないんですね。
まだ全然本気出していません。まだ社会適応的強迫に首絞められてます。

> 「いやちょっと待てよ、それほどオイラは単独行動肯定派だろうか？意外とみなさんとよろしくやる調整型の人間じゃまいか」と、自分で考える事になるでしょう。
> どっちの道をいくのか自分で決める（自己責任）にしても、そんぐらいの考えがあれば強迫も糞も無いんですよ（笑

ここ読んで、冗談じゃありません〜群れるの恐怖です。昔っから！って思います。ちょっと立ち位置が見えます。

> その立ち位置（落ち着ける避難所）を確保して初めて、厄介な問題に取り組める自力も付きます。

その立ち位置に自信を持たないと、本気出さないとまだダメですね。

> （ここぐらいになると顔や表情姿形でパッと見”違う人”って表現されるようになります）

一見堅そうに見えるらしくて、ちょっと話し始めて「変わってるね」って言われるくらいですから、まだまだですね（笑

> 少々強迫残しつつ鬱な個性を「アタシはアンニュイでナイーブなのが自分だと思う」と、線を引いてそれを”肯定”する生き方だってあってもいい、

そう言って頂けると気が楽です。ただ男の子なら文学青年みたいで素敵な感じもしますが、私は女なのでちょっと鬱陶しい奴な気もします・・・
ま、その手もあると思うのはもう少し先にします（笑

> ご存知のように、強迫傾向があると道徳と構造化した「社会適応な人も真っ青な社会適応的強迫」が関係しているのって鉄板なんですが、これが彼らには”認知できない”んです（同時に精神科を選択する顧客ニーズとして「余計な事まで言うなよお前」的なアイデアがあるのも事実）。

私は親や祖母が精神科行っても一向に変わらない状況を見てカウンセリングを選んだので、最初から期待はしていなかったんですが、あまりにカウンセリングでエグられるので、（一見酷くなっているように見えるだけで、エグられて無意識が反乱してるからだってのは分かってたんですが、）あまりに呼吸困難になったりするのと、ちょっと拗ねてやったとか、いろいろその時の諸事情で、間が差して行ってしまったんです。「あくまで対症療法」って認識があって通院しているので、「余計なことまで言うなよ」って思いました。でも、私はきっと深刻な鬱病にはならなそうだし、どちらかっていうと人格障害系（ただのクセ者）だと思ったので、たかが身体症状でわざわざ病院行かなくてもいいな、やっぱりカウンセリングだなと確信できました。確信のキッカケになったということで、医師から腹の立つ言葉を言われたこともある意味で良かったです。

いずれにせよ、おかげさまでいかに私の自意識はまだ本気出してなくて、フニャフニャで卑屈で自信が無いかっていうことがよく分かりました。
もっと勇気と自信持って、殻を破って本気出したいです。
ありがとうございます。
829 返信 先日はありがとうございました 早恵 2007/10/22 21:54
また質問申し訳ないのですが、親が子供に対して暴力を奮うのは子供に対して性的アピールをしてたり、性的に所有物として見てる部分はあるのでしょうか？
他の方に対してのkagewariさんの返レスを見ててもそう感じたのですが。
830 返信 ここは若干ちがいます。 kagewari 2007/10/24 02:00
「子供に対しての虐待に性的関連がある」
これも言葉のもつ記号論的問題でもあるんですが、
つまりこの前提条件は『親子関係は実質的に非成立』である場合に限られた話です。
強迫的で主体性を保てない自我であるからこと起る虐待であり、ペドフィリア（小児性愛性倒錯）を前提とした話でもありません。

親子関係の成立のためには、少なくとも「親」でなければなりませんがその条件は”自立する大人である事”となるのであって、強迫的な人格によって虐待や暴力に至る時点で、その人物の時制は「人格の一部に強い幼児性がある」となります。つまりその人物は責任能力的には「親ではありません」。

これを俯瞰で見るとですね、
10歳の少年と、12歳の少女の間に子供が生まれ、彼らは（そもそも避妊やSEXの意味も知らず）どうしていいかわからずに子供の感覚（母親はママゴトの延長、父親はヒーロアニメの延長）で子供を育てようとしたが、自身の親子関係のビヘイビアもあって強いストレスを恒常的に持っている彼らは時に殴り、ナンセンスな言動もする。
幼児の残虐性（小動物や昆虫を殺すような言動）が性的な欲求を背景にするのは誰にでも想像がつくように、この暴力的衝動（脳内物質的にも性的興奮と暴力的興奮には関連がありますから）には、性的関連があるんだと、こういう意味です。

街でよく見かける風景に、
『散歩中の犬が路上で座り込む』
これ動物行動学的には「主従の関係で自分が主人だと考えている犬が”止まれだバカ”」と飼い主を躾ようとする動機に基く行為なんですが、
精神的にどうかと思うような飼い主は
「あら○○ちゃ〜ん、疲れちゃったの〜、どうしたの」と最初は言ってますが、最後にはカチンときてリードを強引にひっぱったり、抱きかかえて連れ去ったり、いい加減腹が立って殴ったりします。
ほぼ100％こういった飼い主に巡りあったミニチュアダックスは「誰にでも吠える」であったり、強い精神的不安を抱えてしまいます。
犬から見れば、自分の部下がしょっちゅう逆切れして、能力も無いのに（本来なら指導が必要）上官である自分を殴ったり「疲れたんだね〜」なんて気味の悪い（犬からすれば「バカかお前」）対応しているんですから世も末です、
この場合でも飼い主は切れて犬に暴力を振るう時に”興奮している”のは確かなのです。まさか犬との間での性的関係を想定しているのじゃありません。
暴力的に興奮する事には性的関連があるってそういう意味です。

さて、話は戻りますが
精神的に幼い人物がとてもじゃないが”親ですか？”な状況下で、逆切れして子供（遺伝的な意味の呼称で）に暴力を振るう場合、
犬と違って、相手は人間ですからそこに性的な位置付けが介在する可能性はあります。
特にその親である幼い人物が、他者とのコミュニケーションにストレスを感じていれば、八つ当たりの法則じゃないですが、子供に対する暴力に性的なストレスも関係するという意味です。
つまり、八つ当たりの法則の成立のためには「ペドフィリア（小児性愛性倒錯）」ではなく、一義的に他者（社会の側）とのコミュニケーションとしての対人関係性の性的欲求が前提になりますからね。
あくまでも結果論としてストレス（一義的には大人の他者との間のコミュニケーション欲求）発散的な性的興奮があるのは確かですが、その幼児を一義的に性的対象者と見ているとは言えないのです（可能性としても低い）。あるのは「結果論として」です。

性行為の文化という一面で言えば、
欧米社会では、子供の躾と同等の行為を性行為の中に導入するような嗜好者がいますが（倒錯とまでいかないと思います退行ですね）、これは行為する側だけでなく”受ける側”にとっても、幼児期における暴力的関係性が性的連想に関連付けられやすい（強い人間関係下における興奮を伴うコミュニケーションなので）傾向があるのは確かですが、
多分にこれは「結果論」として起きると考えるのが自然で、
「ペドフィリア（小児性愛性倒錯）」の疑いを含めて考えなくちゃいけないのは虐待が”明らかな傷害や殺人に至るケース”になります。
ですから、その暴力の度合いによっては性的虐待ではないか（必ずしも性行為に関わる行為でなくても性的虐待である事はあり得ます）と考えなくてはいけない部分もありますが「そうとう激しい暴力である場合」が前提になりますね。
831 返信 Re:ここは若干ちがいます。 早恵 2007/10/24 21:20
ありがとうございます。
また質問で申し訳ないのですが、こないだ有料の相談メールを頂いた時に5分間歩くといいとおっしゃってましたが、最初はやる気があっても段々やる気が失せてきます。無理にやると今までの経験上途中で挫折してしまいます。どうしたらいいですか？

あともう1つ全然違う話なんですが、精神科と心療内科、精神分析、催眠術、催眠療法と色々ありますが、同じ心理学から基づいてるものなんですか？

前に精神科を受診したことがあるんですが、精神分析と少し異なる部分がありませんか？
その先生は自我構造の話や強迫の話はしてなかったから。
その先生に言われて自分の生まれた時から今までの生い立ちをノートに書いたことがあります。
今も子供の時ことを考えたら気分が一気に落ち込んできた。。

何故か私、次から次へと質問しちゃうくせがありますね。
他のサイトで洗濯の仕方を聞いてた時やあるテーマで意見交換してた時、1回では理解できず、何回も質問して相手にうんざりされることがよくあります。。他の人は1回で理解してるのに。
質問を口実にして寂しさからここにレスしてる自分もいるのでしょうか？
832 返信 Re:ここは若干ちがいます。 早恵 2007/10/24 23:37
また質問追加すみません。
何か過去のことに後悔や未練ばかりあります。こんな自分じゃなかったらもっと楽しかっただろうなとか過去をやり直したいとか思います。
このまま30、40になってった時に人が若い時は楽しかった〜なんて話がもしあったとしたら、自分の過去ばかり振り返ってみじめになると思います。
他の人を見ると悔しさや妬みを感じてしまいます。

あとよく性格は遺伝すると言われますけど遺伝って影響するんですか？

※前レスの話は精神分析を否定してるわけじゃないんです。kagewariさんの話はとても参考になるし、分析してもらって気分も少し楽になってます。

前に精神科に受診した時に子供の時にできあがった性格は治らないと言われたこてがあって、、、

恋人ができたり、宗教を信仰して変わった人もいるという話は聞きますが、恋人以前に人とは関わりづらいし、宗教の教えの話で精神的に支えになってる部分はありますが(のめりこんではないですが)、変わったというわけではないので、、、
精神分析や催眠療法との違いを聞いてみたかったんです。

連投失礼しましたm(_ _)m
833 返信 先ず全体像から話しますが kagewari 2007/10/25 10:09
公開掲示板の意味ですが、
それは「過去ログを閲覧できる事」の公共性からきています。通常こういったメンタルへルス系のサイトの場合、閲覧している人同士がやりとりする掲示板はありますが、基本的に相談は全て有料です。
しかし、それでは一体どういうやりとりが行われるのやら皆目わかりませんしサイトの信用性も怪しくなります。
同時に閲覧する事だけでも十分という人も当然含まれてきますから、相談事例の公開には（現在のところ私もこのサイト運営だけに専従している状態ではありませんから有料相談を引き受けるのにも限りがある状態です）、心理学のテキスト的コンテンツ以上の価値があると思っています。

そんな意味で、公開掲示板上の返信は有料メールとは若干キャラクターが違い心理学全般の説明を加える事にしています。話自体もプライヴァシーへの配慮から外廓的なものとなるので、それを補完する意味もあります。

さて、精神科・診療内科等の違いですがここもかなりの回数以前に論議されていますから、まず過去ログを読んでいただけないでしょうか。
公開掲示板の趣旨として、そういう意味でもその都度「後で閲覧可能なように」記述しているつもりです。
今回又新たにとの事なので、概略として説明しますが詳細に関しては過去ログを読む事で補完してください。
※掲示板上部のリンク『過去ログ検索』ページで検索する事も可能です。
又、ここは軽く聞いていただきたいのですが、メンタル系の掲示板と言う性格上あまりにひとつのテーマが継続すると、相談しようか迷っている人が「遠慮して書き込むことができない」事にも配慮が必要になりますから、”ある程度の範囲で”という部分にも関心を持って下さい。
今回の場合、精神分析や心理学等広範にわたる返信をしていますから、スレッドとしての意味はこれを閲覧する人にとっても有意義なものである事は確かであると思います。

先ず日本のメンタルヘルスの現状ですが、医療系においては通常「効果のあった薬」的な対処療法が中心で、実際製薬メーカーの方も「結果として乱れた脳内物質のバランス（緊張感等を薬で緩和するため）を回復させる」的処置（わかりやすく言うと「胃炎なので胃腸薬を飲んだ」）が中心で「そもそもそういう状態になる理由はわかりません」と名言しているケースもあります。
つまり、現実問題医療系では心理学は重視されません（一般教養レベルである側面もあります。重要視されるのは臨床例：ケーススタディです）、確かに精神分析的手法を取り入れている先生もいますが、彼等は医師免許の過程で必要となるので学んでいるのではなく、自主的判断で独自に学んでいるのです、医師が本格的に精神分析を行うとするなら保険適応の関係もあって医院での診療とは別の形態になる場合もあります。
又心理学の世界においても、フロイド系精神分析がメインストリームかと言えば必ずしもそうではありません（ここは学術的な意味でですが）。国によっても違いますが、少なくとも日本の臨床心理士の履修過程に精神分析はありません。あからさまに否定的解釈を持っている人もいます（理由は後述）。

心療内科は、比較的カウンセリングも重視する傾向あるかと思います。
※欧米の趨勢としては「精神病院」とという形態への疑問や、精神科である必要性はあるか（基本的には処方的にはは”内科”である）等総合病院の内科的な方向に修練する方向にあり、カウンセリングや社会生活の面はNPOやNGOがこれをサポートする方向もトレンドのひとつだと言えるでしょう。
意味合い的には心療内科はその方向に近いと言えば近いかも知れません。

実際カウンセリングというのは、いかに話を内面を見つめて正確にやりとりするのかのというものなので、学術的背景は「アプローチの方法論」に過ぎず『絶対この手法でなければならない』というものではありません。現実私も「実際語られた言葉」と「現象に対しての因果関係の証明」を必ず添えていますから「何何学派だとこうだから」や「それはこういうことだから（説明も無し）」のように、何か学派の正当性を根拠に話を進めているのではありませんから（やり取りの過程で矛盾があれば相談者にもそれがわかるように根拠を提示します）、どの学派がというものではありませんが、
大きく分けて考えるなら、精神分析は文系に属していて多分に哲学的側面も持ちますので、それを学ぶにしても「向き不向きの度合いが強い」のです（誰にでも小説の意図が同じように解釈される事が無い様に）。結果的に学ぶ事において（ここは相談する側には全く関係のない話なおですが）、この向き不向きにおいて各学派で論争がおきたりしています。
相談する側の立場から見るなら「どこまで深い部分までアプローチするのか」の差でしょう（学派の違いは判断するための手法の違いで結論には大きな違いはありません）。

この差は何かと言いますと、『人格構造の保守』を中心とします。
つまり、「仕事のストレスが強くて最近精神的にきついんです」等軽度の場合であれば、悩みの発生トリガーが『今の仕事』だけですね、
確かにその背景に悩みになってしまう構造は介在していますが、相談する本人にとって「単に局所的な悩み」であれば、人格全体の構造にまアプローチするニーズは低くなります。
確かにこういう事例だと、精神科の対処療法は『人格構造の保守』を維持できるのである意味で抵抗感も少ないのです。
実際精神分析のプロセスには時間がかかりますから、相談する人のニーズが「自分の人格までのレベルと思わないし、当面3ヶ月の問題なんだよね」な場合、精神分析が果たして適当なのか？これはやはり判断するべき事案ですよね。

いったい何をもって正常とするのか？
そもそも正常なる人格の普遍性等この世に存在しませんから、あくまで「悩みという不快」や「人間関係におけるトラブル」をきっかけに何を選択するのかは『完全に相談する側の自己責任』となります。

建築にたとえるなら、
「外壁にヒビが入ったのでコーキングした」
「X検査をして、内部構造にいたる補修をした」
「そもそも構造に問題があるため、改築補修した」
「ヒビも軽度なので、劣化の度合いを観察するだけにした」

何をもって解決とするのか？
それを決めるのは建造物のオーナーです。

ですから様々なニーズがあるのであって、あくまで”結果論”ですが、人の人格構造の枠に合わせて（医療関係に従事したいって動機自体に根拠となる人格傾向があるんですから）「複数に分化している」と考えていいでしょう。

私は個人的には現在の精神科の在り方には懐疑的（どうしても対処が表面的レベルなので根本的部分の解決が本人任せになっている）ですが、実際通院しながら相談されている人に通院を止めさせたり、それを問題視したり等は行いません。必要と思われる情報や質問にはインフォームムドコンセントとして答えますが、それは質問された場合と必要に応じてであって、選ぶのは自分自身です。

>無理にやると今までの経験上途中で挫折してしまいます。どうしたらいいですか？

私は「望ましい」とお答えした筈です。
無理なら「1分でも」とお話しています、
極端に言えば「ドアの外に一瞬顔を出す」だけでもいいです。
無理をする必要は一切ありません。

>何故か私、次から次へと質問しちゃうくせがありますね。
>1回では理解できず、何回も質問して･･･他の人は1回で理解してるのに。
>質問を口実にして寂しさからここにレスしてる自分もいるのでしょうか？

くせではありません。
依存に近いものです、
そもそも内向化の過程には「本来外出（ネットや創作活動もあるので必ずしも屋外とは限りません）して活動したい」という欲求を無理に（強迫）内向させ代償満足を得ていますから＝「慢性的に欲求不満」なのです。
室内おいて過食や自傷等のエキセントリックな行動が発生するのも、基本的には「欲求不満」だからです。

質問は結果的に、何度も相手を呼びつける事ですが「構ってもらっている」構造が出来上がりますが、内向＝『被（こうむる）』な構造を保守するためには「○○してもらう」に類する行動が楽だし望ましい（強迫構造を保守し続ける事ができる）のです。

最初にも触れましたが、「過去ログのくだり」です。
自分から調べたり考えたり自主的に関わる意志が非常に弱いので（聞いたり読んだりした範囲を超えて”自分で応用を考える”部分が非常に弱い）、理解できなかったり『質問の口実』が増えてしまうんです。
そして欲求不満で『被（こうむる）』形に強迫されている自我が、その『質問の口実』を見逃す筈がありません。
この瞬間、自分から積極的に考えるという意欲は消滅して（強迫により内向）→全く無意識に激しく質問したい欲求に変質します。

ここも現在の人格構造の問題であって、
そもそも興味のある事は「自分から考えたり調べるのが”面白い”」事なのですから、その欲求まで考えないので欲求不満となり質問した気持ちに付加されます。

ここを逆算して考えるなら
「洗濯の方法等には本来それほど興味が無かった」可能性もあります。
興味がそれほど無ければ、自分から前のめりにあーじゃないかこーじゃないかと駆けずり回って調べようって気持ちになりませんよね。
ここは全く自覚が無いのですが、無意識の狙いどおり「次から次へと質問する口実」を手に入れることができます。

人に質問する事が快感になっているんです。
俯瞰から見るなら、そこには依存傾向があるとなりますね。
早期から私はここに気がついていましたので、返信の間隔についても「一定の間隔を空ける」事と、「1週間1ヵ月なり考え続けてもおかしくない」それが依存とならないように配慮しています。
（寂しさの反対語は自分から関わる事なので寂しさではありません）

>精神分析や催眠療法との違いを聞いてみたかったんです。

「聞いてみたかった」とありますね。
これはさして重要な事ではないって意味です、
「ついでにこれも聞いてみたかった」のように。
前回のレスにも
>>それは反証として「本当に聞きたい事でしたか？」と確認する意味もあったんです。この点は説明済みですが「本来質問する事自体今の段階では必要無いことですよ」というメッセージとしてですね。
こうコメント付けましたが、同じ意味です。

質問されている事ですから答えますが（笑
催眠療法（私は個人的にこれに懐疑的です）の本来の意味は、深層心理の様子を「催眠によって聞き出す」という”聞き取りの手法”であって、自己暗示を送り込んでどうこうってのは”オカルトの領域”です。
分析するより「直接無意識に聞いた方が早いんじゃないか」ほど短絡的とは思えませんが、
現実、興奮や緊張状態の人からゆっくりと話を聞くって在り様自体が一種の沈静化としての対応となりますので、
リラックスさせるための方法論として使うという事であれば意味もありますが、「催眠療法」という言葉そのものには少々問題があると、
こうなります。まるで催眠を行う行為それ自体が療法であるように解釈されますからね。
本来は「催眠中にこんな話をしていましたよ、これはきっと・・」とここからが本題だからです。

極端に質問を取り締まるなんて事には一切意味無いですし、無理もありますから。「まず自分で考え自分で調べる」→「調べる意志が無いならそもそも興味が無いのじゃないか？」と考えてみる。という流れを重視してください。
　↓
>>最も有効な回答は
>>>＜以下引用803 Re:三つ子の魂百まで�◆�
>>>>※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。
ここです。

基本になりますが、ここが重要です。
あまり『意図的に質問への依存傾向を特別視しないでください』、事を急いで特別視すると又別の行動に移動してしまいます。

>何か過去のことに後悔や未練ばかりあります。こんな自分じゃなかったらもっと楽しかっただろうなとか過去をやり直したいとか思います。

ここには注意してください。
潜在意識の特権階級傾向が必ず反映されます、
「そうじゃない場合」が過剰に美化され誇張されて意識されます。

バリバリ人生生きてきたって、楽しいどころか厳しい事の連続です。
その難題や問題に働きかけていく自分の姿こそ実存であって、
生きる甲斐というものです。
「楽しい人生」
これは抽象概念で空想なんです。
ある意味、人生とはより奥深く荘厳で実感の強いものです。

>他の人を見ると悔しさや妬みを感じてしまいます。

誤解です、
その人の人生の深みや厳しさってもへの想像力が、経験的に欠如していますから「楽しい人生」の抽象概念もあって、ここも誇張され偏向して認知されています。

街で楽しそうに笑う女性が「でもね、けっこうこれでも大変なんだよ」というその台詞は、冗談で言っているのじゃないんです。

>あとよく性格は遺伝すると言われますけど遺伝って影響するんですか？

遺伝しません。

>精神科に受診した時に子供の時にできあがった性格は治らないと言われた

彼には心理学の知識がありません。

>恋人ができたり、宗教を信仰して変わった人もいるという話は聞きますが

これは共依存と、抽象概念（そのまんま深層心理の「神格化」を投影）への依存で、
結果として問題はより深刻になるケースが多いです。
ガチで人格構造は保守され、強迫傾向は正当性を担保して（恋人が認めた・教義にも書いてある等）「結果として安定する（自意識がより抑圧されるため）」様子が、変わったように見えるだけです。

人格の問題にアプローチする人物がいるなら、その関係は必ずしも「恋人」等の軽い言葉で表現できないものでしょうし（数々の修羅場を踏む覚悟が必要になります）、宗教の場合「神学」等のようにその哲学的あり様を深く考えるという場合なら大いに意味を持ちますがこの場合「信仰（＝服従と解釈されるケースが多いです）」という言葉が第一義になる事はありません。
本来宗教は、教師のレベルでもその解釈において掴み合いの喧嘩になるぐらいの平場の論争があってむしろ自然で、論争にならなくても「この教えの意味を深く考えて今私はこういう結論にある」のように、宗教的な言葉以外の言葉として（全くその宗教と関わりの無い人とも）論議できるロジックを獲得できなければ”単なる儀式”に過ぎませんし（儀式それ自体は社会にとってとても重要ですが）、その内包する哲学性を担保でない宗教であれば「似非である」と断言してもいいでしょう。

そもそも宗教でいうところの「神」は、真理（イデア）であるとか真実や現実、実存といったものの象徴的概念であり、この抽象性は「普遍的哲学であり、同時にこれを教義により論証する」といいう行為に帰依する構造が「本来の信仰」です。つまり信じるに足る何か（美意識や哲学）を追求する（自分から真摯に考える）謙虚な姿勢の在り様が重要で、
そもそもコアの部分では「イスラム教」も「キリスト教」も「仏教」も大きく違いはありません。
信仰心とは論理的且極めて個人主義的なものです。
「神の概念」の外部化は、本来個人的意識の神格化に対立する概念でなければならず、これを投影する事はある意味神という概念のへの冒涜になります。

現実世界では”その儀式の文化的正当性”は共同幻想としても非常に重要ですから、宗教が社会に実存していく事は疑う余地がありませんが、
時代や地域に応じてその内容な軽重に違いがあるのは、これが原因（共同幻想との関連性）となります。儀式や戒律の保守性は確かに重要ですが、これはその宗教の外廓的な部分で（信者にとっては大事な儀式や戒律なのですから重要ですが）、社会的に見るならそのコアのの哲学的概念が宗教の本質であると言えると思います。
834 返信 Re:先ず全体像から話しますが 早恵 2007/10/25 18:06
読んでたつもりが見落としてました、というより読んでても頭の中に自分で入れないようにしてたんですね。。
確かに依存性強くてレスばかりしてちゃってました。。
答えて下さってありがとうございます。ご迷惑おかけしました。
835 返信 こういう感じになります kagewari 2007/10/26 18:51
>というより読んでても頭の中に自分で入れないようにしてたんですね。。

前回のレスで「本当はたいして興味の無い事も聞いてしまっているかもしれない」点説明しましたね。
ここは以前の「本当に聞きたい事でしたか？」の確認の時や「レスの内容を１週間1ヵ月」かけて考えてもちっともおかしくないのですよ、等の時に説明に補足したかと思うのですが、

質問の流れを「これもそうですか」的に派生して連続したりする流れにはコアとなる部分を「それはそうとして」と脇へ逸らしてしまう可能性があり、無意識に現在の自我構造の保守を目的として（強迫構造）、論議を散漫にしてしまう事があります。
今回のスレッドの流れの現在の状況でも、過去ログを読むにも膨大で「あの話はどこに書いてあったのか」を探すだけでも大変な作業になっています。
（ここは「過去ログ検索ボード」を使ってください）
ですから、レスの中には頻繁に前に説明した文章の引用が多い事はそれを証明していますね。

この繰り返しは、本来自分自信で過去ログを読み直して考える作業を外部化しているとも言えて、
簡単に言えば「自分で考える部分」を「質問の形で（この場合は私）他の人に考えさせる」形になっているのです。
自我構造のアンバランスな状況の解決には強迫的認知に対抗して”自分（自意識）で考える”過程が重要でありそれこそ”解決の方法そのもの”なワケですから、その外部化は「自我構造保守のための拒絶」と同じなのです。
これも強迫構造の一貫です、

その様子が掲示板のThread表示そのものによく現れているんです。
それは正に無意識の強迫により抑圧される自意識があっちこっちいっている状況で、現在の自我構造を現しているのだと言えるんです。

繰り返しになりますが、
過去ログを読んで考える事それ自体に意味がありますし、それが目的で私もレスを書いています。
何故ならそのログの意図する内容を認識するにはまだまだ相当時間がかかりますし、そこから自分自身で考える事によって沢山の考えが浮かんでくる筈です。
一歩立ち止まって、繰り返しスレッドの流れを追って読み直してみてください。私は聞かれたことを「結果として話を逸らしてしまう」事にならないように注意してレスしていますから（その意味もあってかなり重量級のレスになっています）流れを追って読んでも反復するように問題点に戻るようになっていますから、その点は心配ありません。
836 返信 Re:こういう感じになります 早恵 2007/10/26 23:33
レス下さってたんですね。。ご迷惑おかけしました。本当にごめんなさい。
ここの閲覧者の方にもご迷惑おかけしました。ごめんなさい。
レスくださってありがとうございます。
816 返信 814返信「815概ねその線です。」（本文） kagewari 2007/09/14 23:27
＜このスレッドは「790連投すみません」のスレッド表示が限界にきているところから新たに別スレとしたものです。内容は「814Re:又個別に解説しますね」への返信本文となります＞
※以下本文

公開掲示板と言う事もあって、このやり取りを閲覧して参考にしている人も多いかと思いますから心理学的側面の背景説明も加える形で返信しますね。

>という流れでいいのでしょうか？

流れは概ねその線です、

重要なポイントを挙げるなら
「親属性を意識」と「自分を”子供”という属性で認識」
これは同義語で、この時「属性を離れた個人である”自分”という主体性意識が（オートマチックに）構造的に後退している」と、考える事ができます。
つまり”自分はこうしたい的発想”ではなく”子供だからなんちゃら”や”子供なのになになに”のように発想の立ち位置は”子供という属性”を受けるパッシブ（被）となります。

こうなって、あーなるのでこうなる的流れだけでなく、並列して（或いは深層心理の背理として）自動的に且無意識に関連される認知がある部分もポイントとなります。

「彼らが親属性を名乗ることによってある意味強制的に開放される。」
ポイントは”ある意味強制的に”という部分です。
投影現象（これもある意味過去事例の反復繰り返しとなり判例主義的無意識が関与しています）の典型的な事例が”恋愛感”です、
「特にどんな人物であるのかよく知らないのに、興奮を伴った好感を止められない」これも一種の強制的構造（強迫ではありません）、つまり連想ですよね。
恋愛事例が、その人をよく知るエピソードを新たに知る事で急速に醒めてしまったり失望したり等ここの好感に”投影が占める比率”はとても大きいので（全部じゃありませんよ”きっかけレベル”と”印象”に及ぼす影響の範囲です）、その背景には自立的認知や事実関係に『何ら根拠が無い』ケースは非常に高い比率で構造的必然です。

「その人への興奮をともなった好感を止められない」
「家庭内での投影的（属性下層の者に当時の自分の自己嫌悪的姿が投影）興奮（自分自身の幼児期の興奮）を伴った不快感（イライラに近いストレス＝自分が幼児期に感じた不快感の追体験的再現）を止められない」
上記の二者はとても似た現象になります。


>あと、親を神格化しているためにこの構造を道徳心としてすりこまれていると考えてもいいのでしょうか？

「親を神格化しているためにこの構造を道徳心としてすりこまれている」
ここのポイントは”自我には普遍的道徳は存在しない”になります。
穏やかに平和的な日常を志向したり、争いを避けるのは自立的自意識による快感原則による部分が大きく、心理学的な意味での構造論としての”道徳”とは、”自意識に対して特権的な拘束力を持つロジック”の事で、哲学的に思考される”道徳”とは別物です。
人種差別的発想も、それを信じている人には「道徳」となります。

各原始宗教の哲学論にあるように、本来道徳心は「それを学んだ賢人」だけのもので、一般論として「通常人にはその道徳を理解する力は無い」が原則です（出家による修行や、神学校→後に大学による研究等その普遍性は学術的テーマです）。
ですから所謂原始宗教は「慈悲」や「謙虚」等、むしろこの一種正義感ともとれる道徳心を戒める教義を持ちます。

じゃ所謂一般の道徳心とは一体何のためにあるのか？となりますが、そもそも「毒キノコを食べちゃいけない」とか「ここの湧き水は需要なので汚しちゃいけない」「収穫や田植えは集落あげて皆で協力して」等（人間には動物的本能：厳格な判例主義）、考えたり判断する以前に「それは絶対ダメ」な一種の強制が、社会的意識として必要だからで（ある意味進化により壊れた本能の代替として）、自我論的に言えば『常に自意識に特権的な構造を持つ拘束力を持つ事は社会適応上非常に合理的』だからです。（原始社会の社会適応構造のリンクだった）
※必然じゃありません、

確かに大学で哲学や宗教学等を学ぶ余裕がある人ならいいですが、そんな暇や余裕があるほど社会が豊かなのは、先進国すらその国民の全てでは無いでしょう。
当然この日本もついこないだまで農村部では小学校に行くのがやっとでした（この時には”年寄り”や”寺子屋”等が賢人として道徳の正当性を担保：昔教師が聖職者と連想されたのはこの当時の残滓）、ここでは”常識”等のような形で道徳を躾の形で刷りこむ事が社会的合意だったのです。

現代社会の先進国において、これが（大学インテリ階層を中心に）「開放的になった」等と称されるようになったのは、共同幻想的道徳の解体と自意識による個人的美意識によるその代替が、ワンセットであるからです。乱暴な言い方をすると”自我構造的道徳そのものの否定”です、
経済学じゃないですが、誰が考えても（そもそも原始道徳もヒトが考えたのですから）人間ひとりの幸福であったり、守るべきルール等が大きく乖離する事は無いので、ここは共同幻想的道徳のリストラに近い行動です。
■これが現象として「開放」という言葉で語られるのは”自我構造的道徳”は「そもそも強迫構造に他ならない」からです。

ちょっと長くなりましたが（笑

社会学的に言うなら
「血縁地縁集落」→「社会構造的社会」→「各個人が独立したネットワーク世界の”将来”」という構造の過渡期が”現代社会”です。

前文思い出してください
『道徳は原始社会の社会適応構造のリンクだった』
原始モデルに「血縁地縁集落」がありますね、

つまり、「家庭における心理的問題とは、結果として極端で強制的（強迫的）社会（家族）適応（固着）のリンクである自我の道徳的構造（その家族への構造的適応）を肥大化させる」
「親離れ・子離れができない」＝「各個人の自我レベルで半ば強制的（脅迫的）に構造化されている」
その”リンク”が道徳になります。

ヒトが心理的に不安定になる状況には、必ず「いい悪い」って発想がからみます。ここが”興奮の根拠”となりますよね、
ここがつまり自我構造的道徳なのです、
しかし覚醒的自意識における「いい悪い」って言葉の使い方は「誰々は評判が悪い」「この車の燃費性能はいい」「彼の営業成績は悪い」「この銘柄の市場の評価はとてもいい」等、事実関係や客観的評価に使う言語で、感情的表現に使う語彙から外れているんです。
自意識的な興奮とは、解釈されたイメージによる感動や自発的動機形成による情熱となるので、「是非こうしたい！」「ここだけは譲れない」「そんな取引は許せない」「このアイデアに絶対勝算ありますって、ホントですからお願いします！」等のように、これは『こうに決まっているを前提としない（自意識による思考や交渉の予知を残す）、”その時の理想（非普遍的）”や美意識、希望』であって、
時折「それは悪いと思うよ」や「いんじゃないの」の発言もありますが、断言していませんよね「思うよ？」や「じゃないの？」として、
自意識的な喧嘩って「いい悪いじゃない」んです。
「それは無いだろう（？）！」「それは違う（？）って！」
実はその言語の裏に未確定要素を残しています、
断言しているようで「こう（いい悪いに）に決まっている」的発想は無いんです。

>親を神格化しているためにこの構造を道徳心としてすりこまれていると考えてもいいのでしょうか？

つまり、微妙に解釈が違うのが前段の説明でわかると思うんですよね。
”道徳心がすりこまれている”かの現象が＝親の神格化含めての心理的な問題がある証明なんです。

ここも「ニワトリが先か卵が先か論争」と同じで、並列的概念で順を追って流れているだけでなく、その背後（無意識）に構造的に進行する部分が大きい。と言えます、

ここまできたところで、もう一度最初から読み返してみてください。
何かに気がつきませんか？

『内弁慶な彼らは社会では言いたいことも言えずに』
ここの矛盾点前回説明しましたね、
「早恵さんが現在”いいたい事”と感じている言葉は強迫的発想（被）によるもので、自意識の本音とは言えず、むしろ言いたい事を思いつく事が許されていない（強迫によってその権限は自意識に無い）」
同様に「この内弁慶な親の通常の”言いたい事も言えないストレス”の元となっている”言いたい事”も、おそらく本音ではない」

家庭環境と心理的な問題を発端とする”過度に強迫的な自我の道徳的構造”が、「いい悪いを言いたい」という興奮の元ネタにもなっているんだと、

■「妹のしでかした過失」

いい悪い的強迫的感情が、これを見逃す筈ありませんよね？

ここで
「家庭内での投影的（属性下層の者に当時の自分の自己嫌悪的姿が投影）興奮（自分自身の幼児期の興奮）を伴った不快感（イライラに近いストレス＝自分が幼児期に感じた不快感の追体験的再現）を止められない」
この部分は同意義であり互いに補完する概念なんです。

ここが↓の
>内向的なために他人には怒れない。・・・吐き出したい欲求(衝動に近い)を抑えられないということでいいのでしょうか？
への返信になっている筈です。
※なので、心理的な問題を生む家族間では激しく”悪感情”や”同情”が入り乱れ争いが頻発するのです。

>>特権的な属性
>両親の場合は自分の子供、私の場合は妹ということでしょうか？

『家族』とは、社会学的には”クラス（階級社会）”です、
ヤクザ社会やマフィアも”ファミリー”ですよね（次郎長一家やゴッドファーザー）、

特権的権威者が「長男は失敗した、あいつはバカだ」等と言えば年齢に比例せずに上下関係が逆転する事も稀にありますが、一般的には子供階層の間ではその順位は年齢に比例します（赤ん坊の自分から見ればどんな姉兄でも自分に比較して数段能力者に見える）。
早恵さんの家族の場合、両親の場合は自分の子供・早恵さん（姉属性）が妹に特権的であるのは間違いありません。

そしてこの現実認知（特権性）は、内向的思考（現実のリミッターが効かない）でより肥大化（誇大）していると言えます。

未来の話になりますが、血縁による小集団が”○族”なる呼称で自分達のユニットをクラス認知で呼ぶ必然性はどこにも無いんです。
未来永劫『その呼び名は”家族”』であるとは限りません。
現代社会の「血縁集団形態の多様化（そもそも晩婚や非婚、そして結婚の形の多様化や、シングルマザーや男が主夫になる等属性の多様化）」は、その流れにのったものです。

※そこを背景に躾や教育の問題が噴出していますが、これは”過渡期の現象”と言えます。何故ならその当事者（多様性選択者）が未だ旧時代の意識を記憶に残すために（或いはその自覚も無く”流行”と勘違いしている）共同幻想的な強迫構造を残している等「自由主義に担保すべき自己責任＝自意識マター」を確立できていない人（多様性選択時の社会的条件）がまだまだ多いからです。
817 返信 Re:814返信「815概ねその線です。」（本文） 早恵 2007/09/15 18:37
>「親離れ・子離れができない」=「各個人の自我レベルで半ば強制的に構造化されている」
その"リンク"が道徳になる
親が極端で不可解なのを正当化せざるを得ない→親を神格化→親離れができない→親に依存して自分で考えてこなかったので自意識で考えて事実関係を捉える力が弱い→1人の大人として考えるだけで不安になる→他人に対して怖いのではなくて最初から自分に自立的に考える力が弱い

↑内向化、他人にものが言えない、親属性を意識している原因

親属性を意識している時、自分の子供というのは自分の所有物同様、その人の内向世界の一部(なので子供の個人的実存を認識すらしていない)。

内弁慶な彼らは社会では言いたいことも言えずにストレスが溜まっている。
でも自分の子供は彼らの内向世界だから我慢する必要がない。
そこで親属性を自分で名乗れば殴るけるが自由な内向的世界が目の前に広がっている。
しかも自分の子供が生意気に会社の同僚よろしく、まるで大人のような口を利く。｢子供が偉そうにしてたりいばったり反抗したら殴りたい｣って気持ちを抑える方が難しい。
彼らが親属性を名乗ることによってある意味強制的に開放される。

親の精神は幼児の時のまま。この時親は彼らの"過去"の親子関係に強迫されている。その感情が連想される状況にいる時、自我の時制がその連想元の不快な記憶当時(彼らの幼児期)に引っ張られてしまう。
彼らの目に入っている自分は彼ら自身の幼児期が投影されているので自分の子供を認知できていない。
現実か幻想なのかも区別がついていない。

↑の部分で良いのでしょうか？

■攻撃してきた他人への恨みが妹(両親の場合は自分の子供)に恨みがいく
この構造も内向的ななる構造と一緒ということなんでしょうか？
818 返信 Re:814返信「815概ねその線です。」（本文） kagewari 2007/09/17 00:49
ちょっと設問の意図が読みにくいので、こちらである程度解釈して返信しますが、

>>「親離れ・子離れができない」=「各個人の自我レベルで半ば強制的に構造化されている」その"リンク"が道徳になる
>親が極端で不可解なのを正当化・・・自立的に考える力が弱い

>↑内向化、他人にものが言えない、親属性を意識している原因

ここは何度か説明したように
まず「他人にものが言えない」と考える事を修正してください
　↓
「本来なら自意識が言うべき言葉を抑圧で思いつけていない」と考えてください。

又道徳意識のリンクに関しては「親属性を意識している”原因”」のように一方通行的なものでもありません、連想は相互に関わりあっているというのが実体です（文章化するとどうしても一方通行的表現になってしまいますが）。
親の神格化と特権階級意識がコインの表と裏のように一体となっている構造に見られるように、「親属性を意識する」事は即ち「道徳意識（雛型は神格化された親のイメージ）のリンクの介在」でありこの構造が→「自意識を抑圧する強迫」として一体なのです。

>>内弁慶な彼らは・・・現実か幻想なのかも区別がついていない。

>↑の部分で良いのでしょうか？

ここも、「良いのでしょうか？」というよよりも、

道徳的な悪感情：「あなたダメじゃない」のような、
こういった発言は即ち属性認知的な道徳（いい悪い感情）のリンクの介在がある証明になりますね。
その発言自体の内容には特別意味は無いのですが（民族が変われば道徳も変わるぐらいバラツキありますから）、その子供がそれを「妙に意味不明のことを推し付けられている」等その合理性をまったく認識できない場合には（考える予知があるとか発言自体はもっともだ等思わない場合）、そこには『抑圧構造特有の興奮』があるだろうと、
そういう興奮（容易に暴力にも発展します）の背後には、親子関係の問題を背景にした「偏向した道徳が干渉していますよ」「発言の意味がよくわからなかったり極端に道徳的興奮をしている可能性が高い」という現象の説明です。

つまり、あからさまに家に帰った瞬間「今日会社で気に入らない事があったんだよー！」と、いきなり殴る事は無いんだと。
これじゃ抑圧構造そのものが自意識にバレバレで、「あー俺の問題だ」と自分で気が付く事になりますから。同時にその行動はとてもわかりやすいのでその人物が神格化される可能性もとても低くなります。

わかりにくいんだって事は（神格化が背景にある）、その道徳のリンクを経由する形で「何回言えばわかるんだ！」と（家人の過失等道徳的興奮の”ネタ”をみつけて）、話がすりかわるって意味です（抑圧構造の保守）。
”道徳的な叱責のチャンス”を逃さないような緊張感を「予め（イライラとして）保持している」とも言えます。
意図的に八つ当たりをしようって意識は存在しませんし、八つ当たりってものはそういった構造では起きません（後述）。

つまり

>>■攻撃してきた他人への恨みが妹(両親の場合は自分の子供)に恨みがいく
>この構造も内向的ななる構造と一緒ということなんでしょうか？

全ては同じ1個のコンプレックスです。
原因という言葉（これが必ずしも正確じゃないのですが）を強引に使うなら「原因はひとつ」＝「親子関係のコンプレックスである」となります。
コンプレックス＝複合ですから、その詳細な説明は難解で複雑になるんです（しかし全ては相互にリンクし複雑に関わりあって”連想”によって一体となっている）。

内向的な構造というのは、そのコンプレックス（解決していない問題なので恨みや憎しみのように済んだ事や終わった事だと解決できず、引力のようにノスタルジーによって意識が”内向き”に引っ張られる）の介在と自我の在り様を外から見た様子となります。

コンプレックス（親の神格化と特権階級意識の複合）をコアにして、偏向した道徳がリンクとなり過去の親子関係の不快感が再現したり（これも”意識の向き”は内向）、現実認知の上で”道徳的な叱責のチャンス”を逃さず関係の無い人物を相手にこれを吐き出すのも同じ構造による（快感原則）のです。又、強く偏向（誇大視により）した道徳意識は恒常的に自意識を抑圧する（主観で言えば「退行」、客観的に見れば”向きは”内向）。
となります。
そもそも自我防衛の抵抗があるので、なかなか説明をすっきり認識する事は難しいですから（各論を詰めるより全体像の認識の方が重要です：この部分別途後述しますね）、文面を追いかけて「そういう構造なんだ」と与件化（ひとつの合理的なパッケージやロジックであると予め認定）しておけば十分です。話は具体論に及んでいませんから、これを反復し過ぎると単なる心理学の講義にまで及んでしまいますから、結果的に「話が逸れていく」事に成功してしまいます（自我防衛）。

元来動物はストレスを早期に解決（代謝）するために「八つ当たり的原則」を本能レベルで持っていて、八つ当たりの機能そのものは動物にとって必要なものです。ヒトの場合なら「凡打の後ベンチ裏でバケツを蹴り上げる（バケツに八つ当たり）」等のストレス対象の移動です（魚にすら八つ当たり行動の観察事例があります）。
重要な事は、不快でも快でもいかにその事例の時制を”その時という現実にリンクするか”であり、もっぱらその機能は外向性の状況下の自意識の役割（仕事）となるんです。
ですから、自我が内向的構造（自意識を抑圧する強迫構造）の場合必然的に八つ当たりは”頻繁に（ごく当たり前に）起きる”し、家族（ベンチ裏）的階級がそれを誘引する（家族的属性の下位階層に対しては不安感が無いので）とも言えます。

つまりコンプレックスがあって、自我の形が内向形であるというのは本来ならその場で対応すべき（自意識で考え自発的行動の動機形成をする）事例ですらお門違いの道徳的前例解釈が干渉してしまい、その前例が誇大に不快感を伴う家族間の人間関係を基礎にしていますから必要以上に印象は誇大だし同時に当時の不安感も再現されて自意識が職場放棄してしまう。結果的に事案は内向的持ち帰り（存在しない宿題を持ち帰るようなものです）となり、完全に事実から離れた悪感情等が自我に滞留する形の欲求不満状態が慢性化します。
流れとしては内向的思考の場合それは何ら不自然な事では無く、解決の方法としては「何かおかしな事になっている」という認知の方が重要で、殊更自我構造内の意識の流れを詳細に認知する必要はありません（なんとなく与件化しておく事で十分です）。

重要なポイントは、幼児体験やその家族環境によって”誤解が連続する”現実認知のズレが自我に構造化されてしまうケースがあって、話の根本に戻すなら「あーあー、意味不明の押し付けなんかじゃないよこれ。この人特有の事情でこういう事になっちゃうんだろうな（対親の印象）」というように自意識が考えるという過程があれば、そもそもそんな意識が構造化されることは起こり得ないのです。つまり「わかりにくいので”考えて納得のいく解釈をみつけた”」となるので、『意味不明のわかりにくい行動』という要件は自意識の関与で非成立にもなりうるからです。
しかし、内向化傾向の自我が形になっていると構造的にその再解釈のチャンスを失います、事実関係を考えませんから。
”再解釈の予知の有無”ここに自意識の関与が関わっていて内向化傾向であると「構造的にその余地がない」となるんです。
819 返信 Re:814返信「815概ねその線です。」（本文） 早恵 2007/09/23 14:29
ありがとうございます。長々となってすみませんでした。
またもう1つだけ質問になってしまって申し訳ないのですが、他の人に比べて他人に騙されやすく、嘘や作り話を見分けにくくなってます。
それも内向化が関係してるのでしょうか？
820 返信 これは”考え方”とか捉え方という話になりますが。 kagewari 2007/09/25 19:15
何かが個別に原因であるとか、
そういう発想の流れに「問題の外部化」的在り方が関わります。
”そういう状態だ”のようにです。
ここでいう”そういう状態”という抽象概念をキーワードに、何か殊更客観的事象（当事者意識の後退）になると言う意味です。
これは問題意識の置き方としてあまり好ましいものではありません。

これまでの話の経緯で、「強迫構造含めて、自我の在り方に偏りがある」という部分は論証済みで、これを”誤解が連続（あるいは連鎖）する認知の偏り”である事も同時に説明されています。
この点前回の話と一部被りますが、各個に独立した問題があるのではなく（現象としてそれが発生するキーが”連想”である事も説明してきました）全てそれは一連の傾向であり、またその構造は複合的に一体となるものです。

若干補足するなら、前回のレスにも説明していますが『内向化』というのはそういう個別の現象が存在するのではありません。それは認知や思考における構造的な流れを第三者的に見た時の外形で、
1）「空力特性を考えたカウリングによってコーナーでの動的特性を含めたチューニングをしています。実際、このカウリングは流線型をしており、、」
「ちょっと待ってください、ではコーナリングが早いのもその”流線型”とやらが」
「・・・」

2）「バッターのタイミングを外す意味でもサイドスローが僕にはあっているんだと。サイドから投げるのが既に自然な形に、、、」
「なるほどですね、先日の三振もそのサイドスローですか、」
「・・・」
答えるのに困りますよね、

前回説明したように、内向というのはコンプレックスをコアに前例主義的（反射的・受身・パッシブ・ネガティブ）意識に自意識の視野が引っ張られている方向を意味している言葉で、
関連で言うならば、「その結果様々な”誤解の連続”という形に事実関係であったり、認知そのものに偏り（前例となる過去にデフォルメされ事実から乖離する印象があるため）がある」となります。

それは「連想により起きたり起きなかったりする」のですが、総和としてそれが人格構造として構造化されている以上、常にそういった誤解が”予測されている”事になります。
同時にそれは、誤解という言葉にあるとおり「一拍間を置いて自意識マターとして考えれば容易に自分自身によって本来解決する事柄」ですが、これを自我防衛的反応（感情的興奮や道徳的興奮）により阻止されるケースがあるのです。

ですから繰り返し説明しましたが
>＜以下引用803 Re:三つ子の魂百まで�◆�
>>※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。

ここから予測するなら、十分な検証（聞き取りや事実関係の裏を取る）が無い限り
>他の人に比べて他人に騙されやすく、嘘や作り話を見分けにくくなってます。
ここでいう”騙される（ここでも「被」受身ですね）”事例の認知がどれぐらいの幅で正確なのかという部分にも、「これは十分に証明されていない」と考えるのが妥当ですよね。
そして道徳的判断（いい悪い）に関わる認知は、最初から「強迫的発想である可能性が高い」事も何度か触れています。

”被るという認知と、道徳的興奮”
”騙される”→受動的被害者意識

それが騙しなのか、冗談なのか、コミュニケーションとしての”ネタ”なのか、それを切り分けるにはまず「動機が意図的に誰かを陥れる策謀として謀議されたものか？」の推定が必要になります（本来その検証も必要です）。
しかし、読み返してください。
>他の人に比べて他人に騙されやすく、嘘や作り話を見分けにくくなってます。

何らかの策謀により被害を受けているなら、その問題意識は
「注意力が足りなくて、常に振り込め詐欺等の被害が連続しているのです」等のように問題意識は”自らの過失”が中心になる筈なんです。
誰だって、騙されて楽しくありませんから「注意したい」ですからね、
「未然に防ぐ」方に関心があるでしょうし

ちょっとわかりにくい部分話していますから、ここで最初からもう一度読み返して以降を読んでください。

以下の認知というのは
>他の人に比べて他人に騙されやすく、嘘や作り話を見分けにくくなってます。

定義するとするなら『絶対被害者』のような認知になっているんですよ。ここに当事者として関わる自分が主体的にどうであったのかが一切説明されていないし、主体的行動に関わりが無いかのような話になっているんです。
どういう事かといいますと、
自らの認知そのものが『絶対被害者（極論自営手段を講じる当事者認知が欠けている）』であると仮定されている可能性があります、
>他の人に比べて他人に騙されやすく、嘘や作り話を見分けにくくなってます。

>内向化が関係してるのでしょうか？
本来この設問が微妙に論理矛盾なのですが、ひとまずここを以下のようにデ・コードして話を進めてみます。
「認識が内向化している、という状況が”自分は騙されやすい”という抽象概念に繋がる事もありますね」です。

「そのとおりです」となります。

そしてこの返信は「”騙されやすい”という抽象概念それ自体が極論意図的（強迫的構造による無自覚な連想）ともいえる偏向になりますね」、になるんです。
「○○される」→「被（こうむる）」ですね、と。

つまり、それ（騙される）が意図的な謀議や策謀である場合、より問題なのは「意図的に陥れられる人間関係がやたらと多い」という前提が必要になりますし、同時にその「極端に誰彼と無く自分が陥れられる謀議に巻き込まれている」という状況の方が問題だと思いませんか？
それが質問になっていないとするなら、
その「騙されやすい」という認識にはかなりの割合で「悪い冗談やコミュニケーションの”ネタ”」が含まれている事になります。
人間関係において、この「悪い冗談やコミュニケーションの”ネタ”」を見破るのは、見破るのが前提（見破れないと冗談にもならない）なんですよ。そして、そこには何らかの複線が張られていたりします。
（言う方もマジに信じるとは思っていない等）
又は、よくよく事情を聞けば「騙しているつもりは全く無い」可能性も含まれてくることになります（確かにその時にはそう言ったが、後に事情が変わってしまった等）。
ここで話がグルッと廻るんです。

『絶対被害者＝被』のような認知があるのではないか？
この場合、現実認知が予め『自分は被害者である』なので、被害が予測される状況でも積極的にこれを回避したいという意志が後退するんです。「そうではない可能性（自立的にこれを阻止する可能性）」が予測される優先順位として”下”になってしまうからです。

ここは”動機形成の流れ”なんですが、
たとえば
「いつも俺には最後にアウトコースのスライダーで三振狙いだな」
この認知があっても、
「僕は常に積極的な対応によって問題を解決するのが特異なのさ」と思っていると
「そう簡単にその手にひっかかかるか」と思いますよね、
（当然アウトコースのスライダーは騙しじゃありません）
しかし、同じ人物が「自分は騙されやすいんだ」と思っているとします。こうなると「何とかしよう」という動機形成も希薄であるのと同時に、深層心理で「又騙されるのか」と予測（確立は回避より上位）している事にもなります。

もう予想できますよね、
後者は間違い無く又アウトコースのスライダーで三振するワケです。
そして当事者は「又や”られた”」と言うでしょう、

極端な表現を使うなら
「加害の無い被害」がなんとなく成立している雰囲気を感じませんか？
（スライダーを投げるのは、極当たり前の投球術）

繰り返しになりますが、
最も有効な回答は
>＜以下引用803 Re:三つ子の魂百まで�◆�
>>※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。
になります。

そして、自主的に回避可能な”騙し”は、回避されると”騙しとしても存在しない”→「アホかそんな”子供騙し”にひっかかるワケないだろ（笑」と、
■これってむしろ攻撃材料なんですよ。

わかります？

『騙す必要性』の話です、
殊更早恵さんを”意図的にやっつけてやる”とか思うとき、面白半分（冗談）や、からかい（この辺は「そういうバカに付き合わなければ解決」）でなければ、正面から堂々とやるべきでしょう。
「決闘だ、思い知らせてやる」と、
騙す必要性って、自分には攻撃するほどの材料が無いとか、そもそも攻撃の根拠が無い等、
「騙す必要性」＝「弱い立場」なんですよ。
極論「最初から大金持ちなら詐欺師なんかにならない＝自分は貧乏です」。

つまり「騙されやすい」って認知が、あたかも「被害者で可哀想だ自分」みたいなくくりになっていると、そこには論理矛盾があります。
本来騙しって「”アホ”か、俺がお前なんかに騙される筈無いだろ、ほんとチキン野郎だな、そういう”小細工”しないと俺に対抗できないのか？」と、騙される側が自慢するような話であって少しもおかしくないからです。
人間関係における比較強者（相対的強者）は、騙す側ではなく騙される側だからです。
821 返信 Re:これは”考え方”とか捉え方という話になりますが。 早恵 2007/09/30 20:23
内向的思考そのものが｢被る｣という構造そのもの。
現実認知があらかじめ「自分は騙されやすい」なので、被害が予測される状況でも積極的にこれを回避したいという意志が後退する。
被害が予測される状況になっても積極的にこれを回避したいという意志が後退する。
自立的にこれを阻止しようとする可能性が予測される優先順位として下になる。

ということでいいんですか？

内向的思考が騙されやすいという認識になるのは被害を回避しようとする自立性がそなわっていないということですか？
823 返信 ここは違いますね kagewari 2007/10/02 00:22
矛盾している事を矛盾の体感を残したまま矛盾無く認識しなければならないので、何回も読み直してみてください。
意味が流れとして認識できるまで早くても一週間ぐらいかかっても不思議ではありません。

どちらかと言うと「簡単にわかってもいけない事」なんです。
「腹筋50回やりましたが、これで強くなりましたか」と数日後に確認してもナンセンスなのと同じです（笑

説明は自我防衛の拒絶を抑える意味で、その障壁をくぐり抜けるような説話で構成されていますから（短絡的に説明すると非常に高い確立で180度別の意味に取り違えられてしまうんです）、簡単にわからないところが”そこを突破するロジック”を構成している証明になります。
ですから「あれちょっとわからないぞ」な体感で、言い換えれば”わかっている事”とも言えるんです、
「それでいいんです」という事になりますから。心配する事はありませんよ、
その説話を、認識の流れが捕めるようになるまで繰り返し読み、自分自身で「こうじゃないか、あーじゃないか（疑問が残っているんですから何度も反復して思考できます）」と考えつづける事が、「腹筋50回を週に3回で一ヵ月後の成果を見る」ような行為になるからです。

何回か触れましたが、
事実関係の確認や言葉の意味に関する以外の質問は、事実上の構造的な反論の形態になる可能性があるんです。
※意味合いとして自分自身で答えを探す行為を”止めた”＝ここで”リアクション”「被」の枠の中での”質問”になりやすい傾向があります。→結果としては『無意識（全く自覚の無い）に反論』が成立する確率があがっちゃうんです。


今回の場合は”誤読”になります。

前回の説話のキーは
>>極端な表現を使うなら
>>「加害の無い被害」がなんとなく成立している雰囲気を感じませんか？
>>（スライダーを投げるのは、極当たり前の投球術）
↑ここの節です

上記を踏まえて考えると、今回の質問
↓
>内向的思考が騙されやすいという認識になるのは被害を回避しようとする自立性がそなわっていないということですか？

韻を踏みそこなっていまよね。

又以下のようにも説明しています。
↓
>>『絶対被害者＝被』のような認知があるのではないか？
>>この場合、現実認知が予め『自分は被害者である』なので、被害が予測される状況でも積極的にこれを回避したいという意志が後退するんです。「そうではない可能性（自立的にこれを阻止する可能性）」が予測される優先順位として”下”になってしまうからです。

踏み込んで考えてみると、
自分が育てている植木が無くなったとします。
無くなったのは早朝です、
本来ならこの時点で、「深夜から未明に盗難」になりますから確率的には漠然と「あ、泥棒だわ」と考える”確率が高い”ことになりますね。
しかし、この時「隣の家には”泥棒同然の悪い人がいる”」と考えると単純泥棒の犯行と考える”確率が下がり”ますよね。
「又、隣の奴に”盗まれた”のか」と、

自我の欲求の流れは、「自分はどうしようか？」と考えるところで盗まれた被害者として”道徳的（強迫のコア）に他者を不快に思う”『不快感による興奮』に支配され（ここで意欲は代謝して「自分はどうしよう」を考える意欲は既に残っていない）、『被』形で完結してしまうんです。

※話の題名は「いやーついうっかり盗まれちゃった事件」ではなく、「又（アイツに）盗まれた→いつも自分ばかり騙されるんだという不快」に変質（偏執）します。

ここで上記の話の背景を考えるなら、
単純泥棒の犯行だと考えれば、「無防備じゃいかんわな」と”主体的に考える意思”が前に出ますよね（外向性当事者意識）、
しかし、自分は隣の奴による『絶対被害者だ』の認知があると、「又盗まれたのか」とリアクションとしての認知が前に出て、犯行を阻止しようとする思考（実は自己責任）が後退するんです。

■正確では無いのですが、わかりやすく言い換えれば「その現象に自分が主体的に関わる余地があるんだ」という認識が”最初から欠落する”んですよ。
「言いたい事が言えないのではなく、本来言うべき言葉を思いつけない構造がある」のと、ここの雰囲気は同一です。
同じ自我構造の問題を説明しているので同じじゃなければおかしな話ですからね”認識としては”「これも同じか」のように認知されるべき話なのです。
（そもそも「騙されやすい？」の質問自体は極論必要無いんです）

つまり
>「加害の無い被害」がなんとなく成立

これは「自分は騙されやすい」という抽象概念（この言葉は実は矛盾しています）を、無自覚にさせる（自分で違和感を感じない）構造が自我にあるんだって意味です。

何故って
「あなたって騙されやすいよね」
これ他人が対象に向かって言う言葉で、自分で自分自身を
「私って騙されやすいのよね」と使う言葉じゃ無いんですよ。

何度も読み直してみてください
「私って騙されやすいのよね」
自慢話の表現と文法の流れが似ていると思いませんか？
「私って好かれやすいのよね」
「私って嫉妬されやすいのよね」
「私って注目されやすいのよね」

又プロ野球の話で恐縮ですが
デッドボールってありますよね、
頻繁にこのデッドボールが当たるとします。
この時選手は
「今年はよく当たるよな〜」と言うでしょう。
「ひょっとしてベース寄りに立ちすぎか？ってか俺への責め方変わったかな、今内角中心になってるか？」と主体的対応が思考のテーマになりますよね。

又、相手チームの意図を感じたら
「俺狙われているんじゃネーカ（こりゃ別問題だ）」
「おいおい誰だ、キャッチャーの古田の作戦かこれ」と、次なる自分からの対応を考えるのが思考のテーマになりますよね。

「僕は当てられやすいんです」とは言いませんよね、
なんか文章の流れがおかしくないですか？
「僕は当てられやすいんです」、
無抵抗ですよね、これじゃ自分から何かするにも『絶対被害者認知』なので、
「あーあ又か」で終わり。
になりませんか？
主体的に考える余地は消滅（或いは最初から存在できない）しています。

文法表現が”自慢系”なんですよ。
これチームメイトに言えば、
「僕は当てられやすいんです」
「お前当てられやすいはないだろう（笑、その前に避けろるんでしょうに」と、なりませんか？
何故ならデッドボールが多いって、強打者である証明だからです。
つまりチームメイトの皮肉は
「お前それほどの大打者じゃないだろう」って背理があるんです。

前回のレスを読み直してください。

>>騙される側が自慢するような話であって少しもおかしくないからです。
>>人間関係における比較強者（相対的強者）は、騙す側ではなく騙される側だからです。


似た言葉があります。
「自分は”みんな”に嫌われているのじゃないか」
外野席から言えば「いつからきみがそれほど”みんな”の注目の的になっているんだい（笑」になるんですよ。
「それほど大打者じゃないだろう」と会話の流れは同じなんです。

※自我構造における相対的な”特権階級認知”がある。
この部分が関わっているんだと、
この特権階級意識は、親の神格化の裏返しで自動的に成立し全く自覚が無い事説明してありますよね。
つまり、自分自身では深層心理に特権階級意識が構造化されるている等夢にも思いつけないし、まさか自覚等ある筈もないんです。

最初から流れを追うと、
『絶対的被害者認知』とは『神格化された親を対象とした時の子供の立場』の事であり（無抵抗ともいえる階級格差）、「被（こうむる）」という形によって「（自分ばかり）騙”される”」という、特権階級認知を背景にした『被害者認知』となり、
この思考の背景には「話のテーマは○○されるである」という”現象の方向性”の偏向によって
本来『外向性当事者意識』である部分が、『内向性代謝（道徳的興奮）』に変質（偏執）してしまっているんだと。

こういう事なんです。

ですから、
>>繰り返しになりますが、
>>最も有効な回答は
>>>＜以下引用803 Re:三つ子の魂百まで�◆�
>>>>※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。
になります。
824 返信 Re: ここは違いますね 早恵 2007/10/08 15:34
親を神格化
↓
現実認知が予め「自分は被害者」
↓
「その現象に自分が主体的に関わる余地があるんだ」という認識が最初から欠落する

ということでいいのでしょうか？
825 返信 ここは心理学の話になりますが kagewari 2007/10/10 05:39
その根拠についての論理的な流れがあえて必要なのかという論議はともかく、公開掲示板である事を年頭に説明しますね、
>親を神格化
> ↓
>現実認知が予め「自分は被害者」
> ↓
>「その現象に自分が主体的に関わる余地があるんだ」という認識が最初から欠落する
>
>ということでいいのでしょうか？

実際のところ個別の現象は全て同じ自我構造に見られる一断面であって、それが「どうしてか」と言う部分は純粋に心理学に関わる学術的というか論理的な説明になります（本来個別に知る必要は無い）。
先ず最初にここが疑問として残る理由に若干触れておきましょう
自我構造や”自分自身の認知”というのものは多分になんらかの雛型に比して認知されます。当然自分自身を形造る過程そのものが人間関係下における”コミュニケーションの手段として”であるからです。極端な話人間は高度な言語ロジックを使用しますが、「狼に育てられた少女」の伝説にあるように環境が違えば言語的ロジックすら導入される事は無く当然そういった環境下で”認知”する自分なるイメージは違うワケです（そもそもそれは言語化されないんですからね）。で、実際その言語の習得の大半は人間関係から得るもので（情報媒体となるとこれ言語の習得後であるのが大半でしょう）その言葉にモデルや雛型があるように（そもそも反復や模倣から始まるものですから）、そもそも「自分」であるとか「一人称で認知する記号としての呼称（ぶっちゃヶ自分の呼び名）」そのものに既に与件化されたイメージが付き纏うのは自明です、
それこそ、「自分は黒人なので運動能力や音感といった世界に一種独特の才覚を持つのではないか？」と日本人（国籍じゃなくて人種上の）が考える事はこれナンセンスですよね。
このように自分を想定する現実認知は随分と狭い範囲のなかからどちらかと言えば非選択的（寡占市場下）に”まず在る”事になります。
そして、この環境下は一定の原形に過ぎず応用問題じゃないですが、以降自我は自由にその雛型やモデルを現実から選択する事が可能になります。それこそ金銭的に余裕のなる環境であれば”幼少期から独立しスイスで学ぶ”事だって可能で、その人物は容易に「スイス人としての自分としては」に始まる自画像をイメージする事が可能になります。

つまり、現実問題として”それが自分である”という認識自体「その後自分自身のアイデアで再獲得する自由度」があるのは間違いありませんが、そのまま放置すれば「一種のコピー人格亜種（コピーするにもここには個人的な判断が関わるのであくまで想像上のコピーでしかない）」としての”自分”が残り、生きる過程の必然的関係性（学校や職場等）に直面してその場対応的に影響を受けていく事になります（地域性人格等）、確かに人間の自我構造は必ず”反抗期”の形で自分自身の肖像の選択を迫られますから、「事後それは再選択された」という意志の関与を担保するのは間違いありません（選択の対象が限定的となるだけ）。

だとするなら今認知している自分なるものは普遍的なのかと言えば、『全くそうでは無い』のです。
仮想上普遍的なるイメージを保ち続ける行為が「保守」という概念で、これは主体的選択の一種だからです。
自我が常に考え続ける事が可能な主体であるその構造こそが普遍であって、自我単体のレーゾンテートルから考えれば”変わり続けていく方向”そのもの（コンセプト）が自分であって、常にこれが普遍的自画像となります（自分を形づくる物理的運動が”考える”という現象とみてもいいでしょう）。
ですから、この方向性（方向性なので終点は実存しない）を自我はいつでも再構成する事すら可能ですが、そもそもたかが人間という動物にとってそれほど大袈裟な自分の方向性等に”特別な必然性は無い”のですよ。
結果として「なんかこんなもんかな」といった美意識や（人によっては哲学だったり信念だったり）趣味志向のような流れ、或いは地域性からくる文化や伝統ってものの影響力は強くなります。
実存主義哲学的な発想における「反抗的に生きる」というテーゼは、ここにいかに主体的選択に傾斜するかってテーマの話で、寡占市場的な環境に任せるままに影響を受ければ「自分は地域文化の保守的人物に非選択的に流れていくのではないか」なイメージへのアンチテーゼとなります。
※しかし前述のように心理学的には反抗期によってそれは「自己に最選択される」と定義できる。

さて、このように自我の在り方なるものは各方面から論議もありますが、その中心にあるものは「野に放っておくと人は自分を勝手に認知するのでは無い」って事です。これは自覚的に行われ同時に特定のコンセプトにより拘束（実存主義であれば自らの趣味性・反抗期的再選択であれば周辺環境の影響）されるって事です。
モノを見るのに「物差しが必要」みたいなもので、
極論「これは5cmでいいのでしょうか」という言葉すら何ら実存的発想ではなく、空想に近い偏向したアイデアであると断言してもいいのです。
そもそものcmを尺度とするような”くくり”や概念は決して普遍的なものではなく、利便性からくる単に合理的なイメージですからね（私達の世代で言えば「それは何寸なの？」や「何尺か？」な認知とのコミュニケーションギャップがあったし、米国人との間には「それは何インチ？」「何マイルですか？」とのギャップだってあります）。
何をどう認知するのか、
そもそもそこにあった現象は何だったのか？
自分が何者であるか以前に、人間の心理とは様々の共同幻想（一定の与件化されたイメージ）の影響を受けそれは決して自意識による選択とは言い切れないのです（心理学的に言えば「それは純粋に個人的な判断か？」といえば怪しい事が随分と多い）。反抗期の論議も自我全体としての再選択の話で個別に自意識が考えた結論って意味合いじゃありません。
■「これは5cmでいいのでしょうか」の質問の前に、本来は「5cmと考える”価値観”はそもそもどうなのか？」という自問自答（自意識の主体的関与によるオリジナルのアイデア）が先でしょうと、

その「5cmの定義をめぐる常識」は自分で思いついた事ではなく、そう前提条件を認識する方法論自体が借り物なのであって、貸主ってのは周辺に幻のように漂い周辺の人物達に正当化されてきた仮想的な常識論であって、その借り物の共同幻想を追認するのとはそれをあなたの周辺環境で醸成してきた近親者への追認と同義となるんです。
ですから、これは「なるほどこういう理由でこれも”常識”だな」と（反抗期を経て）自己決定（必ずしも自意識の哲学的判断でなくてもよい）が担保されない限り”反対に常識論としての固定観念すら強迫に利用される”事にもなるんです。
「5cmと考える”価値観”はそもそもどうなのか？」
「何言っているんだ、うるさい定規を置いてみろ5cmは5cmじゃないか！」
のようにです、激しくその前提条件たる与件や余談（5cmという強度幻想）を振るかざしているのは自分自身になってしまうのです。不思議な事にその共同幻想を”常識だね”と自己決定すらした事が無いにも関わらずです。

しかし、事心理的な悩みであるとか自我の構造的な矛盾等の論議となると、関係者であったり当事者として”自意識の関与や認知”というのは特別に重要になります。何故なら矛盾している構造を整理する上において、まさか強迫的な無意識的認知（デフォルメされそもそも現実から乖離しているんですから）を主体におくワケにもいきません、そこに”問題の主体”があるんですから。
ですから、心理的な問題の解決といった場合には「自意識選択（実存主義的発想）の有無」が構造上テーマの中心となります。
これは即ち「これまでの様々なイメージや概念に対する自意識による再考」そのものであって、尚且つ無意識的認知のその素性は”保守”にあるんですから様々な違和感を「再考」し「省（かえり）みる」事によって、主導権を自我に回復していく過程でもあります。
極端に言えば『自演で反抗期の演劇を一人舞台で演じる』ようなものです。
そこには必ず↓
「5cmと考える”価値観”はそもそもどうなのか？」
「何言っているんだ、うるさい定規を置いてみろ5cmは5cmじゃないか！」
こういった抵抗意識が関与するんです、それで自然なのであって、
その度に「5cmも内向性でしょうか」等と外部化された質問に話を逸らせば逸らすほど、質問している主体は「5cmを疑問に思わない」という”構造保守”が間接的に成立してしまうんですよ。
ここを解決していかないことには「○○という前提の前で自分はこれをどう考える人間だろうか？（＝そもそも自分は何者か）」すらその成立の根拠が酷く曖昧になってしまうんです。それは＝自意識の弱体化＝抑圧構造そのものなんですからね。

ですから、むしろ併行して以下のように考える方がわかりやすいかもしれません。
（連想というのは必ずしも一方方向では無い）

>そもそも現実認知に予め「自分は被害者」という絶対被害者に近い認知
> ↓
>「その現象に自分が主体的に関わる余地があるんだ」という認識が最初から欠落する証明
>　　　　↓
>親の神格化をコアにする”自分自身”のコンプレックス
>
>ここも又、そういうことか？って意味ですね。

「そのとおりです」
論議は再び↓
>>繰り返しになりますが、
>>最も有効な回答は
>>>＜以下引用803 Re:三つ子の魂百まで�◆�
>>>>※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。
ここに戻る事になります。
826 返信 Re:ここは心理学の話になりますが 早恵 2007/10/14 17:19
理論が難しすぎてなかなか理解しづらいのですが、こういう構造になっていると考えた方がいいのでしょうか？
827 返信 いえいえ kagewari 2007/10/15 10:15
この部分には何度か触れていますが、現在の構造については随分前の段階のレスで立証済みで、以降それは論点になっていないのです。
つまり、随分前の段階からの補足的質問（直接相談ではない質問）は「考える」という過程で自分自身で少しずつ確認されたり発見されたりする部分で、これが”相談の関連項目”となってしまうのは「無意識に現行自我構造の保守意識（抵抗）」が起きているからで（ここには全く自覚なく質問を意識してしまうのです）、自我構造への問題意識が本人にあれば「それはともかく」と（優先順位の低い部分として）そもそも付随するする質問として意識されないものなのです（極端に言えば「自分人の中で後回しにされる」）。

言い換えるなら
「こりゃまいったな」と、問題意識が明快であれば「それはともかくこれはどうしてですか？」とはならない筈なんですよ。
「そうだとしたらこれもそうですか？」であっても同じです。
”それはともかく”（既にその瞬間主たる問題は解決したかのように脇へ追いやられる）
”そうだとしたら”（一見主たる問題が解決済みであるかのように論点がズレる）

■”前々から気になっていた”のだとしたら？
だとしたらそれは本題となる自我構造の話が進んだ時に、真っ先に（質問する前に）「これもそうなのか」と自分自身で考えるテーマになっている筈で、その後それが確認のために質問になるのだとしたら⇒「より当初の自我構造の話（親の神格化等）を真剣に考えなくちゃいけない」と（既に関連項目なので本題となる問題を自分自身で解決していく事の”重要度”がより増す）⇒やはりテーマは主たる問題である自我構造になる⇒前のレスを読み返したいという欲求に繋がる。
となる筈なんです、

しかし「これもそうですか？」と質問する事がレスの継続として繋がってしまうのは、全く自覚は無いのですが無意識に（深層心理では”そうだとしたら”）論点がズレるからなのです。
単純に言えば「これも関係あるんだろうな」と自分で考えるのと「これも関係するんです」と人に指摘されるのとでは、認識のレベルが随分と違ってきますよね、
ここで思い出してください。
「主体的に関わる」と「○○○と言われた（被）」との違いですよ、
知らず知らずに『被（こうむる）』という形で無意識に”現行の自我構造”を保守する発想が定着しているんです。

何故”分析”なのか？
（カウンセリングというのは、その分析を受けて実生活における思考の流れを具体的事例で確認していく作業）
これは、自分自身が主体的に考えるための論議の構成を提示するためで、「答えを貰ってそれに従う（被）」ような形になると根本的なところは全く解決しないからなんです。
今回は公開掲示板として閲覧している人がいる事を前提に心理学の論理的な部分も説明しましたが、それは反証として「本当に聞きたい事でしたか？」と確認する意味もあったんです。この点は説明済みですが「本来質問する事自体今の段階では必要無いことですよ」というメッセージとしてですね。

つまり
>こういう構造になっていると考えた方がいいのでしょうか？
いえいえ
「こういう構造になっていると考えた方が」この時点で認識は何処と無く『被（こうむる）』なんです、

まるで自分には関係の無い巻き込まれ型の被害を生む”原因”が特定因子のように（外に）在る感覚に近いものになります。
人には『意識や自覚を伴う事の無い認識や（前例主義的）判断』という、無意識的領域（深層心理）があります。確かに主体論的にはその意識は経験的に構造化されたものであたかも自分には関係の無い話に近いかもしれませんが、それを解決するのは”自意識の関与による再解釈”です。
つまり、そんな自我構造と認識の関連性を『自分の事として認識する』事が最も重要で、
前回のレスに答えがあるとするなら、
「これもそうなのか（自分で解決すべき問題か）？、そうだよな（自問自答→質問にはならない）」です。

質問に答えがあるとするなら前回説明したとおり以下となります。
>>繰り返しになりますが、
>>最も有効な回答は
>>>＜以下引用803 Re:三つ子の魂百まで�◆�
>>>>※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。
ここに戻る事になります。
828 返信 Re:いえいえ 早恵 2007/10/15 14:18
ご指摘を受けたことに対して全く意識してなくて気付いていませんでした。。。
長期に渡って何度も話を聞いて頂いて本当にありがとうございます。
790 返信 連投すみません 早恵 2007/08/10 20:50
昨日連投のことで指摘されたんですが…もう１つどうしても聞きたいことがありまして…。

同級生でも父親から殴られたり頭ごなしに叩かれた境遇の人がいて同じように親を怖がってるはずなのにその人は私とは違って外向的で活発です。
人を攻撃するタイプです。
なぜ人によって違うのでしょうか？
親の性格もあるんでしょうか？
792 返信 791返信を補足します kagewari 2007/08/11 07:55
※789返信にも記載しましたが、同じスレッドの中の追加質問がある場合ご自身の789スレッド返信としてツリー形式になるように投稿してください。

※このレスは777スレッド及び779スレッド返信を受けて、新規に785スレッド。この返信から新たに投稿された786スレッド返信788を受けて、新規に投稿された789スレッドへの追加質問として新規投稿された791返信です。

789返信を補足する形で返信します。

>同級生でも父親から殴られたり頭ごなしに叩かれた境遇の人がいて同じように親を怖がってるはずなのにその人は私とは違って外向的で活発です。
>人を攻撃するタイプです。
>なぜ人によって違うのでしょうか？
>親の性格もあるんでしょうか？

重複しますが、一般に”性格”と呼ばれるものは心理学的には存在しません。人格傾向や人格の構造と考えるのが適当になります。
悩みのなる人がそこから解消されるように、この人格構造は変化しますから”性格”のような普遍的なキャラクターは存在しません。

「人を殴る」
にしても理由は様々で、どんな動機形成結果行われた行為であるのかが重要で、殴った行為それ自体には特別な意味は無いのです。強いて言うなら「極端な行動ですね」になります。

正義感から殴った、緊急事態で殴った、到底許し難い理由があって殴った、身の危険を感じて殴った、優越感に浸りたくて殴った、自分の卑屈さから逃げ出したくなり興奮して殴った、殴る事に性的興奮を感じる、何でも行動が極端な人で厳しい態度＝暴力なので殴った、伝統的にその家族は殴る蹴るがアリだ、殴りたく無いのにここで殴らなければとの使命感から殴った、等様々です。

極論、骨の一本や二本折るぐらい子供を殴ったとしても、その親の行為にわかやすさがあれば、何ら子供の心理的な問題にはなりません。
「いやぁあいつは飲んだくれで、飲むと誰彼構わず殴るもんだから、当然俺もほらこのとうり、まいっちゃうぜほんとに」
「ウチの母は明治の人っていうの、そんな風に妥協を許さない人だから、料理でヘマすると平手打ちが飛んでくるだよね、凄い気迫でさー、それぐらい熱心だったものだから、ほら私ダシに関してはプロ級」
「オヤジ？学が無いってかさ、無いって事より学歴コンプレックスっていうの？なんだかあーいう事があるといつも暴力暴力で、俺にもあーあー殴るぞそろそろって予想どおり、ほら。学歴なんて気にしなきゃいいのにさ」
わかりやすければいいんです。
それこそ、よくても悪くても、
「わかりやすい＝正直」と捉えても正確ではありませんが間違えでは無いでしょう

前のレス（789返信）にも書きましたが
>親も間違ったことでも押し付けてることは自覚してます。ただそれを認められずに間違ったことと分かってても押し付けてくる

「間違った事だ」という言葉に問題があると書きましたね（789返信を繰り返し読んでみてください）、
しかも上記の文章には「間違ったことと分かってても」とすら付記されています。
その言葉の意味してる事は
「ウチの親には間違いを判断する能力がある＝本来は道徳的人物のポテンシャルがある」となるんです。
しかし実際には非合理的な事を押し付けるという行動により、その判断力を彼らが持っていないことは証明済みです。

だとするなら
「それは非合理的だと、本来ならそんな事押し付けたくない筈なのに（同じ人間なんですから）何故あの人達には、それを押し付けなければならないみたいな感情的興奮があるのだろう？」と考える方が自然です。
（せっかくですから前回の返信とニュアンスを変えてみました）

つまり”わかりにくいんだと”、
謎が残ってますよね、

当然幼児にはそこまで論理的な発想はありませんから、上記のように殴る理由が幼児にも明白にわかるように「ダメでもわかりやすい」「首尾一貫している」「明快な主義主張に基いている」等の内容が伴っていれば子供が精神的な悩みを持つ事はありません。
メンタルな問題の場合、暴力が関わるのはむしろわかりやす過ぎで事例としても比較多数と言えないでしょう。
（DV等の家庭内暴力は又別次元の問題です）

つまり、わかりにくいので
「ただそれを認められずに間違ったことと分かってても押し付けてくる
」と解釈されています。
「我が家は倫理的判断力に優れた家庭で、親も私も間違いや正しい事の判断には長けている。そんな我が家で親が、間違っている事を押し付けて（それが間違っているのは私の倫理観により証明）、間違いだとわっていても推し付けている。それが”間違いであっても押し付ける理由を”私が理解し認めないものだから彼らはそれが間違いだとわかっているのに押し付けてくる」
この文章が成立するためには、「両親は確信犯的な悪人で限りなく犯罪者である」となるんです。
だとすると「本来彼らにもその間違いがわかる」という前提は壊れてしまいますよね。

これは「両親はわかりにくくて不思議な人だ」であれば？
押し付けられている問題等瑣末で、むしろ重要なのは彼らがそうしなければいけない”理由”となります。
「ねぇ、どうしてなの？どうしてそんなに世間体が怖いの？何か理由があるのなら私に相談してみてよ」或いは「お父さん（乃至お母さん）子供の時に何か嫌な事でもあったの？」恐らくこう投げかけると彼らが感情的に逆上することも目に見えますが、この言葉を「近所で賢人と呼ばれる老人が”○○さん、それは自分の子供に言うべき事かい”と言ったとしたら？」
つまり第三者の介入によって、おそらくその謎は解けるんです。

その当事者と親子関係であったりすると（逆上のように）それはとても難しくなりますから、第三者的”視点”で関わる事が重要なんだと考える方が建設的なのです。
それが結果として早恵さん自身の自我の在り方をもっと自由にします。
793 返信 Re:791返信を補足します 早恵 2007/08/11 22:04
申し訳ないのですが、似たような境遇の方でも私とは正反対の形で出る場合もある、外向的な人がいるのはのはなぜなのか？という私の質問なんですが、もう1度説明して頂けませんか？

あと、788で｢"自己"そのものが曖昧で(独立する自分より、"誰々の子供"という子供の意識が支配的で)、説明する自分をうまく形作れていない
親子関係からみの記憶を中利的に整理して無理がある連想を解決していくことで少しずつ解決していく。｣とはどういうことですか？
本質的な解決の方向を認識するきっかけとはどういうことでしょうか？

787
>他人全員にすら感じるのは漠然とした不安は無意識に｢無償の愛に守られて快感に浸る自分｣が隠れている
というのは？

>｢この気弱そうな親が不安定な状態になり、暴れ出しそうだったからよほど怖かった｣な状況を解決するような｢厳しい道徳批判｣でビシッと止めたかった。

>そんな｢言いたい｣って潜在意識が｢はっきりものが言えない｣なんて非合理的な悩みになっているのかもしれないですね。

親に反発できなかった怒りや悔しさが｢はっきりものが言えない｣という悩みにもなっているのでしょうか？

深層心理にある、親への恐怖や抑圧されてきた怒り、親に守ってもらえなかった不安や寂しさはどうやったら自分で解決したらいいのか分かりません。
794 返信 補足説明します kagewari 2007/08/12 07:57
これまでの返信から答えになっている部分をもう一度引用の形で抜き出しつつ補足します。
　　　
＜787返信＞
「映画を観終わって出てきた人の感想は各人違っている」のと同じ用に映画のような内容を意図的に整理（編集）したメッセージ性の強い媒体ですらこれをどう受け止めるのかについての説明は各人バラバラになってしまうわけです。
これが”主観的な感想”のような趣味的行為なら何の問題もありませんし、語られないストーリーまで想像するぐらいのイマジネーションがあるぐらいの方が感動を呼ぶ事もあります。

つまり、自分の個人的な過去を一定の筋立てで言葉にする（説明）時、先ずもってほとんどの人がその説明に正確性を欠くと考えていいのです。これは『人類誰でも』です、

■同じ暴力映画を観てもその感想は均一では在りません。
むしろ主観によるその解釈は、正確性を欠きかなり偏ったものになるケースが多いといってもいい。

＜792返信＞
「人を殴る」
にしても理由は様々で、どんな動機形成結果行われた行為であるのかが重要で、殴った行為それ自体には特別な意味は無いのです。強いて言うなら「極端な行動ですね」になります。

話をわかりやすくする意味で補足するなら、
・正当防衛が成立→無罪
・業務上過失致死→執行猶予
・殺意が認められない→傷害致死
・殺意がある→殺人
・共犯である→共同正犯
・それを計画指揮→殺人教唆
・計画的営利目的→営利殺人
・連続殺人→極刑
これらの多様な段階に、情状酌量や犯行にいたる様々な背景を法廷で複数の人間によって（被告・証人・弁護人・検事・裁判官）様々な角度から論証して、且地方裁判所、高等裁判所、最高裁判所による三審制、ここに再審請求による差し戻し等があっても尚冤罪事件があったりします。犯行年齢が未成年であればより複雑な組み合わせになりますし、刑法39条が適応されれば心神喪失者の行為として無罪となる確立も高くなります。
事件は均一に「殺人」です。

「似たような境遇」
※これを何の根拠で”似ている”と認定しているのかです。
それが判例として似ている、という事実認定の立証は非常に難しく、むしろ動機や様々な事情、或いは時代背景や境遇、過去の人生やその時具体的事実認定において、同じ殺人でも「無罪から極刑」までの開きがあり、無罪の殺人と極刑の殺人は同じ殺人でも内容が180度違います。

しかも＜787返信＞にあるように主観による印象は非常に正確性を欠き、＜792返信＞にあるように殴った行為それ自体には特別な意味は無い。のです。

実際に似ているとしてあげられた事実関係を比較してみましょう
>私が言うことを聞かないと怒られて叩かれました。間違ったことでも自分の言うことを押し付け、反発したら叩かれる。私が親に逆らうことは許されませんでした。・・・”親も内向的で内弁慶です。”
>父親から殴られたり頭ごなしに叩かれた境遇の人がいて同じように親を怖がってるはずなのにその人は私とは違って外向的で活発です。

似ている部分は「両者の親も極端な行動を取る人ですね」だけです。
その動機は
＜792返信＞
正義感から殴った、緊急事態で殴った、到底許し難い理由があって殴った、身の危険を感じて殴った、優越感に浸りたくて殴った、自分の卑屈さから逃げ出したくなり興奮して殴った、殴る事に性的興奮を感じる、何でも行動が極端な人で厳しい態度＝暴力なので殴った、伝統的にその家族は殴る蹴るがアリだ、殴りたく無いのにここで殴らなければとの使命感から殴った、等様々です。

つまり、”似ている”が成立するためには、先ずこの動機が同じじゃなければなりませんし、その動機の方が実行行為である殴るより重要でさえあるにも関わらず、その動機について語られてもいませんし、両者の当事者（親）に聞き取り（取り調べ）も行われていません。
この二組の親のそれぞれの育った環境（4組の家庭環境）も検証されていません。そして「どんな事情があったのか（情状酌量）」も不明です。

肝心要のポイントとして、まず早恵さんが弁護人と相談者のような信頼関係で両親からその事情についてコミュニケーションを取って事情を聞くことそれ自体が間々ならない関係です。
つまり比較するにも第一歩となる「ウチはどうだったのか？」の評価はあまりにも曖昧で、比較するための事実も断片と早恵さんの主観に過ぎず著しく偏った情報に依存しているって事です。
つまり”似ている”はなんら立証されていなく、「まるで違う」可能性があってもどこにも不思議は無いのです。


話を戻して「親子関係が心理的な問題に関わる重要なポイント」を補足しましょう。
＜792返信＞
極論、骨の一本や二本折るぐらい子供を殴ったとしても、その親の行為にわかやすさがあれば、何ら子供の心理的な問題にはなりません。
わかりやすければいいんです。
それこそ、よくても悪くても、
「わかりやすい＝正直」と捉えても正確ではありませんが間違えでは無いでしょう
（中略）
だとするなら（早恵さんのケースは）
つまり”わかりにくいんだと”、
謎が残ってますよね、

当然幼児にはそこまで論理的な発想はありませんから、上記のように殴る理由が幼児にも明白にわかるように「ダメでもわかりやすい」「首尾一貫している」「明快な主義主張に基いている」等の内容が伴っていれば子供が精神的な悩みを持つ事はありません。
メンタルな問題の場合、暴力が関わるのはむしろわかりやす過ぎで事例としても比較多数と言えないでしょう。

補足しますが、
あからさまにけっぴろげに子供を殴る家庭では「むしろ心理的な悩みは少ない」と言ってもいい、という意味で。
その反対にわかりにくく意味不明な権威的圧力のある家庭では暴力が介在しなくても（むしろ暴力が介在しない方が）「わかりにくさという点で心理的な悩みを引き起こしやすい」と言い換えてもいいのです。

再び以下の点
>だとするなら（早恵さんのケースは）つまり”わかりにくいんだと”

ここを、”わかりやすい”の説明と並べてみましょう。
・「わかりやすい＝正直」と捉えても正確ではありませんが間違えでは無いでしょう
・「わかりにくい＝嘘つき」と捉えても正確ではありませんが間違えでは無いでしょう

こうしてみる方がわかりやすいと思います。
文章にあるように「嘘つきは正確ではありません」しかしその方がニュアンスとしてわかりやすい筈です。
では何が嘘でしょう、


>私が言うことを聞かないと怒られて叩かれました。間違ったことでも自分の言うことを押し付け、反発したら叩かれる。

ここは＜791返信＞で私が以下の文章に書き換えていますね
上記文章であれば
「親は自分自身でも非合理とわかっていそうな事でも、押し付けてくるんです。合理的な話だったら押し付ける必要ありませんよね。それとも私には合理的判断ができないと思っているのでしょうか、そうだとするなら彼らには私はどんな風に見えているんだろう」

彼らは「自分達でも非合理的だとわかっている事を押し付けてくる」
何度も繰り返し読んで見てください。何度もです、
彼らは嘘つきです、
「彼らの本音は、そんな非合理的なことを早恵さんにはやってほしくない」だと思ってほぼ間違い無いでしょう。
そうです、押し付けている格好になってる事をそれこそ早恵さんが自ら率先して積極的に取り組むなんて結末になったら悪夢なんです。

両親の（父親か母親どちらかわかりませんが）、心理を分析すると、
「そんな事やりたくもないのに、大事だ大事だと押し付けられて、自分は”嫌でしょうがなかった”がそれに従った」のような過去を持っているんでしょう。
ですから、それを自分の子供にも要求している。
一見不自然に思いますよね？
自分が嫌だ嫌だと思っていたことを何故ワザワザ、自分の子供に親が要求するのか？
その気持ちの半分は「嫌だ嫌だと自意識では思っていても、それに従わなければならないという部分が彼らの道徳（自意識を従わせる強制力）になっていて、自意識の上位概念として構造化している」からです。
彼らは、それを子供に要求し押し付けないと自らの”罪悪感”に耐えられない人格構造を持っているという意味です。
その気持ちの残り半分は「自意識では嫌だ嫌だと本気で思っている行為をまさか自分の子供が好きこんでやる姿等みたら、とてもじゃないが耐えられない」

彼らの無意識の目論見どおり（自意識では全くその自覚がありません）子供は『嫌嫌従わされる構造となり』希望どおり『子供達の自意識では嫌だと反発してくれる』、まってましたとばかりに「彼らが日常生活で今でも”嫌だ嫌だ”を無理のある道徳心で大事だ大事だと自分自身に押し付けている」論理の延長で、自分の同様に「嫌だ嫌だという子供（自分の姿が投影）を見ると」自分自身を強引に嫌な事に従わせている道徳心が激しく興奮して殴りつけないと気がすまない。

話を元に戻せばわかりやすくなります。

彼らが子供時代に（おそらく彼らの親に向かって）「嫌だしさ、そもそもそれが大事って話はそもそもおかしいんじゃねーか」と彼らが”言って”いれば、世代をまたいでこのような心理的な問題は起きなかったでしょうし、そんな彼らなら早恵さんに非合理的な事を押し付けたりしなかったでしょう。
つまり、早恵さんは反発する必要性すら無かったことになります。

>>親子関係がらみの記憶を中利的に整理して無理がある連想を解決していくことで少しずつ解決していく。
>とはどういうことですか？
>本質的な解決の方向を認識するきっかけとはどういうことでしょうか？

上記のような事実関係の確認によって、「主観に偏った事実関係」を少しでも中立的にして、そもそも感情的な興奮の前提条件そのものをひっくりかえしてしまうことです。
きっかけというのは、「自分の考えてきた過去の認識は果たして正確だったんだろうか？」分析によって確認しようと考える事です。

>>他人全員にすら感じるのは漠然とした不安は無意識に無償の愛に守られて快感に浸る自分が隠れている
>というのは？

親子関係で過剰的軋轢等のように葛藤を自我に残してしまうと、そこで精神年齢は止まります。「過去を過去をとしていかない限り新しい体験が身につかない」のような現象です。

具体的に説明しますと
原因不明の航空機事故で家族を失った遺族（なっとくがいかなくて過去を過去にできない）はよくこんな証言をしますね。
「○○が事故で亡くなって以来、私達夫婦の時間は止まったままなんです」、
彼らが「過去を過去へ、土を土へ、灰を灰へ」と気持ちの整理をつけるほう方法も只一つです。”真相解明”です。
事実がなんであったのかを知ることです。

この精神年齢の構造をある心理学者は「甘えの構造」と呼びましたが（その真偽はともかく）、
意図しているイメージは、自我の一部は幼児とそう違わない精神年齢のままであるため、迷子が母親に抱きとめられて安心したいと願うように、思春期を過ぎても未だに「親が親が」で心理的感情が乱れ（本来親なんかに対する関心が薄れていてもいいころです）、その背景には『深層心理の中に捏造した”道徳的で素晴らしい親”に抱きとめてもらいたい』のような妄想に感情が引っ張れてしまう。現象を指します、
精神的に悩みを抱えるケースで頻繁に使われる”自分の居場所”という言葉が暗示している印象は上記のイメージの事です、

その精神年齢から考えれば、迷子のように他人（知らない人）が怖いと感じる心理状態にも説明がつきます。
実際には「親が認めるような人物になりなたい＝現在でも親ともめている＝自分に自信が持てない」という不安感が基礎になっているのは事実です。
逆さまに言えば「あの親に認められらる方が、そりゃよっぽど問題だ」と考える事で、逆説的に「親に問題があるのが明快な以上、社会が私を認めることこそ幸せだ＝私は他人をむしろ好感の対象に感じ嫌ったり不安感を感じたり敵視しなくなる」という思考が求められていると言えます。
難しい事ですが「”あの親”に認められない事は、私の誇りだ」という自己の尊厳を最初に自分で認める事です。

よく考えると、これは親への批判じゃないんです、「自分の知っている親は、いろんな事があってあーなっているだけで、彼らの精神的な問題が解消していたら今の自分から見たらまるで別人のような人かもしれない」→今の親に自分は認められるべきではない＝親にもそんな悩みの無い人生があったに違いないと、それは一種の救いの視点だからです。「あの人達も（他人の視点で）ほんとはもっと気の優しいどこにでもいる”小市民”だったのだろうな」と思うことが＝「”今のあの親”には認められるわけにはいけない、認められない事に私は自分の誇りを感じる」となるんです。

今の親に認められる事を少しでも肯定的に見てしまうと、彼らが嫌嫌そんな振る舞いをしているだけかもしれないのに、彼らは好き好んでそんな理不尽な人間になってそれを私に押し付けていると言い切っているのと同じです＝当然単なる『嫌な奴』でしないのですから、感情的反発はより興奮しますし現状の心理的悩みも増すばかりです。
◎この構造がとても需要なんです、彼らに感情的に興奮して反発するという事は＝こころのどこか（深層心理）で彼らを肯定的に見ている証明だからです。

何故、深層心理に”道徳的で素晴らしい親”のような誇大な両親のイメージの美化が行われるかという理由ですが、コミュニケーション障害があるのですから、孤児院の子供が一度も見た事の無い両親（見たことが無い＝謎が多い＝わかりにくい）を、幼児特有の心理で一義的に正当化（親を信頼できなければ幼児は餓死します）、その延長として幼児特有のデフォルメで想像してしまうように、
子供時代遊んだ公園が事実より広く記憶される、父親（子供から見ると全員背が高い）に憧れる少女が「背の高い人」を好きになる等の誇大視により過剰に美化されてしまう結果です。
つまり、両親とコミュニケーションが円滑でない幼児は両親の現実に対する情報不足（コミュニケーション）から、深層心理に両親のイメージを”聖母のように優しい”であるとか”偉大な権威者”であるとか”道徳的に素晴らしい親”のように勘違いするケースが多く、内向的な心理状態になればなるほど、自分はその子供で無限の愛で愛される適任者の”筈”なのに、のような自己愛的陶酔感を原形に”落ち込んだり””鬱的傾向”となったり、悲劇の主人公的”自傷行為”が行われたりします。（逃げ込む場所は内面の深層心理にあるのですから）
※本来はこの美化は、反抗期によって「親への減滅（親に対する関心が後退）」→「社会（特に同世代の異性）への関心へ」と舵を切ることで解消されるものです。心理的に悩みがある等のケースはこの反抗期がスムースに行われないケースが大半です。
反抗期がスムースに行われた証明は「その後大人同士の関係のように和解や、根本的な決裂（他者としての完全独立志向）がある」となります、

しかし、その深層心理で美化されている両親は現実には人格に問題のある人物ですよね。

その無意識のイメージと、現実との間の矛盾がそのまま自我に構造化されます。「親を誇大に美化する無意識と、現実の親を過剰に軽蔑（美化した両親のイメージを根拠に）する自意識」この複雑で込み入った構造を”エディプス・コンプレックス（親子関係における複合的固着）”と呼びます。
理論的にはこれが心理的な悩みの原因です

>この気弱そうな親が不安定な状態になり、暴れ出しそうだったからよほど怖かったな状況を解決するような厳しい道徳批判でビシッと止めたかった。

目の前の親に深層心理で過剰に美化した親（深層心理ではこちらが本当だと信じている）になって欲しいという願望です。
この願望が無ければ、
「おかしな事押し付けて、あんたらどうかしているわ」と呆れるだけで喧嘩にもなりませんし、
両親も内弁慶なんですから、近所の有力者にガツンと注意（第三者の介在）してもらえれば彼らを黙らせれば不快な押し付けも終わります。
マジで困った両親だという認識が残るだけ（過去の人になる）で、本人が心理的に悩む構造をもってしまう心配は無かった筈です、

>そんな言いたいって潜在意識がはっきりものが言えないなんて非合理的な悩みになっているのかもしれないですね。

現実の両親にも、潜在意識下の夢の両親にも言いたい事は本来山ほどある筈なんですが、そもそも自我全体としては、その言いたい事は自意識（両親を軽蔑）と無意識（両親を美化）で矛盾していて、本音として言葉にする事も難しく、”言いたい”欲求だけが認識される。

>親に反発できなかった怒りや悔しさが はっきりものが言えないという悩みにもなっているのでしょうか？
>深層心理にある、親への恐怖や抑圧されてきた怒り、親に守ってもらえなかった不安や寂しさはどうやったら自分で解決したらいいのか分かりません。

この辺は全て上記説明が答えになっています。
そこに付け加えるとするなら、
深層心理（無意識下）にある記憶や論理は、自意識がそれを知り（通常無意識にある論理や記憶の解釈は自意識は認知できない）、再解釈を行い自分自身で考えるという課程を経て、又再解釈され過去を事実でああると認定し、以降同じような経験であればその新たに獲得した認識を前提に考える行為を反復し（現在の自分の感情的な反射には根拠が無いという事を自らその都度確認）、その認識の修正を進めて行くこと。
自らが変わり独立した大人としての現実を受け入れていく課程を自らに課す（常に意識的にこれを確認しないと感情的な反射に振舞わされるばかりです）。「これはこういうことで、感情的に瞬間思ってしまう論理には無理があって自分の本音ではない」と、時間をかけて自己を回復する事で”精神的な悩み等無かった筈の自分”を取り返すといった作業（思考や確認）を、主体的に自分自身に動機付けていく事で解消していきます。
795 返信 Re:補足説明します 早恵 2007/08/12 21:32
殴られた理由が明確ではないと悩んでしまうのでしょうか？

>親は自意識では嫌だ嫌だと本気で思っている行動を自分の子供が好きこんでやる姿を見たらとてもじゃないけど耐えられない。
というのはどういう意味ですか？
なぜ子供が反発するのを期待するのでしょうか？

>親が無理のある道徳心で大事だ大事だと自分自身に押し付けている
の"大事だ大事だ"の意味は何ですか？

>自分の深層心理に"道徳的で素晴らしい親のイメージの美化が行われている"

自分の中で親の行動を正当化しようとしているのに一方で現実の親の姿を否定し、"理想の両親像"を思い込んでいるのは矛盾してませんか。

>あの親に認められないことが私の幸せである
だけど親を否定した時に私の深層心理では"幼い自分から親がいなくなって1人でさまよってる"感になってしまいます。
この場合はどうしたらいいのでしょうか？
未だに親のことに怯えています。
796 返信 まず事柄を認定するプロセスを重視してください kagewari 2007/08/13 20:21
>殴られた理由が明確ではないと悩んでしまうのでしょうか？

違います、
そう解釈されるように書いていませんから、過去の返信をゆっくりもう一度読んでみてください。長文ですからプリントアウトしたり、見やすい環境でテキスト表示させて読み直すのもいいと思います。

先ず、「殴る」という行為単体にはほとんど意味が無い（動機だけの違いでも180度意味が変わったりする）事をお話しました。
「殺人」であっても”無罪〜死刑”まで開きがあるんですから
ですから、この時点で主語に「殴る」を使用する段階で以降の内容はナンセンスになります。
そこで「殴る」という行為単体に意味が無い事を前提に設問を言い換えると。

■「親が何か極端な行動を取る時、その理由が明快じゃないと悩むのでしょうか？」
親が意味不明のダンスに興じていても、子供は悩みませんよね、


そこで早恵さんが上記文節で意図してる意味を想定して、改めてデ･コードしてみます。

「親が子供に意味不明な不条理や論理矛盾する要求を押し付けているとします。その要求は不条理だから当然子供に反発されます。そこで親が暴力を含む極端な実力行使をした。ところがそもそも親が何故そんな不条理を押し付けるのかその動機も不明な上に、これをあたかも当たり前であるかのように”親の権威を乱用”する形で（セクシャルハラスメントと同様の構造）その強要を繰返す時、子供は悩むでしょうか？」
　↓
相手が親じゃなくても悩みますよね、性的関係の強要ならセクハラです
　↓
「それが会社の上司である場合と、親である場合の違いは？」
　↓
会社の上司なら精神的苦痛を感じるでしょうが会社を辞めれば解決します、”夫婦であれば離婚の選択もありますが”親子関係を幼児の側から解消する事は現在の法律や慣習から構造的にに不可能です。
しかもその幼児の道徳はその親が刷り込んだものですから、心理的な構造から見ればその幼児の道徳の内容から心配しなければなりません。
初期状態の道徳の構造は「親の言う事は正しくその言う事をきくことで、誉められたり嬉しい事がある」なのですから、その親の強迫（脅迫）的要求を子供は本気で否定できず「そうしなくちゃいけないのじゃないか？」とすら思います、これでも既に道徳的偏りです。不条理な事を人に押し付けても正しい場合があると、一部のケース（家族間）だとしても肯定してしまう事になりますからね、
しかし、その要求は最初から意味不明な不条理なんですから、その子供としても自ら率先してやろうと思う事は非常に難しい、
精神的に「葛藤（するべきかしないべきか結論が出ない）構造」ができあがっても不思議じゃありません。

仮にですが、その不条理な強要を極端な溺愛というかアメと鞭で言うアメで「子供を抱き込むのに成功」すれば、これは心理学用語じゃ無いので不謹慎な表現になりますが、「一般用語でいうマザコン・ファザコン」となる可能性もあります。しかしこのケースは”アメ”の供給が可能なことが条件となるので、高額所得や社会的地位の高い世帯で起きる可能性が高いでしょう。心理学的には「高額所得や社会的地位の高い世帯」は”リスク要因”ですから
　↓
話を戻して、その反発するケースですが、
無理のある設定として『その子供が大人で、その話に登場する親と同じ年齢だったら』どうですか？
　↓
「付き合ってらんないよ、○○さんだいじょうぶ？どうかしちゃったの？何か悩みがあるなら相談にのるよ」で、終わりでしょう。
※上記部分は非常に重要なのでこの返信の最後を読むまで憶えておいて下さい。


>>親は自意識では嫌だ嫌だと本気で思っている行動を自分の子供が好き>>こんでやる姿を見たらとてもじゃないけど耐えられない。
>というのはどういう意味ですか？
>なぜ子供が反発するのを期待するのでしょうか？

私の説明には常に「無意識では？」「自意識では？」がどうしても混在しますから（人格構造に問題を抱えている時、その行動は基本的に矛盾します）、読み取りにくい部分があります。
しかし、人の自我はまるで二人の人物が存在するように明快に分裂する事は無いのでここは微妙にオーバーラップしているんです。

上記文面を補足して説明するなら

前回の説明でお話しましたが、上記のような意味不明の行動を取る両親は、推定として「その幼児期に”嫌だ嫌だ”と思っている事を、”大事だ大事だ”と押し付けられた経験があると考えられる」と言いましたね。つまり、現在も彼らがこころのどこかで（情報不足なので自意識・無意識の構造的内容まで詳しく説明する事はできません）「それは”嫌な事だ”」と思っている事になり、どちらが本音かといえば”嫌だ”です。嫌だと思って無いなら、その強要は公明正大に正義の名の元に行われその信念は自分の子供だけに限らず、会社の部下や電車で乗り合わせた家族に対しても発言されるほど「わかりやすい」事になりますよね、
ですから、本音は”嫌だ”です。

極端にわかりやすい話にしてみましょう。

○ある村に「人間は平等だ、誰にでも公平に仲良くしよう」と思っている気の優しい子供がいました。
しかし、その子供の父親は特定の政治団体に所属し、常々「○○人と話をしてはいけない」と繰り返し家族の者に話しています。
その優しい子供には○○人の友達がいました、
ある時公園でその子供が○○人の友人と遊んでいるところを母親に見られてしまいます。
家に帰った子供は父親に「○○人とは口もきくなと言わなかったか」と詰め寄られます、「お父さんが落選しても、お前はいいと思っているのか」と、
その子は翌日から涙をこらえて○○人の子をいじめる側に廻りました。
大人になってその子も特定政治団体に所属し団体関連の職場の幹部となりました、○○人の友人等がいたら即座に解雇です。
そんな暮らしの中で子供時代に○○人の友人がいた事等すっかり忘れてしまいました。
やがて結婚し子供が生まれ
彼は子供に「○○人と我々は違う人間だ」と淡々と語ります。
ある日彼は営業で会社の車で外出し、ふと子供時代に遊んだ公園の前を通りかかりました。
その公園では、
自分の子供が○○人を集団で鞭打って虐待しジャングルジムの上で腹を抱えて大笑いしています。
彼は車を停め、まだ未消化でさっき昼食に食べたばかりのサラダを”吐いた”


>>親が無理のある道徳心で大事だ大事だと自分自身に押し付けている
>の"大事だ大事だ"の意味は何ですか？

名目上の根拠です。
例えば、
「いつまで野球やっているの、何度言えばわかるのかねこのドアホが家の手伝いが大事だって何回言わせるんだい！」と平手打ち。
この時の環境として、母親がイライラしている理由は嫁姑争いで家業の飲食店の手伝いを無理強いされている事だとしましょう、
その飲食店の手伝いが又大変で、サラリーマン家庭出身の彼女にはいつになっても慣れる事ができなかったのです。
少しでも洗いものなんかが遅れるとしつこいぐらい姑に嫌味を言われます。そんな中で彼女は自分の子供に「ちょっと手伝ってよ」と小言が多くなり、子供が「僕学校で一番速い球を投げるんだよ」の言葉もまるで記憶にも残っていなかった、

そんな事です。

>>自分の深層心理に"道徳的で素晴らしい親のイメージの美化が行われている"
>自分の中で親の行動を正当化しようとしているのに一方で現実の親の姿を否定し、"理想の両親像"を思い込んでいるのは矛盾してませんか。

「自分の中で親の行動を正当化しようとしている（無意識）」
「現実の親の姿を否定し（自意識）、"理想の両親像"を思い込んでいる（無意識）」
乱暴な言い方をすればそんな「自意識と無意識の矛盾（アンヴィヴァレント）する構造が、精神的な悩みの原因」です。

「自分の中で親の行動を正当化しようとしている」事が（自意識に）自覚されていない事は説明されています。
上記の構造は、現在意味不明の不条理を本人も意味不明と知りながら子供にそれを押し付けている親に、早恵さんが反発している事から”証明”されるもので、早恵さんに自覚がある前提の話ではありません。

親の行為の正当性に疑問があれば
「お父さん（お母さん）何か辛いことがあるの？誰かに脅迫されているの？」
或いは
「お父さん（お母さん）、これは間違っている事だと思うけれど、これを私がやったらお父さん（お母さん）は、楽になるの？どうしても私がやらなくちゃいけない事なら、私はそうするけれど。でもね○○は間違っていると思うよ。」
又は、
「それは偽善だよ、いえ欺瞞と言ってもいいかも知れない。それは私に向けて言われている言葉？その言葉はあなた自身が解決しなくちゃいけない問題じゃない？残念だけれど、それを私がする事に私は何ら意味を見出せない」
”反発”という結果にはなりません。
その全てにおいて、明快な批判を前提に態度は穏やかなものとなります。

>>あの親に認められないことが私の幸せである
>だけど親を否定した時に私の深層心理では"幼い自分から親がいなくなって1人でさまよってる"感になってしまいます。
>この場合はどうしたらいいのでしょうか？
>未だに親のことに怯えています。

こここそ、本来一番最初に相談として書き込まれるべき”内容”だったのです。
いかに、心理的な問題が複雑で自分自身でも「何を悩んでいるのか」その問題の中心がわからないのか、
ここにいたる課程で随分と話が整理されてきた証明です。

本題に入りますが
■まず鏡を見る事です、
そこには、どこからみても結構大人の顔が写っています。
このまま時間が年々もたてば20代30代40代→と、歳をとっていくだけです。まず自分自身が「幼い人間ではなく、いい大人である」点確認する、
※深層心理では今でも自分を幼児だと思っている一面があるのも事実なのですから、これはわかっていても再三確認してください。

■『親を否定した時に』←ここに解釈の間違いがあります。
否定するのは”不条理な要求をする今の問題のある親の態度”であって、ここ以下のように説明しています。
>>これは親への批判じゃないんです、「自分の知っている親は、いろんな事があってあーなっているだけで、彼らの精神的な問題が解消していたら今の自分から見たらまるで別人のような人かもしれない」→今の親に自分は認められるべきではない＝親にもそんな悩みの無い人生があったに違いないと、それは一種の救いの視点だからです。

つまり「親に対して、彼らの救いの視線で見る」という意味です。
「今の無意識的強迫のある親の人格」を認める事無く「そんな強迫が無い状態の親の存在を肯定する」事が、即ち「”あの親”に認められないことが私の幸せである」となるからです。

つまりそこ（過去）にあるべきだったのは、良好なコミュニケーションの元で
「ちょっと早恵いつまで○○やっているの（笑」
「はーい気をつけマース（笑」
な世界ががあったのだのだろうという推定で、
どこにも早恵さんが特別に親の過保護の元で特別に大事にされるような現象は後にも先にも無いのであって、それこそが早恵さんの妄想だからです。
”幼い自分”→十分にひとりでバシバシ外に出かけ、様々な活動ができて『よっぽどじゃないと親の助けが必要なんて状況は滅多に無い』。
これが誰にでもある自然な状態で、
「1人でさまよってる」感覚が”誤解に基く根拠の無い幻想”である事をしっかりと自分自身に意識付けしてください。

■『未だに親のことに怯えています。』
話は戻りますが、
前述で以下の説明しましたね

『その子供が大人で、その話に登場する親と同じ年齢だったら』どうですか？
　↓
「付き合ってらんないよ、○○さんだいじょうぶ？どうかしちゃったの？何か悩みがあるなら相談にのるよ」で、終わりでしょう。

そして、今の親にも強迫的傾向のある人格の問題がある事も説明しました。
つまり早恵さんと同様、今の両親にも”精神年齢の時制のズレ”があるって意味です。

話を簡単にするために、極端に考えてみましょう。
「親の精神年齢は小学生の時から止まっている」
つまり、これから両親を見るとき「年下の人だ」と思ってください。
「生意気な小学生と変わらないんだな」と、
怯える事は無くなります。
むしろ年齢差から見ると「早恵さんが保護者の側になってもいいぐらい」のレベルなんだと、

とかく心理的な状況は、当事者として漠然と見たまま解釈すると「大幅に事実を見誤る」ものです。
そんな誤認を避けるためには、意識的な解釈を必ずセットにして見ていかないと「全く根拠も無く、事実無根の想像に振舞わされて悩む」という話が連鎖したりより複雑化してしまうからです。

「事実を確認しよう＝自分自身の感情的な初見は常に誤解だ」
この枠を最優先の事実認定プロセスなんだと、重視する事です。
様々な認識が徐々に変化し、その都度新しい発見（＝誤解の解消）をしていく筈です。
797 返信 Re:まず事柄を認定するプロセスを重視してください 早恵 2007/08/14 19:48
>親は自意識では嫌だ嫌だと本気で思い込んでいる高度を自分の子が好きこんでやる姿を見るととてもじゃないけど耐えられない

「本当は子供に○○人と遊ぶなという事実を押し付けたくなかった。子供には○○人をいじめほしくない。そんな子供の姿を見たくない」
それとも
｢○○人と遊ぶなという無理な道徳心を親から押し付けられたというのが嫌だった。子供が○○人をいじめている姿を見て、その嫌という気持ち気持ちから来る拒否反応｣
という意味ですか？

>｢今の無意識的強迫のある親の人格｣を認めることなく
>親の過保護の元で特別大事にされるような印象は妄想にしかすぎない

自分の感情ではそう思うようにすると親を切って1人になるという心情になってしまい、寂しくて不安になる。だから親を切れない。親の考えを肯定してしまいます。
頭では分かっていますが、感情がついていきません。
>親が生意気な小学生と代わりないんだな、年下だと思うようにしたらいい

そう思うようにしようとしても親に怒られたり、叩かれたりすると怖くて怯えてしまいます。
普段でも親が怖くて怯えています。

自分の深層心理にどう言い聞かせたらいいのでしょうか？
798 返信 繰り返しになりますが『事柄を認定するプロセス』を重視してください�� kagewari 2007/08/15 16:34
どういう意味かといいますと、
精神的な悩みを抱えてる人格構造には、前回お話しましたとおり自分自身に自覚は無くても必ず人格構造全体に”構造的矛盾”を持っています。
この自意識と無意識の矛盾は古い表現では「人のこころには天使と悪魔がいて」なイメージになるように、誰にでも必ずあるものですが、通常はお互いが干渉しないように役割分担が別れている事によって「自意識的判断」と「無意識的感覚」が頻繁に衝突する事はありません。
・電車に乗る「無意識」
・立ち食い蕎麦を食べる「無意識」
・心臓を動かす「無意識よりもっと奥の神経」
・呼吸をつかさどる「無意識よりもっと奥の神経」
・自転車に乗る「無意識よりもっと奥の小脳プログラム」
・たまねぎのみじん切り「無意識よりもっと奥の小脳プログラム」
・コンビニでお礼をいう「無意識」
・転びそうな人に手を差し伸べる「無意識」
・オリンピックで自国の選手を応援する「無意識」
・歩行する「無意識よりもっと奥の神経と小脳プログラム」
・ヤクザを避ける「無意識」
・職場でいつもの書類に目を通す「無意識」
・荷物を梱包しながらはさみに手が伸びる「無意識」
・銭湯で飲み物を飲むと腰に手が伸びる「無意識」
・TV等の魅力的なタレントにクギ付けになる「無意識」
・キーボードを自然に叩く「無意識よりもっと奥の小脳プログラム」
・Tシャツを買いにいくといつも黒だ「無意識」
・信号が青だ「無意識」
・体重増で身体を重く感じる→疲れると体感「無意識」
・きた球を素直に打つ「無意識」
・火事だ「無意識」

・「ちょっと○○さん」「えっ！」『自意識』
・好きなブランドのバックが買えるか考える『自意識』
・「お客さんお釣り！」「あぁ」『自意識』
・ほとんどのケースで「あっ、どうも」等の「あっ」と言った瞬間『自意識』
・定食屋で、カレーライスかカツどんか悩む『自意識』
・政治論争で友人と争う『自意識』
・普段とは違う道を歩いてみる『自意識』
・「あなたいつになったら着替えるの」「ちょっと待って」『自意識』
・タバコや珈琲でリラックス『自意識』
・体重増を体重計で確認「ゲッ！」『自意識』
・苦手な食材の料理を笑いながら食べる『自意識』
・配給を読んで狙い球を絞る『自意識』
・文章を考える『自意識』
・防犯や防災に備える『自意識』
・電車のダイヤから近道を考える『自意識』
・緊張してドキドキする事を自覚する『自意識』
・年配の人に電車で席を譲る『自意識』
・からまれたヤクザに身の潔白を説く『自意識』
・オリンピックそのものより試合内容に拘る『自意識』
・私は黒いTシャツしか着ないと決める『自意識』
・コンビニのレジ待ち中『自意識』

あくまで上記は事例で、個人差によってはそれが自意識であったり無意識であったりバラツキがあるものです。
しかし往々にそこには使い分けがあって、少々矛盾していても”それも自分だ”という感覚が不安定になる事もありません。
「ダイエットにこれだけ注意している時に、どーして買い物の後冷蔵庫の前で又ケーキを買ってしまっている事に気がつくんだよね〜（笑」
「映画館にいってさー、ほらいつも2階の○○座でしょ。ついうっかり又2階にいっちゃってさ、全然別の映画観てきちゃったよ（笑」

簡単に言えば、自意識と無意識では論理や情報の共有はあまり無いので、基本的に結論が違っていると考えてもいいでしょう。
普段の生活でこれが問題にならないのは”使い分け”が行われているからです。

電車に乗車中（無意識）、偶然友人が目のまえにいて「あれ、おー久しぶり」（自意識）。
”切り替え”と言ってもいいですし、”切り替わるものだ”と言ってもいいでしょう。

特に無意識的領域に属している『道徳や倫理観』ですが、
通常この『道徳や倫理観』が登場する場面はほとんど無く、「いい悪い等の判断が必要になる時だけ、起動し自意識の上位概念として自意識に干渉します」、しかしその頻度はそう多いものではありません。

しかし、精神的な悩みがあるケースはこの「自意識と無意識がかち合うケースが頻繁である」と言ってよくて、
それが”構造的な人格構造の矛盾”と相対的な結果としてそうなるんです。
つまり『常に親の評価が気になる（気にしている→早恵さんのケースでは他人が自分をどう思っているのか気になると認知されている深層心理の背景）』等、道徳や倫理と深い関係を持つ権威者との関係が恒常的なストレス（刺激）となっている場合、道徳や倫理的な意識が常に起動する事になり、これは自意識を上位の立場から干渉（違うんじゃないの？のような関わりで）し続けます。

精神的な悩みのある構造とは、「事実を事実として認定する立場が大幅に後退する」んです。
理由は？
自意識的判断と無意識的判断が同時に起動しているために、「その時の答え」というのが常に複数で、しかもその複数の答えは互いに矛盾している（理由は自意識と無意識には”根拠となる事実認定や情報の共有が無い”ため）。
論理的な思考ができないのではありませんが、少なくとも論理的判断をそのまま納得する事が”100％出来ない”のです。
■常に「違和感」や「拒否感」「疑問と言う形での拒絶」等、あらゆる方法で論理的判断を遠ざけようとするのです。

これを『自我の防衛反応』と言うのですが、
明快に拒絶があるのではなく、「相反する（矛盾する）答えを常に内包する意識が習慣化している」ため、物事をスッキリと考える現象そのものに違和感や不快感があると言っていいでしょう。
常に「違うんじゃないか」と思うが「違うと思うだけで自分なりの答えは持ち合わせていない」という感覚です。

■この防衛反応がそのまま”悩みの構造が温存される理由”でもあり、同時に自意識を拘束し”自由なアイデアを抑圧する構造”でもあり、自分自身（自意識）ではそう簡単にそこから離脱できない理由です。
「悩む構造を守る形が備わっている」→強迫的思考

>「本当は子供に○○人と遊ぶなという事実を押し付けたくなかった。子供には○○人をいじめほしくない。そんな子供の姿を見たくない」
>それとも
>子供が○○人をいじめている姿を見て、その嫌という気持ち気持ちから来る拒否反応という意味ですか？

これまでの経緯で確認できるかと思うのですが、一見合理的な疑問に見えますよね？
しかしご自身の書いた文章を何度も読み返してみてください。
必要なことなので、何度もです。声に出してもいいでしょう
おかしなことに気がつきませんか？


『何故質問が二択になっているのか？』です、
現実、その質問の答えはそのどちらとも違うのですが（前回のレスに書いたままです、後述で補足します）、質問のポイントが絞られていくのではなく、複数の結論（しかもその両者ともに一面的な見方である）に迷っている感じだと思いませんか？
それが「自意識に常に無意識が干渉している状態」です。
なかなか自意識も集中力を維持できないので、質問の内容はポイントを絞る形になりにくく、二択とする事で散漫な印象となる。

つまり、返信する私は答えを二つ準備しなければならないのですが、上記の両者は双方ともに話の確信の周囲で遠巻きにしている感覚があるので「質問と答えの兌換制というか、等価交換的な意味合いが軽い」のです。
前回までの経緯で私が何度か「質問そのものをデ・コードしましょう」と早恵さんの質問文面そのものを翻訳するように私が再構成しているのはこれが理由です。
「質問と答えの等価性」→「漠然とした質問には漠然とした答えしかない」→「相対的な結論として、予めその質問の答えから得るものが少なく設定されている」→「悩む構造が影響を受けないように自分自身の論理的な思考にリミッターをかけることに成功している」
※ここは重要なところで後段で再び重要なテーマになりますから、何度か読み直しておいてください。

ですから、ここでバランスを取るために「二択に答える」のではなく
今回はデ・コードの手法ではなく「二人の個人に本格的に答える」というスタンスで説明してみましょう。

Aさんの質問
>「本当は子供に○○人と遊ぶなという事実を押し付けたくなかった。子供には○○人をいじめほしくない。そんな子供の姿を見たくない」という意味でしょうか。

違います。
前回の文面をもう一度読み直してください、父親となった彼は既に昔○○人の友人がいたことも忘れ、政治団体職員という今の立場が半ば常識化しています。しかし彼が幼児期に○○人の友達がいて人間は平等なんだと考える優しい子供であったのも”間違い無く事実”なのです。
彼は幼い頃の自分なりの考え（平等）を、彼の父親の態度によって抑圧されすっかりそれは自覚されなくなっています。
ですから自分の子供には「○○人と我々は違う人間だ」と淡々と語ります。”淡々と”です。
早恵さんの親子関係の場合、両親は”淡々と（＝さも常識であるように）”それを語るのではなく興奮しながら押し付けていますね。ですから早恵さんもそれに反発していますが、上記の事例は両親が”淡々と語った場合”なのです。
その子供が何故反発する事なく「笑いながら○○人を虐待する子」になるのかと言うと、その幼児は「さも常識であるように○○人は違う人間だよ」と語る父親の言葉を『幼児特有のデフォルメ』により誇大視し、「○○人を人間扱いしない事はお父さんのようにカッコいい事だ（常識から”いいこと”に飛躍）」と認識されてしまっているからです。
さて、話に戻りますが彼は「自分の子供には○○人をいじめてほしくない」とも思っていません。彼は「○○人は違う人間だ」と言っただけです。そこには「そもそも○○人については道徳的問題じゃ無い（彼の父親の場合には政治的打算と個人的蔑視、彼の場合は仕事上の打算と常識化）」という認識があり、そんな認識だからこそ自分が子供時代に「人間は平等だ仲良くするのがいいんだ」と正面からぶつかる事無く、より上位（権威者である父親からの要請＝自意識に比べて比較上位）の立場からその考えに従った。しかし当時彼は泣きながらいじめる側に廻ったのですから、それは”とても不快な事”で、「父親に従った事で、自分の美意識と正面からぶつかる事は無かったが、”結果的”にはそれに従う事で自分の美意識が抑圧され失われた事を感じ酷く不快だった」のです。そして、その課程で美意識は抑圧されそれ以降自分（自意識）にとって大切な事だと思う力を失います。それは父親に従った事で穢（けが）された事になるんですから。「もう自分にはその資格が無いんだと」、
問題なのは、彼が○○人の友人のために（いじめのとき）泣いたのでは無い事です。失われた自分の美意識に泣いたのです、
ですから、それ以降父親と同じ政治団体関連の職員となる事にも抵抗は無く、人間は平等だと考える事すら忘れてしまう。
事も無げに自分の子供に「○○人は同じ人間じゃないよ」のような表現を常識であるかのように伝えてしまいます。
一義的に父親に憧れるその子供は「○○人を人間扱いしない事が父親みたいにカッコいい事だ」と考え、公園でのいじめのシーンになります。
その時彼の中で、不用意にも抑圧された”自分自身（人間は平等と言う美意識）”が自意識に突然浮上します。
自分の子供に「その美意識を持っていた頃の自分（抑圧されたのは少年の自分ですから）」が投影されそれはフラッシュバックのように突然自意識に浮上し、耐えらないほどの不快さに気持ち悪くなり食べ物を全て吐いてしまう。
どれほど大切なものを、自分の父親の打算を肯定した事で自分は捨てて（抑圧）しまったのだろうかという”思い”が原因です。
ですから、彼は自分の子供に注意しようとか、それを怒ったりのような気持ちにはならないと。
”耐えられないほど不快”だと、

この説話で重要な事は、彼が「親子関係だけでそれを判断した」ために、彼の美意識が失われた事です。
彼に外交性や社会で自立したいという意識があれば、彼が○○人の友人と親友になる可能性だってあるんです、
つまり、いくら政治的打算で父親から「○○人と遊んでいたのか」と注意されても、自分と父親の問題ではないという客観的な視点（○○人の友人の代理人として）で、父親の心理に○○人に対する蔑視が有る事に気が付き、自分自身の道徳的問題とも正面からぶつかる事で「僕は人間は平等だと思います、殴りたかったら殴ったらいい」と言えた筈なのです。
■いかに発想が内向的（この場合家族中心で社会性に欠けた結果美意識を失った）だと、判断が歪むのかって証明です。
それは誰でも考えたらわかる事なんです、まさか自分の家が『天皇家より立派だ』という確信がある筈も無く、自分の家程度で通用している常識にはおおよそたいした価値は無いのです。
それは両親がその社会性をもって、自らの美意識としてて語る時に有効なもので、自分は父親だから（その権威は所詮家族の人数の間でした通用しない何ら正当性の無いもの）等と言う理由で安易に言ってはいけないものだと。
「お父さんの友達は、お父さんは会社でも、お父さんは選挙の時に、いろんな人とお父さん関わってきてこれは本音だけれど」
上記の言葉が父親の権威性だけで語られる無理のある話じゃない事はわかりますね。

『当事者意識が家族関係の間だけにしかない』人格構造は事実を事実として感じる力を急速に失います。
799 返信 繰り返しになりますが『事柄を認定するプロセス』を重視してください�� kagewari 2007/08/15 16:36
Bさんの質問
>子供が○○人をいじめている姿を見て、その嫌という気持ち気持ちから来る拒否反応という意味ですか？

違います。
彼は、○○人の友達がいましたが「人間は平等で仲良くるのが自然と考える気持ちのやさしい子供」でした、ですから父親あら政治的打算として○○人の子供等と遊ぶなと強要された時に「○○人は同じ人間じゃ無いんだ」という歪んだ形でそれを常識であると、そんな父親に従ってしまいます。彼は大人になってその父親と同じ政治団体（人種差別的）関連の組織で働いているのですから、そもそも○○人との関係はその小さな内向きな社会（政治団体）の間では確かに常識で、○○人の友人がいた事すら”忘れて”いるのです。
それが突然「同じ公園で○○人をいじめて大笑いしている自分の子供（自分の幼児期が投影）」を見た瞬間思い出します。
彼が思い出したのは、泣きながら○○人の友人をいじめてしまった自分の姿です。
そして、何にも増して○○人の友人がいた事を思い出します。
一瞬の間に、今の自分の醜悪さに耐えられず（抑圧から一瞬解放された”自分自身の批判にさらされ”）、気持ち悪くなり食べたものを全て吐いてしまいます。
つまり、「今の目の前にいるあの醜い（自分の）子供と、今の自分は同じなんだと」
自分がやってしまった事（家族的内向きの発想で父親と正面から語る事もなく逃げた）は、これほど人間として醜い行為だったのかと、
その不快感に耐えられなくななったのです。
この時よみがえった自分の美意識は、その時制が”失われた幼児期の時のまま”なので、一瞬精神年齢も少年と同等になり、公園の自分の子供を見る目も父親としての時制（自分の年齢）を失い、彼が自分の子供であるという発想は”飛んで”彼を叱ろうとか、自分は親として間違ったのだろうか等を考える事が出来なくなっているので、「慌てて公園に向い注意する」のでは無く、ひたすら気持ち悪くなり”吐いた”。
自分にはそんな美意識があった事を完全に彼は忘れていて（抑圧）、自分の子供にも疑いなくいかにも常識であるかのように「○○人は同じ人間じゃない」と、そんな”不条理”や”非合理”な話を平然と語れたのです。


■一番重要な事は
>「本当は子供に○○人と遊ぶなという事実を押し付けたくなかった。子供には○○人をいじめほしくない。そんな子供の姿を見たくない」
>それとも
>子供が○○人をいじめている姿を見て、その嫌という気持ち気持ちから来る拒否反応という意味ですか？
人のこころは上記のような、簡単に語れるものではないんだって事ですよ。
その時点で「それは違います」となる事なんです。
深刻な問題は、物事を一元論的に考えてしまう安易さで（この前の返信だけでも分量的に一週間その内容を考えつづけてもいいぐらいの分量です）、
そこに構造的な理由がある事なんです。一元論的な”答え”なんかこの世には存在しなんです。「それをどう考えるか」というテーマが投げられているのであって、それを「自分はどう考えるだろうか」と、結論では無く、そこに関わり続ける事そこに意味があるんです。「何か考えさせるね」という言葉は「簡単に結論の出ない論議だね」という意味になります。
　↓
「質問と答えの等価性」→「漠然とした質問には漠然とした答えしかない」→「相対的な結論として、予めその質問の答えから得るものが少なく設定されている」→「悩む構造が影響を受けないように自分自身の論理的な思考にリミッターをかけることに成功している」

それが、自意識に無意識が常に矛盾する形で干渉する構造があるために、常に考えるという行為がストレスになっていて「早く一面的な答えを知って安心したい」と考えるのが、構造化してしまいます。それは一種の逃げと同じです。つまり無意識的な圧力の前に自意識にリミッターがかかり持っている力を発揮できない環境に押し込められていんだと言う証明なんです。
早恵さんの事例にたとえるなら、「常に両親に頭を押さえつけられてるようなものだ」となります。
ところが、その両親とは早恵さんが幼児期に自分自身の自我に取り込んだ極端なイメージに過ぎず、そんな両親は世界のどこにも存在しません。目の前にいる『内弁慶でどってことない普通の人』それが現実です。

つまり

>普段でも親が怖くて怯えています。

親を恐ろしいイメージで認識しているのは『早恵さん自身』であって、直接的には両親の振る舞いが原因では無いのです。
前々回あたりの返信で再三お話しましたが、「親にしょっちゅう殴られる」なんて事はそもそもたいした事じゃ無いからです（アメリカ海兵隊の兵学校の方がその何百倍も厳しい訓練になります）。それを殊更たいした事にしているのは早恵さんの深層心理に『両親の神格化』があるからで、
この部分が以下の答えになります。
>自分の深層心理にどう言い聞かせたらいいのでしょうか？
原因は深層心理の『両親の神格化』なんだと。
これはどういう意味でしょう、

間接的には”自分は神の子だ”と言っているのと同じになってしまう。
それが漠然とした他人に対する”不信＝軽蔑”や敵視の原因です、
深層心理に特権階級意識にも似た（それが根拠となって、社会への関心より家族関係への関心の方が強くなるんです）興奮が、精神的に悩む事や両親を極端に恐れる事によって無意識は獲得しています。これを二次的利得と呼んだりします。内向化には自己愛がつきもので、そこには必ず自己愛がらみの便乗型の快感を脳は感じます。→その結果自意識ですら、その自我構造を守ろうと防衛したり抵抗しようと（自分では解決できなくなる）するんです。
その現象を早恵さんは”自覚する事ができない”状況にあります。

ですから（前段で説明しましたが）「必ず抵抗感や、違うんじゃないかという意識を持ちますが（その確立は100％です）」これを、”無条件に無視”してください。
「自分の深層心理には特権階級意識があるんだ」と、
「少なくても自分は、この目の前の両親を天皇陛下並だと深層心理で感じているんだ」と、

そこで、明快に「それは自分の勘違いだ」と言ってください。
※あえて主語をつけないで「それは自分の勘違いだ」と言ってください。
強い不安感を感じたり、人間関係で不快な事がある時にも、現実の両親と争いになって感情的にないりそうになった時にも、言ってください。
「それは自分の勘違いだ」です。
不安感も不快感も感情的な争いも、その全ての根拠は「自分自身の深層心理にある誤解が原因」なんだと、
当然早恵さんは好きでそういう心理的な構造となっているのじゃ無いのですから、堂々とそう言っていいんです。
「それは自分（無意識）の勘違いだ」そして「私（自意識）はそんな人間じゃ無い」。
この思考の過程を、問題が起きるたびに繰る返す事で、認識の主導権を無意識から取り返す事ができます。
こういう事象の事を、私は個人的に「自意識マター」と呼んでますが、
「これは自意識マターだから」と言い切る事で、自我構造が持つ矛盾をかなり解消できます。
※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。
それを見失ってしまうと「上（特権）から人を見下ろす無意識」に起因する”妹に対して無理のある事を押し付けようとする”のような行動を止める事もできません。


>>今の無意識的強迫のある親の人格を認めることなく
>>親の過保護の元で特別大事にされるような印象は妄想にしかすぎない
>自分の感情ではそう思うようにすると親を切って1人になるという心情になってしまい、寂しくて不安になる。だから親を切れない。親の考えを肯定してしまいます。

ここは前回も触れましたが、現状の親の振る舞い”不条理な事を押し付けてくる”のは、彼らが素でそう思っていない証明です。
何故なら素でそう思っていれば、向きになって押し付ける必要も無いですし、暴力を振るう必要もありません。
そもそも、暴力について付記すると、
基本的に動物にとって暴力は不快な行動です。そうです、暴力を行使する事が不快なのです、
生物学的にも暴力衝動は、恐怖からくる威嚇や性衝動に関わる同じ生存競争の次期に限られている話で、”怒らされることが好きな人はいない”のですから暴力を振るう事自体不快な行動です。興奮して暴力を振るう様は客観的第三者から見れば”みっともなく恥ずかしい行為”でもあり、つまり誰かが見ていれば本人の評判が落ちるだけ（の恥ずかしい行為）でもありますし、それが認められるのは暴力ではありませんが「大きな声を出して抗議したり」「喧嘩腰で直談判する」等のように、社会的地位の低い側が強い権力を行使する権威に対して戦う姿勢として見せる時だけで、
一見快感行動であるかのように受け取られがちの戦場での残虐行為のほとんどが、戦争そのもののストレスから引き起こされるもので、そもそも戦争という武力の行使のために職業軍人が必要なのは「仕事だから」という動機の成立のためです。
上記の説明は『自意識の場合』です。
無意識の場合なら確かに快感行動としてそれはあり得ます。
ある意味、家族に対して頻繁に暴力を振るうというのは自意識で関係しているのでなく無意識でとなりますから、感情的になって興奮している側面があることの証明でもあり”本意ではない”或いは”本来そんな事で怒りたくない（自意識は暴力反対）”の証明でもあるのです。
つまり、その時のその人の事をどうこう考えても意味は無く（頻繁に繰返す以上、その興奮はその人の個人的問題で殴られたり責められたりしている側には基本的に関係が無い）、本当は違う人なんだろうな（目の前の興奮する親を批判する事が＝本来のその人の素性を浮上させる）と考える方が自然です、
『そのための批判的視点』で、現在の親に認められる人間にはなりたくないと思う事が、その親に対しての救いであるとも前にお話しています。
確かに強圧的な態度で接しられると非常に強いストレスを感じますし、疲れます。ここに部分はその人物との関係の中で解決しようと思わず（両親の心理的な問題に関わりたいなら別ですが）自分なりに気分転換の方法を考える方がいいんです。結果的にはそれは「暴力を振るっている側への理解」でもあるんですからね。
それが本格的に怪我や傷害というレベルになれば、躊躇無く警察に通報するべきです。（これも加害者に対する理解になります、エスカレートして大変な事になるのを未然に防ぐのですからね）

親をきちんと批判できない理由は、精神的に悩み続ける事＝無意識の神格化された両親を守る＝そこに自分の自己愛的快感もある、という意味であり、ますます話は「無意識にその快感に依存する自分自信の問題」となります。

だとするなら、本来ここで質問すべき問いは

■「誰だって自立して、ひとりでどんどん好きなように活動しているのに、どうして私は1人になると親が恋しくて寂しく不安になるのでしょうか。どこから見てもいい大人なのに、自分でも理解できないです」に変化する筈なのです。

そして返信は「親離れできない悩みですね」となります。
親離れできない→独立する自分のイメージがもてない→親に依存して自分で考えてこなかったので自意識で考えて事実関係を捉える力が弱い→誤解ばかりする→「ひとりの大人として」と考えるだけで不安になる＝他人が怖いんじゃないんです、最初から自分に自立的に考える力が弱い（親への依存）。

随分と長くなりましたが、結論が見えませんか。

『しっかりと、自意識で物事を考える』考えた後の決断には、きちっと自己責任を意識する。
些細な事から始めたらいんです、
「これは自意識マターなんだ」と自覚する事で、無意識の干渉は後退していきます。親に依存するような当事者意識の欠如があると無意識的干渉は強まるばかりなんです。
『我思う故に我あり』という哲学の言葉はそういう意味で、誰がどうこう以前に先ず自分から積極的に”（質問して答えに依存するのではなく）考える”というプロセスを大事にしてください。

又、重要な事ですが、
以前に「私と同じような環境（その時は「殴る」）なのに、どうして外交的な人もいるんですか？」という質問がありましたね。
ここも反対に考えてください、
「むしろ自分と似た人の話を聞けば、今まで気がつかなかった”共通点”に自分でも気がつくかもしれない」。
ここの掲示板の過去ログには早恵さんと似た事例が多数あります（対人恐怖や親子関係）、「まるで違い境遇の人なのに、どうしてこんなに似ているのか」その視点で、他のスレッドを読んでください。必ず参考になりますから。
800 返信 Re:繰り返しになりますが『事柄を認定するプロセス』を重視してください�� 早恵 2007/08/18 00:45
暴力を振るうことじたいは大したことではないとおっしゃってましたが、799では動物にとっては暴力は不快な行動だと書いてますよね。

>精神的に悩み続けること=無意識の神格化された両親を守る=そこに自己愛的快感がある
なぜそんなに親を神格化し、自立心がなかったんでしょうか？自立愛的快感とは？
前にもおっしゃってた親との関係がうまくいかない、第3者の影響も受けずに家族の中だけという閉鎖的な環境で育ってたからでしょうか？

あと私も親もよく他人から優しいと言われます。自分より人のことを考え、他人から酷いこと言われても怒らず、優しく接してると言われます。
他人を無意識のうちに軽蔑、敵視してるのになぜでしょうか？外面が良いということなんでしょうか？

>親との問題があった時に｢それは自分の勘違いだ｣と言ってください
その時になると怒りや恐怖心から言う余裕がなくなってしまいます。
やっぱり深層心理ではなかなか言うことは聞いてくれないように感じます。よく子供の時に出来上がった性格は治らないと言われますよね。
あと深層心理では変わろうと思うと反発します。
楽したい、変わる気なし、今の状態が楽、内向的な自分がいい、外交的ならずに殻に閉じこもっていたい、外交的になるのが怖い、変わってしまうと自分の意識、人格が消えてしまうとか深層心理で思ってます。というより深層心理が自分からそうしてるような感じです。

他人との付き合い方もはっきりものを言うにしても経験不足からかどうやって接したり、断ったりすればいいのか分かりません。

>まず自分から積極的に(質問して依存するのではなく)"考える"というプロセスを大事にしてください
"考える"って自分で何をどう考えればいいのか分かりません。
自分で考えないと、自立しないとだめだけどなかなか出来ません。
801 返信 三つ子の魂百まで�� kagewari 2007/08/19 09:22
>暴力を振るうことじたいは大したことではないとおっしゃってましたが、799では動物にとっては暴力は不快な行動だと書いてますよね。
補完：「話が矛盾していませんか？」

言葉の主語述語をもう一度読み直してください。

『親子関係において親が暴力を振るう事それ自体はたいした事ではない』これは暴力を振るわれた側となる子供にとって受ける精神的な問題の発生因子を論議する場合”暴力単体の軽重”は（傷害等の警察沙汰に発展しない限り）瑣末な事象だという意味で（この話の中で問題として重大なのは「親の態度のわかりにくさ」にあると結論付けています。つまり”極端な行動”を振るう根拠は親としての自己決定によるのか、親の個人的な精神的問題に起因するのかは幼児には判別できないからで、親を一義的に肯定する環境にある幼児にとって、親が親としての属性とは無関係の個人的事情を忖度する事が構造的に不可能であるため、”極端な行動”を無条件に道徳性のあるロジックとして追認してしまう可能性があるためであり、、以下以前ののレス792・794参照）

『動物にとって暴力は不快な行動だ』
この話は、そもそも動物にとって”暴力を選択（振るう）”事それ自体が（加害の側として）不快な行動だという話で、
（前回のレス799参照）
動物の攻撃性や暴力性は繁殖期における性衝動とワンセットのホルモンや脳内物質によって起動するもので、本来通常の行動選択には本能として選択肢に存在しないぐらい（身の危険を感じた正当防衛ぐらい）通常ありえない非合理的選択で（捕食獣の『狩』は暴力ではない）、動物行動学的にもこの非常時＝『生殖のために半ば強制的に暴力的闘争を強いられる』『身の危険から正当防衛として暴力を発動する』この両者はともに不快（強度のストレス）だという定義の話です。


ここには人間という動物に固有背景もあって、
映画のキャッチじゃないですが「バイオレンス＆SEX」のように、暴力の背景には性的衝動の介在があります。人間の性衝動は進化の過程で、「年中性交可能」＝「メスがオスの闘争を性的アピールとの交換によって拡大できる」＝「原始的モチベーション（戦争・集落の防衛・建築等権威や地位に関係する仕事の概念の登場）」として性欲を含む原始的モチベーションが一度解体・分散後に、再び現実と関連付けられているもので、特にモチベーションの中でもレベルの強い性愛がらみの環境（家族間や同姓同世代の自己アピール、男性特有のマチズモ（男性誇示）、女性を含む興奮（＝性的興奮と関連性）時の感情的破綻）、家族の長や母親等の権威的タイトルの興奮等のケースで暴力が発現していますし、結果人間は他の動物と違い（一度原始的モチベーションが解体・分散するため）広く平時にも欲求→動機形成が様々な形で形成（特定の繁殖期のみに限定されない）されるのが特徴です。
その中でも、文明を含む動物的自然との適応を超えた人間特有の文明志向のモチベーションの原形は最も激しい欲求である『解体された性欲である』と考えても、大きく心理学的理論から外れる事はありません。

つまり性欲が幸せ（Love & Peace）を追求（自立）する欲求に変質していて、その反動（抑圧された時の反動形成）は『被（被る）という被害認知を根拠（hate＆violence）とする禍（わざわい）や苦難の道（労働による成功）』等への志向であり、これらは自我と無意識の間で相対を成す構造です。

平和的な霊長類として有名なボノボ（旧学名：ピグミーチンパンジー）は、コミュニケーションのひとつとして『擬似性交』を行います。これは母子間でも同姓間でもで、生殖行動が一種の興奮（快感）と関連のある富である事は人間に近い類人猿でも見られる傾向であって、そこに進化が発生する可能性は非合理的なものではありません。
どちらかと言えば凶暴（小型のサルを殺して食う）チンパンジーの場合でも、食後の興奮時に擬似性交に近い行動を示す事例があります。

■等質問の内容は、一部誤読によるものなので（なにせかなり複雑な話を説明していますから）、レスに関してはプリントアウトするかテキストをコピーしてテキスト専用アプリ等に貼り付けるなどして、読み直してみてください。

>>精神的に悩み続けること=無意識の神格化された両親を守る=そこに自己愛的快感がある
>なぜそんなに親を神格化し、自立心がなかったんでしょうか？

この何故については一度説明済みですので、前レスを補足する部分のみ説明しますね。
・参照794 補足説明します
『何故、深層心理に”道徳的で素晴らしい親”のような誇大な両親のイメージの美化が行われるかという理由ですが』の段

幼児は一義的に親を肯定する環境にあります。肯定できなければそもそも餓死しますので、
ここで肯定された親のイメージが「わかりやすければ」それは言語をもたない幼児でも、かなり現実に即したイメージ化によって個人の特定が可能です。しかし親が個人的事情（人格に問題がある等）によって不可解で極端な行動を見せる場合、それをどんな風にイメージ化（絵に描いているようなものです）するのかと言えば、不可解で極端であるほど「どれぐらいの幅か（歩留まりのようなものです）」想定する事ができませんから、ひとまず「この極端な傾向を正当化」せざるを得ない。
尚且つそこでその不可解で非合理的・極端な行動をする親はそれをあたかも正当化する道徳的キャッチコピーをそこに含めた場合、
その「誇大で極端なイメージは道徳的判断の上位概念」となる。
即ち「極端であればあるほど善であり、その理解は親に寵愛される事に違いない」と解釈される流れになります。
「どれぐらいの幅か（歩留まりのようなものです）」という”合理的現時認知（わかりやすさ）によるリミッター”を失いますから、それはより誇大なイメージとなり収拾がつかなくなる。

順序を逆さまに考えれば非常にわかりやすい話です。

『親の神格化でもしない限り、このとんでもない事をあたかも正当であるような勘違いな人物を肯定する事は不可能』なんですよ、
つまり某国の独裁者のように、どうかしているんじゃないの？な人物を仮にも国の支配者として肯定するためにはその神格化は必須だと言う事です。（順序は逆になりますが、意味不明のエキセントリックな言動を行う新興宗教の教祖も神格化により正当化されます）

>>精神的に悩み続けること=無意識の神格化された両親を守る=そこに自己愛的快感がある
>自立愛的快感とは？

「自立愛的快感」ではありません。「自己愛的快感」です。
無意識の神格化された両親を守る事で、「その神格化された両親に寵愛されるべき自分＝神に近い特権階級意識」という裏のイメージに自己愛（ナルチシズム）的快感があると言う意味です。
ここは前回の返信で、
＜引用＞
原因は深層心理の『両親の神格化』なんだと。
これはどういう意味でしょう、
間接的には”自分は神の子だ”と言っているのと同じになってしまう。
それが漠然とした他人に対する”不信＝軽蔑”や敵視の原因です、

※自立する＝神格化された両親の寵愛を受ける地位を失う
ここが
　↓
>楽したい、変わる気なし、今の状態が楽、内向的な自分がいい
として発現しているのです。
悩んでいると自覚される現状に利得（自己愛的快感・利益）がある証明


>前にもおっしゃってた親との関係がうまくいかない、第3者の影響も受けずに家族の中だけという閉鎖的な環境で育ってたからでしょうか？

そのとおりです。これはその原因のひとつです、
通常子供人格に問題が引き起こされてしまう世帯の親は、
「親自身コンプレックスを持っている」「内気でほとんど近所の人と交流がない」「転勤等により地域との関係が疎遠」「仕事仕事で且分譲マンション等の暮らしでそもそも地域社会に属していない」等家族が孤立しているケースが非常に多いです。
そもそも近代以前では、『親だから』で定義される道徳の正当性は地域の伝統や文化によってその正当性（そもそもその人物が親を名乗る適性があるのかを認めるのも地域社会）が担保されるもので、孤立した家庭の勝手な親の思い込みは正当性の無いデマに過ぎません。
警察手帳の無い人間が勝手に街で誰かを逮捕しているのと同じです。
何故なら一般事例の道徳と言うのは、『それが常識だから』のようにその社会性によって認知されるのですから、当然それを習得してる人物はその根拠となる地域社会と親和性を持っている事をその証明とします。

これを欠く場合、背景となる社会の下部構造として家族はそこに所属するというアイデンテイティティーをその家族は持っていない（身元不明）となるって事です。
当然この近代以前の封建社会のような構造は、文明化の過程で崩壊していますから（社会の規範を公共機関である学校組織等が代行し始める）、そのような典型例は”現代社会”には存在しませんが、ベースとなる典型事例は上記事例で説明したとおりです。
※精神的悩みが先進国や都市文明と関連性が強い理由のひとつです。
「キリスト教圏の家族が日曜日に教会へ」「子供は教会で洗礼」等の慣習があるのは、家族は地域教会の下部組織であり、これを親が私物化する事を戒めるためです。

この地域社会との関連性を失った「所属不明の家族」の背景はせいぜい法的な地域行政への届け出程度の根拠に過ぎませんから、それ以来親が子供に道徳を刷り込む目的の教育には”必ず説明責任がある”のです。
つまり論理的にそれを説明し、合理的に矛盾なく”選択の余地を残し”伝えなければならない＝民主主義社会＝自由主義。
これに対して、個性的な美意識を子供に伝える場合には「これが私の個人的な美意識であり哲学である」と、そこに哲学的な論理性を担保しつつ”訴えかける”形が必要です。
随分と難しくなりましたが、文化や伝統を重んじる地域社会が残る地域では旧来と同じく、地域と深い結びつきのある家族の長が「家族における地域代表として」『親だから』とそれを伝承する事が絶対に無いとは言い切れません。

両者ともに必要なのは、『その正当性を親自身が自分の言葉で、個人的にこれを説く』という部分で、「親だから」等の根拠不明（すでにその権威に正当性を与える上部構造（親の上司）となる地域との関係が破綻しているので）な強圧的発言は既に「自分自身の親としての正当性への不安感から逃れるための個人的興奮」に過ぎないと言う事になります。

警察官なら「これが法律ですから」と言っても怖くありませんね。
しかし警察手帳の無い人間が「法律知っているのか？」と言えば恐ろしく感じます（彼の言う法律が怪しいですから）。

>あと私も親もよく他人から優しいと言われます。自分より人のことを考え、他人から酷いこと言われても怒らず、優しく接してると言われます。
>他人を無意識のうちに軽蔑、敵視してるのになぜでしょうか？外面が良いということなんでしょうか？

それも典型的構造です、
対人不安を持ちその背景に『家族優位との比較』において結果的に他人を蔑視している構造のほぼ100％の事例で、「表面的には優しい人でよく気がつく」等の行動をセットで持っています。

これは何故かと言いますと

■「他人から優しいと言われます」→「常に他人の目を気にしている（特に自分がどう思われているのか）」
■「自分より人のことを考え」→「そもそも自立する自分を持っていないので外交的に主張する欲求の動機形成が弱い。人に合わせなくてはいけないとか人と同じでなければならない等の強迫が強く、根本的には意識しなくても”普通の人”として通用している他者へ劣等感がある。」
（蔑視と劣等感は矛盾するように見えますが、これは「自意識」「無意識」で説明したとおり、精神的に悩む人の自我は”矛盾”しています）
■「他人から酷いこと言われても怒らず」→「他人から酷いこと言われても怒”れず”」（そもそも酷い事を言われる経緯が問題）
■「優しく接してると言われます。」→「かといって他人や社会との関係は良好ではない＝敵に嫌と言ってやりたい」
内情を知らずに”言われている”だけで、本人には不平不満や不快感があります。
そもそも親に至っては、子供にナンセンスな強弁を押し付けて本人虫の居所が悪いと暴力を振るうような人物ですよ。それ（内情）を他人が知れば誰一人「優しい人だ」等と言いません。

上記は「自我構造の問題をそのままに、社会適応しようと無理をしている人の行動」と見れば一番わかりやすい説明になります。

補足すると（こちらの方が重要です）、
そもそも自我構造の問題で重要な鍵となるのが、自意識を抑圧する道徳と関連のある上部意識（既に道徳として破綻している）です。
当然その一部はごく一般的な部分では「いかにも典型的道徳」な一面も同梱されています（正体は道徳意識なので）、
何故なら「強圧的に根拠の無い道徳を正当性も無く語る」にしても、いくらなんでも思い切り道徳とは到底思えない行為を道徳的であると強弁するには”限界”があります。
（それを可能にするほどロジカルなら、その親は自立し悩みも持たない自我を持っている＝高度に自意識が発達、となるので「そもそもそんな強弁をしない人」となる）
当然適当に思いつくステレオタイプ（どこにでもあるような典型）な道徳もサイドストーリーとして話ますし、
同時に、
■そもそも自我を強迫する道徳的意識は、自らを道徳であると自身満々であるので、当然学校やTV媒体等の（ステレオタイプな）道徳的発言に非常に敏感で、これを同時に自我に取り込みます。
そして、その道徳的意識が自我全体を強迫的に支配しているのですから、「やけにステレオタイプな道徳心が強い」傾向を持つんです。

>>親との問題があった時に『それは自分の勘違いだ』と言ってください
>その時になると怒りや恐怖心から言う余裕がなくなってしまいます。

言葉にするなら
「おいおい怒っている場合じゃないぜ、問題はより深刻だ。彼ら（親）の言葉に右往左往している場合じゃない。これは俺の勘違いだ。問題ってのは親の人格にあるんであって、だとすっとこいつはその勘違いの連鎖を生む俺個人の問題でもあるって事じゃネーか。こいつはヤバイ、このままじゃ俺はここ（家族意識）から抜け出せないぜ」です。

意識の保ち方ですが「街でチンピラが大暴れしているのを見てビックリした」のように”驚いた”的解釈を利用してください。
そう解釈する事で恐怖感は後退します。

>やっぱり深層心理ではなかなか言うことは聞いてくれないように感じます。

そのとおりです、
問題を保守し、解決の手法に抵抗しているのは『深層心理の自分自身』です。
”抵抗”しているのは社会でも親でも友人でも他人でもありません。早恵さんの深層心理です、

「深層心理ではなかなか言うことは聞いてくれない」

※問題解決の方法とは「自意識による自分自身へ説得（と信頼）」に他なりません。
802 返信 Re:三つ子の魂百まで�� kagewari 2007/08/19 09:24
>よく子供の時に出来上がった性格は治らないと言われますよね。

これは心理学に無知な近代以前の常識の典型的な”間違い”です。
■「三つ子の魂百まで」
二つの意味があります（まず「百まで」の説明）、
１．近代以前の社会では家族は集落に所属し、家族単体は下部構造であり、親から子供に対する教育には正当性が担保されているため、子供は地域の子供として素直に育つ＝思春期における反抗期のようなサブカルの導入も無く、ストレートな人格が多くなる。
２．上記の事例は主に一般社会の観察結果であって、共同幻想（常識）によって自我の基礎とするため『むしろ変わっちゃ困る』という社会の側からの願望（自立的独創の抑止）。

そもそも、性格という言葉は事実上使えない事を説明していますね、
・参照792 791返信を補足します
『一般に”性格”と呼ばれるものは心理学的には存在しません。』の段

そもそも幼児期以来の自我が抱える構造的問題を解決する手法が精神分析であり、心理学ですよ。

現実、精神的に悩むような無理のある構造こそ極論「三つ子の魂を歪めている」のであり、現在の悩む人格こそ無意識的強迫によって”意図的に歪められている”のですから、
「いかに三つ子の魂を救出するのか？」に取り組んでいると考えても、正確じゃありませんが、間違いでは無いでしょう。
親の問題行動を認識する以前の幼児にはニュートラルな個性（三つ子の魂）をコアとする人格構造があったのですからね。

>楽したい、変わる気なし、今の状態が楽、内向的な自分がいい、外交的ならずに殻に閉じこもっていたい、外交的になるのが怖い、変わってしまうと自分の意識、人格が消えてしまうとか深層心理で思ってます。というより深層心理が自分からそうしてるような感じです。

そのとおりです、
問題を保守し、解決の手法に抵抗しているのは『深層心理の自分自身』です。
”抵抗”しているのは社会でも親でも友人でも他人でもありません。早恵さんの深層心理です、

※問題解決の方法とは「自意識による自分自身へ説得（と信頼）」に他なりません。

>他人との付き合い方もはっきりものを言うにしても経験不足からかどうやって接したり、断ったりすればいいのか分かりません。

これも説明済みの部分ありますから補足部分のみ説明します。
・参照791はっきり物が言えないについて補足しますが
『「嫌」と言ったところでナンセンスです、』の段

上記参照の部分で、求められているのは”自己紹介”であるという部分が詳細に説明されていますが、
「誰なんだかよくわからない」状態から自己をアピールするにも、強迫的構造では無い、『自己の回復』が先ず必要です。
説明する自分が確立（独立）していないのでは、紹介するにも紹介する主体が無い事になりますからね。

順序としては、先ず悩む構造に取り組み主体性（外交性）を回復する事で、それまでは「人間関係は苦手な事だ」といっちょあがりにしてしまって構いません。
ひとまず後回しにするって事です。
人間関係の経験値を上げる事は別ルートで可能です、
これは同時並行して行う事ができます。
つまり会社や学校等の人間関係からは身を引くポジジョンを（場合によっては積極的に辞める）保持し、同時並行で人間関係の基礎から経験を重ねる事が可能です。
「コンビニでは必ず”どうも”」と言う
「混雑する電車の乗り降りの時に必ず”ちょっとスイマセン”」と言う
「近所のおばさん等に”今日は晴れですね”」等と声をかける、
「喫茶店で注文する」
「ステレオタイプの接客しかしないファーストフードへの出入りを止める。ドトールコーヒーあたりなら大丈夫です」
コンビニをハシゴして、安い買い物を続けるだけでもかなりの数の”どうも”を言う事ができます。
慣れてきたら「接客業のバイトをする」のも効果的です。

大事な事は”コミュニケーションへの慣れと反復、習慣化”です。
当然喫茶店等では「コーヒー」等と注文されますね、それこそそこで偶然「アイスですか？」と聞かれたら「いいえ」を使う事ができます。
論点はずれますが「今日は他人に嫌と言ったな」等と自室で確認していけば他人に話す事それ自体への慣れは急速に進みます。
■外向性→「その基本は”外出”」です、
学校や会社等のインナーワールドは、開かれた社会とは呼べない特異なケースでもありますから、そういった擬似的内輪社会との関係は一般他者との関係に慣れてからの話です。

>"考える"って自分で何をどう考えればいいのか分かりません。

ここも説明済みの部分ありますから補足部分のみ説明します。
・参照799繰り返しになりますが『事柄を認定するプロセス』を重視してください��
『些細な事から始めたらいんです、「これは自意識マターなんだ」と自覚する事で、』 の段

これは意外と簡単なんです。
「反射的に物を言わない」＝「会話は必ず一泊置く」
瞬時に言い返すとか、聞き返す等の行為を廃止する。
特に「会話は必ず一泊置く」ここは重要です、
自我というのは不思議なもので、考える時間を与えるとこれに連動して「自意識が立ち上がる」傾向があります。
自意識とは考えなければ物事を決定できないロジックなので、「いかに（深層心理のコアである無意識的反射を制止し）自意識を立ち上げるか」がポイントなのです。
自意識か考える主体ですから、何もしなくても考えます。
考えるのが仕事のようなものですから、

逆説的に言うなら「如何に無意識の干渉を阻止するか」となるので、
「反射的に物を言わない」＝「会話は必ず一泊置く」
瞬時に言い返すとか、聞き返す等の行為を廃止する。
これを徹底するだけでも、考える傾向はどんどん大きくなります。

又、このスレッドのやりとりや過去ログにあるように（長く伸びているスレッドを優先的に読んでみてください）、「グルグルと質問が”何かの周囲を廻るように”循環している（既に説明されている事も後ろのやりとりで質問として挙がってしまう）」現象に気がつくと思います。
この『廻るように』というのは、
その背景の”一部”に自意識で考える事への拒否が隠れています、
（これは質問当事者の意識には自覚でませんから、他の人のスレッドを読み込むほうがわかりやすいと思います）

公開掲示板には、質問返信の制限がありませんから、その拒否傾向はより掴みやすいものになっています。
（※レスが伸びる事を問題視しているのではないので、ここは勘違いしないでくださいね。心理学の理論的説明はその後自意識の理論武装として有効な武器になりますからそれはそれで別の意味で意義があります。）

これは返信を読時の主体である自意識は『断片的に立ち上がっていても、継続的に内容を考えながら読む事が構造的に難しくなっている』からで（ですから、レスに関してはプリントアウトする等少しでも自分自身の自意識に対して”楽に読める環境”を整える事も大事になります）、これが無意識の自意識への干渉です。

無意識は前例主義的反射、現在までの認識との比較程度のロジックしか持ちません。ですから瞬間「違う」や「変だ」「そうだ」「同じ」等の反応をしているのは無意識であって自意識ではありません。
その答えは考えずに”浮かんでくるように”或いは”そうとしか思えないように”言語化されます。
極端な話スレッドが伸びていく過程の質問は「○○を考えるために、○○等難解なところを確認したい」「○○な話を読んで、私なりに○○は○○じゃないかと考えてみたが、これはどうなんだろうか？」な形になっても不思議ではない筈です。
（2ch尚の技術的な質問系スレッドなんかを読んで比較するとよくわかります）

質問の中に時折「この返信は変じゃないか？」な内容が登場します。
本来ここには無理があるんです。
何故なら、その返信にはその都度前のレスの”根拠”となった心理学的説明の”根拠”である心理学そのものの理論とその”根拠”を説明しなければならないからです。
技術系の掲示板に喩えて言うなら
「TVが写らなくなりましたどうしてでしょう？」
「視聴地域とチャンネルは？」等の数回のやり取りの後
「それはゴースト、送電線の近くだから電波障害が出るんだよ。アンテナからしてチェックすべきと思われ」
「なるほどアンテナが」
となるのが自然なところで、

「送電線の近くだとどうしてゴーストが出るんでしょう」
やりとりの流れに違和感を感じませんか？

質問の意図は「TVが写りません」で、「TV中継用電波と送電線の関係の電気的基礎理論の質問」ではない筈で、そんな理論には「面倒なので興味はない筈」なんです。
個人的に前から興味があるのなら、
「その話実は前から知りたかったんです、よかったら理論的な事も教えてエロい人」と、”話自体が相談から逸れる”筈ですよね。

それを
「送電線の近くだとどうしてゴーストが出るんでしょう」と続けたら？
（相談から逸れる事で”返信のコア”の周囲を質問がグルグルと廻るように見える）

つまり、そこで論じられる内容は「この掲示板は詳しい人が答えてます」的与件化により本来予め相談者の側が担保している事柄で、
そもそも、本来その相談者は「とっととTVが見たい」のであり、「技術オタクな人にごちゃごちゃいらん説明されたかない」ぐらいの勢いでちっともおかしくないんです。（それが正しいって事ではないですよ）

■それこそ長文になってしまってゴメンなさいですが、
「考える事がわからない」んじゃないんです。
「考える事を拒否している現象（無意識の干渉）」を「どうやって制止するのか」と言い換えてもいいんです。

つまり
「反射的に物を言わない」＝「会話は必ず一泊置く」
瞬時に言い返すとか、聞き返す等の行為を廃止する。
・参照799繰り返しになりますが『事柄を認定するプロセス』を重視してください��
＜引用＞
※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。

最後に
>自分で考えないと、自立しないとだめだけど

これは間違いです
「自分で自由に”考えたい”、精神的に”自立したい”けれど、自分自身の中にそれを邪魔する考えがあるんですね。それが難しい事であると自分でもわかります。だけど何が起きていて今何ができるのかわかった気がします。まだレスを読んで1ヵ月もたっていないから、それがどこまでわかってるのか自信はありませんが、時々読み直していけば又新しい発見があるのかもです。後確認したいのですが○○は○○だという話は○○みたいなものと同じだ、みたいに解釈していんでしょうか、それと○○が○○になっているという部分がどうにもわからないんです。わからないところは○○が○○である根拠となっている説明の○○のくだりで、・・・」


『事柄を認定するプロセス』を重視してください
803 返信 Re:三つ子の魂百まで�� 早恵 2007/08/21 20:59
>他人から酷いことを言われても"怒れず"
｢自立する自分をもってないら外交的に主張する欲求の動機形成が弱い｣というところから来てるのでしょうか？
酷いことを言われる経緯が問題って私は人に不快にさせるようなことは言ってません。

>｢優しく接してると言われる｣→「かと言って他人や社会との関係は良好ではない=敵に嫌と言ってやりたい」
敵に嫌と言ってやりたいとは？

>「これは俺の勘違いだ。彼らの言葉には右往左往している場合じゃない。問題なのは親の人格にあるんであって、するとこいつはその勘違いの連鎖を生む俺個人の問題でもあるってことじゃねーか。このままじゃヤバイ、俺はここから抜け出せない」
心の中ではなくて言葉に出して言うんですよね？実際言葉に出していうだけですよね？そう心の中から思えるようにしようとして自意識から心の中に言っても反発してしまいます。

>｢チンピラが暴れるのをみてびっくりした｣と驚いた的解釈を利用してください。そう解釈をすることで恐怖感は後退します。
第3者がいきなり怒鳴り声を聞いて驚いたって解釈でいいのでしょうか？
でも親に怒られたらひたすら耳をふさいでこの状況が過ぎてくれることを思うだけでとても"驚いた"解釈はできなくなります。

>近所の人に｢今日は晴れですね｣などと声をかける
>混雑する電車の乗り降りの時に必ずすみませんと言う
これは普段がよくしています。

>慣れたら接客業のバイトをする
情けないことに怠けてしまってるのと、人が怖くて働くことを逃げてしまいます。
喫茶店で客の立場として物を言うことはできても自分が店員の立場だと客が怖いんです。

あと言い忘れてましたが、人と接するにしても昔から大人は大丈夫なんです。同世代が怖いんです。
ただ大人でも職場の人は怖いです。
うまく言えませんが、大人でも優しい人ばかりではないのですが、大人は何も言わない、考えて物を言ってくれる(表面的には本音を隠してるんでしょうが、子供だった私はそんな大人の隠してる本音までは見えないので優しく見えた)、同世代や職場の人は同じ目線、土俵に立つ人は遠慮なしに言ってくる。
子供の時に大人は優しい、子供は遠慮しないからはっきり言うし、思いやりがないと言う風に思ってました。

>「反射的に物を言わない」=「会話は必ず一泊置く」
親に言われても言い返さないと言うことですよね？あと｢会話は一泊置く｣とはどういうことですか？

>瞬時に言い返すや聞き返すなどの行為を廃止する
この後には他に何をしたらいいですか？

>「時間を置いて自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」
自意識で考えるのは何を考えたらいいのかわからないので結論が出ません。

あと、自分が変わると今の自分の存在や意識が消えてしまって死ぬ、永遠に消えると思ってしまいます。
深層心理が怖がってるのに自意識で言い聞かせることで受け付けるんでしょうか？自分の頭では受け付けてもどうしてもかわる気がなしと思ってしまいます。
無意識の心理を根本から変えるのではなくて無意識の心理が自意識の領域に干渉させないようにするということですか？

>｢あと確認したいのですが、**は**だという話は**みたいなものと同じだ、みたいに解釈をしていいんでしょうか、それと**が**になっているという部分がどうにもわからないんです。わからないところは**が**である根拠となっている説明の**のくだりで・・・｣
ごめんなさい、どういう意味でしょうか？
804 返信 個別に答えます kagewari 2007/08/22 07:36
話が前後する部分もあるので、今回は質問に番号をつけて答えていきます。

>>�‖梢佑�ら酷いことを言われても"怒れず"
>は、
>>自立する自分をもっていないから外交的に主張する欲求の動機形成が弱い
>というところから来てるのでしょうか？
>酷いことを言われる経緯が問題って私は人に不快にさせるようなことは言ってません。

まず前回のレスの上記のくだりですが、ここは全て相互に関連しているので当然どっちかがどっちかの理由の一部にもなっています。そして、酷い事を言われても”怒らず”じゃなくて”怒れず”だって指摘は、不平不満を残している事から証明されている事で、つまり自分や親を紹介する言葉として上記の前回のレスでデ・コードしたように言葉の選択を間違えていると言う事です。それは事実ではないと、
もう少しこれを補足すると
　↓
>あと私も親もよく他人から優しいと言われます。自分より人のことを考え、”他人から酷いこと言われても”怒らず、優しく接してると言われます。
これは早恵さん自身が言った言葉の引用ですが、
私が言っているのは、「”他人から酷いこと言われても”怒らず」という言葉を「あと私も親もよく他人から優しいと言われます。」の事例として挙げる事自体に構造的な矛盾があると指摘しているのです。
そもそも設問は「私も親もよく他人から優しいと言われる」なのであって、他人から優しい人だと評判のある人が「酷い事を言われる」段階ですでに論理は矛盾していると言う事です。
その酷い事の内容や経緯には特別な意味はありませんし論証の必要も無いのです。
たとえそれが事実関係として存在しなくても、ポイントはそういう矛盾に気がつかない認識が早恵さんにあるってところがポイントだって意味です。
つまり「酷い事を言われるかも知れない可能性」が人間関係に想定されるのだとしたら『酷いことを言われる経緯が問題』ですよね、
何故なら「全く言われ無き誤解による”酷い事”に追従するだけ」なら、それは優しい人以前に優柔不断な問題のある人って話になってしまいますし（当然そんな人物は他の人にも酷い事を言っていると考えないと整合性が無い）、「何らかの人間関係の結果酷い事を”言われてしまっている”」のだとしたら、優しいという評判は中身の無い自分の不安感からくる迎合となります。
つまり「、”他人から酷いこと言われても”怒らず」は、『酷いことを言われる経緯が問題』の視点で考えればそのどちらの結論でも「私も親もよく他人から優しいと言われる」という話にそぐわないって事です。
ここから考えると人間関係に「酷い事を言われた」という被害認知があり、これに対して「怒れない部分」が他人からの「優しい人だ」という風評に一役買っていると解釈するのが自然で、「優しい人だ」という風評はある意味皮肉（それぞれ各人にとって）なんだって事です。


>>�⇒イ靴�接してると言われる →「かと言って他人や社会との関係は良好ではない=敵に嫌と言ってやりたい」
>敵に嫌と言ってやりたいとは？

わかりやすくするために（深層心理の敵視）あえて敵と言葉を選んでいますが、自己の確立という自立感の不足からどうしても「わかりにくい人」になりがちで人間関係の歪み（誰なんだかよくわから無い人のまま小集団に参加すると、その小集団は自身の存在意義が不安定になる＝誰なんだかよくわから無いことが小集団の不安定要因になってしまう）から、結果としていじめを含む敵対関係を生みやすいって話の延長です。
一番最初の頃の早恵さんのレスの引用です
　↓
>はっきり物が言えないというのは人から命令された時に嫌とはっきり断れずにパシり扱いされることです。
わかりやすく言い換えると
「パシリ扱いする奴に、はっきりと嫌と言いたい」


>>��これは俺の勘違いだ。彼らの言葉には右往左往している場合じゃない。問題なのは親の人格にあるんであって、するとこいつはその勘違いの連鎖を生む俺個人の問題でもあるってことじゃねーか。このままじゃヤバイ、俺はここから抜け出せない」
>心の中ではなくて言葉に出して言うんですよね？実際言葉に出していうだけですよね？そう心の中から思えるようにしようとして自意識から心の中に言っても反発してしまいます。

それに近いです、
実際声に出して言うかはともかく、明快に「言葉にする」「できれば声に出す」と考えてください。
心の中に言うのじゃありません（それは内向）。
友人に向かって言うように「言葉にする」んです。


>>�ぅ船鵐團蕕�暴れるのをみてびっくりした と驚いた的解釈を利用してください。そう解釈をすることで恐怖感は後退します。
>第3者がいきなり怒鳴り声を聞いて驚いたって解釈でいいのでしょうか？
>でも親に怒られたらひたすら耳をふさいでこの状況が過ぎてくれることを思うだけでとても"驚いた"解釈はできなくなります。

チンピラの表現は、「親と思うから（神格化的誇大視があるので）怖い」のですから、親と思わなければ怖くない事の論証です。
つまり考えるべき事は「親じゃなければ怖くない」＝「親の言動単体（暴力の軽重は瑣末）には意味が無く、親が言った事に恐怖感が連想している」であって、「言われた事や内容や表現方法それ自体には怖い部分は無いんだ」という事がここで確認できますね。
怖いという連想は「神格化（しているのは自分）された親が言ったから」となります。
※「何を考える」って部分で言うなら、こういう過程を質問するのでなは無くじっくり時間をかけて考えてくださいって事です。

ぐるっと回って考えるなら、
「親が怖い」を助長しているのは自分自身って事になります。
結論目の前の本当の親は別段怖くなく、自分自身の内向きの心理がそれを怖く誇張して自分自身に認識させている。
つまり、最初から怖い事はどこにも存在していません。

「言葉にする」のだとしたら、
>でも親に怒られたらひたすら耳をふさいでこの状況が過ぎてくれることを思うだけで
「と感じてしまう自分の認識はおかしい」です。
最後に「と感じてしまう自分の認識はおかしい」と言葉にするんです。
その瞬間親への恐怖はナンセンスになります。


>>�ゴ靴譴燭蘋楜匐箸離丱ぅ箸鬚垢�
>情けないことに怠けてしまってるのと、人が怖くて働くことを逃げてしまいます。
>喫茶店で客の立場として物を言うことはできても自分が店員の立場だと客が怖いんです。

まず働く事それ自体は立派な事でも何でも無いので、それを怠けていると言うのはやめてください。
好き好んで「やっていない」と断言してください。自分自身の尊厳が毀損されるので、自意識の立場が弱体化されます。得をするのはそれに代わって主導権を握る自分自身の無意識（深層心理）だけです。
話を戻しますが、
「客の立場として物を言うことはできても自分が店員の立場だと客が怖い」
これは前にも説明しましたが、親の神格化からくる二次的認識「潜在意識に特権階級認知がある（他者への蔑視）」感があるためです。なので、本来自分より下層階級にあるべき他人が客としてあたかも店員より上位の立場にいることそのものが怖い（不快）だと。
私もここは段階的に説明しましたとおり、今の段階で一足飛びに接客業をする必要はありません。
自立的に考える自意識が安定してきてから（対人恐怖が和らいできてから）考えればいい事だからです、
注）「横暴な客」や「集団の客が怖い」というのは普遍的に合理的な認識なので対人恐怖とは関連ありません。


>�Δ△噺世に困譴討泙靴燭�、人と接するにしても昔から大人は大丈夫なんです。同世代が怖いんです。
>ただ大人でも職場の人は怖いです。
>うまく言えませんが、大人でも優しい人ばかりではないのですが、大人は何も言わない、考えて物を言ってくれる(表面的には本音を隠してるんでしょうが、子供だった私はそんな大人の隠してる本音までは見えないので優しく見えた)、同世代や職場の人は同じ目線、土俵に立つ人は遠慮なしに言ってくる。
>子供の時に大人は優しい、子供は遠慮しないからはっきり言うし、思いやりがないと言う風に思ってました。

これも簡単な事で、短くデ・コードすると
「自分に対し優しく配慮を持って接してくれないと、私は不快だ」と早恵さんは言っている事になります。
ここは前述の深層心理の特権階級意識との関連です。

又、ここには別の一面もあるんです（こちらの方が重要です）
『年上の大人の方が話しやすかった＝自意識の発達が実年齢より高い』
心理的な問題の発生しやすさの理由のひとつに「早熟」が挙げられます。
幼児期からかなりハイレベルの自意識（考える主体）を持っていると、親子関係等の問題も起きやすく（親からは”自分が内弁慶として恐れている他人みたいな口を利く”と見えて、子供が自分の不安に対する脅威として写ります）、その反動として抑圧傾向（内向化）が進むと、そもそもハイレベルに発達した自意識を抑圧するんですから、その強迫構造も大きな枠組みになるんです。結果的に後に自意識だけでは解決できない矛盾を構造化してしまう。
ですが、これはネガティブな事ばかりでは無いんです。
強迫的人格構造と対峙する上でも、頼りになるのは「自意識のパフォーマンス」となるので、その自意識がハイレベルである事はポジティブな事なですからね。


>>�А嵌深妖�に物を言わない」=「会話は必ず一拍置く」
>親に言われても言い返さないと言うことですよね？あと会話は一拍置くとはどういうことですか？

先ず「誤変換がありました」スイマセン。
上記では直しちゃいましたが、「一泊置く」ではなく「一拍置く」です。
どうにもパンチミスや誤変換が多い方なので、以後気をつけます。

そのまんまです。無条件に”一拍”置いてください。
ここは「考える時間を与えると、それだけで自意識が立ち上がる傾向がある」として前回説明しています。
何秒待つのかとか具体的な規則性はありません、
早恵さんなりに「一拍」おけばいいんです。
会話の時には必ず、考える時の典型的ポーズ「う〜ん・・」と言うのも手です。
極論何か考えるポーズをした以上、何か”独自の考えのある”答えを言わないと立場が無いですよね、それも狙いです。
自意識を立ち上げるためです。

>>�┰峪�に言い返すや聞き返すなどの行為を廃止する
>この後には他に何をしたらいいですか？

そこに答えはありません。早恵さんの自意識が勝手に答えを出します、
ここも無条件に「瞬時に言い返すや聞き返すなどの行為を廃止する」事が効果的だとう意味で、そのポイントは�Г傍鵑欧拭岼貲鐫屬�」と趣旨は同じです。それを徹底するために互いに補足する形で説明したものです。



>>��「時間を置いて自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」
>自意識で考えるのは何を考えたらいいのかわからないので結論が出ません。

これも答えにはなんの意味もありません。
ここまでの�，筬↓い紡緝修気譴襪茲Δ法△海譴六笋�答える事ではなく私のレスをヒントに早恵さんが考えて見つけなければならない答えなんです。（反射的に質問しない）「これってどういう意味だろう？」一週間ぐらいは余裕で考えられる筈です。
答えは重要じゃないんです。「考える事」それ自体が重要なんです。
「時間を置いて自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」
この説話は、「そんだけ考えたんだから、何か新しいアイデアのひとつぐらいはあるだろう」という想定で、”考えた挙句結果は同じだった”のだとしても反射的思いつきと、延々考えた挙句の答えは存在としてまるで別物です。

「何を考えたらいいのか」じゃないんです、
それは考えた上での答え？
それとも反射的にこうに決まっている（でなければ反射できない）という前提からきた反射？
それは自分なりの言葉（考えた？何を考えた結果？）かって、事柄をを認定するプロセス（考える過程）を重視するって意味ですよ。
考える事に悩む事等ある筈無いんです、全ての事象を「これは本当か？これでいいのか？」と考える事すら可能です。


>��あと、自分が変わると今の自分の存在や意識が消えてしまって死ぬ、永遠に消えると思ってしまいます。
>深層心理が怖がってるのに自意識で言い聞かせることで受け付けるんでしょうか？自分の頭では受け付けてもどうしてもかわる気がなしと思ってしまいます。

ここは、「神格化した親が消える→神が死ぬ→世界は終わりだ」の連想からきています。
そもそも「神様の概念」は他にありますから、それが親である筈ないんであって、
明快に「私バカじゃん」と笑ってください。
この切り替えしが重要なんです（深層心理から自意識が主導権を奪い返す）、
そのまんま内向きに考えると、深層心理の思う壺です。
ですから、そこに友人がいると思って考えればいいんです。
「あのさー、私深層心理で親を神格化しているんだよね、そんでその親がただの親だと思うと、世界が終わるってぐらい寂しい気持ちで」
これ容易に言えませんよね。目の前に友人がいたら冗談にするしか手はありません、
「なんてねっ、私バカじゃん（笑」
外向きの「言葉にする」んです。


>無意識の心理を根本から変えるのではなくて無意識の心理が自意識の領域に干渉させないようにするということですか？

現在の無意識には、自意識を抑圧するため”だけ”の強迫的部分があります。
言うならこの強迫的部分（それ以外の無意識は日常生活の上でも必要なものです、これは相当の修行や荒行でもしない限り決して壊れません）、は「一種の捏造人格」で、簡単に言えば”自分の偽者”です。”影武者”と言ってもいいかもしれません。
そして、その捏造人格は、本来なら自意識が登場する局面（自意識マター）を自由に自意識主導の思考に任せる事のできないようにこれに干渉すます。「考える」という行為に「こうに決まっているんだから考える必要は無い」「こんなに怖いのだから考える事自体無理」とか「考えるなんてばかばかしくてつかれる」とか「考えたって意味無い」とか「どうせつまらない答えに決まっている」とか、「そもそもこういう話はインチキで考える必要は無い」等の形で干渉します。
ここで、きちっと「これは自意識マターなので考える」と線を引く事で、偽者が登場する場面を無くするんです。登場の必要の無い仮想自意識のような偽者の（欺瞞的）人格は「根本的に必要性が無いので」解体（連想の形の論理性や現実とのリンク（決まっている）が解除される）されていきます。

つまり、内向的問題とは「自意識マター（外向性）の問題を、内向性（無意識的偽者の人格が次々と生まれる）で対処している事で、徐々に本来の自意識の自由度が無意識の干渉（内向的思考に引っ張り込もうと）で失われてしまう」と言い換えても間違いではないでしょう。

>>��「あと確認したいのですが、･･･」前のレス最後のくだり
>ごめんなさい、どういう意味でしょうか？

あの事例は、反射的な質問には意味が無く（そのような案件は「わからない」を動機に考え続けて自分なりの答えを模索する「自意識マター」であるって意味です。そもそもそこで考えずに質問すればレスによって刺激を受けている自意識を黙らせて仮想人格で対応させる事でレスそのものを無力化させることができ、これを繰返せば何を私が答えても無限にそれを仮想人格で質問を返す事で”無し”にできてしまうからです）、何らかの考える過程を踏んだ今回の質問で言えば��と�い剖瓩な薫狼い�返信のスタンスとして必要ですよって、投げかけです。
つまり、返信の雛型として「こういう返信の形になるのが自然な筈ですよ」と、無意識的対応の抑制のために話した事例になります。
「自意識マターですよ」というメッセージです、
805 返信 Re:個別に答えます 早恵 2007/08/24 17:19
>ひどいことを言われても"怒れず"
"怒れず"の理由は自分自身にある他人に対しての恐怖や不安からということですか？

>チンピラが暴れるのを見てびっくりした的解釈をしてください。そうすることで恐怖感は後退します。
"驚いた"的解釈がなかなか理解ができないんですが、"親が怒っている"ではなくて"知らない他人が急に怒り出して驚いた"という感覚でいいのでしょうか？

でも親に部屋まで入りこまれて叩かれた時やその直後には恐怖や怒りから｢〜と感じてしまう自分はおかしい｣や「これは自分の勘違いだ」と考える余裕がないです。
しばらくして落ち着いてからその言葉を口に出してもいいのでしょうか？

>親と思うから怖い
誰でも親であろうと他人であろうと叩く人や怒鳴る人は怖いんじゃないですか？
私の中では「親だから」ではなくて｢怒鳴る、叩く｣から怖いと感じています。
kagewariさんのおっしゃることを否定してるのではないですけど自分の中でそう感じてるんです。納得できないんです。
私が自覚してないだけなんでしょうか？

>幼児の頃からハイレベルな意識(考える主体)を持っている
ハイレベルな意識とは？なぜそんな意識を持っているのでしょうか？

>瞬時に言い返すや聞き返すなどの行為を廃止する
聞き返すってどういう時ですか？
自意識を立ち上げるために考えるって未だにわからないです。
親が何してきても相手にせずに大人になることということでしょうか？

>あの事例は反射的な・・
から最後の方にかけての文もなかなか理解しづらくて、私は理解力に乏しいんですね・・・。

最後に「これは自分の勘違いだ」と怒った時や不安な時に言うと頭がかきむしられるというのか心の中がパニックになるというのかそういう状態になってしまうのですが。
806 返信 Re:個別に答えます 早恵 2007/08/25 14:03
上の文、失礼しました。kagewariさんのおっしゃることを否定したり非難してたつもりではないんです。
文章を読んでるうちに頭がパンクしてパニックになってました。すみません。
他の人が分かるような理論も何回も聞かないとわからないんです。理解力がないせいもあるんですが、どこかで分かろうとしない、考えるのが面倒、だるいという感じになってしまいます。
何にしてもそうです。勉強も家事も同じようになってしまいます。
kagewariさんがアドバイスをくださった文を後から読んでたんですが、何回か続けてるとだるくなってしまいます。考えるのも嫌になってしまいます。(失礼な言い方になってしまってすみません)
トイレや起き上がる、ご飯を食べるのですら面倒になるんです。
要するに面倒臭がり、長続きしないということです。
kagewariさんのおっしゃってることの理論を私がどこかで考えないように、わざと理解することを拒否してるんでしょうか？
807 返信 Re:心配ありませんよ kagewari 2007/08/25 14:07
では前回の質問に個別に答えます。

＜ここから返信＞
とても話が整理されて内容がはっきりしてきましたね
今回も番号を付けて返信します。

>>�，劼匹い海箸鮓世錣譴討�"怒れず"
>"怒れず"の理由は自分自身にある他人に対しての恐怖や不安からということですか？

ほとんどそういって構わないんですが、微妙に違うところもあるんです。以下の口語調テキストを先ず読んでみてください。

A「それは違うと思います。常識では考えられません」
B「なにやってるんだよお前。そこ昨日説明しただろ」

A「いけないことです、悪いと思います」
B「今度やってみろ、俺が許さネー」

A「どうしてそんな事するんですか」
B「テメー喧嘩売ってるのか、もういっぺんいってみろ」

A「やめてください、これはおかしい」
B（殴りかかる）

前者は怒れていませんよね？これって”抗議”のレベルです。
後者は明らかに怒っていますよね、
何が違うのか？
後者には主体的に外向する自分を持っていて、その自分の尊厳を守るためという動機形成によって発言しているんです。

つまり”怒る”って言動は、主体的に外向する自分という守るべき尊厳を前提にしないと構造的に形にならないんですよ。
内向的な人格傾向にはヒステリックに興奮する現象や反射的な反発は起こりえても、ロジカルな怒りにはならない。
何故って答えは簡単です、怒りとは『攻撃＝能動＝外向＝ポジティブ（自己の尊厳）』という概念の世界にある現象だからです。
内向する自我には起こり得ないんです。

ここで「じゃあ何故同じ内弁慶な親は私に怒れるのか？」不思議に思うでしょう。
この理由も簡単なんです、
「親属性を意識している時、自分の子供というのは自分の所有物同様その人の内向世界の一部（なので子供の個人的実存を認識していない。極端に言うなら子供の個体差すら認知していない）」だからで、一種の自己嫌悪的自己愛の延長（極論「何やっているんだよ僕はー！」と自分の頭を殴打する代わりに、自分の子供を殴っているるようなもので、構造としては興奮して子供を殴っている時に、自分の子供が誰なんだかもはっきりとした自覚すら無い）として発現可能だからです。

>>�▲船鵐團蕕�暴れるのを見てびっくりした的解釈をしてください。そう>することで恐怖感は後退します。
"驚いた"的解釈がなかなか理解ができないんですが、"親が怒っている"ではなくて"知らない他人が急に怒り出して驚いた"という感覚でいいのでしょうか？

まったくそのとおりです。
何故なら、親の話は「理解不能な事（早恵さんの表現だと：間違っているとわかっている事）を押し付けている」のですから、何か自分に対してそれを言われる事にこちら側から見ると何ら根拠が無い。
つまり、通りがかりのチンピラがサラリーマンに因縁つけているのと構造は同じですから。
「根拠が無い＝予測できない＝びっくりする」って連想です。

>��でも親に部屋まで入りこまれて叩かれた時やその直後には恐怖や怒りから 〜と感じてしまう自分はおかしい や「これは自分の勘違いだ」と考える余裕がないです。
>しばらくして落ち着いてからその言葉を口に出してもいいのでしょうか？

落ち着いてからで構いません、
一種のおまじないとして、携帯に市役所なんかの番号を登録してその度に登録画面を呼び出してみるのも効果あると思います。
「これは担当の人に相談しないと、本来警察マターかもな」と、
それが傷害や家庭内暴力と認められる時、これ立派な犯罪ですから市民として早恵さんには公的な意味での通報義務があります。

そして、ここで異様に怯えている現象は「自分の勘違いだ＝本来とっとと役所に相談すべきところだ、或いは近所の人に仲裁を求めるのが本当だ」です＝「異様に怯える必要は無く、この対処を考えよう」。
そこで考えた結論として、これを本当に役所に相談する事も有意義です。
（プライヴァシーの保持や『軽率に介入しない事』等きちっと希望を伝えれば相談しただけで大事になるなんて心配もありません。一度話しだけでもしておく事で、対処可能な切り札を手に入れる事になりますから心理的にも相当余裕が生まれますし、身の危険を感じるようならケースバイケースでしょうが保護を依頼する事も可能です）

「どうやって役所に相談しようか？」真剣に考える。
■上記の状態は既に極端に怯えている人じゃありませんね。


>>�た討隼廚Δ�ら怖い
>誰でも親であろうと他人であろうと叩く人や怒鳴る人は怖いんじゃないですか？
>私の中では「親だから」ではなくて 怒鳴る、叩く から怖いと感じています。

これは実質的な恐怖で、不安ではないんです。
この実質的な恐怖と不安の違いですが、
恐怖とは対処するべき情報です。
火事に備える、暴力団の脅しに備える、不良のオヤジ狩りに備える、上司の叱責に備える、そこの対処の方法で個性が発揮されます。
恐ろしいばかりじゃ何も解決しませんし、本来恐怖というストレス（情報）は、自意識に考えて何らかの対処を求めるためにある感情ですから。そのまま放置されたり、なんら解決の糸口が無いという事は在り得ません。
しかし、『不安』は違います。
何か起きるのか？今度はもっと大変な事が？どうしたらいいのかさっぱりわからない？
これが不安です。

毎日なんちゃら通りを歩くと、そこの住人に殴られる。
これ対処可能ですよね？
殴られる事が100％わかっていても、下手すると面白がる余裕もあるでしょう、予測可能範囲の恐怖は不安に結びつきません。
だから「ジェットコースター」や「恐怖映画」が”娯楽”なんです。
重要なポイントは予測可能性であったり「怖いだけで自分には本来関連が無い」という認知によって恐怖が娯楽に関連されている。

親が暴力を振るうのは100％予測できるのに何故不安系になるのか？
ここには、親の神格化でも説明したように「リミッター（予測）が外れた誇張的解釈」が織り込まれているため、（神の逆鱗に触れるかのような）予測できるのに「常に予測を超えるかも知れない」というある意味自己愛的願望（神格化の証明）によってこれは結果予測不能→不安系化するんです。

『日本バンタム級チャンピオン』
怖くはありません、むしろヒーローですが、彼は殴るプロです。
■『酷いことを言われる経緯が問題』ですよね、
これまったく同じです、
■『殴られる経緯が問題』ですよね。
（誰が誰をどんな理由で）
さあこの日本一のハードパンチャーな殴られるとします、
「なななあんでも私にできる事ならやります、へぇーー何がご希望ですか。てか、一体何故私をお選びでさぁなんでもおっしゃってください。な、なんですかーー」
自意識はひっちゃきになって対応しようとしますよね？
怯えて何も出来なくなるどころか逃れようと必死で大忙しです。
それが「ボクシングの試合だとしたら？」
「私はプロどころかボクサーではありません」で終わりです。

又、性倒錯の世界には「サド・マゾ（SM）」なる世界があります。
この場合怒鳴られたり叩かれたりする事が明快に快感で、
日本では一般的じゃないですが、宗教的な意味合いでも非常に親の躾が厳しい欧米では、『親が子供を叱る仕草』が独自のジャンルを確立するほど性的快感行動として存在しています。
（内向化した性的衝動が親子関係をモチーフにするまで退行している事例：性的趣味の場合もあるので必ずしも100％退行とは言えない）

殴るひとつとっても様々な世界が”考えられる”わけで、そこに一律の解釈は本来在り得ません。
そこにあるのは『経緯が問題』って解釈の（考える）部分です。
>叩く人や怒鳴る人は怖い
”いかにも短いセンテンスのリンクやフラグ（言い切りや決め付け）”ですよね。これは無意識的ロジック（強迫）の証明です。ここ後述で詳しく論じています。

>��kagewariさんのおっしゃることを否定してるのではないですけど自分の中でそう感じてるんです。納得できないんです。
>私が自覚してないだけなんでしょうか？

いえ、いきなり納得できたら大変なんですよ（笑
自我の『防衛や抵抗』がある事は、ここでは折込済みです。
その抵抗があるから強迫構造を成しているんであって、スムーズに納得できていなるなら早恵さんいは元々悩みが無い事になってしまいます。
私が対処しているのは、早恵さんの無意識的な強迫の主体となっている仮想人格であって、
どんなに鉄板の論理構造でそれを証明しても、必ずどこかしかが拒否される事は事前に予想しています。
そして、自意識は内向化によって慢性的に「蚊帳の外」ですから拒否の”自覚が無い”事も当然です。
強迫下になると、自意識には「たとえそれが理路整然として筋の通った話であっても」それを認定する権限自体を許されていないからです。

ですから、こういった話は質問と返信というその都度の反復では一度に解決しません。
「それが違う感じがする」の答えは、一ヵ月後まで考えて結論を待つぐらいの時間を要するんです。
（有料メールのプロファイリング等の目的は、その後考えるための分析を行うもので、その瞬間解決する事を意図していません）
前回の返信に書きましたが「一拍置く」これ掲示板のレスで言うなら「返信は必ず3日間は感覚を空ける」と解釈してもいいワケです。
そしてたとえ自信が無くても、自分なりの答えをみつければ「ひとまずその疑問は質問せず（これは1ヵ月考えるとして）」的にもっていけば今回の質問は�´Ν�だけになっても不思議ではありません。

つまり、どんなに整合性のある返信をしても「納得がいかない」という感覚が瞬間に消える事は在り得ないのです。
これは理論的にそうなのであって、質問と返信という技術的な問題ではないんです（或いは読み手の読解力の問題でも無い）。

たとえて言うなら、
「私」という題名の小説を書いているようなものです。
私の返信は、その小説を書くにあたっての”構成”を提案する事で、心理学はオカルトでも宗教でもありませんから、その返信とは題材に近いものになります。（カウンセリングとはその創作活動の進捗を確認する作業）
一日で長編小説は書けませんよね？
そして、何を書けばいいのか答えを”構成”を提供する担当が全部書いてしまうなんて事もナンセンスです。書くのは早恵さんですから。
なんとなくニュアンスでわかりませんか？
さて「私」って題の小説を”書こう”って時に
「何を書けばいのかわかりません」
と、質問する事は取り組もうとしている構造全体を”無し”にするぐらい（無意識の意図はそこにある）破壊的な”質問”になるって事です。

「私」って小説の意図は、自意識マターの確認と自意識マターである事の宣誓です。つまり無意識の干渉を受けないでそれが書ける事を自分自身に宣言する行為で、
一見私小説かと思うと内向しているように思えますが、題名は「私の夢」じゃありませんから（笑
これは「最大級の（外向きの）履歴書＝自己紹介」という意味であって、抑圧されている自意識の肖像を取り戻す行為になります。
ですから、書き上げるのに2週間の人もいるでしょうし、数年かかる人もいます。それを決めるのも自分自身なんだと（或いはその人の個性）言えるでしょう。ですから無理は禁物です、


>>�ν鳥�の頃からハイレベルな意識(考える主体)を持っている
>ハイレベルな意識とは？なぜそんな意識を持っているのでしょうか？

動物行動学的に100％実証されている事では無いんですが（何せ進化以前の人類のサンプルが無い）、人間にはサルの本能とでも言うべき様々な行動があります。幼児の原始歩行（生まれた直後から歩こうとする）や幼児の原始水泳（たいがいの幼児は生まれた直後から泳げるという説もあります）、人間も動物ですから直立歩行の弊害で未熟児出産となる前は馬やネコや他のサルのように、生まれた直後から一年ほどで「もう成人」であった時代からそう年月経って無いんです。
今の未熟児出産の形態（厳密に言うと幼児化：ネオテニー→体毛までサルの幼児のまま成長が止まり退化したという説もあります）が本能レベルに定着するのに後数万年かかってもおかいしくないんであって、

つまりですね、3歳児程度でサル的大人として独立し親離れしてしまっても何ら非現実的な話じゃないんですよ。十分立って歩けますから、
そのまま「山で自給自足」みたいな、

子供を子供の概念で縛る行為は広義で解釈すると「文明による”種としてのある特定のサル”に対する虐待」とも取れる行為で、
教育というのは、その虐待に対する賠償と考える事さえできます。
（※これは極論で過激に解釈すればの話ですよ）
そもそも、サルに親子の概念等無く（動物の場合近親交配を避けるために定期的にボスが交代したり同じ群れに残るのはオスやメスの一方）、家族意識なるものが特別優れた進化と関連があるのでもありません。
動物としてはイルカやクジラ、オルカ（人間の脳よりポテンシャルは上の説もある）の方が進化の構造は上位じゃないかとの説もあるぐらいですから。

つまり前回のお話「三つ子の魂」には、実存主義的個人の可能性（誰かの子供である等の属性から完全に独立している個としての実存）が含まれていて、
単に「お母さん、お父さん」を単語の呼称に過ぎないという程度の認知の状態である場合、その外向的意識は家族意識等から完全に独立したものであると言えます。

つまり、早熟の背景には「既に半分個として独立しちゃっている」事が在り得るんですよ。極端な話「6歳にして既に親離れしていて立派な大人の原形が完成している」のように、
こうなると自意識の構造はかなりハイレベルに進んでいて、その実存が「あまりにも大人（他人）のようなので、親の不安感を極端に刺激している」ってリスクに繋がるんですよね。
ここには表と裏があって、「親としての自分に不安を持っている人物に飼育されているため＝幼児期に納得のいく親の権威性をスキンシップで刷り込めない」、子供の自立性が自由に伸びるとも言えるワケです。

皮肉な事に、その自由に伸びる自立性が親としての自分に不安感を持っている彼らを不安にさせ、虐待とも言える行動を刺激してしまう。

しかし、そこには共同幻想（常識の概念）的一般化のようなカテゴリーで自然に社会適応する人物に比較して、より強い自主性を発揮する可能性は高いんです。

>>�Ы峪�に言い返すや聞き返すなどの行為を廃止する
>聞き返すってどういう時ですか？
>自意識を立ち上げるために考えるって未だにわからないです。
>親が何してきても相手にせずに大人になることということでしょうか？

「どうしてですか？」と質問する事です。
親との言い合いで考えるなら
「なんで！」のような表現ですね、
理由はあるに決まっていて、同時に関係者は無意識でその質問に答える自覚が無い（能力が無い）、或いは関係者が早恵さんの人物像を誤解していて答えを聞いても別人に対する理由（身に覚えが無い）だったりするので、こちら側から「ははーこういう理由なんだな」と考えない限り意味が無いならです。

簡単に説明すると
学校の教室のコントなんかによく登場するシーンですが
○「えーっ、そこで1893年に、こらっ！」とチョークを投げる
これ対人関係になれている人物にはおおよそ表情をみただけでわかるんですが、自意識立ち上がっている顔と、無意識状態で遠くに行っている顔これわかるわけです。
自意識が立ち上がっているというのは、興味のある科目や自分の野心がかかっている仕事に集中して俄然戦う姿勢になっている表情の事で、
「自分には何ができるか？今何を憶えたいのか?或いは何を企んでどんな利益をあげるのか？」に夢中の状態です。
頭の中は様々な思考が飛び交っている状態ですね。

又大人になる事と親は何ら関係ありません。
親の関連性と言えば、正常に反抗期を迎えて子供を独立させる（リリースさせて他人として親離れさせる）事で、そこから大人になるのは個人的活動（友人関係や個人的趣味等）になるので、これに親は何ら関与しません。同じ家族という企業を運営している関係上経済的な利害関係は残るにしても、そこに残るのは”血縁”とう”縁”であって「いやー昔親子関係でしたね、その証拠に今でもお父さんとか呼んでますね」みたいな大人同士の関係で再構築されるのが通常です。
（一度他人同士になっているのがポイント）

>>�┐△了�例は反射的な・・
>から最後の方にかけての文もなかなか理解しづらくて、私は理解力に乏しいんですね・・・。

いえ、そんな事は無いんですよ。
そしてそのようには”考えない”でください（笑
これは構造的なものなんです。
むしろ今の段階だと予定されていると言ってもおかしくありません。
私が返信しているのも前回書きましたが、一週間ぐらい考えた後に（ですから掲示板の返信が一週間後ぐらいでもちょうどいいんです）「こうじゃないのか」のような形で、のように”考えて”書いている部分もあります。
ここの一部も既出ですが、
自意識が断片的に立ち上がっている状態（無意識の前例反復型の仮想人格から干渉されている）だと、当然理解力のパフォーマンスも断片的にならざるを得ないんですよ。
簡単に言えば集中力の持続ができない、
「あ、そう」「べつに」「なんで」「どうして」「ちがいます」「いやだ」「いんじゃない」「しらない」「はいそうですか」「えー」「そんなー」「くどい」「うざい」「きもい」「何が？」「ふつう」非常に短いセンテンスですよね？
つまり、前例主義的反復型の仮想人格（実体は無意識）っていうのは、二言三言ぐらいのセンテンスしか扱えないほどパフォーマンスが低いんです。
ただこの人格が自意識マターに干渉できるのは、無意識の背後に特権階級的道徳意識（「ダメ」「悪い」「善い」「やれ」等）が控えているからで、自意識を拘束する強制力だけは非常に強いのがやっかいなところです。
※ギリシャ哲学に、哲学の初歩として「先ず自らの常識を疑え」という言葉があるのはこの抑圧から解放されて自由に自意識を考えさせるため。

ですから今の状態はロジカルな認知として早恵さんのベストじゃ無いと、これは確実ですから。
自意識の立ち上がる内容によって、劇的に変化してもおかしくないんです。ここで焦っても仕方が無いので、あまりその点を気にしないでください。

>��最後に「これは自分の勘違いだ」と怒った時や不安な時に言うと頭がかきむしられるというのか心の中がパニックになるというのかそういう状態になってしまうのですが。

パニックだとか、ヒステリックだとかの現象は珍しくありません。
というか自然なんです、
デパートで迷子になった幼児が「怒りながら泣いている」のと心象風景や心理的な時制は同じですから。
これもあまり気に止めないでください、
「随分忙しいな自分」ぐらいに軽く考えても大丈夫なところです。
ここを気にすると無意識にとって最も都合のいい自意識の脅迫（強迫）材料になりますから（自意識はひっこんでろや的な）、気にしても得する事は何にもありません。

■対抗策もあります。
『心の中がパニック』
そんな時には「迷わず腕立て伏せと腹筋（回数は適当でもいいです）」ですよ、苦手なら「ヒンズースクワット」でも構いません。
筋力トレーニングはそのほとんどが自意識命令を必要とするポジティヴで外向きの行動なので、「１、２、３、４、５、６、７、」と数える自意識が、パニックで自意識を抑圧しようとする力を跳ね返します。
体力も向上して健康になりますから一石二鳥です。

先ずもって重要な事は、「もっていきようによってはどうにかなる。どうにかならないものは今後の課題って事で、」ぐらいに気楽に考えておく事です。
”不安”と対峙するのですから最大のカウンター（武器）は”リラックスや安心”です。ワリといい加減な根拠でリラックスできればそれが「手軽で適当なほど」既に勝ったようなものです。
808 返信 Re:心配ありませんよ 早恵 2007/08/28 13:43
初級状態:「親の言うとこは正しくてそのことを聞くことでほめられたり嬉しいことがある」→親の強迫的要求を子供は本気で否定できず、そうしなくちゃいけないのじゃないか？とすら思ってしまう。→道徳的な偏り→その要求自体が始めめから意味不明で不条理だから、子供として自ら率先してやろうと思うことは非常に難しい。精神的葛藤(するべきかしないべきか結論が出ない構造)が出来上がる

→親が極端で不可解であるほど「どのくらいの幅か(歩どまりのようなもの)」想定できないので、まず「この極端な傾向化を正当化せざるを得ない」(親を肯定化しないと幼児は餓死してしまう)→親の神格化(神格化でもしない限り、このとんでもないあたかも正当であるような勘違いな人物を肯定することは不可能)
→深層心理では自分は神の子→他人に対する不信=他人への軽蔑や敵視の原因

◆親を神格化→自立する=神格化された親の寵愛を受ける地位を失う→親離れができない→独立する自分のイメージが持てない→親に依存して自分で考えてこなかったので自意識で考えて事実関係を捉える力が弱い→誤解ばかりする→１人の大人として考えるだけで不安になる=他人が怖いのではなくて最初から自分に自立的に考える力が弱い(親への依存)

今までのをまとめたんですけどこういう流れでいいんでしょうか？

�，瞭盡�的な人格傾向の原因は◆の部分になるんでしょうか？
だから他人に怒れない、不安や恐怖に感じるんでしょうか。未だによその子供までが怖く感じてしまうのも◆の部分から来るんでしょうか？

>一種の自己嫌悪的自己愛の延長
親の道徳心を無理矢理押し付けられ、それを正面からぶつかることがなく従った。その結果、それに失うことで自分の美意識が抑圧されて失われた→「僕は何やってるんだ」

>自分の殴打する代わりに子供を殴る
親が自分の子供を通じて自分の子供の時の姿が映った。そして自分の子供(子供の時の自分)に「僕は何やってるんだ」と殴った。
彼にはその時のことで頭が一杯になっていて自分の子供が見えてない状態。
ってことですよね？

なぜ子供に当たるのでしょうか？なぜそれが子供を怒れる理由と繋がるのか？

内弁慶な親が自分の子供に当たれるのは彼が子供の時に彼の親から「親は子供の所有物」「無理な道徳心」を強引に押し付けてきた。
その親の姿を正当化して神格化し、自分の道徳心として刷り込まれたからですか？
あと、自分の子供だから、家族の絆は深いから許してくれるという思いからもあるとも思うのですがどうなんでしょう？

��DVまではいかないので役所などに相談するほどではないんですけど相談した方がいいのでしょうか？

��>叩く人や怒鳴る人は怖い
親を神格化しているために叩く人や怒鳴る人を見て、親の姿や昔のことを思い出してしまい、怖いと思ってしまうのでしょうか？
あとプロボクサーの例えはどういう意味ですか？

�ゼ�意識マターというのは今の人格や感情を抑えこむというか奥の方へ追放して表に出さないということでしょうか？
今の人格自体を破壊しないと解決しないように思うのですが。

��>親としての自分に不安を持っている人物に飼育されているため=幼児期に納得のいく親の権威制をスキンシップで刷り込めない

親としての自分に不安を持っている人物に飼育されているために親に対して不安を感じて信用できないため、自分が自立して生活しようとしているということなんでしょうか？

794レス
>親が認めるような人物になりたい=現在でも親ともめている=自分に自信が持てない
親が認めるような人物になりたい→「神格化した親に認められたい｣ってことですよね？
"現在でも親ともめている"、"自分に自信が持てない"というのは？

他人に不安になるのは親との関係がうまくいかないことで、迷子が不安になるような心理になるからですよね。
背景には親の神格化とありました。
迷子の子供が不安になるような心理は分かります。親の神格化とはどうつながるのでしょうか？

>"自分は神格化した親の子供で無限の愛で愛されるはずなのに"のような自己愛的陶酔感を原形に"落ち込んだり"、悲劇の主人公的"自傷行為"が行われたりする。
なぜ愛してくれなかったの？親を肯定して親に受け入れられるようにしたのになぜ守ってくれなかったの？という心理からでしょうか？

あとどこのレスだったか、「親を神格化したら自分を愛してくれる」
みたいに書いてた部分があったと思うのですが、｢親の言う通りにしたら愛してくれる｣ということなんでしょうか？
809 返信 ザックリとまとめて返信しますね。 kagewari 2007/08/29 11:01
>「全体的な流れ」

おおかたそのとおりです。
微妙なニュアンスに違いはありますが、早恵さんは心理学の理論について研究しているはワケじゃないですからね（笑
これぐらいの流れで認知されていてば十分です、

むしろここに登場する”親”という呼称や、彼らの行為等が具体名称となって”私の場合どうだったのだろうか”としてこの流れにのっとった思考が続けば関連性は（事実だけに）より鮮明にわかりやすくなっていきます。

各論
>�”坩造箒寡櫃砲弔い�

ここも早恵さんの認識でOKです。
「神様のバチがあたる」じゃないですが、敬虔なカソリックやモスリム教徒が日常でも宗教的戒律を尊重するのと構造は同じです。
早恵さんの場合は、尊重ではなく「強迫・拘束されている」となりますが。

子供までが怖く感じる一因は、いまだに早恵さんの精神年齢（前意識として自意識を抑圧する無意識的仮想人格の年齢）は、彼ら（幼児）と同世代だからですよ。
そして、子供って奴が時に生意気で不愉快な奴らであるのは、強迫と関係無く事実です（笑
理由は簡単です、第一次反抗期が始まっていると、「立って歩く事や言葉を話すこともできないという屈辱的無力感から脱却し、僕だって一人前の人間なのだという反抗」が著しいですから、そりゃナチュで子供が不愉快な時期ってあります。

又そんな個人としての自立心が旺盛な振る舞いが、内向的である早恵さんの現行意識を脅かしている（気に障る）側面もあるかもしれません。

>�⊃討遼塾呂砲弔い�
>>自分の殴打する代わりに子供を殴る
>なぜ子供に当たるのでしょうか？

ここは本文で説明されている筈ですから、もう一度読んでみてください。私は、それが何故なのか根拠の提示もなく話を進める事はありませんからその理由は必ず説明されています。

補足して説明するとしますと、
『親の立場になって考えてみてください。』
子供時代にママゴトってやりますよね？
男の子でもカッコいいヒーロー的職業に憧れたり。
ママゴトで想像されている妄想家族イメージってこれ内向的思考なんですよ。
わかります？
幼児のママゴトの延長で親やっている場合（自我の時制は幼児のまま）、
その構成員（子供やペット等）は、彼ら（ママゴトする幼児：親）の内面的妄想世界の実体化であって、ほとんどヴァーチャルリアリティー程度なんですよ。つまり家族は親にとっていつでも自分の内面の仮想空間と互換が効くんです。＝内向的世界、
（※家庭に篭った主婦が育児ノイローゼになり易いのもこれが原因です。家庭に篭って子育て専念ってのが心理的に内向的鬱と似た構造になりやすいんです。）
ママゴトで作った「はーい○○ちゃん（自分で捏造）」と、自分の子供（個々の尊厳のある：基本は他人）がゴチャになっているというか、
正直その区別ができない。
自分が”親”という権威的属性（神格化されている属性＝親に自らなった興奮）になっている興奮もあって、「家族の前では（泥酔している時のように）我を失う」リスクってのが”親属性”そのものにあるんですよ。

これ”芸能人”って属性にたとえればわかりやすいでしょう。
実際は芸能だって単なる職業に過ぎないんですが、随分と神格化もされますよね。特にスターのおっかけなんかしていると、
その”芸能人”に自らなっちゃたら？常軌を逸脱するのもそりゃありえるでしょう。「こんな人じゃなかった」みたいな。

>��親の暴力（２）
「”通報するべきかを”相談してみる」ってのも手だと思いますよ。
とにかく第三者の関与を想定する事はとても効果的なので、考えてみるといいと思います。
ただ、彼らに安易に実際に親に聞きを行う等関与させると（ぶっちゃけ彼ら素人なので）、問題は悪化する事もあります。
彼らが”使える”のは、逮捕監禁起訴という強制力と、自分自身の”保護”を依頼する場合で、そういった強制力を必要とする局面までは相談に留めて彼らには安易に関与させない方がいいでしょう。
相談するだけでも、十分に”第三者の関与”という構造は成立します。

ここは”楽な方”で考えたらいいと思いますよ。
役所に電話して「家庭内での暴力とか相談する部署はどこですか？」と、その番号を控えるだけでもかなり効果ある筈です。

>�げイ訖�

ここも概ね早恵さんの解釈で正しいです。
早恵さんの想像の世界での「殴る」って言葉ですら、もう既に神格化された親の姿が投影されちゃっていて、「殴る」って単語の意味を認知する部分ですら正確性を欠いている（勘違いがある）という証明です。

プロボクサーの事例は、
「本当に殴る行為が単体として恐怖や不安を呼び覚ます」のだとしたら、その殴る行為の”内容”＝殴るパワーに結果は依存しなければならない。つまり、「プロボクサーが怖くて眠れません」になってなきゃいけないって事です。
実際日本で最もハードパンチで殴る人である、ボクサーは通常ヒーローですから。

つまり早恵さんの「殴る」という言葉に対する反応は、既にその時点で親の投影がかかっている言語になっていて、”象徴化（＜神格化）”されている証明であると。

>�ゼ�意識マター

ここは解釈違います、
無意識的な仮想人格（”前意識”と呼ぶ場合もあります）は、人格に必要不可欠な存在なんです。
「考えなくても前例主義の反復を保守主義のように実行する意思」
つまり、運転や、通勤、立ち食い蕎麦での食事、反復性のある仕事、既に何を作るのか決まった後の家庭内料理、歩行、団扇で風を送る、服を着る、服を脱ぐ、トイレでの活動、歯磨き等朝の活動等々日常生活のルーチンワークはこの仮想意識の専門です。
余計な事を自意識が考えて、ヒューマンエラーが起きるといけませんから、繰り返しや反復復元が求められる行為は「無意識マター」なワケです。

しかし
「運転：無意識マター」→ふと地図を見て確認→「自意識マター」
「昼休みに友達と喫茶店へ：無意識マター」→店内に到着見慣れないメニューを発見→「自意識マター」
というように、これは瞬時に切り替わる事が想定されていて、無意識マターの時にも目の端で休止中の自意識はこれをモニターしていると考ていいでしょう。
出番がくるとサクッとログインユーザを切り替えるように「え、何何？」なんてキーワードによって自分で自意識を呼び出します。

そもそも前頭葉全開（CPU100％）で思考する自意識がそんな頻繁に出張ると、人間も疲れちゃうワケですよ。
実際私も返信を書いている時にはパフォーマンス限界フルパワーだぐらい思考していますから、脳の血中糖度の不足を感じて甘い飲み物を欲しくなったりします。「脳内の糖分が足りない」みたいに、
”南国でのバカンス”が普遍的ともいえる楽園イメージなのは、自意識の完全休止を意味しているからで、ともかく自意識マターが疲れる事であるのは事実なんですね。
しかし、そこで発揮されるパフォーマンスが自分自身の潜在的な力そのものですから、これが”生命の実存”と深く関わっているのも事実です。局面局面で判断する主体として登場する意識の事ですから。

やっかいなのは、仮想的な前意識が「自分を自意識だと思っている状態」で固着し、自由な自意識に「自意識マター」がリリースされないところにあるんです（親が「あんたは黙ってなさい」と言うように、道徳を背景に前意識が自意識を抑圧して登場させない、自分なんか引っ込んでいたほうがいんだようにふてくされて登場しない等）。
（「自意識過剰」という言葉で語られている自意識は、現実との接点を前意識の抑圧で失った内向的自意識の事。自意識マターで活動できない自意識が外向であるべきパフォーマンスを内向的落ち込む理由探しなんかに活動している状態。「自意識マター」で自意識を使っていないと欲求不満になるって事です）

しかしですね、
前例主義的仮想人格（前意識）のレーゾンテートルって「頻繁に繰返す」ところにあるんですよ。
つまり、繰返す事がその正当性や存立意義そのものです。
ですから、この繰り返しのサイクルをですね
予め「あー、これは自分の勘違いだから」等のキーワードによってその気勢を削いで、自意識マターとして取り戻す過程を踏むと、
「反復性を失うので勝手に実存できなくなる」んです。
簡単に消えるのでは無いですが、自意識から見ると「自分の状態の悪い時の考え」とか「それは”いつもの”思い過ごし」とか「わるい癖」とか認識されますが、自我を強迫したり拘束する力を完全に失います。

その後、完全に消えていない無意識的発想が間違って支配的になるケースは。「仕事で酷く疲れている時」等、自意識が疲弊して自意識マターそのものに対応する力を失っている場合になるので、
これは健康管理じゃないですが、自分自身でも対処可能な範囲って事です。

無意識領域に抑圧されている自意識をサルベージする事で、自意識マターの確立にもなり、同時に仮想人格としての前意識を後退させ反復性の欠如から同時にその存在的位置関係を実効力の無いものへ還元できる事になります。

>��親と子供

>親に対して不安を感じて信用できないため、自分が自立して生活しようとしているということなんでしょうか？

ここの解釈は違います。
幼児の自立に関しては、親の問題行動を認知する前の話です。
この順序は書いてありますから、読み直してください。上記の解釈は誤読になります、

補足するなら
通常ほっておけば勝手に幼児はサルの成人として自立します。
しかしいかんせん体毛も無く、自然界で生食で食べていいものなんかを動物的な種族保存の過程で刷り込まれないために、「6歳の幼児が勝手に自然に還った」なんてエピソードは無いワケです、
しかし、それがあってもおかしくない話なんですよ。
「保護したアザラシを海に還す」ように、教えるべき事を教え（生きた魚の捕まえ方等）、ペット化しないように過剰に干渉しないように注意を払い、無条件にエサを貰う事を習慣化しないように注意して、自立性を促し、早いうちに自然に還す。
本来動物界では、種族保存の飼育本能なんてものは子供が外見上のかわいらしさ（「小さい」「丸い」等にホルモンが反応します）に反応しているのであって、外見上も大人になれば親は昔自分の子供であろうがなんであろうがマジに自分のテリトリーから出て行けと攻撃します。

人間の子育てとは大きく違いますよね？
むしろ人間の子育てとは、その反対（親子関係という社会適応に強引に巻き込む）といってもいいんです。
つまり、極論成功した子育ては動物的には虐待に等しいと、
これが『共同幻想的文明社会』という種として人間独特の社会性で、
我々はそんな文明を志向した種族の末裔にあたります。
いいも悪いもありません、それが文明化するタイプの人類の習性って事です。

その親が、自分自身の不安なんかで、親としての言動に問題（失敗）があると、共同幻想的な親子関係というのものに強制的にサルの子供を適応させ文明化システムの一部に巻き込んでいくってプロセスに”失敗”するのは自明なんだと、
親が親らしくないので、そこで飼育されるサルは動物的本能として勝手に6歳での自立を目指すモチベーションをネグられない（潜伏期とか呼ばれます）んですよ。
しかし、動物的自立を促す親でも無いですよね（オランウータンあたりに育てられれば別だと思いますが）、
だから、子供は外界を見て”社会的大人を6歳で目指す”事になります。この早熟性が、
内弁慶な親を刺激するんです、
他人に対して内弁慶なんですよね？
言いたい事も我慢していると、
子供もそんな他人にような大人っぽさがあるワケですよね、
内弁慶になりますよね？
しかし、自分の子供は我慢する必要ないですよね、彼らの内向的世界なんだから。本当なら会社で暴力的に暴れたいと思っていてもこれ、内弁慶（不安）でできないワケでしょう、不平不満は鬱積していますね。

そこで親属性を自分で名乗れば「殴る蹴るが自由な内向的想像の世界」が目の前に広がっているんですよ？
しかも、そこの子供がなんと生意気に会社の同僚よろしくまるで大人みたいな口を利く。

「子供に対して偉そうに威張ったり、反抗したら殴りたい」って気持ちを抑える方が難しいと思いませんか？


>�Э棲焚�

>迷子の子供が不安になるような心理は分かります。親の神格化とはどうつながるのでしょうか？

とても簡単なことです。
親といっても、さえないハゲ親父を見失ったぐらいじゃ「まいったな〜、あの野朗何処行きやがった」ぐらいですよね。

しかし、
アララト山で神の啓示を聞いモーゼが、神の言葉が刻まれた石版をうっかり落っことしてしまって、粉々に割れちゃって
神の奇跡でエジプトからエルサレムまで海が割れるどころか、満潮で増水、しかも辺りはローマ軍に包囲され、
「神よーー」と叫んでみたが無視されたとします。
それは絶望的に泣き叫ぶでしょう
「私は神に見捨てられた」のだと、

>�┸棲焚宗複押�

>なぜ愛してくれなかったの？親を肯定して親に受け入れられるようにしたのになぜ守ってくれなかったの？という心理からでしょうか？

ここも違います、
既に神格化されている親のイメージは、目の前の親と救いようがないほど乖離していますから、
「私は神に愛されている、私には必ずそんな愛される立場である＝自分の居場所、のようなところがきっとある。おまいらなんかに本来関係している場合じゃ無いぐらいだ。身分違いも甚だしい＝現行の親の言うことは全て”神に愛される上位の自分から見れば間違っているのだ”と認定され、神の教えにそむく不信人者（目の前の親）を、激しく軽蔑し嫌悪する」のだけれども、肝心要のその神格化された親と脳内の”連想フラグ”のリンクはそのままなので、
その親と揉めると、不思議なことに神に見捨てられたぐらいに不安感を感じる。

極論「神格化された神が早恵さんに命題を授けている」ようなものです。「神の子よ先ず自分の親を尊重しなさい（理由はきくでないぞ）」みたいな。

何でしょう。親に対してはちゃんと台本読まない役者に腹が立つようになっているのだと、「お父さんも家ではローマの皇帝の衣装の筈じゃなかった？しかもせりふを”間違っていて”、間違ってる台詞を押し付けているじゃない！先ずローマの皇帝の衣装を着なさい」みたいな。
現実の親に事実関係として固有に葛藤があるんじゃないんですよ。
”親との関係”って関係性に激しく不安感が関連している感じです。
一種の社会適応不安に近いと、
本来家族は「独立してなんぼ」なので、適応する事そのものを志向するのは論理矛盾なんですが、神格化によりそれが構造化されてしまうワケです。

つまり内向的仮想世界の中で早恵さんを見ている結果、正常な事実認識能力を欠く親、
と同時に、
神格化世界で見ている結果、早恵さんも親の親属性を離れた個人的な肖像を認識する力が全く無いんだと。
この互いにまるで、とんでもない勘違い同士が共同生活しているんですから、忙しいほど問題がおきるのも無理も無いんです。
ですから早々に「ダメだこりゃ」と、
どうやって自立していくのかを考えたほうがよっぽど建設的です。
しかしこの構造的矛盾を認知していかない限り深層心理の神格化などを放置する事になりますから、自立に失敗したり社会との適応に問題を引き起こしたり（対人恐怖等）、「いったい何が起きていたのか」という歴史的認識は十分にやらないとその世界からは容易に脱出できません。

ともかくこの現象をですね、遠い目で見るんですよ。
「あちゃーまいったな」と。
いいも悪いも無いんです、人間の自我ってのは非常に繊細なもので、ほんの些細なズレをきっかけにとんでも無いところまで話は世代を超えて飛躍します（言い出しっぺは三世代前かもしれないのであって）。
そもそも無意識領域（内向的世界）では、何を想像しても制限無しですしね。

つまり、『外向性』やコミュニケーションってものが、いかに自我の安全弁に寄与するのかって事なんです。内向的世界にはロクな事は無いんだと（過去向きのノスタルジーの世界ですから）。
これって友達の数が多いとかって意味じゃないですよ、
偶然喫茶店で隣り合わせた見知らぬ人と、2時間あまり現代社会について語り合ったみたいな話が常に可能なぐらいの「自意識マターの確立」の有無が重要なんです。
場末のイタリアレストランで、料理についてお店の人と朝まで語ったみたいな”自分”こそが、自分の肖像だからです。
「そりゃないよ」とか「へぇ〜それがアリなんですか」みたいに事実が現実となりリミッターになります。『現実との適応』が即ち『実存』で、社会適応なんてのはその実存の下部構造に過ぎないんです。
810 返信 Re:ザックリとまとめて返信しますね。 早恵 2007/08/31 22:31
��>自分が親という権威的属性(神格化されている属性=親に自らなった興奮もあって)「家族の前では(泥酔している時のように)我を失う」リスクが"親属性"そのものにあるとは？

親属性って何ですか？

�ゲ樵杰由覆牢袷瓦望辰擦泙垢�？｢これは私の勘違いだ｣と口に出して言うだけでいいんでしょうか？

妹が私のものを誤って壊してしまうなど失敗をした時に必要以上に責めてしまいます。落ち着いた後でも「これは自分の勘違いだ｣と言えばいいんでしょうか？
��>子供が他人のような口を開くと子供が自分に対する脅威としてうつる。
なぜ脅威にうつるのでしょうか？

自立した子供が生意気、脅威に感じるから子供を抑圧できる時に抑圧したり、親の無理な道徳心を植え付けて従わせようとするんでしょうか？

>内向的な世界の想像の中で
なぜ自分の子供にこだわるのか？

�┸討妨納垢靴燭蠎甲紊垢襪里録討紡个靴討凌棲焚修世�らですよね？
でも"なぜ愛してくれなかったの？""親に愛されたい"と思うのはなぜでしょうか？

�△之歿戎佑凌棲焚修力辰�ありましたが、その芸能人が好きだから神格化するのと同じように親のことも愛してるから神格化してるんじゃないかと感じてしまいます。

>私は神に愛されている、私には必ず愛される立場である=自分の居場所のようなところがきっとある。
親を受け入れるために神格化するまでは分かりました。子供は親が子供を所有物扱いしてることや子供を1人の人間として大事にしてないのはわかるのになぜ"自分は神様に愛されている"と思うのでしょうか？
子供にとってそう思う意味はあるのでしょうか？

807レス
��>なぜ子供には怒れるのか？
>自分の子供というのは自分の所有物、その人の内向的世界の部だから
なぜ所有物、内向世界の中であっても自分の子供には怒れるのでしょうか？
子供幼い頃は自分の親に従うしかないから親はそれを分かってるから？自分の子供は奴隷化できるからでしょうか？

あと前にも話してましたが、深層心理で他人を敵視してるのになぜ親も私も他人に同情してしまいやすいのでしょうか？人が犯罪に巻き込まれるのを見ても犯人に自分のことのように憤激してしまいます。
811 返信 個別に返信します kagewari 2007/09/01 11:55
>�／涜粟�って何ですか？

個人（自意識寄り）の名前じゃなくて自分を語る時の主語を「お父さんは」とか「お母さんは」と名乗る場合の事です。

>��仮想人格は完全に消せますか？ これは私の勘違いだ と口に出して言うだけでいいんでしょうか？

消えないし、消える必要もない事を説明している筈です。
仮想人格は反復する事それ即ち存在理由なので、反復するシーンで繰り返し自意識が主導権を取り返す事でその”正当性”を失うからです。
※ここ前回のレスに説明しています。
反復性があるから判例主義が意味を持つのであって（「又か」みたいに）、その場その場で判断してその度に考える過程を踏んで行動する自意識の在り方は「反復性の無い＝決まりきっていない＝常に考える余地のある」無意識的在り方と全く違うので自意識が主導権を回復する事で、その場における無意識的仮想人格は正当性を失い、無意識の中の順列下でも後方に下がる事になる（退行する）ので、事実上存在していないと同等の存在（忘れかけた記憶の領域）になるって事です。

>妹が私のものを誤って壊してしまうなど失敗をした時に必要以上に責めてしまいます。落ち着いた後でも「これは自分の勘違いだ」と言えばいいんでしょうか？

これは事前に予測可能です。
随分前からここも説明していますが、
一次反射的な感情的認識は『全て間違いだ』と言い切っていいからです。一度足りとも正確性のある認知は無いんだと予め常に認知しておく事も重要です。
＜以下引用803 Re:三つ子の魂百まで�◆�
>※こういう考え方を定着させる上のコツですが「第一印象等、瞬間感じる自分の感情的判断や感想は全て間違っている」と準備しておいて間違いありません。「時間を置いて余裕がある時に自意識でゆっくり考えれば必ず結論は違うんだ」と予め準備しておく事です。

現実他人が犯した過失に、あたかも意図的加害であるかのような時事関係から離れた勘違いをしているのであり、これは反復しているのですから100％認識そのものが間違いなのだと予め気持ち的に準備しておく事で確率的にも数段問題を回避する確立が上がります。

この「間違っている」という考え方も、瞬間無意識的仮想人格がでしゃばるのを抑えるのが狙いで、その後自意識が「よく考えたらそのまんまじゃん。間違えてはいないな」と結論を出してもいいのであって、全てを間違えていると準備しても自分自身何ら失うものは無い事になります。

妹さんの実例で言うなら、これは既に現実の人間関係になりますから。
「これは自分の間違えだ」とし、
その勘違いは事実ですから、冷静になった後で構いませんから「さっきは言い過ぎだった」と謝罪するのが合理的行動になりますね、
ここで「間違いだ」の認識に正当性と自己責任が担保されます。
※「言いたい事が言えた」と言い換えてもいいでしょう。


>��子供が他人のような口を開くと子供が自分に対する脅威としてうつる。
>なぜ脅威にうつるのでしょうか？

そもそも内弁慶ということでこれ証明されていると思うんですが？
彼らは他人に対人恐怖に近い反応（内弁慶）を予め人格の特徴として持っているワケですよね。
ですから、家族にも他人（内弁慶同様他人のような存在そのものが脅威）らしき実存があれば、その存在自体が脅威（＝不安感＝内弁慶）となるのは証明されています。
※ここには同時に「子供」というキーワードによって、自分自身の幼児期の不快な記憶を連想させる媒介としてそれ（子供というキーワード）が関係している一面もあるでしょう（この点は詳しく後述しています）。


>�ぜ�立した子供が生意気、脅威に感じるから子供を抑圧できる時に抑圧したり、親の無理な道徳心を植え付けて従わせようとするんでしょうか？

ここも前回の説明には、そう書いてありませんから誤読です。
時間をかけて読み込んでみてください。
答えは前回のレスで説明済みですが、補足しておきますね。

親は子供を抑圧しているのではありません。
（抑圧というのは自分自身の無意識が自意識を内向に抑えつける現象）
簡単に言えば「アル中がアルコールの助けを借りてハイになりストレス発散を抑えられない」のに近い状況です。

前回のレスに書いた筈ですが「そもそも内弁慶な彼らは、社会ではいいたい事も言えず、ストレスが溜まっている」ワケです、
内弁慶の言葉があるように、
その緊張感は「親属性を名乗る（この時点で既にハイになっている）」事によってある意味強制的に開放されます。
※同時に「電車内の酔った３人組みがウルサイ」等の”集団心理的ハイ”も関係している＝家族も内輪の小集団であり自分はそこで特権的地位にあるという属性が正常な判断を後退させる（ハイになって）。
このリスクは家族集団全てにある普遍的リスクで、”家族運営”という行為にはそういうリスクがあることを運営担当者は本来「予め心得ておく責任」があるんですが、その責任意識も自己責任となりますから、自立する主体である”自意識”による決定がない限り負うにも何も当事者がいない事になってしまうんです。

つまり彼らも同様、内弁慶と言う形で自分の自意識を抑圧する（この抑圧者は彼らの無意識でありその背景は彼らの親を原形とする道徳意識）構造がある事になります。
その構造は自分が親である（自分の自意識の抑圧者である無意識の象徴化或いは神格化された親）という”同一感”により途端に開放される（姉妹という上下関係によって早恵さんの加害衝動が妹相手に暴発するのと全く同じ構造）のであって、何かロジカルな意図があるのではありません（早恵さんが意図的に妹をいじめてやろうと画策する意図が全く無いのと同じ）。
酔っ払いが興奮を抑えられないのに似た状態です。
同時にそんな事をしている自分に自覚も乏しいのです（責任者である自意識は内向に押し込まれていいるので）。
暴力的に興奮している時の人格は無意識的仮想人格であり、本質的な彼らの素性（自意識が抑圧された結果”内弁慶で内気な人”）とは大きく違っているのです。（同時に”強迫的に誤解する人”と言い換えてもいい）
※性的倒錯が関係していない場合の幼児虐待を犯す犯人は、その大半が過去に自分自身も親からの虐待を受けている。（性的倒錯にも正確には虐待と言えなくても過干渉等の親子関係が関係している）
※「主体的に怒っている」との違いも明白です。主体的に怒る時には起こるべき理由（論理）や、守るべき概念があるからこそ怒るのであって、そのロジックを強く訴えたいという動機形成に基く事になりますね。ですからそんな時の発言は「明快に合理的な根拠を持ちその意図もしつこいくらいに十分説明される」からで、
その言動が意味不明であったり不当な圧力等と認識される事はありません。

>�テ盡�的な世界の想像の中で
>なぜ自分の子供にこだわるのか？

上記説明になるように、何ら彼らは自分の子供に拘っていません。
むしろ自分自信が親に強迫された様子が目の前に投影され、まるでそれが再現（無意識的仮想人格は再現性がその正当性）するかのように、自らの無意識が”自分の自意識を抑圧する構造”を『再現』或いは『実現』しているのです。
ある意味、これは彼らのインナーワールド（自我内の内向的世界）なのですから、「目の前にいる人物が自分の子供でありそれは自分じゃなく他人なんだという実感すら後退している」と見る事もできるのであって、極端な事を言えば現実なのか幻想なのかの区別がはっきりしていないと認識しても大きく間違いではありません。

彼らが拘っているのは”自分自身（個人）の強迫構造”の保守です。
つまり彼らの”過去”の親子関係に拘っている（強迫されている）んですよ。
彼らの目に入っている早恵さんは彼ら自身の幼児期が投影された彼らの自分自身（親子関係に拘っている＝彼らの本質的俗称は「子供」のまま→子供のキーワードで投影される自己が自動的に連想）の姿であって、個人として独立している早恵さんを事実上認知できていません。

彼らの視界に入っているのは”子供”という抽象概念で彼らの深層心理の中ではその言葉の意味するものは”過去の自分”になっているって事です（やたらと子供時代の自分の話を引き合いに出す親が多いのもこれが原因）。


>��親に固執したり執着するのは親に対しての神格化だからですよね？
>でも"なぜ愛してくれなかったの？""親に愛されたい"と思うのはなぜでしょうか？

自分は神の子で、選ばれた人間だという自己陶酔的ナルチシズム的快感のリンク（連想）がかかっているからです。
これは”親の神格化”の瞬間同義語として関連するもので（立場上自分はその神の子になりますから）、ですからこの場合の「親に愛されたい」という感情は一般的な親子関係には存在しない誇大なイメージで（過去ログの他のスレッドにも同様の話が多数出てきますので参照してみてください）、ここで注目すべき点は「愛すべき根拠」が語られない事です。
何故自分を愛するのか？自分のどんな点が愛すべき特徴なのか？自分が何をした事についてその評価があるのか？等自分自身の主体的実存が何ら関わっていない。「愛”される”」という受動系（後述に詳しく記載の「被（こうむる）」が関わっている）であることがポイントです。
※本来愛情の認知は主体的に「愛する」もので、「られる」ものではない。

「彼にはそんな愛すべき点がある」のであって、「なんだか知らないけれども私は無性にこの人を愛している」という事は無い。主体的に「誰かを愛しているので○○をする」という印象は希薄なのに、根拠の不明な「愛される筈なので」という仮定の元での「愛される」「愛されたい」には不思議と疑いも無く自信満々で不安感すら無い。
「黙っていても、何もしなくても無償の愛（半ば強制的な無条件の愛）がある」かのような幻想です。
良好な親子関係にもそんな世界は存在しません。
親は親らしく威厳と正当性をたもち、子供は子供らしくその威厳を認定しという関係性それ自体が根拠となり成立するのが親子愛となりますが、これが成立するのは、通常の親子関係でも現在一般的では無く（これは保守的伝統的な社会の話なので）、

むしろ大人と大人の付き合いとして認め合う中から親愛として成立するのが自然で（なにせ親子関係としてしょっちゅう顔突合せているんですし共有する記憶も多いですから）、そのためにはその親愛が成立する人間関係（他人同士の親愛となんら変わりはありません）無しには成立しませんから。
現代社会では、兄弟間や親子間等「あんなに○○関係として仲良くしていた頃があるんだよね」な記憶への内向きのノスタルジーを基礎として重層的に現在の大人同士（独立した他人同士）の相互理解があって成立するものです。
女性週刊誌等ではこの「愛される」という単語が極端なぐらいに偏向して使用されますが、この理由は、昔女性が「お嫁に”もらわれる”（受動系）」や「愛人が”捨てられる”（受動系）」、「白馬の王子様に”愛される”（古典的父親の権威へのコンプレックス：受動系）」、女性が「性犯罪者に”犯される”（受動系）」、「夫にSEXを”強要される”（受動系）」、「職場での人事考課で不当な評価を”受ける”」等の社会構造上の性差別の名残で、
本来女性をターゲットにしている週刊誌等がこれを使うのは、甚だその社会的責任から逸脱する性差別的販売戦略なのですが、長い歴史の中で差別的に扱われてきた強迫性があたかも普遍化しているというほど、その発想に固着している様子を表しています。


>�Х歿戎佑凌棲焚修力辰�ありましたが、その芸能人が好きだから神格化するのと同じように親のことも愛してるから神格化してるんじゃないかと感じてしまいます。

違います、
芸能人の実例は、親の暴力を説明するために「何故親を神格化している人物が親属性を自分で名乗ると、現実認識を喪失してハイになるのか」を説明するために引き合いに出したたとえですが（自分がその芸能人になった途端に我を失う様）、神格化の過程とは関連ありません。
そもそも芸能人の神格化も、自分自身の誇大妄想の投影（ある意味タレントの私物化：ストーカーに近似）であり、彼らを愛してるのだとしたら、その存在は芸能人を離れた彼等個人の実像に対してでなければ話の筋が論理矛盾してしまうのです。つまり「芸能人という属性」に対してでは無いという意味ですね。

繰り返しになりますが、親の神格化は「幼児は一義的に親を正当化しなければならない」→「その親にわかりにくい（人格の問題等）等の理解不能の非合理的行動があると、それを無理やり（無条件に半ば強制的に）正当化しなければならない」という過程の中で発生するもので、
深層心理で感じる「好き嫌い」のイメージは既に現実を離れた幻想と言い切っても間違いではありません。
その背景には、ナンセンスともいえる神格化イメージのリンク（連想）が関わっているからです。
間違っても目の前の親は「どこにでもいる普通の中高年の人物」にほかなりませんからね。

>親のことも愛してるから神格化してるんじゃないかと感じてしまいます。

これは「私の勘違いだ」です。
※上記設問への説明参照

>�┸討鮗�け入れるために神格化するまでは分かりました。子供は親が子供を所有物扱いしてることや子供を1人の人間として大事にしてないのはわかるのになぜ"自分は神様に愛されている"と思うのでしょうか？
子供にとってそう思う意味はあるのでしょうか？

若干認識が違います。
「子供を1人の人間として大事にしてない」のではありません。
その人物（子供）が本当に実存するのか認識できないのです。
極論”内弁慶なその人”こそ、現在のところ彼らの自意識の姿であって（これも強迫下で本来の姿ではありませんが）、
家族の中で暴走する彼らは夢の世界で大暴れしている彼らの中の空想上の人物ぐらいの飛躍があるんであって、
彼らは、自分の子供の存在を正確に事実として認知する力を”無意識的仮想人格の強迫（連続して誤解を続ける人）によって失ってしまっている”ということです。

そして、ここも前のレス等で説明したかと思いますが、神格化された時点で、その存在は自分自身の中の”イメージ”ですから、既にその存在は目の前の親とは全く別の存在としてひとり歩きしています。しかし、そのイメージの”元ネタ（モチーフ）”が目の前の中高年の人物である事も事実ですよね。
潜在意識の中で誇大妄想としてひとりあきるする神格化された親がいて、同時に（別次元に）目の前にはその元ネタである（＝強いリンク）人物がいる、という二重構造になっているんです。
※事実と異なる神格化の時点からこの二重構造は必然的に発生する

>子供にとってそう（"自分は神様に愛されている"）思う意味はあるのでしょうか？

「意味等ありません」単なるナンセンスです。
ですから
「それは自分の勘違いだ」と認識するべき事なのです。
つまり、その自覚は無くても
先ず「自分には親の神格化があるんだ」と認識して
次に「それは自分の勘違いだ」と結論つける。という流れです、

「まいったこれは私の勘違いだ」
「だからこそ、この人って親属性を離れた個人としてどんな人なのか知るってところから始めなければならない。」
「考えてみれば、何故そんなに内弁慶なのか？と直接聞いた事が無いな。」
「内弁慶と言えば、内気や弱気や不安って感じがする。だとすると彼らは内弁慶じゃなかったら社会で何がしたかった人物なのだろう？」
このように考える流れが自動的に出来上がります。

ここも少し話を進めてみるならば、
「そんな親に何か自分の置かれている立場を言うとするなら」
（ここ「言いたい事が言えない」という言葉にに掛けています）
この場合も、
彼らの親としての属性（無意識的人格である場合が大半）ではなく、彼ら個人（抑圧されている彼らの自意識）の存在を信じて、
「きっと聞けば”子供のくせに”と、私の所属する属性（子供）に反応して（自我防衛的）あなたは拒絶するのだと思うけれど、きっとあなたの自意識にもこの言葉は届くと信じて伝えます。私はね子供である前に、そして早恵という記号で呼ばれる前に”独りの人間”です。こんな風に考え話す”独りの人間”なんです。今”私（自意識）”は、あなたに見えていますか？今のあなたの認識は誤解に満ちていてそれを根拠にとても興奮しているけれど、私は本質的にあなたはそんな人ではないと信じています。リラックスして一呼吸置いて、、」

つまり、親に対しても「（その”子供”キーワードに対するあなたの興奮は）勘違いだ」が結論なのです。


>��自分の子供は奴隷化できるからでしょうか？

ここは�イ筬┐農睫世靴燭箸�りです。
又前回のレスにも詳しく説明してありますから読み返してみてください。彼らは奴隷も何も目の前に本物の他人（早恵さんの自意識）が実存している認識すら怪しいのです。
極論自分自身（の内向的世界）と子供の区別がついていません。
彼らの自意識には人様を奴隷視するような度胸もありません。


>あと前にも話してましたが、深層心理で他人を敵視してるのになぜ親も私も他人に同情してしまいやすいのでしょうか？人が犯罪に巻き込まれるのを見ても犯人に自分のことのように憤激してしまいます。

「被害妄想」があるからです。
基本的に抑圧されている”自意識”はある意味”自分自身の強迫構造の被害者”ですよね。
この構造を「被（こうむる）」と私は呼んでいますが。
内向的思考そのものが、この「被（こうむる）」という構造そのものです。
自意識による主体行動がほとんど無いので、実際の行動の大半は無意識的仮想人格（前意識）による”反復”ですよね。
反復って即ち「リアクション」なんですよ。
主体的行動じゃないから、
※早恵さんの最初の悩みのテーマも「言い返せない」ですよね、言いたい事が言えないという説話の実体は「私は社会に対してこんな事が言いたい、そしてこんな行動がしたい」という意味ではなく、使い走りのような環境に置かれてその対象者にリアクションとして「嫌と」言い返したいである事が、「言いたい」という主体的言動の言葉の中に至極当たり前の現象として認知されていた証明なんです。本来「言いたい事が言えない」という表現は、社会への自分の関与や、個人的に思い入れのある人物に「どうしてもこれが言いたい」という主体的カテゴリーが含まれていてもおかしくありませんが、早恵さんは何の疑問も無くリアクションとしての言い返す行為を「言いたい事がある」事象なのだと誤認してしまっている事にになります。

常にその行動は「受ける立場＝被」であり、この受動性は「無意識がそもそもリアクション」→「しかも自意識はその無意識の強迫下で抑圧」と、二重に”被っている”事になります。
こうなると、認知構造そのものが「被害（受ける）認知にばかり過敏になる」傾向が強く（主体的行動に関心を失っているので→自意識には「怠ける」や「面倒くさがり」だと認知される）、
特にそれが強くなると”被害者意識で落ち込む事を快感衝動として繰返す”→特定条件下（後述）で『鬱構造』にも進行する場合もあります。

つまり「自分を被害者になぞらえて（感情移入）、普段吐き出せない欲求不満下の感情を自己愛的快感衝動として発散したい」という強いストレスがかかることになります。
ですから、そんな状況下で「犯罪被害者」のような存在を（媒介として）神経過敏な”内向き自意識”が見逃す筈ないんです、神経質なぐらい敏感に反応します。被害者意識が構造的に投影を行い、他人を哀れんでいたり他人の立場で加害者を憎んでいるようで、実際は自分自身を哀れみ、自分自身の憎しみ（神格化されたイメージとギャップのある現実の親の様子への感情）をそこに投影して吐き出している構造になるんです。
※抑圧され主導権を失った自意識が、無意識的仮想人格に隷属する形で主体的に認知するのではなく、受動的認知を拡大解釈（”内向的に考える”結果＝リミッターがかからない）する存在になってしまい、その認知に歯止めが利かない状態に→これが進行した形に「落ち込む事に歯止めが利かない」＝鬱構造があります。
※鬱構造は、強迫的認識が長期間潜伏（わかりやすく言えば我慢）する等特定の状況（極端に道徳的な”いい人”や”よくできた人”を長期間演じてしまったり）が関わって構造化します。
鬱構造の場合、生活援助をしている人から悩んでいる人へ「感情的乱れが多くなるから、TVのニュース等を見るのを控えましょう」と言う場合も実際にあります。

TVのニュース等を見る場合、「政治経済」や「外交」「スポーツ」等に関心を持つように心がければ心配ありません。
812 返信 Re:個別に返信します 早恵 2007/09/06 16:25
809��
>子供は我慢する必要はない。彼らの内向的世界ですから。

>子供が他人のような口を開くと子供が自分に対する脅威としてうつる
矛盾してませんか？

811��
>彼らの"過去"の親子関係にかかっている(強迫されている)。
>彼らの目に入っている自分は彼ら自身の幼児期が投影された彼ら自身の幼児期が投影された彼らの自分自身(親子関係にかかっている=彼らの本質俗称は「子供」のまま→子供のキーワードで投影される自己が自動的に連想)の姿である。
内弁慶な親はなぜ自分には怒れるのか？という理由はそのような構造になっていると理解すればいいでしょうか？

��>彼らは内弁慶という形で自意識を抑圧する。(この抑圧者である無意識の象徴化である"神格化された親")により解放される。

↑の�イ汎韻鍵嫐�ですよね？

��>潜在意識の中で誇大妄想して神格化された親がいて、同時に元ネタである(=強いリンク)人物がいるという二重構造は必然的に発生する。

「神に愛されるべき自分」「神様に愛されてる」ということ思う理由は
親を神格化した時に必然的に発生する構造だと理解したらいいでしょうか？

あと私は人から言われた時に人より根に持ったり悔しがるのですが、なぜでしょうか？

次に私も親も人から攻撃された時に攻撃してきた本人にもむかつくのですが、他人に当たれないせいか、攻撃してきた他人以上に関係ない妹のせいにしたり、妹に腹を立てたりして当て付けてしまうのはなぜでしょうか？
攻撃してきた他人を妹にすり替えてしまってるようです。
813 返信 又個別に解説しますね kagewari 2007/09/07 10:41
809��
>>子供は我慢する必要はない。彼らの内向的世界ですから。

>>子供が他人のような口を開くと子供が自分に対する脅威としてうつる
>矛盾してませんか？

子供が、子供だから（自分がそれに対して特権的地位である『親属性』を有する）我慢する必要はない→場合によっては暴力もあり得る。

子供が”他人”のような口をきく→親属性で安心できる”子供”というよりむしろ”他人”だから不快感認知（内弁慶）が高まり脅威として写る→「暴力でもなんでも子供属性に押し込めたくなる」＝目の前の人間が”子供”の元ネタであるリンクはガチですから、内弁慶な躊躇は発動しません。

矛盾はありません、矛盾と感じてしまうのは誤読（抵抗認知）になるんですよ。


811��
>>彼らの"過去"の親子関係にかかっている(強迫されている)。
>>彼らの目に入っている自分は彼ら自身の幼児期が投影された彼ら自身の幼児期が投影された彼らの自分自身(親子関係にかかっている=彼らの本質俗称は「子供」のまま→子供のキーワードで投影される自己が自動的に連想)の姿である。
>内弁慶な親はなぜ自分には怒れるのか？という理由はそのような構造になっていると理解すればいいでしょうか？

��
>>彼らは内弁慶という形で自意識を抑圧する。(この抑圧者である無意識の象徴化である"神格化された親")により解放される。

>↑の�イ汎韻鍵嫐�ですよね？

まったくその通りです、
ここの理解は完璧です。
補足して解説するなら、「内弁慶」なのですから＝「内向的な世界でしか十分な欲求的代謝ができない」＝「親属性を名乗る時、”家族”は彼らの（現実を離れた）内向的世界（幻想）と等価である」となります。


��
>>潜在意識の中で誇大妄想して神格化された親がいて、同時に元ネタである(=強いリンク)人物がいるという二重構造は必然的に発生する。

>「神に愛されるべき自分」「神様に愛されてる」ということ思う理由は親を神格化した時に必然的に発生する構造だと理解したらいいでしょうか？

限りなくそれに近いです。
ここはとても皮肉な現象で、
問題行動のある親を無条件で一次的な肯定を必然とする幼児にとって、ここで行われる無理な言動の正当化のための「神格化」が、構造的に「自分は神の子か」という”韻を踏む”ような構造を必然的に発生させますから、”全く自分では自覚の無い特権階級意識”や”その特権階級に相応しい待遇「特別な人に愛される」”を潜在化させてしまうんです。
ところが、その元ネタである実母や実父は問題行動のある自立さえしていない人物なのです。

ですから、この全体像の矛盾が、当事者（幼児）に現実では実現不可能な（矛盾しているので）欲求をストレスとして感じてしまう恒常的な問題を生むんです。
心理的にはそれは常に緊張感として感じられるようなストレスで（何せ到底その論理矛盾する欲求を実行可能な”行動”ってありませんから）、その満足する事のない欲求不満状態が継続しているので、他の主体的能動性（遊びにいくとか仕事がしたいとか等の個人的自発性）すら、そのモチベーションを失いかねない（本人の体感”やる気にならない”）状況になるのです。
感覚としては「嫌な感じ（解決不能の欲求不満）がまったく解決しないので、とても気持ちの切り替え（主体的活動）ができない（興味をもつ余裕すらない＝抑圧構造）」となります。

>あと私は人から言われた時に人より根に持ったり悔しがるのですが、なぜでしょうか？

>次に私も親も人から攻撃された時に攻撃してきた本人にもむかつくのですが、他人に当たれないせいか、攻撃してきた他人以上に関係ない妹のせいにしたり、妹に腹を立てたりして当て付けてしまうのはなぜでしょうか？
>攻撃してきた他人を妹にすり替えてしまってるようです。

上記はこれまで説明してきた構造で理解できる筈です、
応用問題のようなものなので、本来あえて説明の必要ないかもしれないのですが（本来前レス等を読み返して自分で気がついた方が望ましいので）、補足部分のみ説明しますね。

『次に私も親も』
ここに集約されています、
ここ”親の暴力の理由”で、説明されています。
「内弁慶な欲求不満も恒常的に鬱積し」→「特権的な属性（親や姉）時に八つ当たりと同じ構造でその不平不満を吐き出したい欲求（衝動に近いです）を、抑えられない」

■この話にも二重性があるんです。

「内弁慶」や「言いたい事が言えない」についても随分説明したかと思いますが（特に「言いたい事」についていは詳しく説明したと思います）、
大問題なのは、そもそも本来の「言いたい事」を「これは自分の勘違いだな」と思えていないため、「言いたい事自体を思いつけない構造」があるからです。

早恵さんと妹の間で言うなら、
現在のところ言いたい事（言ってしまっている事でもいいですが）は、
「何やってるのよアンタ、バカじゃん！」ですが、
早恵さんの本来の言いたい事は
「何かいつもきつい事言ってゴメン、私ね自分の問題なんだけれどいつも疲れていてイライラしがちなの、それを相談する人もいなくてついあなたにその気持ちを向けてしまう。緊張感無くいられるのはあなただけだから。なんとかもっと仲良くしたいんだけれど、自分の気持ちにそうさせないところがあるらしくて、ホントわかってくれないかも知れないけれど、私あなたを”憎んでいないよ”それだけはわかって欲しい」だからです。
事実、このままいくと妹さんは「私は姉に心底嫌われている」と心（内向世界の”空間”や”場”）で思い続けて（又ここでも二次的誤解の連鎖を生む）生きていくでしょう。

※後者の会話を現在の早恵さんは「思いつくことができなくて、会話として妹を相手に話せていない」→「言いたい事が言えていない」

妹相手には暴力的に吐き出せる攻撃性（＝主体的能動性って事です）が（親と早恵さんも同じ関係）、そもそもの内弁慶な社会との接点ではどうでしょうか？
前に、ここの構造にもちょっと触れています
※「嫌と言いたい」じゃなくて「早恵さんならきっと嫌だよね」と言わせなければならない。そもそも言いたい事は、そんな早恵さんのキャラクターの認知や理解を深める「自己紹介の言葉」である。

これは内弁慶な親も同じです。
そもそも「私はこんな考えをもった人間ですよ」と能弁に語る”自分”を「そもそも（神格化や特権階級意識の強迫で）確立（自立）できていない」のですから。
話をわかりやすくするために極端な表現で言うなら
『自分の本音を思いつく事ができない』のです。

言う以前に、言うべき言葉を思いつけない。
※今感じているストレスの裏側には「そんな事言いたく無いのに」をかすかに感じている筈です。

神格化のプレッシャーや、潜在化する特権階級意識、その構造からくる「被（こうむる）」という受動性認知と、その裏返しとなる主体的能動性の欠如。
この構造に「抑圧されていて、自意識の本音を脳内に思いつかせる権限を自意識が失っている」のです。

とてもここは複雑なんですが
※「これは自分の勘違いだ」と言ってもいい
の意味と言うのは、「今の気持ちが全て（自分の全て）じゃない」「ひょっとしたら”無意識に抑え付けている自分の本音”って、今の気持ちと180度違っているのかも知れない」からなんです。

ですから親の例で言うなら、
「内弁慶として我慢している言葉が会社で言えたらいい」なんて事では断じて無いのです。
その言葉は（深層心理にあって気がつかない部分まで表に出せば）
「死ね馬鹿野郎、ローマ皇帝の嫡子王族階級である私になんて口の利き様だ、先ずそこに跪け！ああ天上の父上様、いつになったら地上界にお戻りになって私を愛しこの者達に罰をお与え下さるのでしょう」だからです。
しかもその潜在意識の心象風景では、自分はローマの王子としての礼服を見に付けている”筈”なんです。

それは「あまりにもナンセンス」だし、
（意識される感覚は「なんか沢山言い”返し”たい事がある」）
それをどんな風に言えば現実的なのか、そんなこと誰にも解釈できないですよね（飛躍が大きすぎて＝鬱積する気持ちも大きすぎる）、自分の言葉の正当性に全く自信が持てません（ここはなんとなくわかるんです正当性があれば「そのままの言葉」で思いつく筈なので）から「内気な人（内弁慶）」になるんですよ。

その「内気な人」の外装が、いかにその人物の深層心理や現在の心理的構造（暴君たるローマの王子→親である時の家での振る舞い）から乖離する有様かわかりますよね。
まるで別人を通り越して、意図的に在り得ない人物を演じているぐらい違和感がある（解離性に近い）。

まさか今のままで社会に適応して、「こんな人だね」と意味不明のレッテル貼られても不平不満がつのるばかりです。

■ですから「一時撤退（仕事を辞めたり休息を取る）：緊急避難」が重要なんです。
今のまま無理をすると、話がどんどんややこやしくなるし意味不明の登場人物（その構造に巻き込まれる他者）がどんどん増えてしまいます。

先ず「これは自分の勘違いだ」という形で、形だけであっても抑圧されている自意識をサルベージして、「これは自意識マターだよ」と自我に呼びかけ、
そこで何回かに1回のペースでも、自分の言葉を見つける。
その経験値が増えれば増えるほど、反復再現の無意識的強迫は正当性を失い記憶の後方に下がり、順調にいけば”ドミノ倒し”のように「考える（自意識）」という自我の形が回復してきます。

しかし、そのためには「勘違いである」という言葉に正当性がなきゃいけませんから、深層心理にある強固なリンク『神格化』や『愛される特権階級』という概念を理解し認識する必要があるんです。
同時に、それを裏付けする「過去の親子関係の事実検証（思い出し再解釈をかける）」も必要です。
その過程が十分進んでいればいるほどに「自分の勘違いじゃネーかな？」な言葉の正当性は増大し、自意識開放（内向的世界無意識領域からのサルベージ）はより促進します。
※「勘違い」に正当性を感じられなくても、ここは強制的に「勘違い」と言うだけでも（僅かであっても現状を転換する上で）効果がある。

そこで初めて、
外出した時に（相手は誰でもいいです）、自分の言葉を素直に気さくに話すって経験がドンドン増えます。
「あ、言いたい事が言えるってこんな事か」のように、
それが初めて外向的な世界の”現実”となるんです。

自信を回復する自意識は「次から次へと自分らしさなるものを考え」→「自分を表現したい」という欲求を生み出します。
それが”自立的欲求”と呼ばれるものです。

とにかく、事を急ぎすぎるのはむしろ危険（関係者が増えて話が複雑になる）なので、
一歩立ち止まり「何がどーなってて、今どーすれば」的な『内省（前向きに省みるなので内向的じゃないですよ、その反対語です）』を続ける事が肝心です。
その行為のために「前のレス」や「過去ログ」をその度に何度も読み返すって行為が効果的な役割を果たします。
抑圧に押し込められようとする自意識の”理論武装（無意識に対抗する為の）の助け”となりますから。
話を理解する事も重要ですが、読み返す行為それ自体にも意味があると思ってください。
814 返信 Re:又個別に解説しますね 早恵 2007/09/14 14:31
親を神格化→親離れができない→親に依存して自分で考えてこなかったので自意識で考えて事実関係を捉える力が弱い→1人の大人として考えるだけで不安になる→他人に対して怖いのではなくて最初から自分に自立的に考える力が弱い

↑内向化、他人にものが言えない、親属性を意識している原因

親属性を意識している時、自分の子供というのは自分の所有物同様、その人の内向世界の一部(なので子供の個人的実存を認識すらしていない)。

内弁慶な彼らは社会では言いたいことも言えずにストレスが溜まっている。
でも自分の子供は彼らの内向世界だから我慢する必要がない。
そこで親属性を自分で名乗れば殴るけるが自由な内向的世界が目の前に広がっている。
しかも自分の子供が生意気に会社の同僚よろしく、まるで大人のような口を利く。｢子供が偉そうにしてたりいばったり反抗したら殴りたい｣って気持ちを抑える方が難しい。
彼らが親属性を名乗ることによってある意味強制的に開放される。

親の精神は幼児の時のまま。この時親は彼らの"過去"の親子関係に強迫されている。その感情が連想される状況にいる時、自我の時制がその連想元の不快な記憶当時(彼らの幼児期)に引っ張られてしまう。
彼らの目に入っている自分は彼ら自身の幼児期が投影されているので自分の子供を認知できていない。
現実か幻想なのかも区別がついていない。

親は間違っていることを押し付けている実感を構造的に持てなくて、主観のみに支配されているために自分の間違いに気が付く構造を最初から持ち合わせていない(未発達)ため、それへの反抗心は"絶対悪である"と自信満々に思い込んでしまう傾向がある。(親も同様に内向的発想によって現実認知が歪んでいるために事実関係を正確に認知する力がない)

という流れでいいのでしょうか？
あと、親を神格化しているためにこの構造を道徳心としてすりこまれていると考えてもいいのでしょうか？

■攻撃してきた他人への恨みが妹(両親の場合は自分の子供)に恨みがいく
内向的なために他人には怒れない。
妹は自分の所有物、自分の内向世界の一部になっている→自分の内向世界では殴る、蹴るが自由にできる→特権的な属性に八つ当たりと同じ構造でその不平不満を吐き出したい欲求(衝動に近い)を抑えられない
ということでいいのでしょうか？

>特権的な属性
両親の場合は自分の子供、私の場合は妹ということでしょうか？
815 返信 概ねその線です。 kagewari 2007/09/14 23:26
スレッド表示が限界にきているところから新規スレとして本文掲載しますね。
789 返信 ありがとうございます 早恵 2007/08/10 20:07
漠然とした不安や寂しさ、1人では耐えられないのは小さな頃なのではっきり覚えてはないですが、幼い頃に親から殴らたり怒られたりするのも頭ごなしで理論が通ってなかった、親が叩いたり怒った後でもやりっぱなしでフォローがなかったり、誰も助けてくれなかったという恐怖や不安、寂しさからなのかなと自分なりに分析して思ってます。

はっきり物が言えないというのは人から命令された時に嫌とはっきり断れずにパシり扱いされることです。
それも親から命令された時に断ると殴られたからその恐怖の記憶からなんでしょうか？

他人との付き合いも私自身が合わない、嫌だと思ったら人と合わせることをせずに逃げてたことに気付きました。

>コミュニケーションからにかかわる経験不足からくる誤解でもある
というのはどういうことでしょうか？

あと、親も間違ったことでも押し付けてることは自覚してます。ただそれを認められずに間違ったことと分かってても押し付けてくるのはkagewariさんのおっしゃるとおりなんでしょうね。

そして私も親と同じで妹に言うことを聞かせようとしたり間違いを押し付けようとします。妹は反発するに決まってますから私は怒ってしまいます。
妹の失敗も頭ごなしに責め立ててしまいます。

なぜ私も親もこんな性格になってしまったんでしょうか？
791 返信 はっきり物が言えないについて補足しますが kagewari 2007/08/11 07:53
※繰り返しになりますが、インターネットの掲示板を利用する場合レスは返信としてツリーになるように付けてください。スレッド表示でログの流れを確認できなくなります（参考になればと閲覧している人もいますから）。
『789「ありがとうございます」を788への返信として書き込む』という意味です。（改めて説明文を書かなければいけませんから）

※このレスは777スレッド及び779スレッド返信を受けて、新規に785スレッド。この返信から新たに投稿された786スレッド返信788を受けて、新規に投稿された789スレッド返信です。

>はっきり物が言えないというのは人から命令された時に嫌とはっきり断れずにパシり扱いされることです。

「嫌」と言ったところでナンセンスです、
むしろ関係が悪化する場合さえあります。
言うべき事は自分なりにその社会に参加している意識があるという”自己紹介”であり、周辺にとって「誰なんだかよくわからず、同時に不安そうにしている＝暇である」な事自体が、それが彼らに対する抗議や批判或いは軽蔑ではない事を確認するために（構造的には不安感そのものが周辺を軽蔑する行為と同等であるので）、「パシリ扱い」する事で”彼らが安心したい”のです。
極端な表現をすると、周囲を恐れて不安そうにしている事そのものが、それほど周囲の社会を不安定にするからです。
国VS国で考えるなら『周辺の安全保障上の問題地域』と同じなので、どこかの国が属国として従えてくれた方が「国際的安全保障の観点から考えると安心」と同じ意味です。
つまり、それを「嫌だ」と宣言する時、
周囲の評価はそれ以前から「誰なのかよくわからない国」なのですから、テロ支援国家なのか？等のより問題意識の強く見なければいけなくなってしまうためむしろ逆効果になるという意味です。

「嫌というだろうな”この人”なら」と容易に想像のつく自分自身のイメージをはっきりと言えてない（これ営業と同じです）のが根本的な問題だからです。

>>コミュニケーションからにかかわる経験不足からくる誤解でもある
>というのはどういうことでしょうか？

不安感から、他人とコミュニケーションを交わす経験が圧倒的に不足しているため「だからこうなんだね」のような予測が経験情報として不足していて、シュミレーションとして予測可能な範囲が少ないため些細な事ですら「予定されない＝不安である＝なんだまたあれか的安心感の原形足る経験記憶が無い」という意味です。
ここは周辺地域（社会）が、不安感を持つ人物そのものを社会不安と考える構造と被ります。
「こういうのってこうだよね」とスパッと処理され安心感で余裕の状態にいられない＝紛争や争いが起きて問題を起こしかねない、と周囲は予測せざるを得ないからです。

つまり、そな経験の少ないことが証明される3歳児が迷子になり不安感で泣いていても周囲は何も思いませんが（経験情報がなくて当たり前なので）、同年齢の人物が些細な事ですら不安感を感じているとしたら？
具体的事例で考えてみましょう
■ある特定集団が車で旅をしているとします。
旅のルールは「運転は交代性でね」です、
その集団の中でただひとり車の運転そのものが不安で怯えいているとします。
「○○さんはパンクした時の修理がかりだね」＝パシリ
ここで「嫌だ」と言うと関係がより悪化するかもしれないの意味わかりますね。
しかも社会は”参加する意志がある事を前提”としているので、最初から関係無い人だという認定を行う機能を構造的に持ちません。

これを回避するためには？
「私は、運転は苦手なので地図を見る係りでどお？」や
「私は、運転は苦手なので食事のオーダーを仕切る係りでどう？」等の運転以外の関わりを自らアピールする、
或いは、自己紹介として
「俺は一匹狼だからよ」や
「そもそもCo2問題に取り組んでいるので車での旅行に反対」や
「実は用があって、その時時間無いんだよね」のように、
事前に不安感を前提としないコミュニケーション（自己のアピール）が必要になるって意味です。

その基礎的コミュニケーションは幼児期から様々な経験から会得し「どんどん発言しても大丈夫だ」のように不安感を感じる事無くさらっと説明できるようになるもので（終始一貫自分の説明をしている事になるので、自分の説明に関しては誰よりもうまいと自信があっても不自然では無い）、そんな基礎的部分に不安がある時に「嫌とはっきりいいたい」というのは話が飛躍し過ぎで、状況判断的に既に適切では無いのです。

これまでのレスにも書きましたが発言するべき大事な事は”自己紹介”であり、紹介するに足る内容の”自分”の存在を確立する事です。

「嫌と言う人」ではパーソナリティーにはならないんです。
「車の旅行といったら○○峠でドリフトかけて120キロで」とか
「たくさんの人で旅行なら車の車種は○○で、○○さんが運転得意だから、運転は・・・」や、
何を語る人かって事です。
「嫌と言う人」の成立要件は、早恵さんが言う台詞ではないんです。
「あー早恵さんって○○で○○を○な人だから、きっと運転嫌だよね」と周辺の人が言って初めて成立するからです。

>親も間違ったことでも押し付けてることは自覚してます。ただそれを認められずに間違ったことと分かってても押し付けてくる

ここにも注意が必要です。
特に心理的に悩みがあると、道徳的部分に強迫的（無理があるという意味です）発想がリンクしますから（道徳的強圧）、そんな無意識的部分を間接的にでも刺激しない方が適切です。
「いい、悪い」や「正しい、間違っている」等の単語の使用を意識的に減らせるようにしてみてください。
わかりやすくするためにあえて誇張して表現すると「世の中の間違いや正しい行いを決定つける能力において自分は有能且適任だと思っているのじゃないのだし、現実聖職者や法律家でも無いのだから、ここは少々抑え目に考えておこう」のように「いい、悪い、正しい、間違っている」等の言語の使用を減らしてくことが客観的視野を広げます。
（法律用語で言う「推定無罪」です）

上記文章であれば
「親は自分自身でも非合理とわかっていそうな事でも、押し付けてくるんです。合理的な話だったら押し付ける必要ありませんよね。それとも私には合理的判断ができないと思っているのでしょうか、そうだとするなら彼らには私はどんな風に見えているんだろう」です。
そう考えると、
彼らは、私が「自分はこんな人間です」と思っているのに、全然かけ離れた印象を持つ人物なのだ、という評価に変わりますね。

つまり、親を見る見方は「間違った事をする人」のような短絡的な発想から「自分をまるで別人であるかのように見てしまう人」のように、その後「それは何故なんだろう」と深みのある発想に変わるんです。
そんな課程があれば、子育てに関して問題を引き起こす彼らの理由という背景事情にもこれまで気がついてこなかった一面を発見したりする事もできますから、その親なる人物が何か不快な言葉を言ったとしても、特別な不快感を感じる事は無くなるのです。
「やれやれ又嫌な事でもあったのかな」のように、

>そして私も親と同じで妹に言うことを聞かせようとしたり間違いを押し付けようとします。
>なぜ私も親もこんな性格になってしまったんでしょうか？

家族間でその発想
「一部は幼児期に受け継ぎ、一部はそれを制止する第三者の介在（昔のように大家族で近所の人も平気で他人の家に出入りする時代）が無いため、家族的内向（家族間だけでしか通用しない発想に偏る）に至っているからです。
つまり、両親にも幼児期が存在するんですからね。
事実早恵さんが妹を相手に、これを再生産している事になります。
前回のレスにも書きましたが、心理的な問題には圧倒的に家族間の問題ですから、子供がいれば又それは次の世代の問題でもあります。
”社会的に家族の在り方”というよいうな常識論（共同幻想）が大きく変わっていくことでこれも未然に防ぐ余地は増えますが、社会の変革は問題を受けてから徐々に進みますから先進国の場合これがなかなか追いつかないが実情です。


通常この連鎖は、第三者の介在（子供の誰かが全く違うタイプの人と結婚）や、心理的な問題となり誰かがそこから脱却（その時点でこの人物が第三者の役割になる）等、どこかの世代が解決にあたるまで続きます。心理的な問題が引きこもりとなると問題がより深刻化する事が多いのはそれが原因です。心理的な問題がある時ほど他人とのコミュニケーションが脱出の近道だからです。
当然子供の教育問題で両親が相談にいき、両親の方が先に心理的問題から脱却するケースもあるワケですから、そういう「問題意識を誰かが持てるか」という部分が鍵を握っているとも言えるでしょう。

>なぜ私も親もこんな性格になってしまったんでしょうか？

ここは前回の返信で答えているつもりですが、
もう一度補足を加えて説明しましょう
HPの心理学テキストや、この掲示板の過去ログ、又はブログの方にも多数記載がありますが、心理学的には”性格”というものは存在しません。一般に”性格”と呼ばれる人格構造があるだけです。
早恵さんの事例で言えば、精神的に悩む人格構造があるのであって、
その人格構造は上記説明や前回のレスにあるように特に幼児期や思春期における親子関係乃至それに匹敵する権威者（古代であれば村長等）と個人との関係でおきます。
自我は言葉の総体で構成されますが、「その言葉を教えたのは誰ですか」と考えてもいいでしょう。

前回理論的には必ずしも家庭が問題ではないと言ったのはそういう意味です。教育という課程で、親以上に特権的な地域の代表者等がいれば親が関わる領域はそれほど大きくならないのですから＝全て親が原因とは言えない事になります。
本人が幼児期からある芸術に心酔したり、ある小説家の熱烈なファンであっあり等他からの影響が強ければ同様に親の関わる影響も少なくなります。
しかし、私の経験上（他のスレッドも参考に読んで見てください）圧倒的な確立で心理的な問題の背景には家族”関係”が介在しています。
786 返信 おっしゃるとおりです 早恵 2007/08/09 17:00
またすみません。1から書き直します。
私は親から失敗した時やできない時は責められてろくでなしと言われてました。
物事をする時は不安や恐怖感で親の顔を伺ってました。
あと親が自己中で私が言うことを聞かないと怒られて叩かれました。
間違ったことでも自分の言うことを押し付け、反発したら叩かれる。私が親に逆らうことは許されませんでした。
内向的で内弁慶な性格になったのはそのせいなんでしょうか？
親も内向的で内弁慶です。

あと私は他人も怖くて逃げたくなります。ずっと1人でいました。物もはっきり言えなくて他人からなめられてました。
他人にものを言う時も接する時も他人の反応を伺い、他人に嫌われてないかすごく気になります。
他人にいじめられたことはあります。だけど他人が怖い、はっきり物が言えない、他人の反応を伺うの性格はいじめられるようになる以前から物心ついた時にはその性格でした。
親も同じです。

家庭環境が影響してるのでしょうか？
788 返信 785返信を補足します kagewari 2007/08/10 00:51
※このレスは777スレッド及び779スレッド返信を受けて、新規に785スレッド。この返信から新たに投稿された786スレッド返信です。


質問の一部は785スレッドにおける返信で答えていますので、この返信は重複する部分以外に返信をつけていきます。


>物事をする時は不安や恐怖感で親の顔を伺ってました。

この不安感が対人恐怖の不安感の原形です。

>あと親が自己中で私が言うことを聞かないと怒られて叩かれました。
>間違ったことでも自分の言うことを押し付け、反発したら叩かれる。私が親に逆らうことは許されませんでした。

『自己中心的発想』の構造は物事を考えたり認知したりするベースが「内向的自己中心であるため主観的誤解を多数発生させる事実誤認の状況」を指します。
自然に物事を考える時には「主観・客観・感情移入によるシュミレーション」等多角的に考えるもので、これが「ほとんど内向する自己だけに偏っている状態」となりますので、

つまり親は
「間違った事をおし付けている実感を構造的にもてなく、主観のみに支配されているため、自分の間違いに気がつく構造が最初から持ち合わせていない（未発達）ため、それへの反抗は構造的に”絶対悪である”と自信満々に思い込んでしまう傾向がある」事になります。
わかりやすく言えば、事実関係を正確に認知する力が無いのです。
（親も同様に内向的発想によって現実認知が歪んでいるため）

>物もはっきり言えなくて他人からなめられてました。

ここも正確に言うなら、
通常誰にしても社会というのはストレスであって、森の王たる熊のようにひとりで自分の縄張りを支配（相部屋より個室の方が高級）したいと欲求しているものです。
ただ人間は社会性を持つ生き物で、その延長に文明を持っているため社会との関係が不可避であるに過ぎなくて、気ままな旅行（自分を知らない土地を訪ねる）が息抜きの休暇となるように、本来ひとりでいることが最高級の快感であるものです。
「ずっと1人でいました」→「いつも個室でした」
これは本来不快感ではなく、快感ジャンルの環境です。
問題なのは、
>私は他人も怖くて逃げたくなります
ここです、

これは対人不信であり、誰しもが少しでも社会のストレスを緩和しようと「面白くない冗談を言ったり」「興味の無い話に相槌をうったり」「あまり気の合いそうに無い人にも話し掛けたり」という努力を全く認められないとう『間接的批判』になります。
わかりやすく言えば、社会の中で他人を不安に思う事は「お前は信用ならない」と苦情を表現しているのと構造上同じなのです。
当然言外にその雰囲気を感じ取る周辺の人物は、他人を不安に感じコミュニケーションを取り難い人物に不快感を感じます。
なんとかそれぞれの配慮で、不安感の無いように振るまっている努力を馬鹿にされているのと同じだからです。

この「他人も怖くて逃げたくなります」の原形は迷子になった幼児が泣き叫んでる状況と同じで、深層心理には親に守ってもらいたい等の幼児的心理（その残滓）が影響している事も疑いありません。
親子関係の問題で解決していないわだかまりを残すと、その感情が連想される状況で（クラス会に行って子供時代を思い出すように）、自我の時制がその連想元の不快な記憶当時＝幼児期にひっぱらられてしまうからでもあり、
後述のとおりコミュニケーションに関わる経験不足からくる誤解でもあります。

つまり「のぞんでひとりでいるのでなく”孤立している”」のが問題であると言えるでしょう。

>他人に嫌われてないかすごく気になります。

これはとても自己中心的な発想で、
早恵さんを特別嫌う動機が他人には存在しません。
漠とした不快感（早恵さんの不信感により）を感じる事はあっても、本来一般社会はストレス回避のため、表面上でも良好な人間関係を築く事を最優先にしているので、「誰かをどうしても嫌いだ」という状況は嫌いな方にとってもとても不快で疲れる事で、当然何の関わりもない他人がそんな面倒な事したくありませんから、「早恵さんを中心に他人が早恵さんを嫌う」という現象は動機から見てもありえません。


「はっきりものが言えず」
何をはっきり言えたらいいのか？
「いやー家の親が大問題な人で、すっかり引っ込みじあんな人格になってしまって、なーんかビクビクしちゃうんだよね〜。別にあなたが怖いとかって本気で思っているのじゃなくて、そういう人なんだ私。苦手な事も多くてさ、とかイロイロですけどヨロシクです！」

それは自己紹介ですよ。
そして、不安感が大きすぎて、今の早恵さんには紹介したい”自己”そのものがとても曖昧（独立する自分より”誰々の子供”という子供の意識が支配的なので）で、説明する自分をうまく形造れていないのです。

これは親子関係がらみの記憶を、中利的に（上記の自己中の考え方もそうですが）整理して、無理がある連想を整理していくことで少しずつ解決していきます。
HPの心理学テキストや、ブログ、過去ログ等で説明されていますが、精神分析やカウンセリングには即効性がありませんが、本質的な解決の方向を認識するきっかけがそこにありますから、その後は自分自身でどこまで”自分なりの中立的認識を深められるのか”にかかっていると言えます。

>家庭環境が影響してるのでしょうか？

心理学の理論的には心理的悩みと家庭環境には直接の関係はありません。
ただ、心理的な悩みはロジカルなもので自我の問題と言えます、
どんな問題があるのかといえば、自意識と無意識（非言語的幼児期の記憶や理論的には間違いですが道徳的上位概念も広い意味では無意識と捉える方が構造はシンプルになります）に明快な矛盾がある等動機形成の流れに問題が起きていると言えます。

一番最初の話に戻りますが
「食欲」→「何か食うものを」という動機形成の事です
生物としての当事者利益は”何か食うものを手に入れて食べる”ですが、無意識にこれと矛盾する「食事といえば不快な連想がある」等を発端に自意識に偏向した行動を強迫（脅迫）する行動を指します。
乱暴に説明するなら
「自分が余計に不快に感じる事を、知らない間（無意識）に選択してしまう」矛盾の事で、

この無意識的領域には、幼児期の記憶や特権的権威者による道徳的ロジックの刷り込みが最も強く関与するため
心理的な悩みの圧倒的多数は、”両親との関係”を含む家族間で発生すると言えるのです。

厳密に言うなら、この自我の問題を引き起こす当事者である親子には、一般的な家族意識が社会的な意味で成立していない（失敗している）とも言えますから、『家庭環境』と呼ばれるその「家庭」は当初から存在していないと考える事もできます。
ここを解体して「親になれなかったあの人と、何の縁かその子供という属性で関わらざるを得なかった私との関係」と見ていくほうが数段過去の認識もよりはっきりと「何があったのか」見えてくる筈です。
785 返信 ありがとうございます 早恵 2007/08/09 11:12
私の親は自己中で気に入らないと怒ったり叩いたりしてました。反発したらよけい怒られて叩かれる。
私は人が怖くて人を見るとひびってしまいます。人にはっきりものも言えません。
性格は内向的で内弁慶です。親もそういう性格です。
親からは愛情を受けてた記憶はありますが、漠然とした不安と寂しさと1人で自分を支えられないような心理が自分の中にあります。
787 返信 事実関係を詰めていく事が大事です kagewari 2007/08/10 00:49
※このレスは777スレッド及び779スレッド返信を受けての流れになっています。

手始めとしては事実関係を詰めていく事が大事です

>漠然とした不安と寂しさと1人で自分を支えられないような心理が自分の中にあります。

具合的な相談内容が示されていませんから、
「その不安を感じる心理を何とかしたい」という前提で返信します。

一番重要なのは事実関係の認定です。
これはどういう意味かと言うと、
「映画を観終わって出てきた人の感想は各人違っている」のと同じ用に映画のような内容を意図的に整理（編集）したメッセージ性の強い媒体ですらこれをどう受け止めるのかについての説明は各人バラバラになってしまうわけです。
これが”主観的な感想”のような趣味的行為なら何の問題もありませんし、語られないストーリーまで想像するぐらいのイマジネーションがあるぐらいの方が感動を呼ぶ事もあります。

つまり、自分の個人的な過去を一定の筋立てで言葉にする（説明）時、先ずもってほとんどの人がその説明に正確性を欠くと考えていいのです。これは『人類誰でも』です、

しかし、心理的な問題がある場合この過去の記憶や事実関係を”第三者的で整合性のある事実関係”で認定する事が最も重要になります。
たとえて言うなら、「何があったのか繰り返し確認する裁判のように（検察側・弁護側・裁判官・傍聴人・ジャーナリスト五者の立場の認定による証明）」その事実関係を詰めて確認する必要があります。
カウンセリング等のような第三者の介在は上記の”事実認定をいかに中立的に担保するのか”のため立会人的意味もとても大きいのです。

それは心理的な問題の発生要因には構造上『必ず幼児特有の誇張（デフォルメ）』乃至『経験の強弱（落差）による被害感の拡大』又『道徳的反動等の被害認知⇒当事者への過大な批判意識』等、”どこか一部が必ず梃子の原理を果たすように事実から離れている”事になります。
映画で言えば「あらすじは誰の評価もほとんど同じ」であるように、記憶そのものは正確なんです。
しかし、その印象「映画で言えば感想」に大きな個人差が生まれる。
そして、真理的な問題には特に『誇張的表現』がボトルネックとでも言うような『重要な鍵』になっているので、

それこそ
「客観報道に命をかけているベテラン記者がジャーナリストとして、その事実を淡々と伝える」ように認知する必要があります。
そうです、自分の記憶をベテラン記者や歴史学者・文化人類学の教授になったような気持ちで再確認することが求められます。
※再確認時に当時と同じような感情的誇張が介在すると、不快感を追体験しているだけでほとんど意味が無い。

事例として以下の文面を簡単にデ・コード（中立的分解）してみます。
>私の親は自己中で気に入らないと怒ったり叩いたりしてました。反発したらよけい怒られて叩かれる。
>私は人が怖くて人を見るとひびってしまいます。人にはっきりものも言えません。
>性格は内向的で内弁慶です。親もそういう性格です。

=================================================
（以降第三者的中立訳：長文になります）


私は人にはっきりとものが言えません。
確かに思った事をズバリ言えるなんてみのもんたじゃないんですから、誰しもできる事じゃないので極端な話ですが、少なくとも私の主観的印象はそうなんです。
想像してみると、この「思った事をズバッと言いたい」という潜在的欲求（があるから誰しもが思わない「はっきりものが言えない」なんて事を悩むのですから）があるから、そう感じるのだと思います。
「思った事をズバッと言いたい」なんて漠然として根拠の無い欲求がどこからきたのか？
特別思い当たる節は無いのですが、ただ
「子供時代とにかく気弱で神経質な親の不安定な態度に、自分が右往左往した事を憶えています」
確かにそうかもしれません、ええ
私は「この気弱な親が不安定な状態になり暴れだしそうな勢いだったからよっぽど怖かった」な状況を解決するような「厳しい道徳的批判」でビシっとそれを止めたかったのかも知れませんね。
そんな「言いたい」って潜在意識が「はっきりものが言えない」なんて非合理的な悩みの根拠になっているのかも知れません。
「ズバリ言うぞ」なんて大上段に構えるほど言いたい事があるのかって、無いんですけどね、私政治家じゃ無いし（笑

おかしいですよね〜
気弱で不安感から感情的になっている人にいくら道徳的批判をしてみたところで、その人は余計興奮しちゃいますよね。
だって怒っている理由が不安感からなんですから、それを沈静化するにしても「大丈夫だから安心して」ぐらいの勢いじゃないと意味無いですよね。

ここまで話して思い出した事があります、
私って、そんな子供時代の親に、ええ、そうです反発していたんです。
考えてみれば余計に怒られたり酷い時には叩かれたり（笑
ほんとなんでそんな反応しちゃったんでしょうね〜
”弱い犬ほどよく吠える”じゃないけれど、「ほら大丈夫だよ〜、怖くないよ」と言ってあげたらよかったのかも知れないけれど、
それは又無理ある話ですか、
まだ小学生になったかならないかの子供が親を相手に「ほら大丈夫だよ〜」なんていいませんよね、ってか言ったら別の意味で「馬鹿にするのか」なんて勢いで逆切れされちゃいますよ〜
ほんと、あの時自分はどうしたらよかったんだろう、

え？何が辛かったって、
それは叩かれたら痛いしって、幸運な事に骨折するほどじゃなかったし最近の流行っていうんですか「虐待」みたいな形で命の危険があったほどではありません。話はそれますけど、虐待で殺されるなんて可哀想とかレベルじゃ無いですよね〜、てか子供を殺しちゃうにしてもこの人どうして近所の子供は殺さなかったんだろう？

あっそうなんですかー
「自分の子供には、自己嫌悪する自分自身を投影しやすい」
だとすると、幼児虐待って間接的自殺衝動？
■「そこはケースバイケースですねぇ、しかしそういう背景もあると思っておけば、わかりやすいかも知れないですね」

なるほど、あら話それちゃいましたね
どこまでお話しましたか？
”辛かった事”でしたね、
さっき話したみたいに、命まで取られるな勢いの話じゃなかったので直接的にはたいした事なかったかな〜
ただ一番こっぴどく叩かれた時があって目の上がボコっと腫れちゃった事があるんですよ、
その日から学校での私のあだ名は「辰吉」になりました。
私女ですよー、女子に「辰吉」はないだろうって（笑
確かにあの時はタイトルマッチの後みたいだったけど、
担任も「どうしたの？ぐらい言えお前」みたいな。

話し戻していいですか
私はあの時どうしたらよかったんでしょうね〜
■「まいりましたね〜、なにせ登場人物幼児ですし・・・。○○さん、今回公演予定の”自叙伝：語る人”は、なんていいますか事実をありのままに伝えるもので、シナリオライターの私に聞かれても、どうしたら解決したのかって物語りの主題とは関係無いような・・・」
いえいえ、今回の公演の話じゃないですよ（笑
仕事じゃなくてライターさんの個人的意見に興味があったもので、

■「そうですね〜、”助けを呼ぶ”じゃないですか？」
え、どんな、誰にです？
■「児童相談所とか民生委員の人とか、警察とか自治会長さんとか」
なるほど、
確かに当たりかもですね。
しかしそれは勇気いるな〜
下手したら『親子縁切り・親は刑務所送りで臭い飯』ですか、
責任重過ぎで、当時の私にできたかしら。。
てか、それができないとかそんな風に他人の大人に助けを求めなかったのは私自身”あの親子関係に自己愛的こだわり”があったんでしょうね。
無理無いですよね、「お試し期間として一度別の家で生まれてみて、常に幼児は親子関係の経験者である」なんてワケ無いんですから、一度しかない幼児体験を大事に思ってしまうのも無理無いか。。
皮肉だなぁ大事にしたい思い出が「子供を引っぱたく気弱な親と、辰吉の言い争い」。。。
どう思います？
そんなワケで昨日から考えているんですが、どうしてもこのお芝居のテーマが決まらないんです。
■『辰吉』
本気で考えてくださいっ

これはどうですか
「漠然とした不安と寂しさと」
思うに私は、幼児期から親がまるで溺愛するように、いかにも無償の愛といえばいいでしょうか。そんな愛情に包まれたい→両親はそんな特別な人に違いないって期待とも夢ともつかない決め付けがあったのかもしれません。
皮肉な事に、現実の両親は気弱でとても子供を守るような自我を持ち合わせていないのですから、それは最初から無理のある評価で彼らは元々そんな人達じゃないんですよね。今だからそう言えるけれど、今でもその想いを断ち切れず生きているのかもしれません。それって常に親の顔色ばかり気にしているのと違いないんであって、きっと他人全員にすら感じる漠然とした不安は無意識に「無償の愛に守られて快感に浸る自分」が隠れているのでしょうね。親ともどこかの接点でいろんな話を語り合える関係でもあれば、それはずっと以前に無理のある考えなんだと気がついたのかもしれませんが、ついつい今でも自分は自分で親子関係とは関係無く生きていけるんだと思えない自分がいるのも事実だと思います。

そうですね「いいたいことも言えない」、何が言いたいんでしょうね。
今まで考えた事も無いけれど、「私は私、関係無いんだ、自由に生きているだけです」と言いたいのかも知れません。
悩み？
自由に自立して生きていこうと”思えない””考えても実感が無い”そんな世界から抜け出す方法を知りたいです。

=================================================

となります、上記文面の内容そのものが返信に代わるものとなります。
繰り返し読んで一日二日考えてみてください。
（通常第一印象は感情的反射等によって正確性を欠きますから、一度読んで又日にちを置いてもう一度読むぐらいのペースで適切です）


※又、継続性のあるレスはレスは新規にあげると繋がりが読みにくくなります（この掲示板の相談が無料で運営されている理由のひとつは、読むだけでも自分の悩みの解決になると閲覧している人がいるという公共性からです）、当該返信のレスとして投稿してくれる方が早恵さんにも後で読むときに見やすいと思いますよ。
同時に他の質問者の方の（対人恐怖関係のスレッドは多数あります）やりとりも参考になりますから、是非過去ログも含めて読んでみてください。
778 返信 情緒が不安定です naru 2007/08/09 00:46
kagewariさん、こんにちは。
以前、無気力について相談した者です。

前回の相談で、私は働かないことを選びました。
しかし、今は働ける状態ではないとわかっていながら、
また働いています。

情緒が不安定なのか、すぐ涙が出てきます。
仕事中にも泣きそうになってしまいます。

この職場が適当でないなら、私が働ける場所は他にないのだ、と思います。
絶望的です。

私の今の精神状態では薬というのは有効なのでしょうか？
784 返信 微妙ですね〜 kagewari 2007/08/09 04:48
一般に精神科の処方する薬は、そのまま仕事が継続可能であったりのニーズに答える効能が期待されているのが事実ですが、同時に精神科は「ストレスを緩和するためにその仕事もやめて休養をとって」と合わせて処方される事が多いのも事実です。

何故なら社会保障の適応等優遇措置は、最も精神科で薬の処方を受けているケースが適応事例となりますから、医院からもそれを勧められる事が多いです（薬代を無料にする根拠として「働けない」等の症状がセットにもなりますから）、

話を大元に戻して
そもそも問題の中心は何か考えてみましょう。

>絶望的です。

その理由は？

>私が働ける場所は他にないのだ、と思います。

その根拠は？
「私がそう思うから」

その根拠は事実？
「私がそう思っているだけで、他にも職場は山ほどある」

となるんです。
つまり、「私の今の精神状態では薬というのは有効なのでしょうか？」という悩みは上記の無理のある連想の結論で、
意図されている背理は「投薬等で解決する筈が無い（絶対では無いですがそれを無意識に予定していると見るべきでしょう）」＝「絶望的に悩める」となるんです。

わかりやすく言えば
「無理をして働き、そこでしか働けないと定義する事によって、絶望するほどの落ち込み（感情的興奮）を獲得し、落ち込んだ」
そこで
「これ（無意識の連想が）はいけないと自意識が（意識の端で）感（勘）づいて、相談してみた」となります。

ですから、流れ的にこの答えは
「無理して仕事をするべきではない」となるんです。
構造的に見るなら「その働く動機は？⇒無意識に落ち込みたかったから」となるからです。
779 返信 内向性 早恵 2007/08/09 01:19
皿にすり替えて、そのことで言い争うとはどういうことなのでしょうか？

内向性や外交性になる原因って何なのでしょうか？

※メールアドレスつきのレスを削除していただけませんか。
783 返信 Re:内向性 kagewari 2007/08/09 04:36
>皿にすり替えて、そのことで言い争う
（『食欲のが結果的に皿にケチをつける言い争いに移転する事例』が元すスレ、やりとりの経緯は777番スレッドにコピー）

これは一時的に
「食べなくっていんだ」とか「いつも嫌なものばかり食べさせられる」等、内面的な”感情の興奮”で欲求そのものの大半を代謝（部分的満足）等によって食欲の欲求の一部が代謝され満足される結果、余計に最初の欲求「食欲」が一体何であったのかが不鮮明になるため、最初の欲求から外れた（不安感の少ない）ところで残りの欲求を満足させようと自我が反応してまう結果です。
簡単に言うと、「一番容易に手に入る興奮を選択する」事になります。
どんな映画を観ても感動するとは限らないように、感情的興奮を快感によって手にするのは難しいものです。ただでさえ比較的容易な食欲が問題になっあのですから自分自身のモチベーションも面倒なぐらいの投資的行動を容易には選択できません＝感情的興奮を予定できる一番確実な「争いや怒り・被害感」に反応してしまう可能性は高くなります。
これは”無意識に”筋の通らない批判や無意識に喧嘩を売るような振る舞いさえすればほぼ確実に手に入る感情的興奮なので一次的な内向を選択する自我（一度不快感を感じて行動の腰が折れている自我）にとって最も優先されやすい行動です。
※行動的には「ついスピードを出しすぎる」「いつも余計な一言が多い」とよく似た、知らない間的（無意識）構造で起きます。

>内向性や外交性になる原因って何なのでしょうか？

これも食欲の事例で説明しますが

「あなたいつになったら食べるの！」や「だらしの無い食べ方をやめなさい」や「どうしてそれを残すの」等の会話のある人物と幼児期や思春期に随分と揉めたりしてトラウマのように”思い出すたびに不快感があある”等の記憶があると、脳内では基本的に物事の判断を連想によって行いますから「食事の度に不安感が再現される」等の心理状態になる場合があるんです。
（”連想の連想”ののように発端が「オモチャを片付けない」場合もあり得ます）
こうなると、自我が不安感を落ち着かせるために一時的に不安感のある行為を一次停止し他の選択肢を探します。
しかし、今自分で実行可能な外交的選択（行動）が同様に不安感等で躊躇される場合、一番確実に興奮が予定される感情的な問題を引き起こす事を期待する場合があるのです。
それが内向といってもいいでしょう。
「期待」＝「自分から行動しない（受ける側になる）」＝「欲求が内向化」

※そもそもの連想の構造は各人の脳内でかなりランダムに出来上がるものなので、必ずしも一目で連想性が想定される関連行動に欲求が移動するのではなく、これを予測する事は難しいと言えます。


そして、同時に何もしなければ争いごとや揉め事は起きませんから、相手を刺激しそうな一言や愚痴を発言します（そもそも内向の原因である”不快感を感じた被害感”が元にあるので不平不満を自我は必ず感じています）。
又脳内の連想では、「権威的な人物」であったり「本当は親しい関係の人物」との間での不快な記憶が不安感のベースですから、上記の不平不満はその連想対象者（恋愛対象者や会社の同僚や友人）等に向けられる場合が多く、不平不満が社会全体になったとしてもこの争いや問題の投げかけは行われません。
何故なら社会全体にひとこと投げかける事は不可能だからです。
結果として、これが社会全般に及ぶ時「ひたすら落ち込む」等のように外から見ても内にこもる（内向）している状況に悩む事になります。

話を戻して、『原因となる近親者等との間の不快な記憶』ですが、これは幼児期（誇大に両親等を美化しがち）や思春期（本人の情緒も不安定）等の理由で、実際に起きた不快な記憶が誇大に記憶されてしまい、本人の現在の意識では一見整理のついている昔話であっても、「あまり思い出したくない」とか「思い出しただけで非常に不快」等無意識では到底納得のいかない名残を残している事が多く、
あまりに不快で、記憶が無いぐらい深い深層心理に隠されているほど深刻なケースは「その一番最初の不快感が言語機能を会得する前の幼児期である場合」や「あまりに不快すぎて、反射的に深い深層心理に仕舞いこんでしまった」等の事例となります。

補足すると「一時期近親者の個人的事情（寂しいや不安）により、溺愛されたり過保護にされたり」等の経験があると元の幼児特有の両親の誇大な潜在的美化が大幅に過大視されてしまい（子供を無償の愛で抱きしめるマリアのような母等）、両親が常識的対応をしただけでも本人の自我は「溺愛や過保護の時との比較落差を前提に」これを特別に不快な記憶として、その後の内向化に至る原因になってしまうケースもあります。

一番最初の「食欲に始まる内向化」の例に戻りますが、
これは些細な不快感でも、内向化になるケースも多いです。
※フラッシュバックほどでは無いですが再現される不快感や不安感をそもそも感じやすい神経質な自我である場合が大半なので。
ですから、「どうしてこれぐらいのことがこんなに不快なのか」という感覚を同時に感じる場合が大半となります。
777 返信 はじめまして 早恵 2007/08/08 23:41
レス削除お願いします。お手数かけます。
780 返信 削除しました kagewari 2007/08/09 03:58
わかりにくくなるといけないので775番の質問文面のみコピーしておきますね

＜文面＞
>偶然ここをみかけました。
>内向性と外交性というのはどういう場合を言うんでしょうか？
782 返信 775番への返信776番 kagewari 2007/08/09 04:01
「構造自体はとても簡単なことです」

ここに『食欲』があるとします（これもストレス信号のひとつです）

外交性とは「食い物を探して外側へ行動する」事

内向性とは「食べなくっていんだ」とか「いつも嫌なものばかり食べさせられる」等、内面的な”感情の興奮”で欲求そのものの大半を代謝（部分的満足）してしまい（自発的なモチベーションの喪失）、空腹そのものは改善されていなくても当事者意識をもった自主的決定プロセス自体が極端に淡白になったり、そのストレスを「このお皿は何だ」のようなすり替えによって移動してしまう現象で（既にこの時本質的欲求：食欲からテーマは外れているので当事者も関係者も「お皿」について考える事そのものが実はナンセンスなのに、通常”お皿論争”で大喧嘩になったりする事例）、
動機形成のプロセスが”自分を行動主体とする外向きの行動”に向かない状態の事です、
「退行」と呼ばれる状況も大きな枠では内向と呼べるでしょう。
773 返信 悩み けんぼう 2007/07/08 11:24
Kagewariさんはじめまして。相談という事で初投稿させて貰っています。
３４歳男性、ＨＮはけんぼうです。宜しくお願いいたします。

４年前にストレスで倒れたことがあります。診断はＰＤという事でした。自分が考えられる原因は友人関係と仕事のストレスです。
今もその職場で働いており仕事の悩みが一番大きいのです。職場の人間関係に馴染めずにここまで来ています。情けないですが悪口を言われたりするとすぐに不眠になります。コソコソ話をしてるのを聞いただけでも気になります。

自分は昔から人と接するのが極度に苦手でした。コンビニに行くのすら汗がでるほどです。駅に一人で立つなんて考えられません。それほど酷い対人恐怖症です。性格も見た目も暗くやつれた感じですれちがう人が笑うほど。それもまたストレスになるという最悪の気持ちです。ほんとに常に人を避けます。

それでも寂しいという気持ちもあるし友達も多い方が良いとも思います。でも人と話すと笑えないし面白くないというのがあります。
職場で敵も多くなり複雑になりまた鬱になります。

この職場の仕事は非常に体に悪くやりたくないというのもあります。しかし経済的にも年齢的にもやめられないという思いで続けていますが、限界が近い気がします。

話が支離滅裂でスミマセン。つまり対人恐怖症をなんとかしたいのです。人と接する楽しさを思い出したいです。人目を気にせず堂々と町を歩きたいです。

解決の糸口になる方法があればと心から思います。では失礼しました。
774 返信 漠とした外界への不安を考える事からだと思います。 kagewari 2007/07/09 02:47
状況うかがいまして、実際不安症的傾向出たのが交友関係と仕事上のストレスという事もあって、深層心理の話に及ぶにはまだ自分自身の内面について具体的にポイントを絞る事も難しいと思います。
確かに原因は何かといわれれば、その発作が起きる前から構造的にあった不安要因であって（発作が起きたもろもろはトリガーに過ぎません）、そこまで踏み込むべきでしょうが、事を急いでも今の環境だとかえって思考が散漫になるのじゃないかと思います。

そこでざっくりと、知識としての「対人恐怖」について話を進めてみます。

ここに関しては
>自分は昔から人と接するのが極度に苦手でした
と、それが構造的に『以前からある不快要因』として認識もされている事項になるのでとっかかりとしても話が繋がりやすいです。

先ず対人恐怖を現象単体で考えてみましょう。

ペットの犬でも野良のネコでも、外的不安が恒常化していてもとりわけ緊張するのは「同種の動物に対して」です。
これは本能みたいなもので、自分自身のシマや犬の場合には階層といったものが固体にとって優先事項であるからで、極端な話その日の食事とか、もっと優先されてもいい話がっても同種の動物に対しての緊張は上位となります。
これは本能の残滓で、原始的自然環境では同種に対する立ち位置が固体の生存に関わる最優先事項であるからで、
つまり「基本的には全世界の人類が、対人緊張という現象を固有に持っている」のです。
逆説的にいうなら、慣れと常識化によるシステムによってこれは沈静化しているだけであって、対人認知等に緊張しない人類はひとりもいません。

全体の構造から言えば、対人恐怖とは『本来機能するはずの社会性等の緊張緩和の概念が、自我に拒絶されている』と考えてもいいのです。これは客観的に言うなら世間の人を信頼できずに疑念に満ちた視線で関わっているのと同義で（本人は不快に怯えているのですが、怯えている＝相手が自分に被害を及ぼすのではないかと疑念を抱いているのと構造的に同じ事になる）、非常に悪循環しやすいんです。
>職場で敵も多くなり
自意識はそんなつもりをこれっぽっちも思っていないくても、客観的に見れば構造上「最初に敵視したのはけんぼうさん」と考えてもいいのです。
どうにもピンとこない話かと思いますが、これ第三者的に現象を構造的にみるとそうなります。
なのでここで『敵』という言葉がけんぼうさんによって選択されているのだと思います。

本来誰だって職場に敵がいる事は不快なので、「なんとか和やかな人間関係となるように」試行錯誤します。
面白くない冗談を言うのも、彼らなりに必死に努力しているからです。
冗談に笑え無いって事は「おまえらバカじゃネーのか」と言っているに等しいリスクの高いリアクションですから、世間はこれを回避するために「愛想笑い」という言葉すら生み出しています。
確信犯的に笑わない時って、正面から何か批判したい事がある時ですからね。

この無意識な矛盾（自分にとって不利益となる行動を意図していないのに結果としてそれと同義になってしまう）をいかに解決するのかがポイントです。
つまり『漠とした外界への不安（他者から見れば不信感）』が無ければ、不快の大半は解決するのですから。

前述の通り、全ての人が対人緊張の傾向を持っているのですから、不信感を持っている（＝不安感を持っている）人物がいたとすると、その”雰囲気”は、敏感に感じ取られるものです。
これは「けんぼう」さんを彼らが「恐怖の対象として感じる」という意味なんです。
その警戒感が（一般の人からみればけんぼうさんが一般社会に対して不安感を持つ客観的構造が事が、結果的に恐ろしく感じられるので）、その不安を彼らは沈静化させなければなりません。
「きっとけんぼうさんは○○なんだよ」のような風評は彼ら自身の不安を沈静化する機能として合理化された場当たり的結論に過ぎないのです。しかし、その不安感がけんぼうさんから説得力のある説明として語られない限り彼らには憶測等によってしか、彼らの間に起きる不安を彼等自身の手で沈静化するより方法がありません。

わかりやすく言えば
「大丈夫だよ、車に乗っている人もワザと人にぶつけようなんて思わない」「じゃなんで蛇行するのだろう、ちょっと恐ろしいよ」「いやぁきっと仕事で失敗でもして落ち込んでいるのじゃないの？」
この最後の台詞は、直接運転者に投げかけた言葉ではありません。
不安になった彼ら同士が彼らの間の不安感を落ち着かせる”適当な憶測”で、最後の台詞は重要ですがその信憑性はどうでも良く、彼らもその事実関係をほとんど記憶しません。
その時にうまいキャッチコピーを思いつく人物がいれば「うまい言葉で会話当事者の不安感を沈静化させた功労者」として彼らの間でそれが評判となる場合もありますが、これも彼ら同士の内輪の会話であって、既に運転者に対する関心はその時消失しているのです。
「そう（消失）でなければいけないのです」
何故なら彼らが感じる縛とした不安感は「あの蛇行運手は気にしなくてもいいのだ」＝「彼らが感じる不快感とは蛇行する運転者が気になるここと」であり、なんらかの適当な風評は「運転者を意識しなくてもよくなる言葉」でなければならないからです。
「運転者に関心を持たずに、今日もいつもの日常（蛇行する運転者等いなかった）なのだと安心したい」のですからね。

ここまでの話はそもそもの対人恐怖の背景の説明です。
そこから得られる結論は、
どんな形であれ、人は同種の動物である対人認知に普遍的に緊張する事はあっても、その対人緊張を緩和する事で社会の形成に成功している。即ち対人認知に緊張しても、”特定個人を意識する事は無い”し極端に言えば”特定個人を意識したくないのでこれを緩和しようと動機形成をしている”のです。

特定個人を意識していしまう代表例は『一目惚れ』ですが、
恋愛の場合なんかもそれを「辛いのよね〜、緊張しちゃうのよね」とこれ”不快感の言葉”で表現されますね。
つまり、対人恐怖の反対語は”特定個人を意識しなくて済む事”なのです。

だとするとですよ？
極端な対人恐怖が成立するためには「彼らは僕に夢中なぐらい関心度が高い」という前提が無ければなりません。
或いはその逆「けんぼうさんが全員に一目惚れしている」です。
しかし、そんな合理的根拠は存在する筈無いですよね。
以下の例も
>性格も見た目も暗くやつれた感じですれちがう人が笑うほど。
奇異な様子で、結果的に関心を引いているのはけんぼうさんなワケですから。彼等だって好感以外の関心を他人に持つことは避けたいのですしね。

そこで対処法ですが、
一気に全部が全部というのは無理な話なので、今からできる段階的な話に絞ってみましょう。

■「ポントは外界に対する縛とした不安だ」
■「誰しもが対人認知に緊張するのであり、そもそも漠として外界全体に不安感があるのだから、対人恐怖にエスカレートしてもそれは自然現象だ（殊更それを対人恐怖と意識しない）」
■「そもそもそんな縛とした不安が原因で、そもそも自分自身を対人認知されやすくなっている構造が一番やっかいだ」

※現実問題けんぼうさんは「社会全体に不信感等もっていない」のに。

最初に行う事は「自分が社会全体に不信感等もっていない」を、いやってほど確認する事です。
対人恐怖は避け、専ら外界に対する縛とした不安に対処する事で結果として対人恐怖を緩和する方法を考えてみましょう。


「誰も歩いていない早朝に散歩する」
「コンビニで買い物する場合も、深夜等お客さんが一番少ない店舗を数店確認してからお店に入る」
「買い物をする場合には、事前に支払いやすいようにお金を用意して買う品物も予め決めておき、強制的に3分（5分でも構いません適当に決めてください）以内に退店すると決める。この場合希望の品物が買えなくてもよい。」
「職場に行く時には出社時間の１、２時間前に会社近くの駅まで早めに到達（時間つぶしの方法は散歩等）」
「目立たない服装、緊張感から表情が堅いと感じたら頻繁に床屋に行くなど、外観だけでも何らかの策を打つ」
「帰りもラッシュは避ける。可能なら次の駅まで歩いて同僚と駅で鉢合わせしないようにする（理由は健康のため等適当に）」
「散歩の時や帰宅時にどうしても緊張する場合”サングラス”をかける」
「過呼吸になると、余計に緊張するので意識的に口を閉じる（鼻で腹式呼吸するように癖になるまでこれを反復）」
「腕をブラブラさせたり、身体の緊張をスポーツ感覚でほぐす（これも半ば強制的に義務付ける）」
「人がもっとも対人認知に無関心な場所（例えば図書館）等に頻繁に出入りして、誰も自分に関心が無い事を確かめる（読書が趣味になれば一挙両得です）」

上記のいくつかを選んで、ともかく実行してください。
その過程で、問題の根本的な部分や原因（過去の）に「何かひらめく」可能性も高くなります。
深層心理を考えるステップは「その過程を経てから」と考えたほうが流れ的にも楽だと思います。
759 返信 境界例 naka 2007/06/18 12:58
kagewariさん、また投稿してしまいました。
ごめんなさい。

あれからカウンセリングは高額なのであまり行っていませんが、
いろいろな本を読み、自分が「ダメ親父」のもと「不幸な母親」とカプセルになっているということが分かりました。
母親とカプセルになっている状態での憂鬱から抜け出すために、カプセルをパカッと割りたいです。まだ自分の中でのそれに対する恐怖もありますが、なんとか「かわいそうな母を見捨てる」と思わずに割りたいのですね。

その際に現れる、母の拒否反応（たとえば以前あったのが、意識的にか無意識にか更に問題を作るなど）には、子供はどのように対処したらよいのでしょうか？うまくケアしつつ割れるといいのですが。

kagewariさんのご意見をお聞かせいただければうれしいです。
760 返信 Re:境界例 kagewari 2007/06/19 13:58
少し説明しますね

ボーダー等として知られる、社会性に対する不快感もろもろの現象の背景には『前提となる認知が背景となっている』と考える事ができます。
簡単に言うとですね、社会性の不快感は２次災害でありまして、直接の原因は自我の内向性そのものなのです。

つまり、社会性の不快感には直接の原因は存在せず、内向性の人格特有の『認知』を背景に構造的に起きるものなんです。

話を簡単にするために乱暴に話を進めるとするなら、
自立的な自我（外交性）を持つ人物が延々と続く道路の脇にある電柱を眺める時「随分と遠くまで続いているものだ」と、むしろ「ずーっと先の電柱も同じかな？」と好奇心すら覚えます。
しかし、内向性人格の場合「家の電柱はどれなんだ」以外の興味から逸脱する事は無いため延々と続く道路の脇にある電柱を眺めても「これはいったい何なんだ」と、むしろ「気味が悪くて恐ろしい」とすら感じ「家の電柱と比べどうなんだ」と意味不明の関心に繋がることすらあります。

群隊を切り分けるので、そうなるのです。
自分には正規に所属する群隊があるという定義というか枠に内向すると、原理主義的反体制派と形同じなので、存在そのものが社会から浮いている新興宗教の団体のそれと非常に似た形になるんです（内向性の家族間の争いは「過激派の内ゲバ」と構造的に近い）。
個人の内面の深さと、心理的内向性は明らかに違うものですからね。

つまり、いかに家族に対する脅迫的関心を解決するのかがテーマになります。

話を戻しますが、以下の文面を精神分析的に読解すると意味は随分と違ってきます。
>自分が「ダメ親父」のもと「不幸な母親」とカプセルになっているということが分かりました。母親とカプセルになっている状態での憂鬱から抜け出すために、カプセルをパカッと割りたいです。まだ自分の中でのそれに対する恐怖もありますが、なんとか「かわいそうな母を見捨てる」と思わずに割りたいのですね。

こういうケースだと、父親と母親は共依存関係にある場合が多く、むしろ母親が自分自身の内向性（被害者意識の正当化を目的とする無意識により）を現実化するために「父親をスカウトしている」可能性も高いんです。これは脅迫的な無意識によってですよ、
当然母親が自覚的にそうしているのではない、
つまり、この場合母親にとって「かわいそう」である事こそ２次的利得であって、ここに代償満足があり、
この人物（母親）を、「かわいそうな人物」や「不幸な人物」と規定する事はこの母親の無意識を肯定するのと同義なんです。
「家族全体の葛藤構造を応援しているようなものだ」って事です。

ここにカウンターを当てるとするなら、
母親の認証は「自分の人生に責任を取れない迷惑な人物」であり。
父親の認証は「そんな母親の不幸物語的自己陶酔にとって都合のいいキャストであり、不幸を演出してくれるその人格の問題を解決どころか問題がより深刻化することを期待されている」となるのです、
■間違っちゃいけませんよ、これは全て母親の無意識の話で彼女にはそんな自覚は全くありません。
※そしてこれは、ここまでのやりとりから得られた情報を元にした推定ですから鉄板の分析でもありません。その辺割り引いて読んで下さい。

これを前提に考えるとより話は鮮明になります。
内向性の問題を抱えて、母親を「かわいそうだとか不幸（これは差別用語ですよ）」と認定している子供は、母親の無意識にとって輝かしい成果とも言えるじゃないですか。
狙いどおりなんだと、
同時に内向性の自己愛をそこ（あなた）に投影すれば不幸感も倍増し、言う事無しです。

>母の拒否反応

この理由がわかりますよね。
依存関係とは、つまり相互補完関係であり、内向的な発想下にある人物には”他人の存在を認知する力がありません”。
ここも話を乱暴にするなら、他人という定義を認定する部分が認知障害並に（学習障害に匹敵するレベルで）これを理解する力を持っていないのです。
理由は簡単です、内向によって「外界が視界に入らない特殊なメガネをかけているのと同じ」だからです。
疑心暗鬼と仮想敵（内向性被害認知）とも言えるような立場から”想像”する外界の認知がどれほど激しいバイアスがかかって偏向するのかこれ誰にだって想像つきますよね。

nakaさんが自立的思考に踏み出し、ここで問題のありかを直視する事は同時にそこにあった相互依存関係の夢の終わりを意味します。
所属するタレントである彼らにとってもそれは驚異であり、それは同時に彼らにとっても自分自身を省みなければ先に進めない事を指し示すメッセージにもなるのです。
そのメッセージをどう解釈するのかは、個々人のプライヴァシーなのでここに干渉する事はとても難しいですが、今の状態を保守し維持する事に比べればそれが大きな一歩である事は間違い無いのです。

重要なのは「現実認知の前提となる認識を変える」事です。
その認識に必ず偏向がある筈です、
761 返信 Re:境界例 naka 2007/06/19 22:54
お返事ありがとうございました。

> 内向性の問題を抱えて、母親を「かわいそうだとか不幸（これは差別用語ですよ）」と認定している子供は、母親の無意識にとって輝かしい成果とも言えるじゃないですか。
> 狙いどおりなんだと、
> 同時に内向性の自己愛をそこ（あなた）に投影すれば不幸感も倍増し、言う事無しです。
そうですね、やはりそういう長年染み付いた母に対する認識は変えないとカプセルも割れませんね。

> そのメッセージをどう解釈するのかは、個々人のプライヴァシーなのでここに干渉する事はとても難しいですが、今の状態を保守し維持する事に比べればそれが大きな一歩である事は間違い無いのです。
母が解釈する局面に来たとき、私が訳分からなくなって感情丸出しで対処したくないので、「あ、母はこれこれこういうことでこんな反応をしてるんだな」みたいに、冷静に理解したいので、そのためにも母の偏向した認識を、もっと理解しておきたいです。自分の偏向パターンではないのでいまひとつぼんやりです・・・

> こういうケースだと、父親と母親は共依存関係にある場合が多く、むしろ母親が自分自身の内向性（被害者意識の正当化を目的とする無意識により）を現実化するために「父親をスカウトしている」可能性も高いんです。
お察しの通り、確かにそうかもしれません。怒鳴りあい、離婚騒ぎ、家出騒ぎ、延々と何十年も続けていますが、母は「子供がかわいそう」「経済的に無理」など何かと理由をつけて離婚してませんし、父に献身して、「こんなに献身してるのに認めてくれない」の繰り返しです。
母は「（母の）母から認められていない」という不満があるようなので、「認めてほしい欲」があるのは分かるのですが、なぜわざわざ認めてくれなさそうな人を夫に選ぶのか、私から見たら意味不明なんです。

私は「父を拒否（母とカプセルなので父だけが完全に悪者でした）」の感覚から、わざわざ父親そっくりの人ばかり選んでいた時期があるので、その気持ちは分かるのですが、私は男親への不満、母は女親への不満、という性別の違いがあるので、いまひとつ曖昧にしか把握できません。
認められていないという被害者意識をとことん強くした状態から認めてもらったほうがより意味がある（？）みたいな感覚なのでしょうか？

母から認めらなかった（と本人は思っている）娘が、妻を母のように扱う、手がかかる上にそれに対する妻への「認める」見返りも与えない男とわざわざ共依存になり、「認めてくれないの〜」とやり続けるのはどういう仕組みでそうなってしまうのでしょうか？掲示板なので情報が少ないかもしれませんが、教えていただけたらありがたいです・・・
762 返信 Re:境界例 kagewari 2007/06/20 16:46
先ず快不快原則ってものを少し説明する必要ありますね。
nakaさんは心理学的な知識もあるようなので、ちょっと今回は分析的な回答では無く角度を変えた返信にします。

快と不快が予定されている場合、常に選択肢は快です。
これは生物の原則で、反射的な決定（脳の深い部分）に関わる本能に近いデジタル的な決定項のようなもので、生命の起源に関わる原則です。
ほとんど物理の法則と考えてもいいです。
単細胞生物が、動きやすい方向に動いたみたいな、
痛いと感じたのてそこから手を引いたとか
熱かったのでコーヒーカップを口から離したとか
ここまではミクロなレベルの現象ですが、これが高度なロジカルな行為であったら？「快」としか表現する言葉が無いみたいな。。
「なんとなくわかってください」、むしろその方が正確性高いです。

話を元に戻しますね

「常に快が選択されている」と考えるのがベースになるわけです。
それが外から見て「不快なのじゃないか？」と思えるときには、その行為が表面上の快に比べて何らかの上位のロジック（信念や哲学あるいは”道徳”）で断念せざるを得ず（この時点でその快を上回る不快要因が存在する証明になり）、この断念した快の代償性のある二次的選択が行われている事になります。
又、同時に外からみて不快に思えても、本人の認知が「すこぶる満足」である場合には、それこそ信念や哲学上の選択でその行為は本人にとって明快に”快（自意識も認める確信犯的上位）”である証明になります。

さて、一番わかりにくいのは「どうでんぐり返しても不快な選択（鬱等の場合もそうですが）」をしているケースです。
これに例外するのは、刑務所であったり誘拐や暴力団等に脅されて強制的に不快な行為を強制されている場合になります。
（苦しい仕事は金銭目的の取引であって長い目で見れば快のための投資ですしね）
私が「強迫神経症」とやらの強迫って言葉を時々「脅迫」という字で書くのはこれが理由です。

つまり自意識と無意識で利益（快）の認定が矛盾する場合、「抑圧がらみで無意識に追いやられた事実認定は、常に自意識にとって超越的な権限を持つ”上位”概念である」という矛盾の原形を成すんです。

かなり難解な話をしているのでわかりにくいと思いますが、何度か反復して読んでみてください。
もう一度噛み砕いて説明しますとですね、
「そんなの嘘だ、あっていい筈無い」という認知を無意識に抑圧するってどう言う心理的現象なのかって始まりに起因します。
自意識で考える上で「○○に違いない」と言う事を無意識化（無い事同様の捏造）或いは、感じる前に思念から消去するためにはこれ慌ててですね（或いは付け焼刃に）「○○なんか知らない」「そもそも○○なんて嘘だ」と認知そのものから逃れればいい事になりますね？
しかし満足すべき欲求はストレスとして残ります、
このストレスを何らかの興奮によって代謝しない事には恒常的なストレスが継続します。
「○○なんて知らない。そんな事をなげかけるお前は嫌な奴だ（ここで興奮）」これが反動形成であり、抑圧構造の完結（興奮によりストレスも代謝）という意味ではシンプルなモデルです。

とてもやっかいなもので、
つまり「○○に違いない」と思った”筈”なのは、自分自身の”筈”なのに同じ人物が「○○なんて知らない。そんな事をなげかけるお前は嫌な奴だ（この人物も場当たり的に選ばれます）」なんて感情を吐露する訳ですから。

よく「無意識ではこう考えている事になります」と私は言葉にしますが、その実その現象はどういうことかと言うと、
「考えている筈の事象が無い事のように意識されない状態に変化（反動形成つきの別ジャンルの感情に代替）している時、そのためには”○○は悪い”等の認定を前提にしなければ論理的な説明がつかないにも関わらず、これ（○○は悪い）が言語化されておらず意識される事が無い＝無意識」とでも言えばいいでしょうか。
一見あり得ない発想のようですが、「△△は偉い」「△△は□□が嫌い」「□□は○○の仲間（連想）」のような複合化的集合のロジックを使う事で暗韻として「○○は悪い」が直接言語として認知されなくても結果的に成立しまっているような仕掛けの事です。
このロジックを俯瞰で見たときに『コンプレックス』となるのです。
「素直な順列ではない」のように理解してもらっても構いません。

「火を消せば」が正しい認定だとしましょう
（本来葛藤構造が消失した未来は予測できないので、正しい認定と言う言葉は仮説上のものです）
ここに”加熱は善だ”という絶対的条件がついていて、火を消すって言葉を思いつく事すら嫌悪されているとしたら？
「なんかこの目玉焼き硬すぎるじゃないか」な他者の反応にこの人物は100％の確立で激怒する。
こんな感じです、
そして皮肉な事に、火を消すの目的が「おいしい目玉焼きを焼きたい」という欲求だとします。
そんな欲求がが最後の『激怒』によって代替されこの興奮により代謝される事になります。
この人物が「おいしい目玉焼きを焼きたい」という感情を欲求を感じる度に一度もこの言葉は脳内に出現せずに、ダイレクトに「激怒」を要求し（快不快原則）、経験的に激怒を繰返す事に依存してしまう（アル中のように）。
しかも「おいしい目玉焼きを焼きたい」が熟練する可能性が存在しないので、偶然できていしまうおいいい目玉焼きの可能性も非常に小さい確率です。
これでもわかりにくいでしょうが、今私が使いこなせる言葉的には限界近いところで（分析とは違い心理学テキストに関してはなんとかもう少しわかりやすくと努力中です）、

ともかく説明はここまでにしますが、詳細な情報に寄らずにこの推定の意味を理解してもらうために心理学的解釈を説明したほうが認識を進める確立が高いので（nakaさんは心理学的な知識もあるとの事なので）、難解承知で書きました。

で、ですね。
ここから質問の回答ですが
「母親に認められない（＝これが不快であるなら本来認められたいとなるのでこの人物は母親を母親として認めている）」→「そんな母親を母親として認定」→「自分が立派な母親であれば自分を認めてなかった母親の資質を疑う事になる」→「自分は母親に認められない自分である事が母親の権威を守る」→「母親に認められたいという欲求は母親との感情的な確執によって代謝」→「良好な人間関係上では人が快を感じるという事は想定上になり難い、不公平な扱いに激怒し興奮する事が容易な快となりこれが反復により固定」→「母親になりたい（権威を守っている母親との同一化欲求）」→「自分も母親なので娘を認めない（母親と同一化した興奮）」＝「同時に母親との確執でお互い興奮した事へのノスタルジー（その時に最も母親を独り占めした快感）」→「自分を投影した娘を認めない事に自慰行為に近い内向性の自己愛的興奮」→「全ての始まりは被害認知による興奮」→「被害認知を予定させる男に強い関心（或いはあっさりと縁談に同意、又或いはグダグダ文句を言う割には縁談を断らない）」→「この興奮と性的興奮とを区別できない（精神年齢の低さ＝幼児の性）」

これらの連想が循環して環ののようになっているんです。
（彼女の父親もキーパーソンには違いありませんから、こういう単純なモデルではない筈ですからこれは大枠の構成です）

母親はnakaさんのように、父親に恋愛感情を持っているのではありません。ですから現象は全く違のです。
事実母親は同様タイプの男性を遍歴していません

「父親を認定」→「同一化し同情すらしている母親を肯定（背理で父親は男性のシンボルである）」→「父親と感情的に興奮関係にある母親に大人の性的関係を連想」→「実際の父親を悪者と否定＝幻想の父親がデフォルメ（この美化された人物は”実存”しません）」→「幻想の父親モデルは幼児期に見た父親なので同一人物」→「父親的人物に幻想の父親モデルが投影」＝「自立し大人になっていないので他者への性的関心が無い（近親相姦的嫌悪）」→「家族的連想性の中に恋愛感情が内向」→「実際の父親を連想させる人物に恋愛的関心（幼児なので大人の性的関心ではない）」→「男性を非難したり激怒したりの興奮が大人の性愛モデル」→「・・・」

のようなものです。
あえて解説をつけずに、脳内のロジックを書き出すようにしてみました。（正式な分析では無いので、違和感のある個所はご自身で事実と違う部分を書き換えてみてもいいと思います）
これらが、関連（環のように循環）すると本人にも不可解な言動に自意識は拘束されます。

もう一点大事な事ですが、
簡単に言えば「興奮そのものが快である」と考えた方が早いんです。
それが自意識にとって快感だろうが不快感だろうが関係無いのです。
「その興奮が強制的な罰や、偶然巻き込まれた現象ではなくそこに何らかの自意識の関与があるとき、それは快として認定され同時に選択されている興奮である」と考えるべきなのです。

ちょっと難解が過ぎましたね、、
しかし理解が具体的に過ぎるのも危険（誤解の確立が上がる）なので、「なんとなくわかる」方が重要だと思ってもらって構いません。
ともかく一度に書くのは難しい部分もあるので、わからない点はもう一度返信して質問してください。
763 返信 Re:境界例 naka 2007/06/20 22:48
ご丁寧なお返事ありがとうございました。最初難しかったのですが、繰り返し読んでいてなんとなく見えてきました。

お返事いただいた後半部分からなのですが、あ、３世代の話が多いので全部私から見た続柄で書きますね、

> 母親はnakaさんのように、父親に恋愛感情を持っているのではありません。ですから現象は全く違のです。
は、私は父を拒否してたので無意識でこうなってしまい、母は祖父とかなり仲がよかったのですが、だから単純に私みたいに父親と同じような人に行かないのでしょうか？
祖父はいつも穏やかで思いやりのある人でした。ただやはり仕事が忙しく、祖母が母の姉に比べて母を下に位置づける状況には、あまり干渉していなかったかもしれません。
母は、「祖母との感情的確執での興奮による快」が染み付いてるので、夫ともそのパターンを繰り返している、という感じで捉えてよいのでしょうか。大まかですが、認められたいと思っている親との関係をパートナーとの関係で再現しているってことでしょうか？
結婚した理由は｢かなり厳しく育ったので、自由な感じに惹かれた（逆にアウトローな人に惹かれる感じです）｣って聞いたこともあるのですが・・・


それでですね、お返事の前半部分ですが、この「どうみても不快状況なのにハマってる」強迫構造はなんとなく分かるのですね、
周りからはどう見ても不快な興奮を快と選択することが、
> それが外から見て「不快なのじゃないか？」と思えるときには、その行為が表面上の快に比べて何らかの上位のロジック（信念や哲学あるいは”道徳”）で断念せざるを得ず（この時点でその快を上回る不快要因が存在する証明になり）、この断念した快の代償性のある二次的選択が行われている事になります。
ということは、断念した原因の上位のロジックが覆れば、おかしな二次的選択をしなくて済むってことですよね。
> つまり自意識と無意識で利益（快）の認定が矛盾する場合、「抑圧がらみで無意識に追いやられた事実認定は、常に自意識にとって超越的な権限を持つ”上位”概念である」という矛盾の原形を成すんです。
なんですもんね。ということは、母にとっての断念した原因の上位ロジックは、例えば基本的な「（時代もありますので）離婚は世間体的にいけない」とか「どうせ私は母から認められていない」とかで、「そんな私は（わざわざ変な夫とくっついて必要以上に献身しなくてもそのままで）パートナーから認められる」ことを断念している(お返事の中にあったコンプレックスのような)から、二次的選択で、夫との確執による興奮で快を得ているってことでしょうか？

私のことに置き換えると、コンプレックスで自己愛がなさ過ぎて、｢恋愛や夫婦で快の状態なんてのは所詮絵空事で、まして私みたいなモンにはあり得ない｣という断念があったように思うのですが、昔の自分を棚に上げるわけではありませんが（苦笑）自分でも何であんな行動ばかりしていたのかということについては、構造の理解という点では分かるのですが、実感として分からないんですよね、無意識にしていたのだから当然かもしれませんが。感覚としては｢あれ？？今まで一体何やってたんだろう、あんまり覚えてないけど、やっちゃったな・・・｣というような。
なので私も母から見たら意味不明なんでしょうが、自分を棚に上げて母親のそんな二次的選択はやはり意味不明なんですよ、、、

でも、我が家は結局のところみんな似た者同士でコンプレックスがあって、一つ前のお返事でおっしゃっていた、「家族全体の葛藤構造を応援しているようなものだ」のように応援しあうにぴったりの関係のようです。ガッチリな感じで手ごわいです、、、
764 返信 Re:境界例 kagewari 2007/06/21 22:26
>私は父を拒否してたので無意識でこうなってしまい、、　
母は祖父とかなり仲がよかったので父親と同じような人にいかないのでしょうか？

構造そのものが違っているんです。
nakaさんは、父親との人間関係に挫折している（「原因は誰？」には特段意味はありません）結果、幼児期の父親への固着が無意識で肥大し「現実の父親を拒否する事によって、イメージの父親に対する美化が相関関係にある」と言えるのです。
彼をひとりの男性（赤の他人同様）として拒否しているのではなく、”父親”が連想キーワードになっていますから、ここの構造は簡単なのです。現実の”父親”に拒絶があると言う根拠が「幻想の父親（元は同一人物）」との対比の中で現実の彼を非難する結果だからです。
（現実の父親への嫌悪と”本当”の父親の美化は同意）

母親の場合、もっぱら葛藤の対象者は母親（祖母）であり、この競争意識は「父親（祖父）とかなり仲が良かった」という事であれば、彼女は父親とのエディプス的な関係の構造の仲で「母親と争っていた」可能性があります。
母親に対する強い葛藤は、母親のできなかった夫との深い関係を獲得したいと思う気持ちと同時に、自分が母親として成功してはいけない（コンプレックスである母親を超える事は心理的にできません）というアンビバレントな欲求を満足させるため、「正常に結婚しているとは言えないほどのロクデナシ（現夫）を必要とした」とも言えるでしょう。ここにはもう一点背理があります、彼女はエディプス対象である父親（祖父）と”良好な関係”にあったのですから、同時に父（祖父）を超える男と性的関係になる事に抵抗があってもおかしくないのですから。

>母は、「祖母との感情的確執での興奮による快」が染み付いてるので、夫ともそのパターンを繰り返している、という感じで捉えてよいのでしょうか。

これは違います、
上記の説明でなんとなくわかっていただけると思いますが、彼女は構造的に大好きな父親を投影したエディプス的な男性との関係に抵抗がある（この時制を止めているのは母親との確執）のですから、「そんな男（現夫）と関係しなくちゃいけない事自体不快である」と定義してもいいでしょう。つまりそういう意味でも彼女の心理には、ロクデナシの男に文句をいい続けることに二次的利得があるワケです。
彼女の暴言の裏には「いつになったらお父さんのような男になるのよ」と同時に「お前がお父さんのような男である筈がない」という二面性がある”可能性”がありますし、もし「彼はお父さんと同じ男」だとしたら、その時彼女は「母親に認められる女」じゃなくてはいけませんよね？
しかし彼女は今もって「母親に認められていない」のです＝「構造的に目の前の男が父親並みの男である筈がない」。

>ということは、断念した原因の上位のロジックが覆れば、おかしな二次的選択をしなくて済むってことですよね。

その通りです。
ただここが一番難しいのは、暗韻（言葉にもなっていない）として無意識化している概念を一度言語化（葛藤構造を理解し）、極端に言えば現在の自意識では思ってもいないような事を、「自分は結果として願っていたのだろうか」のように気がつかなければなりません。
その上で「何故そんな事になったのだろうか」という内省的思考の過程が必要になるからです。

>母にとっての断念した原因の上位ロジックは、

典型的な「母に自分を認めさせる→母より上位に立ち（この隠れ投影は姉）→父親（祖父）を自分のもの（妻になる）にする」事でしょう、
ここからは推測になりますが、彼女の母親（祖母）は、心理的に男性と深い関係を保てない強迫性があったのかもしれません（父親が仕事で忙しく家族に干渉しない）、可能性ですがその結果父親（祖父）が、子供である彼女を幼児期に溺愛した可能性もあります。

>私のことに置き換えると、コンプレックスで自己愛がなさ過ぎて、
>恋愛や夫婦で快の状態なんてのは所詮絵空事で、

これは逆です、
内向性はイコール自己愛であり、内向的空間（過去の家族の肖像）にばかり情動が志向し、現実世界（家族以外）の人間の存在が希薄だから「所詮絵空事」に感じるのです。
極端に言えば、現実的なのは「内向的空間（過去の家族の肖像）」であり、現在の現実目の前の男の実存感が（内向性自己愛が原因で）幻想のように感じるほど現実感が後退しているのだと考えていいでしょう。

>感覚としては あれ？？今まで一体何やってたんだろう、あんまり覚えてないけど、やっちゃったな・・・ というような。

これを覆すには『自己責任』『結果責任』『当事者意識』というようなカテゴリーで考えればいいのです。
社会現象で言うなら「部下の責任は私の責任です」のような言葉に代表される感覚で、「なんだかんだいって、私の責任は”私（自意識）”の責任です」と、自らそれを望んでやったのだという結果責任（実はこれ『実績』と同じ意味ですから発想的にはネガティブじゃありません）を『肯定』すると、言えばいいでしょうか。
自己を肯定するとは、上記のような思考の結果です。
765 返信 Re:境界例 naka 2007/06/22 14:39
お忙しい中早々にお返事いただきありがとうございました。

ずいぶんと大まかに捉えすぎていました。
今回いただいたお返事で、理解が進みました。
後で「あれ、やっぱり分からないかも」となるかもしれませんが
いまのところ大丈夫です。難しいですね。

> ただここが一番難しいのは、暗韻（言葉にもなっていない）として無意識化している概念を一度言語化（葛藤構造を理解し）、極端に言えば現在の自意識では思ってもいないような事を、「自分は結果として願っていたのだろうか」のように気がつかなければなりません。
> その上で「何故そんな事になったのだろうか」という内省的思考の過程が必要になるからです。

> これを覆すには『自己責任』『結果責任』『当事者意識』というようなカテゴリーで考えればいいのです。
> 社会現象で言うなら「部下の責任は私の責任です」のような言葉に代表される感覚で、「なんだかんだいって、私の責任は”私（自意識）”の責任です」と、自らそれを望んでやったのだという結果責任（実はこれ『実績』と同じ意味ですから発想的にはネガティブじゃありません）を『肯定』すると、言えばいいでしょうか。
カウンセリングでもこのようなことをやりましたが、一進一退というか、すぐ疲れてきちゃうんですよね。神経症のことも含め、私はああいうふうになるべくしてなったんだ、と静かに思えるときもあれば、たまに「わかったよもう、どうせ全部私が悪いんだよ」という気持ちがむくむく出てきて、無気力になっちゃうんです。
でも、わけが分からないまま以前のような生き方をするよりはマシだと思って、がんばります。
いつもご丁寧にありがとうございます。
766 返信 注意点としては kagewari 2007/06/22 20:24
>たまに「わかったよもう、どうせ全部私が悪いんだよ」という気持ちがむくむく出てきて

やはりここになりますね。
責任意識とは→責任者→管理職
当事者責任とは→主要人物→物語りの話を左右する
となるので、自分を「それだけの可能性を信頼し得る人物である」と肯定しない事には始まりません。
前回のレスに「責任と実績は同じ意味」的な話をしましたが、
もうちょっと詳しく説明すると
「冗談じゃないこれは俺のモノだ」というのと
「いや、これは俺の責任なんだ」は同じ意味です。
なものですからお門違いの時に「俺の責任だ」なーんて言うと、何を調子に乗っているの？のように、逆に冷笑されますからね。
責任意識とその当事者所有権は同意なワケです。

自己嫌悪（どうせ全部私が悪い）は、肯定からの内向的な逃避→「落ち込む興奮により自己愛的な快感を得てしまう」ことになり、これを繰返すと容易に手に入る興奮なので（自分ひとりでできますから）、これは脳内で快感と認定され中毒のように繰返してしまいます。落ち込む事に対する依存症こそ鬱構造だとも言えますから。
ある意味、自己を肯定的に認定する立場は自意識の在り方で担保できます。なので、ここだけは譲らすに踏みとどまる事が重要です。
それこそコツと言えば何ですが「一歩引いて踏みとどまって考えてみる」な、過程を挟む事で落ち込みの暴走にブレーキかけられます。
767 返信 Re:注意点としては naka 2007/06/22 23:05
> なものですからお門違いの時に「俺の責任だ」なーんて言うと、何を調子に乗っているの？のように、逆に冷笑されますからね。
例えば悪い状態のときに、実は自分の無意識で選択していることなのに、「私のせいです」みたいな悲劇の主人公チックになると、「ぜんぜんかわいそうじゃないよ、君が選択してるんだろ」って突っ込まれる状態のことですか？
最近そうやってよく自分で突っ込んでますますへこむんですが。
いい実績なら自分を肯定してあげられるのかもしれないけど、この悪循環ははまるとなかなか難しいです。

> 自己嫌悪（どうせ全部私が悪い）は、肯定からの内向的な逃避→「落ち込む興奮により自己愛的な快感を得てしまう」ことになり、これを繰返すと容易に手に入る興奮なので（自分ひとりでできますから）、これは脳内で快感と認定され中毒のように繰返してしまいます。落ち込む事に対する依存症こそ鬱構造だとも言えますから。
なるほど、よく分かります。ほんとによく分かります。

> ある意味、自己を肯定的に認定する立場は自意識の在り方で担保できます。なので、ここだけは譲らすに踏みとどまる事が重要です。
> それこそコツと言えば何ですが「一歩引いて踏みとどまって考えてみる」な、過程を挟む事で落ち込みの暴走にブレーキかけられます。
酒を飲みすぎると肝臓に悪いぞ、みたいに、自己嫌悪に陥るとまた変な選択をしちゃうぞ、みたいに考えればいいのですかね？
よく自分を褒める心理療法みたいなのがありますが、無理にでもそういう流れをつくるような、ああいうのがいいのでしょうか。
769 返信 微妙な、ニュアンスの違いです kagewari 2007/06/23 14:51
人は神じゃありません。
いいも悪いも善も悪も、知ったような口を聞く割には何もわからないのです。
「そこにある事実を、いかに考えいかに現実に現実で応えるのか」それだけです。
誰が悪いだのって台詞ほど傲慢で世界を見下した言葉はありません。
それは神の台詞ですからね、

孔子だったか忘れましたが、「誇りを守るのは勝ち続ける事ではなく、負けても立ち続ける事にある」な〜んて話がありますが、つまりですね「落ち込む理由をいいとか悪いとかって、そんな判断できるほど僕は何時から賢くなったのか？」と恥ずべきだって事ですよ。
それは、いくつもの現実の彼岸にある最後のアイデアなのかも知れないし、今より一瞬でも長く生きて賢くなる次の瞬間の自分の言葉を穢すだけですから。
次の自分から今の自分へ調子に乗っているんじゃネーと、

自我は時制と言葉の”感覚”によって実存していますから、今に「いい悪いを持ち込んで時制を止める」事は、次の自分への否定です。
次の自分を規定しているのは今の自分かも知れませんが、その時今は次の瞬間を予定した”今”という意味を喪失します。すぐ次に変わってしまうほど刹那だから、今を今と呼ぶんですからね。

>例えば悪い状態のときに、実は自分の無意識で選択していることなのに、「私のせいです」みたいな悲劇の主人公チックになると、「ぜんぜんかわいそうじゃないよ、君が選択してるんだろ」って突っ込まれる状態のことですか？

いえ違います、
「え？何が」と応える事です。

「へー、そんな事したっけ？」
「自覚無いんだよね〜実は、いかんいかん。こりゃいかんな〜」と、
「あれれどうしてこうなっちゃうのかな〜」
微分積分の問題を考えるのと気分的には同じですよ。

>よく自分を褒める心理療法みたいなのがありますが、無理にでもそういう流れをつくるような、ああいうのがいいのでしょうか。

これの反対ですね、
「真剣にバカなんかいな俺？」と、
（二重否定で「賢い筈だ」って肯定ですよ）
「えー、ちくしょうどうしてこの問題が解けないの？」のように。
当事者である事を成立（肯定）させるんですよ。
当事者である自意識の仕事は？根性入れて考える事ですよ（笑
青ガエルは実際緑なのに何故青なのか？みたいな話です。

>酒を飲みすぎると肝臓に悪いぞ、みたいに、

少なくとも飲み過ぎたら「スマン自分」と言えるようにです。
772 返信 Re:微妙な、ニュアンスの違いです naka 2007/06/23 20:46
お返事ありがとうございました。
やはり自分を悪いとか言っちゃって止めてるってことは、まだ親に「あんたらがこうだったら」みたいな善悪の判断をしたがってるのかもしれないです。きっとそうです、まだ家で親とすれ違うとゾッとしますから。油断するとニュースで流れるような事をするんじゃないかと。すぐ疲れたり無気力になったりしないで、もっと現実を受け止めて対処のしかたを考えるようにしたいです。内向的な自己愛とはさよならして、もしまた変な悪循環にはまっても、
> 少なくとも飲み過ぎたら「スマン自分」と言えるようにです。
のようになって、また立ち向かえるようにしたいです。少しずつでも・・・。仕事がコロコロ変わってしまうのですが、また新しい仕事も見つけたので正直怖いですが頑張ります。
> 当事者である自意識の仕事は？根性入れて考える事ですよ（笑
嫌でもやり続けなきゃいけない仕事でしょうから、お金にはなりませんが（笑）頑張ります。もしかしたらこっちの仕事は、なんやかんや言いつつもそんなに嫌いじゃないかもしれません。つい最近まで家族の構造が全く分かっていませんでしたが、その中でもずーーーっとアホみたいに頭抱えて考えてたと思うので、慣れてるといえば慣れてるし、全く新しく商品陳列やら細かい計算やらマニュアルやら覚えるよりマシな気もしてきました。・・・だんだん変な文になってごめんなさい。いろいろありがとうございます。

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